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中山七里「御子柴礼司シリーズ」の読む順番|オーディブル聴き放題も

中山七里「御子柴礼司シリーズ」の読む順番|オーディブル聴き放題も 読書・書評

「どんでん返しの帝王」と呼ばれる作家・中山七里さんの人気作といえば、悪徳弁護士を主人公にしたリーガルミステリー「御子柴礼司シリーズ」です。結論からお伝えすると、御子柴礼司シリーズを読む順番は「刊行順(第1作『贖罪の奏鳴曲』から順番)」がおすすめです。

各巻で事件は完結しますが、主人公・御子柴礼司が背負う過去や、周囲の人物との関係は巻を追うごとに少しずつ変わっていきます。順番を飛ばすと、前の巻の展開を知らないまま読み進めることになり、驚きが薄れてしまうかもしれません。

また、本シリーズは第1作から第6作までが、Amazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」の聴き放題対象です。この記事では、全7作の読む順番とあらすじ、オーディブルでの楽しみ方、あわせて聴きたい関連作品までを分かりやすく紹介します。

  1. 中山七里の人気作品「御子柴礼司シリーズ」を読む順番【一覧表】
    1. 結論:読む順番は第1作『贖罪の奏鳴曲』からの刊行順がおすすめ
    2. 主人公・御子柴礼司とは?「死体配達人」の過去を持つ悪徳弁護士
  2. 御子柴礼司シリーズ全7作のあらすじと見どころ【ネタバレなし】
    1. 第1作『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』|すべての原点となる物語
    2. 第2作『追憶の夜想曲(ノクターン)』|懲役16年の主婦の弁護を突如希望
    3. 第3作『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』|少年院時代の恩師を弁護する
    4. 第4作『悪徳の輪舞曲(ロンド)』|30年ぶりに現れた妹と母の事件
    5. 第5作『復讐の協奏曲(コンチェルト)』|事務員・洋子が殺人容疑で逮捕
    6. 第6作『殺戮の狂詩曲(ラプソディ)』|高級老人ホームで起きた凶悪事件
    7. 第7作(最新刊)『暗殺の交響曲(シンフォニー)』|能面検事・不破と再び対決
  3. 御子柴礼司シリーズはオーディブル(Audible)の聴き放題がおすすめ
    1. 第1作『贖罪の奏鳴曲』から第6作『殺戮の狂詩曲』まで聴き放題対象
    2. ナレーター・池添朋文さんの朗読で法廷劇の緊迫感を味わえる
    3. 忙しい人でも「耳読書」なら長編ミステリーを聴き進められる
  4. オーディブルの聴き放題で楽しめる中山七里のおすすめ関連作品
    1. 『能面検事』シリーズ|最新刊『暗殺の交響曲』で御子柴と対決
    2. 『連続殺人鬼カエル男』シリーズ|渡瀬・古手川コンビの原点
    3. 『岬洋介』シリーズ(さよならドビュッシーほか)|音楽ミステリー
    4. 『護られなかった者たちへ』|生活保護をテーマにした社会派ミステリー
  5. 御子柴礼司シリーズのドラマ化情報
    1. 2015年WOWOW版と2019年東海テレビ・フジテレビ系版
  6. 御子柴礼司シリーズの読む順番に関するよくある質問
    1. 御子柴礼司シリーズはもう完結していますか?
    2. 途中の巻や最新刊から読んでも楽しめますか?
    3. 残酷な描写はどれくらいありますか?
  7. まとめ:御子柴礼司シリーズは刊行順にオーディブルで聴くのもおすすめ

中山七里の人気作品「御子柴礼司シリーズ」を読む順番【一覧表】

御子柴礼司シリーズは、講談社から刊行されているリーガルサスペンスです。まずはシリーズ全7作の刊行順と、文庫化・オーディブル聴き放題の状況を一覧表で確認しましょう。

順番作品タイトル(読み方)単行本の刊行年講談社文庫Audible聴き放題
第1作贖罪の奏鳴曲(ソナタ)2011年あり対象
第2作追憶の夜想曲(ノクターン)2013年あり対象
第3作恩讐の鎮魂曲(レクイエム)2016年あり対象
第4作悪徳の輪舞曲(ロンド)2018年あり対象
第5作復讐の協奏曲(コンチェルト)2020年あり対象
第6作殺戮の狂詩曲(ラプソディ)2023年あり(2026年4月)対象
第7作暗殺の交響曲(シンフォニー)2026年なし配信なし

※オーディブルの状況は2026年10月30日時点で確認したものです。聴き放題の対象は変わることがあります。

シリーズのタイトルには、ソナタ(奏鳴曲)やノクターン(夜想曲)など、すべて音楽の曲の形式が入っています。第6作『殺戮の狂詩曲』までは講談社文庫で読めるようになっており、2026年8月には第7作『暗殺の交響曲』の単行本が発売されました。

結論:読む順番は第1作『贖罪の奏鳴曲』からの刊行順がおすすめ

ミステリー小説には「どの巻から読んでも問題ないシリーズ」もありますが、御子柴礼司シリーズは第1作『贖罪の奏鳴曲』から刊行順に読むのがおすすめです。このシリーズの魅力は、法廷での逆転劇だけでなく、主人公・御子柴礼司自身の「罪と贖罪」をめぐる物語にもあるからです。

御子柴は14歳の頃に凶悪な事件を起こし、少年院に入っていた過去を持ちます。その過去が周囲に知られたことで御子柴の立場はどう変わるのか、少年院時代の教官や家族とどう向き合うのか。巻ごとに少しずつ描かれていくため、順番に読むと人物像がより深く見えてきます。

事務員の日下部洋子や、因縁のある検事など、巻をまたいで登場する人物も少なくありません。どんでん返しの衝撃を味わい尽くすためにも、刊行順に読み進めましょう。

主人公・御子柴礼司とは?「死体配達人」の過去を持つ悪徳弁護士

主人公の御子柴礼司(みこしば れいじ)は、依頼人に高額の報酬を求める一方で、検察の見立てを次々とひっくり返していく敏腕弁護士です。その強引なやり方から「悪徳弁護士」「悪辣弁護士」と呼ばれています。

しかし、彼には重い過去がありました。14歳の頃に幼い少女を殺害し、遺体をばらばらにしてばらまいたことで、世間から〈死体配達人〉と呼ばれた少年だったのです。少年院を経て、彼は弁護士として生きる道を選びました。

冷酷に見える御子柴が、なぜ世間から憎まれる被告人の弁護をあえて引き受けるのか。ダークヒーローとしての凄みと、時折のぞく葛藤のギャップが、多くの読者を惹きつけています。

御子柴礼司シリーズ全7作のあらすじと見どころ【ネタバレなし】

ここからは、シリーズ全7作のあらすじを、物語の核心に触れない範囲で順番に紹介します。どの作品も終盤にどんでん返しが待っているため、予備知識は少なめで読み始めるのがおすすめです。

第1作『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』|すべての原点となる物語

シリーズの第1作は、御子柴礼司という異色の主人公と、彼の過去が描かれる原点の物語です。物語は、御子柴がある晩、記者の死体を遺棄する衝撃的な場面から始まります。

死体を調べた警察は御子柴にたどり着き、事情を聴きます。ところが御子柴には、死亡推定時刻には法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」がありました。弁護士として法廷に立つ姿と、事件に関わる御子柴の謎が並行して描かれ、終盤で一気に絡み合う構成は見事です。

作中には、中山七里さんの『連続殺人鬼カエル男』でおなじみの刑事コンビ、渡瀬と古手川も登場します。中山作品を初めて読む人の入口としてもおすすめの一冊です。

第2作『追憶の夜想曲(ノクターン)』|懲役16年の主婦の弁護を突如希望

第2作では、夫殺しの容疑で懲役16年の判決を受けた主婦の弁護を、御子柴が自ら希望します。高額な報酬を求めることで知られる御子柴が、なぜこの事件にこだわるのか。それが本作の大きな謎です。

第二審で対する検事は、御子柴と因縁のある岬恭平(みさき きょうへい)。一審で有罪となった事件をひっくり返せるのか、二人の法廷対決が見どころになっています。

御子柴がこの弁護を選んだ理由が明らかになったとき、タイトルの「追憶」が持つ意味が胸に迫ります。法廷での駆け引きに加えて、読後に余韻を残す人間ドラマが光る一冊です。

第3作『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』|少年院時代の恩師を弁護する

少年時代の凶悪犯罪が明るみに出て悪評が広がり、依頼人が激減した御子柴。勝率9割の敏腕弁護士も、事務所の移転を余儀なくされます。

そんなとき、少年院時代の教官が殺人の容疑で逮捕されます。罪を自ら認める恩師に対し、御子柴はその弁護を力ずくでもぎ取るように引き受けます。恩師はなぜ罪を認めるのか、そして御子柴は恩師のために何ができるのか。

出版社の紹介文で「シリーズ最高傑作」とうたわれている作品です。「贖罪」の意味をあらためて問いかける、感涙のリーガル・サスペンスに仕上がっています。

第4作『悪徳の輪舞曲(ロンド)』|30年ぶりに現れた妹と母の事件

第4作では、御子柴の家族がついに物語の中心に登場します。御子柴の前に、妹の梓が30年ぶりに姿を現すのです。

梓の依頼は、夫殺しの容疑で逮捕された母・郁美の弁護でした。悪名高い〈死体配達人〉が実の母の弁護を担当すると聞き、検察側にも動揺が走ります。

母と子、二代にわたる「殺人の系譜」は本当に存在するのか。最も向き合いたくないはずの家族の事件に、御子柴がどう挑むのかが見どころです。シリーズを順番に読んできた人ほど、重みを感じられる一冊でしょう。

第5作『復讐の協奏曲(コンチェルト)』|事務員・洋子が殺人容疑で逮捕

御子柴の事務所に、〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた800人以上から懲戒請求書が届きます。その処理に追われるなか、事務員の洋子が外資系コンサルタントの男性と夕食をともにします。

ところが翌朝、その男性は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕されてしまいます。洋子の弁護を引き受けた御子柴は、洋子が自分と同じ地域の出身であることを知り……。

これまで御子柴を支えてきた洋子が事件の中心になる、シリーズを追ってきた読者には見逃せない一作です。めぐる因縁と「復讐」の結末に注目してください。

第6作『殺戮の狂詩曲(ラプソディ)』|高級老人ホームで起きた凶悪事件

舞台は高級老人ホーム。好人物を装っていた介護職員が、入所者を次々に殺害する凶悪事件が起こります。出版社はこの事件を「令和最悪の凶悪殺人事件」と紹介しています。

世間の誰もが許せないと感じる被疑者の弁護に名乗りを上げたのが、悪評まみれの御子柴でした。御子柴が胸に秘めた「驚愕の企み」とは何なのかが、物語を引っ張っていきます。

介護の現場や命の重さといった重いテーマを扱いながらも、ミステリーとしての驚きもしっかり味わえる作品です。2026年4月には講談社文庫版も発売されました。

第7作(最新刊)『暗殺の交響曲(シンフォニー)』|能面検事・不破と再び対決

2026年8月に単行本が発売された最新作です。大阪・梅田で街頭演説をしていた野党党首で、首相経験もある大物政治家が、衆人環視のなかで刺殺されます。逮捕された28歳の犯人は、首相時代の政策への怨恨が動機だと供述しました。

白昼の凶行はテロ行為として議論を巻き起こします。恩人からの依頼でしぶしぶ弁護を引き受けたのが御子柴礼司。そして大阪地検でこの事件を担当するのは、中山七里さんの別シリーズの主人公「能面検事」こと不破俊太郎(ふわ しゅんたろう)です。

再び相まみえることになった御子柴と不破。二人も知らない重大な秘密が隠された事件の行方から目が離せません。単行本の価格は2,200円(税込)で、2026年10月30日時点ではオーディブルでの配信は見当たりませんでした。

参考:暗殺の交響曲(BOOK☆WALKER)

御子柴礼司シリーズはオーディブル(Audible)の聴き放題がおすすめ

御子柴礼司シリーズをこれから楽しむなら、オーディブルの聴き放題を使うのもおすすめです。法廷でのやり取りが多い御子柴シリーズは、音声で聴く読書とも相性がよい作品です。

ここでは、オーディブルでの配信状況と、耳で聴くメリットを紹介します。

第1作『贖罪の奏鳴曲』から第6作『殺戮の狂詩曲』まで聴き放題対象

オーディブルでは、御子柴礼司シリーズの第1作から第6作までが、プレミアムプラン(月額1,500円)の「聴き放題対象」になっています。ナレーターはすべて池添朋文さんです。

作品名ナレーター再生時間
贖罪の奏鳴曲池添 朋文12時間28分
追憶の夜想曲池添 朋文12時間38分
恩讐の鎮魂曲池添 朋文12時間31分
悪徳の輪舞曲池添 朋文11時間25分
復讐の協奏曲池添 朋文10時間59分
殺戮の狂詩曲池添 朋文9時間55分

6作をすべて聴くと、合計で約70時間です。月額1,500円の聴き放題なら、追加料金なしでシリーズを順番に聴き進められます。新規の方には30日間の無料体験もあり、期間中も有料会員と同じように聴き放題を利用できます。

参考:Audibleの会員特典(Audible公式サイト)

ナレーター・池添朋文さんの朗読で法廷劇の緊迫感を味わえる

オーディブル版の御子柴礼司シリーズは、6作すべてを池添朋文さんが一人で朗読しています。巻が変わっても声が同じなので、シリーズを続けて聴いても違和感がありません。

御子柴は、冷静な口調で検察官や証人を追い詰めていくキャラクターです。法廷での尋問や弁論の場面は、文字で読むのとはまた違った緊張感があります。事務員の洋子や検事、被告人など、登場人物の多い法廷劇を一人の声で聴き分けられるのも、オーディオブックならではの楽しみ方です。

気になる方は、作品ページのサンプル再生で声の雰囲気を確かめてから聴き始めるとよいでしょう。

俳優の朗読で楽しめる作品が多い、村上春樹の小説をオーディブルで聴く方法も紹介しています。

村上春樹の小説を読む順番は?読みやすいおすすめ作品とAudible

忙しい人でも「耳読書」なら長編ミステリーを聴き進められる

「中山七里さんの小説を順番に読みたいけれど、本を開く時間がない」という方にも、オーディブルは心強い味方です。御子柴シリーズは1作あたり約10〜12時間あり、紙の本でもまとまった時間が必要になります。

オーディブルのアプリでは再生速度を変えられるため、聞き取りやすい範囲で速度を上げれば、より短い時間で聴き終えられます。たとえば12時間の作品を1.5倍速で聴けば、約8時間です。

通勤電車や車の運転中、ウォーキングや家事の合間が、ミステリーを楽しむ時間に変わります。画面を見続けなくてよいので、仕事で目が疲れた夜にも楽しめます。

オーディブルの聴き放題で楽しめる中山七里のおすすめ関連作品

中山七里さんの作品には、別のシリーズの登場人物が顔を出すクロスオーバーの楽しみがあります。御子柴礼司シリーズも、ほかのシリーズと世界がつながっています。

ここで紹介する作品は、いずれもオーディブルの聴き放題対象です(2026年10月30日時点)。御子柴シリーズとあわせて聴くと、中山七里作品の世界がさらに広がります。

『能面検事』シリーズ|最新刊『暗殺の交響曲』で御子柴と対決

まずおすすめしたいのが、大阪地検の一級検事・不破俊太郎を主人公にした『能面検事』シリーズです。不破は表情を一切変えず、組織の論理や忖度に流されずに証拠と向き合うことから「能面」と呼ばれています。

前述のとおり、御子柴シリーズの第7作『暗殺の交響曲』では、この不破が事件を担当します。先に『能面検事』シリーズを聴いておくと、二人の対決の緊張感をより深く味わえるでしょう。

オーディブルでは『能面検事』『能面検事の奮迅』『能面検事の死闘』の3作が聴き放題で、ナレーターは夏谷美希さんです。新米事務官・惣領美晴の目線で描かれる検察ミステリーとして、単独でも楽しめます。

『連続殺人鬼カエル男』シリーズ|渡瀬・古手川コンビの原点

『連続殺人鬼カエル男』は、デビュー作『さよならドビュッシー』が「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した際、同じく最終候補に残っていた作品として知られています。死体を猟奇的に扱い、稚拙な犯行声明文を残す「カエル男」による連続殺人を描いたサスペンスです。

事件を追うのは、埼玉県警の渡瀬と古手川の刑事コンビ。御子柴シリーズ第1作『贖罪の奏鳴曲』にも登場する二人なので、御子柴シリーズとあわせて聴くと、つながりを見つける楽しみがあります。

オーディブルでは『連続殺人鬼カエル男』『連続殺人鬼カエル男ふたたび』『連続殺人鬼カエル男 完結編』の3作が聴き放題です。残酷な描写が多めなので、苦手な方は注意してください。

『岬洋介』シリーズ(さよならドビュッシーほか)|音楽ミステリー

御子柴シリーズと縁が深いのが、デビュー作『さよならドビュッシー』から始まる「岬洋介(みさき ようすけ)シリーズ」です。ピアニストの岬洋介が、音楽にまつわる事件の謎を解き明かしていきます。

第2作『追憶の夜想曲』で御子柴と対決する検事・岬恭平は、この岬洋介の父親です。御子柴シリーズのタイトルが音楽の曲名になっているのとあわせて、音楽つながりで聴いてみるのも面白いでしょう。

ダークで重い御子柴シリーズとは違い、青春小説のような爽やかさとクラシック音楽の描写が魅力です。オーディブルでは『さよならドビュッシー』と『さよならドビュッシー 前奏曲』が聴き放題になっています。

『護られなかった者たちへ』|生活保護をテーマにした社会派ミステリー

1冊で完結する重厚な作品を聴きたい方には、映画化もされた社会派ミステリー『護られなかった者たちへ』がおすすめです。東日本大震災から数年後の仙台を舞台に、全身を縛られたまま餓死させられた遺体が見つかる連続殺人事件が描かれます。

宮城県警の刑事・笘篠(とましの)が捜査を進めるうちに、生活保護制度が抱える問題や、支援からこぼれ落ちた人々の姿が浮かび上がってきます。『殺戮の狂詩曲』と同じく、社会の問題を正面から扱った作品です。

オーディブルでは、同じく笘篠が登場する『境界線』『彷徨う者たち』も聴き放題です。犯人当てだけではない、重い人間ドラマを味わいたい方に向いています。

御子柴礼司シリーズのドラマ化情報

御子柴礼司シリーズは、これまでに2度テレビドラマになっています。原作やオーディブルを楽しんだあとに、映像作品と見比べるのもファンならではの楽しみ方です。

2015年WOWOW版と2019年東海テレビ・フジテレビ系版

1度目は、2015年にWOWOWの「連続ドラマW」で放送された『贖罪の奏鳴曲』です。御子柴礼司役は三上博史さんが演じました。

2度目は、2019年12月から東海テレビ・フジテレビ系の土曜夜の枠で放送された『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~』です。主演は要潤さんで、ベッキーさん、津田寛治さんも出演しました。原作には、第1作『贖罪の奏鳴曲』から第4作『悪徳の輪舞曲』までの4作が使われています。

ドラマは連続ドラマ向けに構成が変えられているため、原作とは細かな違いもあります。ドラマで御子柴に興味を持った方は、まだ映像化されていない第5作以降も含めて、原作やオーディブルで物語を追ってみてください。

御子柴礼司シリーズの読む順番に関するよくある質問

最後に、御子柴礼司シリーズを読み始める前によくある疑問をまとめました。

御子柴礼司シリーズはもう完結していますか?

完結はしておらず、2026年8月に第7作『暗殺の交響曲』が発売されたばかりの続いているシリーズです。第6作『殺戮の狂詩曲』のシリーズ紹介では「累計50万部突破」とうたわれており、今後の続編にも期待が集まっています。

途中の巻や最新刊から読んでも楽しめますか?

1冊ごとに事件は完結するため、途中の巻から読んでも話は理解できます。ただ、御子柴の過去が明るみに出る流れや、事務員・洋子との関係、家族の事件などは巻を追って描かれていきます。作品の中で前の巻の出来事に触れられることもあるため、第1作『贖罪の奏鳴曲』から順番に読むのが安心です。

最新刊『暗殺の交響曲』は能面検事・不破との対決が描かれるため、余裕があれば『能面検事』シリーズも先に読んでおくと、より楽しめます。

残酷な描写はどれくらいありますか?

主人公の過去や殺人事件を扱うシリーズなので、事件の場面などでは生々しい描写も出てきます。ただ、物語の中心は事件の調査と法廷での駆け引きです。『連続殺人鬼カエル男』シリーズに比べると、残酷な描写は控えめに感じる人が多いでしょう。

まとめ:御子柴礼司シリーズは刊行順にオーディブルで聴くのもおすすめ

中山七里さんの「御子柴礼司シリーズ」の読む順番やあらすじ、オーディブルでの楽しみ方を紹介しました。ポイントを振り返ります。

  • 御子柴礼司シリーズは全7作(最新刊は2026年8月発売の『暗殺の交響曲』)
  • 読む順番は、第1作『贖罪の奏鳴曲』からの刊行順がおすすめ
  • 第1作から第6作『殺戮の狂詩曲』までは、講談社文庫とオーディブルの聴き放題で楽しめる
  • オーディブル版は6作すべて池添朋文さんの朗読
  • 『能面検事』『連続殺人鬼カエル男』など、つながりのある関連作品も聴き放題で聴ける

「悪徳弁護士」と呼ばれながら、重い過去を背負って法廷に立ち続ける御子柴礼司。最後のページで景色が一変する中山七里作品の醍醐味を、ぜひ第1作『贖罪の奏鳴曲』から味わってみてください。Audibleの無料体験を使えば、通勤や家事の合間に法廷ミステリーを聴き始められます。