ランボルギーニに乗っている人の中心は、企業経営者や開業医、若くして成功した起業家など、年収数千万円クラスの層です。
中古なら年収2,000万円前後から現実味が出てきますが、新車となると年収3,000万円以上、フラッグシップのレヴエルトなら年収1億円超えがひとつの目安になります。
その一方で、日本での新規登録台数は2025年に951台まで伸び、20〜30代の若いオーナーも増えてきました。
「派手なお金持ち」の一言では片付けられないのが、今のランボルギーニオーナーの姿と言えるでしょう。
この記事では、ランボルギーニに乗ってる人のイメージと実態、オーナーに多い職業、必要な年収と維持費、購入条件までを最新データをもとに解説します。
データで見るランボルギーニオーナーの今【2026年最新】
イメージの話に入る前に、まずは数字で現状を確認しておきましょう。
実は日本は、ランボルギーニにとって世界でも有数の重要マーケットです。
日本の新規登録台数は951台、3年で約1.7倍に
日本自動車輸入組合(JAIA)の統計によると、ランボルギーニの国内新規登録台数は2025年に951台となり、前年比115.8%を記録しました。
ここ数年の推移を見ると、右肩上がりで伸びているのがよく分かります。
| 年 | 国内新規登録台数 |
|---|---|
| 2022年 | 571台 |
| 2023年 | 628台 |
| 2024年 | 821台 |
| 2025年 | 951台 |
2022年と比べると、わずか3年で約1.7倍です。
年間951台を単純計算すると、1日あたり約2.6台のランボルギーニが日本のどこかで新たにナンバーを取得していることになります。
2026年2月には神奈川エリア初の大規模サービス拠点「ランボルギーニ 横浜サービスセンター」もオープンしました。
街で見かける機会が増えたと感じるのは、気のせいではなさそうです。
参考:マイナビニュース「ランボルギーニが横浜に大規模サービス拠点! それほど日本で売れている?」
世界販売は過去最高の10,747台、主役はSUVのウルス
世界全体でもランボルギーニは絶好調です。
2025年の世界納車台数は10,747台で過去最高を更新し、3年連続で1万台を突破しました。地域別ではEMEA(欧州・中東・アフリカ)が4,650台、南北アメリカが3,347台、アジア太平洋が2,750台となっています。
モデル別の内訳は公表されていないものの、販売の中心はSUVの「ウルス」とみられています。
メーカーは、プラグインハイブリッドの「ウルスSE」とV12ハイブリッドの「レヴエルト」が好調の原動力になったと説明しました。
なお、ウラカンの後継となる「テメラリオ」は2026年初頭から顧客への納車が始まったばかりで、受注は約12か月分に達しているとのこと。
現在のランボルギーニは、ウルスSE・テメラリオ・レヴエルトの3モデルすべてが電動化(ハイブリッド化)されたラインナップになっています。
参考:Automobili Lamborghini公式ニュース
20〜30代の若いオーナーも増えている
「ランボルギーニは年配の大富豪が乗る車」というイメージは、もう過去のものになりつつあります。
ランボルギーニの日本法人関係者によれば、購入者層は全世代に広がっており、なかでも20〜30代の若い世代が増えているそうです。
背景として考えられるのは、次のような変化です。
- IT・Web系を中心に、20〜30代で大きな資産を築く起業家が増えた
- 5人乗りのウルスの登場で、日常使いできるランボルギーニが選べるようになった
- SNSや動画で、スーパーカーのある暮らしが身近に発信されるようになった
もちろん、若いからといって誰でも手が届く車ではありません。
ただ、「成功した人が晩年に手にする車」から「成功の途中で手にする車」へと、オーナー像が少しずつ変わってきているのは確かでしょう。
世間が抱くランボルギーニに乗ってる人のイメージ
ここからは、世間一般が「ランボルギーニに乗ってる人」に抱くイメージを見ていきます。
ある程度パターンが固まっているので、思い当たる人も多いはずです。
圧倒的な成功者・富裕層の象徴
多くの人がランボルギーニオーナーに抱くのは、「圧倒的な成功者」「一握りの富裕層」というイメージです。
新車価格が3,000万円を超える時点で、一般的な金銭感覚とは大きくかけ離れています。「選ばれた人しか乗れない車」という印象を持たれるのは自然なことでしょう。
加えて、ランボルギーニは一目でそれと分かる攻撃的なデザインが特徴です。
シザーズドア(上に跳ね上がるドア)や鋭いウェッジシェイプは、どこにいても視線を集めます。そのため「自己主張が強い人」「目立ちたい人」が乗っている、と見られることも少なくありません。
この「目立つ」という要素は、オーナーにとって長所でも短所でもあります。
本人にその気がなくても、乗っているだけで「すごい人」と見られる。それを楽しめるかどうかも、ランボルギーニとの相性を左右するポイントです。
フェラーリオーナーとのイメージの違い
スーパーカーの二大巨頭として、よく比較されるのがフェラーリです。
同じイタリアの高級スポーツカーでも、世間が抱くオーナー像はかなり異なります。
| 比較項目 | ランボルギーニ | フェラーリ |
|---|---|---|
| デザインの印象 | 直線的で攻撃的、近未来的 | 曲線的で優雅、クラシカル |
| ブランドの成り立ち | トラクターで成功した実業家が創業 | レーシングチームから発展 |
| オーナーのイメージ | ワイルドな反逆者、新興の成功者 | エレガントな貴族、伝統を重んじる富裕層 |
| 主な購入層の印象 | 経営者、起業家、インフルエンサー | 経営者、資産家、熱心なコレクター |
創業者フェルッチオ・ランボルギーニが、フェラーリへの対抗心からスポーツカー作りを始めたという逸話は有名です。
そうした「挑戦者」の歴史が、自らの力でのし上がった実業家や起業家に好まれる理由のひとつかもしれません。
いわれのない偏見や嫉妬を向けられることも
派手な見た目と高額な価格ゆえに、ネガティブなイメージを持たれることもあります。
「親のすねかじりでは?」「怪しいビジネスをしているのでは?」「成金趣味だ」といった、根拠のない偏見の目を向けられるケースも珍しくありません。
これは、スーパーカーを所有することへの驚きや、ある種の嫉妬が入り混じった反応と言えるでしょう。
実際のオーナーの多くは、長年の努力やリスクを取った挑戦の結果として車を手にしています。
とはいえ、目立つ車であることは変わりません。
駐車場や渋滞中に写真を撮られたり、SNSに投稿されたりするのは日常茶飯事。良くも悪くも周囲の視線を集めてしまうのは、ランボルギーニに乗ってる人の宿命です。
その分、運転マナーや駐車の仕方にも気を配っているオーナーが多いのは、あまり知られていない一面かもしれません。
ランボルギーニに乗ってる人の実際のオーナー像
では、実際のオーナーたちはどんな人なのでしょうか。
単なる「お金持ち」では収まらない、リアルな姿に迫ります。
リスクを取って成功を掴んだ実業家
実際のオーナー像を覗いてみると、明確なビジョンや強いこだわりを持つ人が多いことが分かります。
経済的に非常に豊かな層であることは間違いありませんが、その中心は自らビジネスを切り拓き、リスクを取って成功を掴んだ実業家です。
彼らにとってランボルギーニは、単なる移動手段や見栄のための道具ではありません。
自分の努力の証であり、人生を豊かにするための「ご褒美」として所有しています。
「次はレヴエルトに乗れるくらい会社を大きくする」というように、厳しいビジネスの世界を生き抜くモチベーションとしてランボルギーニを位置づける経営者も少なくありません。
車そのものが、目標設定のツールとして機能しているわけです。
情熱的な車好き・スーパーカーエンスージアスト
純粋に「子どもの頃からの夢だった」「デザインやエンジン音に惚れ込んでいる」という、情熱的な自動車愛好家も数多くいます。
1970〜80年代のスーパーカーブームでカウンタックに憧れた世代が、成功を収めてオーナーになったというケースも珍しくありません。
彼らが愛しているのは、ステータスよりもランボルギーニの歴史や走りそのものです。
電動化が進んだ現行モデルでも、レヴエルトは自然吸気V12エンジンを守り、テメラリオはランボルギーニの市販車として初めて1万回転まで回るV8ツインターボを積んでいます。こうした「らしさ」へのこだわりが、エンスージアストの心をつかんで離しません。
休日の早朝にツーリングへ出かけたり、サーキット走行を楽しんだりと、車と向き合う時間を何より大切にする人たち。
そんなエンスージアストも、ランボルギーニオーナーの重要な一面です。
ウルスの登場で「日常使いするオーナー」が増えた
オーナー像を大きく変えたのが、2018年に日本で発売されたSUVのウルスです。
5人乗りで荷室も備えたウルスは、家族を乗せたり、ゴルフや買い物に出かけたりと、普段の足としても使えるランボルギーニになりました。
現行のウルスSEはプラグインハイブリッドで、モーターだけで約60km走行できます。
早朝の住宅街を静かに出発できるのは、近所付き合いを気にするオーナーにとって意外と大きなメリットでしょう。
その結果、「週末だけ乗る趣味の車」ではなく「毎日乗る1台」としてランボルギーニを選ぶ人が増えました。
家族持ちの経営者や、車高の低いスーパーカーは不安という人がウルスを選ぶケースも多く、オーナー層の裾野を広げる存在になっています。
ランボルギーニオーナーに多い職業とは?
数千万円の車を購入し、維持し続けられるオーナーたちは、どんな仕事をしているのでしょうか。
職業にはいくつかの明確な傾向が見られます。
企業経営者・若手起業家
オーナーの中で最も多いとされるのが、企業の経営者やオーナー社長です。
特に、自らビジネスを立ち上げた創業者や、M&A(会社売却)で大きな資産を築いた実業家が目立ちます。飲食業、不動産業、美容サロンの多店舗展開など、オーナー色が強く利益率の高いビジネスを手掛ける経営者に好まれる傾向があります。
近年増えているのが、IT・Web業界のスタートアップ創業者など、20〜30代の若手起業家です。
若くして成功を収めた彼らは、SNSでの自己ブランディングも兼ねて最新モデルを手にするケースが少なくありません。
経営者が多い理由は、収入の大きさだけではありません。
会社として車両を購入したり、資産を柔軟に動かせたりと、会社員に比べて高額な買い物の自由度が高いことも関係しています。
開業医・弁護士などの高収入な専門職
開業医や、大手法律事務所のパートナー弁護士といった専門職の人々も、オーナーに多く名を連ねます。
長年の努力と高度な専門知識で高い地位と収入を築いてきた人たちで、激務のストレスから解放される「非日常」としてスーパーカーでのドライブを楽しんでいるようです。
開業医の中には、医療法人などの法人名義で車両を購入するケースも見られます。
ただし、車の購入費用を経費として扱えるかどうかは、事業での使用実態によって判断されます。プライベート利用が中心だと税務調査で否認されるリスクもあるため、「節税になるから」という理由だけで買うのは避けたほうが無難です。法人での購入を考えるなら、事前に税理士へ相談しておきましょう。
芸能人・プロスポーツ選手・インフルエンサー
テレビやメディアで活躍する芸能人、トップクラスのプロスポーツ選手も、ランボルギーニを愛車に選ぶことがよくあります。
彼らにとって車は、成功を示すステータスシンボルであると同時に、ファンに向けたセルフプロデュースの一環でもあります。
最近では、トップYouTuberやインフルエンサーがランボルギーニを購入する様子も、SNSでよく見かけるようになりました。
視覚的なインパクトが強いため、動画の企画やブランディングのツールとしても強力に機能しています。
どの有名人がどのランボルギーニに乗っているのか気になる方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
ランボルギーニ・ウルスに乗る芸能人・海外セレブまとめ【あの人の愛車も】
【一覧表】職業別に見るオーナーの特徴
ここまで紹介した職業ごとの傾向を、表にまとめました。
あくまで一般的な傾向であり、個人差がある点はご了承ください。
| 職業 | 主な購入動機 | 購入スタイルの傾向 |
|---|---|---|
| 企業経営者 | 成功の証、仕事のモチベーション | 法人名義、乗り換えを重ねる人も多い |
| 若手起業家 | 自己表現、SNSでのブランディング | 最新モデル、残価設定型ローンの活用 |
| 開業医・弁護士 | 非日常の体験、ストレス解消 | 法人名義や現金一括、長く乗る傾向 |
| 芸能人・スポーツ選手 | ステータス、セルフプロデュース | 話題性の高いモデルや特別仕様 |
| インフルエンサー | 動画やSNSの企画、ブランディング | 目を引くカラーやカスタム |
ランボルギーニを買える人の年収はどれくらい?
ランボルギーニを手に入れるには、莫大な資金が必要です。
では、オーナーたちは実際どれくらいの年収を稼いでいるのでしょうか。
「車両価格は年収の半分まで」で考えると新車は年収6,000万円以上
車選びでよく使われるのが、「車両価格は年収の半分まで」という目安です。
この考え方を当てはめると、必要な年収はおおむね車両価格の2倍になります。
現行のランボルギーニで最も手頃な新車はウルスSEで、日本発表時の価格は約3,150万円からでした。
つまり、無理なく新車を買うには年収6,000万円以上が理想ということになります。テメラリオなら約8,000万円以上、レヴエルトなら1億3,000万円以上が目安です。
もっとも、これはかなり保守的な計算です。
実際には、残価設定型ローンを使ったり、法人で購入したりと、年収の2倍ルールより少ない収入で新車に乗っている人もいます。現実的なラインとしては、新車なら年収3,000万円以上、中古なら年収2,000万円前後がひとつの目安になるでしょう。
年収よりも大切な「資産」と「可処分所得」
年収はあくまで判断材料のひとつにすぎません。
本当に重要なのは、税金や生活費、住宅ローンなどを差し引いたあとに自由に使えるお金(可処分所得)がどれくらい残るかです。
例えば年収3,000万円でも、都心の高額な住宅ローンや子どもの教育費を抱えていれば、手元に残る金額は限られます。
反対に、年収は控えめでも、会社売却や投資で十分な金融資産を持っている人なら、無理なくランボルギーニを所有できるでしょう。
実際、資産家や経営者の中には「給与は低めに設定し、資産や会社の利益で暮らしている」という人も珍しくありません。
「年収○○万円あれば買える」と単純に考えるのではなく、資産全体と毎月のキャッシュフローで判断するのが現実的です。
購入資金を計画的に増やしたい方は、当サイトの積立投資シミュレーターで、目標額までの道のりを試算してみるのもおすすめです。
年収1,000万円でも買える?現実とリスク
「年収1,000万円でもランボルギーニは買えるのか?」という疑問を抱く方もいるでしょう。
結論から言うと、購入自体は不可能ではありません。
例えば、初期のガヤルドは中古車の平均価格が1,200万円前後まで落ち着いており、1,000万円を切る個体も出始めています。
頭金を用意して長期ローンを組めば、年収1,000万円でも手が届く可能性はあるでしょう。
しかし、生活を大きく圧迫するリスクが伴う点は覚悟しておく必要があります。
年式の古いスーパーカーほど、故障や消耗品交換で突然まとまった出費が発生しがちです。ガヤルドの場合、セミATの「eギア」のクラッチ交換などで数十万円単位の費用がかかるケースもあります。
ギリギリの予算で買ってしまうと、維持できずにすぐ手放すことになりかねません。
中古で狙うなら、車両価格とは別に、修理費用の予備資金を最低でも数百万円は確保しておきたいところです。
【比較表】モデル別の価格と必要な年収目安
2026年10月時点の新車・中古車の価格帯と、「車両価格は年収の半分まで」を基準にした年収目安をまとめました。
※価格は税込みの目安です。中古車価格は年式・走行距離・状態で大きく変動し、新車価格もオプションや価格改定で変わります。最新情報は正規ディーラーでご確認ください。
| 検討モデル・状態 | 車両価格の目安 | 年収の目安 |
|---|---|---|
| ガヤルド(中古) | 約930万円〜 | 2,000万円以上 |
| ウラカン(中古) | 約1,800万円〜 | 3,500万円以上 |
| ウルス(初代・中古) | 約2,400万円〜 | 5,000万円以上 |
| ウルスSE(新車PHEV) | 約3,150万円〜 | 6,000万円以上 |
| テメラリオ(新車PHEV) | 約4,207万円〜 | 8,000万円以上 |
| レヴエルト(新車フラッグシップ) | 約6,543万円〜 | 1億3,000万円以上 |
なお、ウラカンは2024年に生産を終了しており、現在は中古車のみの流通です。
また、人気モデルは新車価格より高い中古価格がつくことも多く、登録済み未使用車のウルスSEが新車価格を上回る4,000万円台で販売されている例も見られます。
フラッグシップのレヴエルトについては、スペックや価格を以下の記事で詳しく解説しています。
ランボルギーニ・レヴエルト徹底解説|V12ハイブリッドのスペック・パワートレイン・価格まとめ
購入後にかかるランボルギーニの維持費
ランボルギーニは「買って終わり」の車ではありません。
オーナーになれるかどうかは、むしろ購入後の維持費を払い続けられるかで決まります。
年間維持費は150万〜300万円がひとつの目安
ランボルギーニの年間維持費は、ローンの支払いを除いても150万〜300万円程度が目安です。
主な内訳は、自動車税、任意保険、定期メンテナンス、タイヤなどの消耗品、燃料代、駐車場代になります。
このうち金額がはっきりしているのが自動車税(種別割)です。
排気量で税額が決まるため、モデルによって差があります。
| モデル | 排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|---|
| ウルスSE/テメラリオ | 約4.0L | 65,500円 |
| レヴエルト | 約6.5L | 110,000円 |
| ガヤルド(初度登録から13年超) | 約5.0L | 101,200円 |
※2019年10月以降に新車登録した自家用乗用車の標準税率。ガヤルドは2019年9月以前登録の税率に13年超の重課(約15%)を適用した金額です。
税金以上に負担が大きいのが、任意保険とメンテナンス費用です。
車両保険は車両価格に比例して高額になりやすく、年齢や等級によっては保険会社に引き受けを断られることもあります。タイヤも1台分で数十万円かかるのが普通です。
項目ごとの詳しい金額は、以下の記事で解説しています。
ランボルギーニの維持費はいくら?オイル交換費用から税金まで現実的に解説
保管場所と日常使いの現実的なハードル
お金と同じくらい見落としがちなのが、保管場所の問題です。
例えばテメラリオの全幅は約2m(1,996mm、ミラー除く)あり、一般的な機械式駐車場にはまず入りません。車高も低いため、急な坂や段差のある駐車場では車体の底を擦る心配があります。
そのため、多くのオーナーは自宅にガレージを用意するか、平置きで屋根付きの月極駐車場を借りています。
都心部では駐車場代だけで月数万円かかることも珍しくありません。
盗難やイタズラへの対策も欠かせないポイントです。
高級車は窃盗グループに狙われやすいため、シャッター付きガレージやセキュリティ装置に投資するオーナーも多くいます。
「車は買えるけれど、置く場所がない」という理由で購入を見送る人もいるほどです。
ランボルギーニを検討するなら、車両価格と同時に「どこに、どう置くか」まで考えておきましょう。
ランボルギーニの購入条件と審査について
お金さえあれば、誰でもすぐにディーラーで新車を買えるのでしょうか。
実は、モデルによっては意外な壁が存在します。
通常モデルは資金があれば誰でも購入可能
ウルスSEやテメラリオ、レヴエルトといったカタログモデル(量産モデル)であれば、基本的に厳しい「購入審査」はありません。
現金一括で支払える資金力があるか、ローン審査に通る信用があれば、誰でも正規ディーラーでオーダーできます。
ただし、ランボルギーニの新車は基本的に受注生産です。
ボディカラーや内装、ホイールなどを細かく選んでから生産されるため、オーダーから納車までには長い時間がかかります。テメラリオは受注が約12か月分に達しており、レヴエルトも発表直後から注文が殺到して長い納車待ちが話題になりました。
なお、正規ディーラーでは購入後のメンテナンスや保証も受けられます。
並行輸入車や個人売買と比べて価格は高くなりがちですが、初めてランボルギーニを買う人ほど、正規ディーラーとの付き合いを重視したほうが安心です。
限定モデルは厳しい条件と購入実績が必要
注意が必要なのは、世界限定数十台〜数百台といった限定モデルや特別仕様車です。
直近でも、29台限定のフューオフモデル「フェノメノ」、ミウラ誕生60周年を記念した99台限定の「レヴエルト ミウラ 60° オマージュ」、ランボルギーニ・ジャパン設立25周年を記念した日本限定25台の「レヴエルト インパヴィド」などが発表されています。
こうした希少モデルは、お金を持っているからといって一見の客が買えるものではありません。
購入枠を得るには、次のような暗黙の条件をクリアする必要があるといわれています。
- 過去のランボルギーニの新車購入履歴(複数台を購入しているか)
- ブランドへの貢献度・ロイヤリティ(ディーラー主催のイベントやツーリングへの参加)
- 転売目的ではないことの信用(過去に購入直後の転売をしていないか)
長年ディーラーと良好な関係を築き、上得意客として認められた限られた層だけに、限定モデル購入の案内が届くのです。
参考:CARPRIME(カープライム)
ローン購入時の審査と専用ファイナンス
ランボルギーニをローンで購入する人も少なくありません。
正規ディーラーでは「ランボルギーニ・ファイナンシャル・サービス」が用意されており、残価設定型ローンやオートリースなど、複数のプランから選べます。
ただし、借入額が数千万円単位と住宅ローン並みになるため、審査は一般的なマイカーローンより厳しくなります。
高い年収と安定した職業に加え、過去の返済トラブルがないクリーンな信用情報が求められるでしょう。
年収が高くても、すでに多額の不動産ローンや他社での借り入れがあると、返済比率の問題で否決されることもあります。
残価設定型ローンは月々の支払いを抑えられる反面、最終回に残価の支払いや乗り換えの判断が必要になる点も理解しておきたいところです。
ローンを組む前には、当サイトの借金返済シミュレーターで総返済額を確認しておくと安心です。
参考:LAMBORGHINI FINANCIAL SERVICES
オーナーになると広がるイベントの世界
ランボルギーニのオーナーになると、車を所有する以上の体験が待っています。
そのひとつが、メーカーやディーラーが主催するオーナー向けイベントです。
例えば、毎年開催される「ランボルギーニ・デイ・ジャパン」では、新型車のお披露目に加え、100台を超えるランボルギーニによる都内パレードも行われています。
2026年には、九州・熊本を舞台にした1泊2日の招待制イベント「Lamborghini Summer Days 2026」も開催されました。
こうしたイベントは、オーナー同士の交流の場であると同時に、ディーラーとの関係を深める機会でもあります。
先ほど紹介した限定モデルの購入枠につながる「ブランドへの貢献度」は、こうした場での積み重ねによって育まれていくわけです。
ランボルギーニに乗る人たちが、単なる車好きの枠を超えたコミュニティを形成している理由がここにあります。
ランボルギーニに乗ってる人に関するよくある質問
最後に、ランボルギーニのオーナー像や購入について、よくある疑問に回答します。
ランボルギーニで一番安く買えるモデルは?
新車で最も手頃なのは、SUVのウルスSEです。
日本発表時の価格は約3,150万円からで、テメラリオやレヴエルトと比べると購入のハードルは低めになります。
中古車まで範囲を広げると、最も安いのは2003年に登場したガヤルドです。
初期モデルなら1,000万円前後から見つかります。ただし前述のとおり、年式が古い分、修理費用の備えは欠かせません。
20代でもランボルギーニに乗れる?
可能です。
実際に20〜30代のオーナーは増えており、起業やM&Aで若くして資産を築いた人がオーナーになるケースが目立ちます。
ただし、20代で問題になりやすいのが任意保険です。
年齢が若く等級も低いと保険料が非常に高額になり、車両保険の引き受けを断られることもあります。購入前に、保険の見積もりを必ず取っておきましょう。
新車と中古車、どちらがおすすめ?
予算に余裕があり、最新の性能や保証を重視するなら新車がおすすめです。
好きな仕様をオーダーできるのも新車ならではの魅力で、正規ディーラーでの購入実績は将来の限定モデル購入にもつながります。
一方、「とにかく一度ランボルギーニに乗ってみたい」という人には中古車も有力な選択肢です。
ガヤルドやウラカンなど、すでに生産を終えたV10モデルを狙えるのは中古ならでは。購入時は、整備記録が残っている個体や、正規ディーラーの認定中古車を選ぶと安心です。
中古車選びでは右ハンドルか左ハンドルかも悩みどころなので、気になる方は以下の記事も参考にしてください。
ランボルギーニ右ハンドルはなぜ“ダサい”と言われる?5つの理由と真実【フェラーリとの比較も】
まとめ:ランボルギーニに乗ってる人は情熱と行動力の持ち主
ランボルギーニに乗ってる人のイメージと、そのリアルな実態について解説してきました。
- 日本の新規登録台数は2025年に951台と伸びており、20〜30代のオーナーも増えている
- オーナーは企業経営者や若手起業家、開業医・弁護士などの専門職が中心
- 年収の目安は中古で2,000万円前後、新車なら3,000万円以上(理想は車両価格の2倍)
- 年間維持費は150万〜300万円が目安で、保管場所の確保も欠かせない
- 通常モデルは誰でも買えるが、限定モデルは購入実績やディーラーとの関係が必要
ランボルギーニに乗る人たちは、圧倒的な経済力を持ちながら、それ以上に仕事や人生への強いモチベーションと車への深い愛情を持っています。
彼らにとってランボルギーニは、これまでの努力をねぎらい、さらなる高みへ挑むための「相棒」なのでしょう。
