本記事は2026年10月時点の報道・公式情報をもとに作成しています。メモリやSSD、パソコン本体の価格は短期間で大きく変動しています。実際の購入時は、最新の価格・在庫状況を販売店やメーカーの公式サイトでご確認ください。
パソコンを買うなら「今」なのか、それとも「待ち」なのか。
2026年は、PC市場にとって過去に例を見ない激動の年になっています。
結論から言います。
「待てば安くなる」という常識は、2026年〜2027年には通用しない可能性が高いです。
AI需要による半導体不足でメモリやSSDの価格が高騰し、国内でもPCメーカー各社が値上げを続けているからです。
しかし、焦って適当なPCを買うと、数年後に「スペック不足で何もできない」という最悪の事態になりかねません。
この記事では、価格高騰時代でも損をしないための「防衛的なPC選び」を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
- 2026年のPC市場で何が起きているのか(メモリ高騰・Crucial撤退・Windows 10の延長サポート)
- 「今買うべき人」と「待ってもいい人」の判断基準
- 用途・形態・スペックの3ステップで選ぶ方法
- 予算別のおすすめ構成と、買う前に確認すべき注意点
市場のリアルな現状を知り、あなたにとって本当に必要な1台を見つけましょう。
2026年のPC市場で起きている「3つの緊急事態」
まずは、パソコンを取り巻く環境がどう変わったのか、最新の事実を整理しておきましょう。
これを知らずに家電量販店や通販サイトに行くと、思わぬ高値掴みをしたり、選択肢の少なさに驚いたりすることになります。
2026年のPC選びを難しくしている要因は、大きく分けて以下の3つです。
AI需要爆発によるメモリ・SSD価格の急騰
「パソコンの値段、なんか上がってない?」と感じた方は鋭いです。
PCの主要パーツであるメモリ(DRAM)とSSD(NANDフラッシュ)の価格は、2025年後半から上がり始め、2026年に入って一気に跳ね上がりました。
原因は、世界的な「生成AIブーム」です。
巨大IT企業がAIサーバー向けの高性能メモリ(HBM)を大量に確保し、メモリメーカーも利益の大きいHBMへ生産を振り向けているため、私たちが使う一般PC向けのメモリが不足しています。
2026年8月の報道(Tom’s Hardwareの報道をもとにしたマイナビニュース)では、米国でDDR5メモリの32GB・64GBキットの平均価格が前年比で約350〜480%上昇し、旧世代のDDR4も約1.5倍になったと伝えられています。
影響はパーツ単体にとどまりません。国内でもマウスコンピューターや富士通などが価格を改定し、VAIOは2026年4月に続いて9月にも個人向けPCを値上げしました。
さらに、主要メモリメーカー3社の2027年の生産能力はすでに売約済みと報じられており、SK hynixのCEOは「2027年はメモリ業界史上最も供給が厳しい年になる」と警告しています。少なくとも2027年までは「待っていれば安くなる」という従来のセオリーが通用しにくい状況です。
参考:AI需要によるチップ不足で2026年にはスマホの販売価格が6.9%上昇するとの予測(GIGAZINE)
定番ブランド「Crucial」の撤退による混乱
自作PCユーザーやBTO(受注生産)PCを選ぶ人にとって衝撃だったのが、Micron(マイクロン)社によるコンシューマー向けブランド「Crucial」の事業撤退です。
長年、「メモリやSSDに迷ったらCrucialを選べば間違いない」と言われるほどの信頼とコスパを誇っていましたが、Micronは2025年12月に撤退を発表し、一般向けの出荷は2026年2月(同社の2026会計年度第2四半期末)で終了しました。
なお、すでに販売されたCrucial製品の保証・サポートは継続するとされています。手元にあるCrucial製のメモリやSSDが、すぐに使えなくなるわけではありません。
一方で、安価で高品質なメモリの選択肢が減ったのは事実で、SamsungやWestern Digital、KIOXIAといった他メーカーへの移行が進んでいます。
これからPCを選ぶ際は、「どこのメーカーのパーツが使われているか」をより慎重に見る必要があります。BTOパソコンでは、パーツのメーカーを「指定なし」にしていると、知らないメーカーの製品が使われることもあるので、気になる場合は購入前に問い合わせておきましょう。
参考:さようなら「Crucial」――Micronがコンシューマー向け製品事業から撤退(ITmedia PC USER)
>信頼できる代替メーカー(Samsung/WD/KIOXIA)のSSD一覧を見る
>まだ在庫があるかも?Crucial製品の最終在庫をチェックする
Crucial撤退後に選ぶべきメーカーや、用途別の推奨容量は【2026年版】メモリ・SSDの選び方|Crucial撤退後の新定番メーカーと推奨容量で詳しく解説しています。
Windows 10 サポート終了と延長セキュリティ更新(ESU)
2025年10月14日をもって、Windows 10の通常のサポートは終了しました。
ただし個人向けには、セキュリティ更新だけを受け取れる「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」が用意されています。当初は2026年10月13日までの予定でしたが、2026年6月にMicrosoftの資料が更新され、2027年10月12日まで1年延長されました。
ESUへの登録方法は次の3つです。
- Microsoftアカウントでサインインし、Windowsバックアップで設定をクラウドに同期する(無料)
- Microsoft Rewardsのポイントを1,000ポイント交換する
- 有料で購入する(30ドル。日本では3,500円)
すでに登録済みのPCは、延長後の期限まで自動的に対象になると報じられています。一方、ESUに登録していないWindows 10のPCは、セキュリティ更新が届かず、サイバー攻撃に対して無防備な状態です。「壊れてないからまだ使える」と思っても、ネットに繋ぐだけでリスクになります。
注意したいのは、ESUはあくまで「時間稼ぎ」だという点です。新機能や不具合修正は提供されず、2027年10月以降の延長は約束されていません。今のPCがWindows 11の要件を満たさないなら、ESUで時間を稼ぎつつ、遅くとも2027年夏ごろまでに買い替えを済ませる計画を立てておきましょう。
サポート終了に伴う買い替え需要と値上げが重なり、人気のモデルは品薄になりがちです。欲しいモデルがあるなら、在庫があるうちに確保するのが鉄則です。
参考:Windows 10サポートは 2025 年 10 月 14 日に終了しました(Microsoft Support)
Windows 10を使い続けるリスクや買い替えの進め方は、【2026年版】Windows 10サポート終了!使い続けるリスクと「損しない」買い替え術もあわせてご覧ください。
パソコンは今買うべき?待つべき?買い時の判断基準
ここまで読んで「じゃあ自分は今すぐ買うべきなの?」と迷った方も多いはずです。
2026年10月時点では、メモリ価格が下がる材料は見当たらず、Acerの会長はPC価格のピークを2027年中ごろと見ています。そのため、必要な人は「待つ」より「今、必要十分な1台を買う」ほうが損をしにくいというのが基本の考え方です。
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 今のPCが壊れた・起動が極端に遅い | 今買う | 待っても値下がりは期待しにくく、仕事や学業への支障のほうが大きい |
| Windows 11非対応のWindows 10機を使っている | ESUに登録し、2027年夏までに買う | ESUの期限は2027年10月12日。直前は駆け込み需要で品薄になりやすい |
| 進学・就職・新年度で必要になる | 早めに買う | 2〜3月は需要が集中し、人気モデルが売り切れやすい |
| 今のPCに大きな不満がない | 待ってもよい | 無理に高値の時期に買う必要はない。メモリ増設やSSD交換で延命できる場合もある |
「今のPCに不満がない」人でも、Windows 10を使っているなら、まずは今のPCがWindows 11に対応しているかを確認してください。対応していれば無料でWindows 11にアップグレードでき、買い替えを急ぐ必要はありません。
Windows 11には、TPM 2.0や対応CPUなどの要件があります。手軽に確認したいときは、Microsoftが無料で配布している「PC正常性チェック」アプリを使うと、対応しているかどうかと、満たしていない項目が分かります。
失敗しないPC選びの3ステップ|用途・形態・スペック
厳しい市場環境ですが、基本を押さえれば「良い買い物」は可能です。
ここからは、実際にPCを選ぶ際の手順を3つのステップで解説します。
いきなりカタログのスペック表を見るのではなく、まずは「自分がどう使うか」を整理することから始めましょう。
Step 1. 「何に使うか」を明確にする
パソコン選びで最も失敗しやすいのが、「なんとなく何でもできそうな高いPCを買う」か、逆に「安すぎて何もできないPCを買う」ことです。 用途によって必要な性能は全く異なります。
| 用途 | 重視すべきポイント | 推奨記事 |
|---|---|---|
| 事務・レポート・動画視聴 | サクサク動くCPU、Web会議の快適さ | ビジネス・学生向けPC |
| 動画編集・画像生成AI | 大容量メモリ、高性能GPU | クリエイターPC |
| PCゲーム | 描画性能(GPU)、冷却性能 | ゲーミングPC |
まずは自分のメイン用途を一つ決めてください。 「たまに動画編集もしたい」程度なら、そこまでハイスペックでなくても対応できる場合があります。
用途を決めるときは、「今やりたいこと」だけでなく「3〜5年後にやっていそうなこと」も考えておくのがコツです。たとえば大学生なら、卒業研究で統計ソフトや画像処理を使う可能性があります。価格が高い時期だからこそ、買い直しが発生しないように少し先まで見据えて選びましょう。
Step 2. 「ノート」か「デスクトップ」かを決める
次に、パソコンの形(フォームファクタ)を決めます。 ライフスタイルに合わせて選ぶのが正解ですが、2026年の傾向として「価格高騰対策ならデスクトップ」という視点も重要です。
【ノートPCがおすすめな人】
- 大学やカフェ、オフィスへ持ち運びたい。
- 家の中に専用の設置スペースがない。
- 配線をスッキリさせたい。
【デスクトップPCがおすすめな人】
- 同じ予算で少しでも高性能なPCが欲しい(コスパ重視)。
- 後からメモリやSSDを自分で増設したい。
- 重いゲームや4K動画編集をバリバリこなしたい。
特に今はパーツ価格が高いため、最初からハイスペックなノートPCを買うと非常に高額になります。 デスクトップなら、最初は必要十分な構成で買い、価格が落ち着いた頃にパーツを買い足す「延命措置」がしやすいというメリットがあります。
ノートPCを選ぶ場合は、メモリが「オンボード(基板に直付け)」かどうかを必ず確認してください。薄型ノートの多くはメモリを後から増設・交換できないため、購入時の容量がそのまま一生の容量になります。後から増やせない分、ノートPCこそメモリ容量は妥協しないのが鉄則です。
なお、外出先ではノートPC、自宅では外部モニターにつないで大画面で作業する、という使い方もできます。モニターとの接続方法については、HDMI 1.4・2.0・2.1・2.2の違いとケーブルの選び方【比較表】で詳しく解説しています。
>ベストセラーのノートPCランキングを見る
>コスパ重視!デスクトップPCの検索結果を見る
Step 3. 2026年の「基準スペック」を知る
最後に、具体的な性能(スペック)をチェックします。 数年前の常識とは少し基準が変わっていますので、以下の表を目安にしてください。
| パーツ | 一般用途(最低ライン) | 快適・クリエイティブ(推奨) |
|---|---|---|
| CPU | Core i5 / Core Ultra 5 / Ryzen 5 | Core Ultra 7 / Ryzen 7 |
| メモリ | 16GB | 32GB 〜 64GB |
| ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB (NVMe Gen4) |
| GPU | 内蔵GPU | RTX 4060 / 5060 以上 |
特に注意すべきは「メモリ」です。 かつては8GBで十分と言われていましたが、Windows 11の機能増加やブラウザのメモリ消費増により、現在は「16GB」が最低ラインです。 動画編集やゲームをするなら「32GB」ないと快適に動作しない場面が増えています。
メモリが高騰している今は、店頭で「8GBなら安い」というモデルに目が向きがちです。しかし、8GBではブラウザのタブを多く開いたりWeb会議をしたりするだけで動作が重くなりやすく、数年後に買い直すことになれば結局高くつきます。価格は上がっていますが、ここをケチるとPCの寿命を縮めることになるので注意してください。
ストレージも同様で、256GBでは写真や動画、Windowsの大型アップデートであっという間に容量不足になります。クラウドストレージを併用する前提でも、512GBは確保しておくと安心です。
話題の「AI PC(Copilot+ PC)」は本当に必要?
最近のPCカタログを見ると、「AI PC」や「Copilot+ PC」という言葉が踊っています。
これは、AIの処理を専門に行う「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」というチップを搭載したPCのことです。
「これからはAI PCじゃないとダメなの?」と不安になるかもしれませんが、現状の結論は「必須ではないが、あると便利」というレベルです。
NPUがあると何が変わるのか
Microsoftは、40TOPS(1秒間に40兆回の演算)以上のNPUを搭載し、16GB以上のメモリなどの条件を満たしたPCを「Copilot+ PC」と呼んでいます。NPUを搭載したPC(特にCopilot+ PC)では、以下のようなメリットがあります。
- バッテリー持ちが良くなる: Web会議の背景ぼかしや音声ノイズ除去をNPUが担当するため、CPUの負担が減り、省電力になります。
- ローカルAIが使える: ネットに繋がなくても、PC内で画像の生成や文章の要約がある程度できます。
- セキュリティ向上: データをクラウドに送らずにAI処理できるため、プライバシー面で安心です。
逆に言えば、文章作成やExcel、動画視聴といった従来の作業だけであれば、無理に高いAI PCを買う必要はありません。ChatGPTやCopilotなど、ブラウザやアプリから使う一般的な生成AIサービスは、クラウド側で処理されるためNPUがなくても普通に使えます。
ただ、これからPCを4〜5年使うつもりなら、今後のAIアプリ普及を見越して「AI対応」を選んでおくのは賢い投資と言えます。Copilot+ PCはメモリ16GB以上が条件なので、「メモリ16GBは最低ライン」という基準も自然に満たせます。
なお、Snapdragon X搭載のCopilot+ PCはArmという設計のCPUを使っています。一般的なアプリは問題なく動きますが、一部の古い業務ソフトや周辺機器のドライバ、ゲームのアンチチートなどが対応していない場合があります。使いたいソフトがある場合は、購入前に対応状況を確認しておきましょう。
>話題の「Copilot+ PC」対象モデルをAmazonで探す
【予算別】今買うならこの構成!おすすめの目安
次に、予算に合わせた現実的な構成案を提案します。
価格高騰の影響を加味した相場感の目安です。値上げが続いているため、同じ構成でも時期によって予算の上限に近づいたり、超えたりする場合があります。
予算10万円〜15万円:実用性重視のスタンダード
大学生や一般的なビジネスマンにおすすめのゾーンです。
- タイプ: ノートPC(13〜14インチ)
- CPU: Intel Core i5 / Core Ultra 5 または AMD Ryzen 5
- メモリ: 16GB(必須)
- SSD: 512GB
- 特徴: Office作業やZoom会議は快適。重いゲームは厳しいですが、日常使いで困ることはまずありません。
この価格帯は「Office付きかどうか」で価格が大きく変わります。大学や会社でMicrosoft 365のライセンスが無料で配布されている場合は、Officeなしのモデルを選ぶと予算をメモリやSSDに回せます。学生向けの詳しい選び方は【2026年決定版】大学生・社会人のためのノートPC選び方|10万円台で失敗しない「正解スペック」を参考にしてください。
>【予算10〜15万】Core i5 / 16GB / Office搭載ノートPCを探す
予算20万円〜30万円:クリエイティブ・ゲーミング入門
動画編集を始めたい人や、PCゲームを楽しみたい人向けです。
- タイプ: ゲーミングノート または デスクトップ
- CPU: Intel Core i7 / Core Ultra 7 または Ryzen 7
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 4060 / 5060
- メモリ: 32GB
- SSD: 1TB
- 特徴: フルHD画質でのゲームプレイや、4K動画のカット編集がスムーズに行えます。最もコストパフォーマンスが高い層です。
予算が厳しい場合は、メモリを16GBにして後から32GBへ増設する手もありますが、メモリ価格が高い今は「後から買い足すほうが割高」になりやすい点に注意してください。増設するつもりなら、空きスロットがあるデスクトップを選びましょう。用途別の詳しい選び方は、【2026年版】クリエイターPCの選び方|動画編集・生成AIを快適にする必須スペックと【2026年版】ゲーミングPCおすすめの選び方|RTX 50シリーズ対応・予算別スペックを解説で解説しています。
>【予算20万〜】RTX 4060 / 5060搭載ゲーミングPCを探す
予算40万円以上:妥協なしのハイエンド
プロのクリエイターや、最高画質でゲームをしたい人向けです。
- タイプ: ハイエンドデスクトップ
- CPU: Intel Core Ultra 9 または Ryzen 9 (X3D)
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5080 / 5090
- メモリ: 64GB以上
- SSD: 2TB (Gen5)
- 特徴: 生成AIの学習や、最新ゲームの4Kレイトレーシングなど、あらゆる負荷の高い作業をストレスなくこなせます。
メモリ64GBクラスは、今回の価格高騰の影響を最も強く受けている構成です。本当に64GBが必要な作業(大規模な動画編集や生成AIのローカル実行など)をするのか、一度立ち止まって確認してから選びましょう。
>【ハイエンド】RTX 4080 / 5080以上搭載の最強PCを探す
価格高騰時代にパソコンを安く・賢く買う方法
予算内に収まらないときに、性能を落とさずに出費を抑える方法も知っておきましょう。
購入先ごとの特徴を知っておく
| 購入先 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 家電量販店 | 実機を触って選べる。設定サービスや長期保証が充実 | Officeや不要なソフトが付いて割高になりやすい |
| メーカー直販 | メモリやSSDを選んでカスタマイズできる。セールやクーポンがある | カスタマイズ品は届くまで時間がかかることがある |
| BTOショップ | パーツ構成を細かく選べ、同じ予算で高性能にしやすい | パーツのメーカーが「指定なし」の場合がある |
| 通販サイト | 価格を比較しやすく、セール時期は割引率が大きい | 型落ち品や海外モデルが混ざるので型番を確認する |
型落ちモデル・整備済み品も選択肢に入れる
メモリ高騰前に生産された型落ちモデルは、新モデルより割安に買えることがあります。CPUが1〜2世代前でも、事務作業や動画視聴なら性能差を感じる場面はほとんどありません。ただし、メモリ8GBのモデルや、Windows 11非対応の古い中古品は避けてください。
メーカーや専門業者が点検・整備した「整備済み品(リファービッシュ品)」も、保証付きで比較的安く買える選択肢です。購入するときは、保証期間とバッテリーの状態、Windows 11のライセンスが正規のものかを確認しましょう。
今のPCを延命して時間を稼ぐ
今のPCがWindows 11に対応していて、動作が遅いだけなら、HDDからSSDへの交換やメモリの増設で見違えるほど快適になることがあります。新品を買うより出費を抑えられるので、価格が落ち着くまでの「つなぎ」として検討する価値があります。
また、動作が遅い原因がPCではなくネット回線にあるケースも意外と多いです。Wi-Fiの電波が届きにくい部屋で使っているなら、Wi-Fi中継機おすすめ5選【2026年】初心者向けの選び方と置き場所も参考にしてください。
パソコン購入に関するよくある質問
Q. メモリ8GBのパソコンはもう買わないほうがいい?
メールやネット閲覧だけ、サブ機として使うといった限られた用途でなければ、おすすめしません。メイン機として4〜5年使うなら、16GBを最低ラインにしてください。特にメモリを後から増設できないノートPCでは、購入時の選択がやり直せません。
Q. パソコンの価格はいつ下がる?
2026年10月時点では、はっきりした時期は分かりません。メモリメーカーの新工場が本格稼働するのは2027〜2028年ごろと見られており、それまでは高止まりが続くという見方が多くなっています。価格が下がるのを待つより、必要なタイミングで必要十分な1台を選ぶほうが現実的です。
Q. Windows 10のまま使い続けても大丈夫?
ESUに登録していれば、2027年10月12日までセキュリティ更新を受け取れます。登録していない場合は、セキュリティ更新が届かないため、ネットバンキングやオンライン決済などに使うのは避けてください。ESUは一時的な措置なので、期限までにWindows 11への移行を済ませましょう。
Q. 古いパソコンのデータはどう移せばいい?
Windows 10・11には「Windowsバックアップ」という機能があり、Microsoftアカウントを使って設定やファイルをクラウド(OneDrive)に保存し、新しいPCで復元できます。写真や動画など容量の大きいデータは、外付けSSDやUSBメモリにコピーして移すと確実です。古いPCを処分する前には、データの完全消去も忘れずに行いましょう。
まとめ|「価格」よりも「寿命」で選ぶのが正解
2026年のパソコンの選び方と買い時について解説しました。
ポイントを振り返りましょう。
- 待っても安くならない可能性: AI需要によるメモリ不足で、少なくとも2027年までは価格の高止まりが予測されます。
- メモリは16GB以上: Crucial撤退で選択肢は減りましたが、容量だけは妥協しないでください。
- Win10終了対策: ESUは2027年10月12日まで延長されましたが、あくまで時間稼ぎです。期限前に余裕を持って買い替えましょう。
- AI PCは「投資」: 長く使うならNPU搭載機がおすすめですが、必須ではありません。
- 賢く買う工夫: 型落ち・整備済み品や、今のPCの延命も選択肢に入れましょう。
PCは決して安い買い物ではありません。
しかし、目先の数万円をケチってストレスの溜まるPCを買うよりも、少し背伸びをしてでも「長く快適に使えるスペック」を選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスは良くなります。
ぜひこのガイドを参考に、あなたの相棒となる最適な1台を見つけてください。
