「最近忙しくてAudible(オーディブル)を聴く時間がない」「一度支払いを止めたいけれど、退会するのは不安」と悩んでいませんか。
結論からお伝えすると、Audibleのプレミアムプランを利用している方は、12か月に1度、最大90日間まで月会費の支払いを止められる「休会」を利用できます。休会中は月額料金(1,500円)が請求されないうえ、非会員価格の30%引きでオーディオブックを単品購入できるといった特典も使えます。
ただし、休会の手続きをした瞬間から聴き放題の作品が聴けなくなる点や、スタンダードプラン(月額880円)では休会できない点など、事前に知っておきたい注意点もあります。この記事では、Audibleの休会方法の手順から、休会中に利用できる特典、退会(解約)との違いまで分かりやすく解説します。
Audible(オーディブル)の休会とは?退会・解約との違いを比較
Audibleの休会とは、会員をやめずに、30日・60日・90日のいずれかの期間だけ月会費の支払いをお休みできる仕組みです。仕事や勉強が忙しくて一時的に聴く時間が取れない方に向いています。
一方で、Audibleには会員をやめる「退会(解約)」もあります。どちらを選ぶべきか迷っている方のために、まずは休会と退会の違いを整理していきましょう。
休会と退会(解約)の違いを比較表で確認
休会と退会では、聴き放題が使えなくなるタイミングや、期間中に使える特典に違いがあります。主な違いを以下の表にまとめました。
| 比較項目 | 休会(一時休止) | 退会(解約) |
|---|---|---|
| 対象プラン | プレミアムプランのみ | すべてのプラン |
| 月会費の請求 | 休会期間中は請求なし | 会員資格が終わったあとは請求なし |
| 聴き放題が止まる時期 | 手続きが終わった直後 | 前回の請求日から1か月たった時点 |
| 単品購入の30%割引 | 休会中も使える | 会員資格が終わると使えない |
| 単品購入した作品 | 聴ける | 退会後も聴ける |
| 期間 | 30日・60日・90日から選ぶ | 期限なし(いつでも再入会できる) |
| 利用できる回数 | 12か月に1回まで | 制限なし |
| 期間が終わったあと | 自動で再開し、請求も再開 | 自動で再開しない |
表から分かるとおり、休会は「数か月後にまた使う予定があり、休んでいる間も割引価格で本を買いたい人」に向けた仕組みです。反対に、再開する時期が決まっていない場合や、スタンダードプランを利用している場合は、退会を選ぶことになります。
手続き後に聴き放題が止まるタイミングの違い
休会と退会を比べるうえで最も注意したいのが、聴き放題の作品が聴けなくなるタイミングです。退会の場合は、前回の請求日から1か月たつまで会員資格が残るため、それまでは聴き放題を楽しめます。
一方、休会の場合は、手続きが終わるとすぐに休会期間が始まります。公式ヘルプでも、次回の請求日に休会へ切り替わるのではないと注意書きがあります。たとえば、毎月10日が請求日の方が5日に休会の手続きをすると、5日の時点で聴き放題の作品が聴けなくなります。
すでに支払った月会費が日割りで返ってくるわけではないため、請求日の直後に休会すると、残りの日数の聴き放題がもったいないことになります。聴いている途中の作品がある場合は、手続きの前に聴き終えておきましょう。
休会を選ぶべき人と退会を選ぶべき人
「結局、自分は休会と退会のどちらがいいの?」と迷う方も多いはずです。休会中に30%引きで単品購入する予定がある方や、1〜3か月後に聴き放題へ戻りたい方には「休会」が向いています。
一方で、単品購入をする予定がない方や、3か月以上お休みしたい方には「退会」がおすすめです。退会しても単品購入した作品は聴き続けられますし、いつでも再入会できます。再入会すれば、聴き放題で追加していた作品もまた利用できるようになります。
また、休会は期間が終わると自動で月額1,500円の請求が再開します。再開日を忘れていると、使うつもりがないのに料金がかかってしまうこともあるので、自分の予定に合わせて選びましょう。
Audibleの休会中に利用できる特典と使えなくなるもの
Audibleを休会すると月々の支払いは止まりますが、会員でなくなるわけではありません。休会中でも使える特典がいくつか残っています。ここでは、公式ヘルプで案内されている休会中の特典と、使えなくなるものを解説します。
休会中に利用できる3つの特典
Audible公式ヘルプによると、休会中も以下の特典を利用できます。
- 単品購入したタイトルを再生できる
- 非会員価格の30%引きで単品購入できる
- 休会をキャンセルすれば、いつでもプレミアムプランに戻れる(いつでも退会もできる)
1. 非会員価格の30%引きで単品購入できる
休会のいちばんのメリットといえるのが、オーディオブックを非会員価格の30%引きで単品購入できる特典です。聴き放題の対象になっていない作品もあるので、休会中でも割引価格で買えるのはうれしいポイントです。
たとえば、非会員価格が3,000円の作品なら、30%引きで2,100円になります(金額は例です)。聴き放題の対象外の作品をじっくり聴きたい時期は、休会して単品購入に切り替えるのもひとつの使い方です。
2. 単品購入したタイトルを再生できる
休会中でも、これまでに単品購入したオーディオブックは再生できます。休会中に30%引きで買った作品はもちろん、以前に買った作品もそのまま聴けます。
アプリにダウンロードしておけば、インターネットにつながっていない場所でも聴けます。休会中は、これまでに買った作品をゆっくり聴き直す期間にするのもおすすめです。
3. 休会をキャンセルしていつでも再開・退会できる
休会の期間を決めたあとでも、気が変われば休会をキャンセルして、いつでもプレミアムプランに戻れます。「90日間の休会にしたけれど、早めに聴きたい作品が出てきた」という場合も安心です。
また、休会中に「やはり当分使わない」と思った場合は、そのまま退会することもできます。公式ヘルプによると、休会中に退会した場合は月々の会費は請求されず、退会日までは休会中の特典を使えます。
休会中に使えなくなるもの(聴き放題の作品)
月会費を止めている休会中は、聴き放題の対象作品を再生できなくなります。休会の前にアプリへダウンロードしておいた聴き放題の作品も、休会中は聴けないと考えておきましょう。
休会期間が終わってプレミアムプランが再開すれば、聴き放題の作品はまた聴けるようになります。聴き放題の作品は、会員期間中にその作品が聴き放題の対象である限り楽しめる仕組みなので、休会中に対象から外れた作品は再開後に聴けないこともあります。
Audibleを休会するための条件と事前チェック
Audibleの休会はとても便利ですが、誰でもいつでも使えるわけではありません。公式ヘルプでいくつかの条件が決められていて、条件に合わない場合は休会を選べません。手続きを始める前に、以下の条件を確認しておきましょう。
プレミアムプランの会員であること
休会できるのは、月額1,500円の「Audibleプレミアムプラン」の会員だけです。月額880円で毎月1冊を選べる「Audibleスタンダードプラン」は、休会の対象外です。
スタンダードプランを利用していて、しばらく支払いを止めたい場合は、休会ではなく退会の手続きをします。スタンダードプランで毎月選べる1冊は翌月に持ち越せないので、退会する前に、その月の1冊を選んでおくかどうかも確認しておきましょう。
参考:スタンダードプランについて(Audibleヘルプセンター)
会員登録から1か月以上たっていること
公式ヘルプによると、休会できるのは会員登録から1か月たったあとです。登録したばかりの時期は、休会を選べません。
まずはサービスをしばらく使ってみて、それでも聴く時間が取れない場合に休会を考える、という流れになります。入会してすぐに休会することはできないと覚えておきましょう。
過去12か月以内に休会していないこと
休会できるのは「12か月に1度だけ」です。公式ヘルプでは、一度休会した人は、休会期間が終わったあとの最初の請求日から12か月は休会できないと案内されています。
そのため、「30日の休会を年に3回に分けて使う」といった使い方はできません。一度休会すると1年近く次の休会ができなくなるので、30日・60日・90日のどれにするかは慎重に選びましょう。
無料体験や割引プランを利用中でないこと
30日間の無料体験中の方や、割引プランを利用中の方は、休会を利用できません。無料体験中に料金をかけずにやめたい場合は、休会ではなく退会の手続きをしましょう。
また、公式ヘルプには「割引プランを利用している人が休会しても、割引期間は延長されない」という注意書きもあります。たとえば、3か月間の割引プランを始めて1か月後に2か月間休会すると、休会中も割引期間のカウントが進み、休会明けは通常の会員価格が請求されます。
AppleやGoogle Play経由で登録していないか確認する
iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playを通してAudibleに登録している場合は、Audibleのサイトではなく、AppleやGoogleの側で購読の設定を変える必要があります。公式ヘルプでも、該当する会社に問い合わせて購読設定を変更するよう案内されています。
どこから登録したか分からない場合は、毎月の請求がAudible(Amazon)から来ているか、AppleやGoogleから来ているかを確認してみてください。
Audibleの休会方法|Webサイトとカスタマーサービスでの手順
条件を満たしていることを確認できたら、休会の手続きを進めましょう。休会の手続きは、ブラウザでAudibleのWebサイトにサインインして行います。iPhone(iOS)のAudibleアプリからは、退会や休会などの会員プランの手続きはできません。
Webサイト(PCサイト)から休会する手順
Audible公式ヘルプで案内されている休会の手順は、以下のとおりです。
- Audible.co.jpにサインインする
- 「アカウントサービス」に進む
- 退会手続きへのリンクを選ぶ
- 「休会する」をクリックする
- 休会期間(30日・60日・90日)を選ぶ
- 「休会する」を選んで確定する
手続きが終わると、すぐに休会が始まります。休会期間がいつまでかは、アカウントサービスで確認しておきましょう。再開日をスマホのカレンダーなどに入れておくと、請求の再開に気づかないということを防げます。
スマホから休会する場合のポイント
スマホから手続きする場合も、SafariやChromeなどのブラウザでAudibleのサイトを開いてサインインします。モバイルサイトでは、左上のメニューから「こんにちは、〇〇さん」を選び、「アカウント情報」から「退会手続きへ」に進めます。
画面の表示が分かりにくい場合や、「休会する」が見つからない場合は、ブラウザの「PC版サイトを表示」などの機能でパソコン向けの画面に切り替えると、上のPCサイトの手順で操作できます。なお、退会手続きの画面に進んでも、最後の「退会手続きを完了する」を押さなければ退会にはなりません。
カスタマーサービスに休会を依頼する方法
自分で操作するのが不安な場合は、Audibleのカスタマーサービスに休会をお願いすることもできます。公式ヘルプには、会員の休会手続きをカスタマーサービスで受け付けていると書かれています。
公式のお問い合わせページでは、休会を希望する場合は、希望する期間(30日間・60日間・90日間)をお問い合わせフォームに書いて連絡するよう案内されています。電話(0120-899-217、9時〜18時・年中無休)で相談することもできます。問い合わせ方法の詳しい手順は、こちらの記事で解説しています。
Audible(オーディブル)の問い合わせ方法|電話・メールの手順Audibleで「休会できない」原因と対処法
休会しようとしたのに「休会するのボタンが見つからない」と困ってしまうこともあります。休会できない原因の多くは、手続きしている場所や、プラン・期間の条件によるものです。よくある原因と対処法を紹介します。
iPhoneのAudibleアプリから手続きしようとしている
よくあるのが、いつも作品を聴いているiPhoneのAudibleアプリの中で、休会のボタンを探しているケースです。公式ヘルプによると、iOSアプリでは会員プランの退会はできず、Webサイトで手続きするよう案内されています。
休会も、Webサイトのアカウントサービスから行います。スマホの場合は、ブラウザでAudibleのサイトを開いてサインインし、アカウントサービス(アカウント情報)から手続きしてください。
休会の条件に当てはまっていない
アカウントサービスを開いても「休会する」が出てこない場合は、休会の条件に当てはまっていない可能性があります。スタンダードプランの方、無料体験や割引プランを利用中の方、会員登録から1か月たっていない方は休会できません。
また、過去12か月以内に休会したことがある場合も休会できません。こうした場合に支払いを止めたいときは、退会の手続きをして、また使いたくなったら再入会しましょう。
条件を満たしているのにボタンが出ない場合
条件を満たしているはずなのにボタンが出ない場合は、ブラウザの表示がうまくいっていないこともあります。一度ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウズ)で開き直したり、パソコンなど別の端末からサインインしたりして試してみてください。
それでも解決しない場合や、AppleやGoogle Play経由で登録していないか分からない場合は、カスタマーサービスに問い合わせるのが確実です。アカウントの状態を確認したうえで、休会の手続きについて案内してもらえます。
Audibleの休会を解除(再開)する方法と休会中に退会する方法
休会の手続きが終わったあとは、休会期間が終わるとどうなるのか、途中で予定が変わったらどうすればいいのかも知っておくと安心です。
休会期間が終わると自動で再開する
選んだ休会期間が終わると、特に手続きをしなくても、自動でAudibleプレミアムプランが再開します。公式ヘルプによると、休会期間が終わると請求も自動で再開し、そのあとは退会するまで更新日ごとに月会費が請求されます。
再開すれば、聴き放題の作品もまた聴けるようになります。休会明けの請求日は、アカウントサービスで確認しておきましょう。
休会期間中に自分で再開する
「90日間の休会にしたけれど、早く聴き放題に戻りたい」という場合は、休会をキャンセルすれば、いつでもプレミアムプランに戻れます。手続きは、Webサイトのアカウントサービスから行います。
休会をキャンセルしてプレミアムプランに戻ると、聴き放題が使えるようになる代わりに、月会費の請求も再開します。請求のタイミングは画面の案内で確認しましょう。自分の都合でいつでも戻れるのは、休会の使いやすいところです。
休会期間中にそのまま退会する
休会してみたものの「やはりしばらく使わない」と思ったら、休会中にそのまま退会できます。一度プレミアムプランに戻して月会費を払う必要はありません。
手続きは通常の退会と同じで、アカウントサービスから「退会手続きへ」に進み、画面の案内に沿って「退会手続きを完了する」まで進めます。公式ヘルプによると、休会中に退会した場合は月々の会費は請求されず、退会日までは休会中の特典(単品購入の30%引きなど)を使えます。
また使いたくなったときは、いつでも再入会できます。AmazonのAudible会員プラン登録ページから申し込めます。
Audibleの休会手続きの前に知っておきたい注意点
最後に、休会のボタンを押す前に押さえておきたい、損をしないためのポイントを2つお伝えします。手続きのタイミングを少し工夫するだけで、支払った月会費を無駄にせずに済みます。
休会を確定した瞬間に聴き放題が止まる
いちばん失敗しやすいのが、「休会の手続きをすると、次の更新日を待たずにすぐ聴き放題が止まる」という点です。ほかのサブスクでは「手続きしても次の更新日までは使える」ことが多いため、同じ感覚で手続きしてしまう方もいます。
聴いている途中の聴き放題の作品がある場合は、休会の手続きの前に聴き終えておきましょう。「あと少しで結末だったのに聴けなくなった」ということにならないよう、聴いている作品の進み具合を確認してから手続きするのがおすすめです。
次の請求日の少し前に手続きすると無駄が少ない
手続きと同時に聴き放題が止まることを考えると、無駄が少ないのは「次の請求日(更新日)の少し前」に休会することです。今月分の月会費はすでに払っているので、次の請求の直前まで聴き放題を楽しんでから休会に入るのがお得です。
ただし、ギリギリを狙いすぎて請求日を過ぎてしまうと、次の1か月分が請求されてしまいます。次の請求日はアカウントサービスで確認できるので、数日前にスマホのリマインダーを設定しておき、余裕をもって手続きしましょう。
Audibleの料金プランや、学生でも安く使う方法については、こちらの記事も参考にしてください。
Audible(オーディブル)に学割はある?学生が安く使う5つの方法まとめ:Audibleの休会と休会中の特典を上手に活用しよう
この記事では、Audibleの休会方法の手順や、休会中に利用できる特典、退会との違いについて解説しました。最後に、ポイントを振り返っておきましょう。
- 休会はプレミアムプランの会員が、12か月に1度、30日・60日・90日の中から選んで使える仕組み
- スタンダードプラン、無料体験・割引プラン利用中、会員登録から1か月未満の方は休会できない(退会はいつでもできる)
- 休会中も「単品購入した作品の再生」「単品購入の30%引き」「いつでも再開・退会」の特典を使える
- 手続きはWebサイトのアカウントサービスから行う(iPhoneのアプリからはできない)。カスタマーサービスでも受け付けている
- 手続きが終わった瞬間に聴き放題は止まるので、次の請求日の少し前に手続きすると無駄が少ない
Audibleの休会は、「少しの間だけ支払いを止めたいけれど、割引価格で単品購入はしたい」「数か月後にまた聴き放題へ戻りたい」という方にぴったりの仕組みです。一方で、再開する時期が決まっていない場合は、いつでも再入会できる退会を選ぶのもひとつの方法です。自分のペースに合わせて休会と退会を上手に使い分けてください。
