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情報セキュリティマネジメント試験は意味ない?メリット・難易度と制度変更

情報セキュリティマネジメント試験は意味ない?メリット・難易度と制度変更 勉強・資格

情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、ITエンジニアだけでなく、個人情報を扱う営業・総務・人事などの業務部門リーダーにも強く推奨される国家資格です。

「意味ない」という声もありますが、結論からお伝えすると、この資格は「ITの専門家ではないが、組織のセキュリティリスクを管理する立場」の人にとって、コストパフォーマンスが非常に高い資格といえます。一方で、技術力を証明したいエンジニアにとっては優先度が下がります。

本記事では、2026年10月時点の公式データに基づき、資格取得の具体的なメリット・デメリット、難易度や他資格との違いを分かりやすく解説します。先に要点をまとめると、次のとおりです。

  • 合格率は約70%(令和7年度は70.0%)。基本情報技術者試験より合格しやすい
  • 受験料は7,500円(税込)。通年のCBT方式で、好きな日時・会場を選べる
  • 2026年12月28日以降は試験が休止予定。年内に受けるなら早めの申込みが必要
  • 2027年度の制度見直し後も、SGは「継続」とされている
  1. 情報セキュリティマネジメント試験(SG)は意味ない?結論と理由
    1. 「意味ない」と言われる3つの理由
    2. 取得する価値が高い人・優先度が低い人
  2. 情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは|難易度とCBT方式
    1. 試験時間・出題数・合格基準・受験料の一覧
    2. 科目A・科目Bで出題される内容
    3. 令和5年度より通年受験が可能に
    4. 近年の合格率と本当の難易度
    5. 合格に必要な勉強時間の目安
  3. 【2026年10月時点】試験の休止予定と2027年度の制度見直し
    1. 2026年12月28日以降は試験が休止される予定
    2. 2027年度以降もSGは「継続」とされている
    3. 今すぐ受けるべきか、制度変更を待つべきか
  4. 情報セキュリティマネジメント試験を取得する4つのメリット
    1. 非エンジニアでもセキュリティ意識の高さを客観的に証明できる
    2. 就職・転職活動でのアピール材料になる
    3. 上位資格へのステップアップになる
    4. 資格手当や報奨金の対象になるケースがある
  5. 情報セキュリティマネジメント試験のデメリット・注意点
    1. 技術的な専門性の証明としては弱い
    2. 資格だけで仕事が得られるわけではない
    3. 知識の陳腐化が早い
  6. 【比較表】ITパスポート・基本情報との違い
  7. 情報セキュリティマネジメント試験はこんな人におすすめ
  8. 情報セキュリティマネジメント試験に合格するまでの流れ
  9. 情報セキュリティマネジメント試験のよくある質問
    1. ITパスポートを受けずに、いきなりSGを受けてもいい?
    2. 履歴書にはどう書けばいい?
    3. 資格に有効期限や更新手続きはある?
    4. 不合格だった場合、すぐに受け直せる?
    5. 2027年度の制度変更で、合格は無駄にならない?
  10. まとめ:非エンジニアこそ取得すべきコスパの良い国家資格

情報セキュリティマネジメント試験(SG)は意味ない?結論と理由

SGが「意味ない」と言われるのには、はっきりした理由があります。ただし、その多くは「誰にとって意味がないのか」を取り違えたものです。まずは否定的な意見の中身を整理します。

「意味ない」と言われる3つの理由

  • 独占業務がない:合格しなければできない仕事はなく、資格だけで職に就けるわけではありません。
  • 合格率が高い:合格率が約70%のため、「誰でも受かる資格」と見られることがあります。
  • エンジニアの評価には直結しにくい:同じレベル2の基本情報技術者試験(FE)のほうが、開発職の採用では重視されやすい傾向があります。

どれも事実ですが、SGはもともと技術者向けの試験ではありません。IPA(情報処理推進機構)は対象者を「情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダーとして」組織の情報セキュリティを維持・改善する人と定めています。つまり、エンジニアの物差しで測ると「意味ない」ように見えるだけで、利用部門の人にとっては狙いどおりの内容です。

取得する価値が高い人・優先度が低い人

立場SGの価値理由
総務・人事・経理・営業など利用部門の担当者高い個人情報や機密情報の扱い方を、体系的に学んだ証明になる
部下の情報管理を指導する管理職高いリスクの洗い出しや事故対応の考え方が、そのまま実務に使える
IT業界の営業・カスタマーサポート高い顧客とセキュリティの話をするときの共通言語が身につく
開発エンジニアを目指す人低めプログラミングやアルゴリズムを問う基本情報技術者試験が優先
セキュリティの専門家を目指す人入口として有効最終的には情報処理安全確保支援士試験などの上位資格が必要

セキュリティ事故は、技術の穴よりも「人の行動」から起きることが少なくありません。IPAが2026年1月に公表した「情報セキュリティ10大脅威 2026」の組織編でも、1位は「ランサム攻撃による被害」、2位は「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」、3位には初めて「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が入りました。いずれも、現場の一人ひとりの判断が被害の大きさを左右するテーマです。利用部門にセキュリティを理解した人がいる価値は、年々大きくなっています。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは|難易度とCBT方式

情報セキュリティマネジメント試験(Information Security Management Examination、略号:SG)は、経済産業省が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の一つです。

ITパスポート試験の上位にあたる「スキルレベル2」に位置付けられており、技術的な詳細よりも、組織的なセキュリティ対策の計画・運用・評価(マネジメント)に重きを置いています。受験資格はなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。

試験時間・出題数・合格基準・受験料の一覧

項目内容(2026年10月時点)
実施方式CBT方式(テストセンターのパソコンで受験)・随時実施
試験時間120分(科目A・科目Bをまとめて実施)
出題数60問(科目A:48問、科目B:12問)
出題形式科目A:四肢択一/科目B:多肢選択式
合格基準科目A・Bの総合評価点が1,000点満点中600点以上
受験料7,500円(税込)
合格発表受験した月の翌月(例:2026年8月受験分は9月28日に発表)

採点にはIRT(項目応答理論)という方式が使われ、単純に「1問◯点」とはなりません。60問のうち評価に使われるのは56問で、残りの4問は今後の出題に向けた評価用の問題です。どの問題が評価対象かは分からないため、全問を丁寧に解く必要があります。

科目A・科目Bで出題される内容

試験区分は従来の「午前・午後」から「科目A・科目B」へと名称・形式が変更され、計120分でまとめて実施される形式になっています。それぞれの特徴は次のとおりです。

  • 科目A(48問):知識を問う四肢択一。情報セキュリティの考え方・管理・対策・関連法規が中心で、ネットワークやデータベースなどの技術、プロジェクト管理、経営・法務の基礎も出題されます。
  • 科目B(12問):職場で起こりそうな場面を描いた文章を読み、取るべき対応を選ぶケーススタディ形式。暗記だけでは解けず、読解力と判断力が問われます。

科目Aと科目Bの間に休憩はなく、時間配分は自分で決めます。科目Bは1問あたりの文章量が多いため、科目Aを手早く終えて科目Bに時間を残すのが定番の進め方です。

令和5年度より通年受験が可能に

以前は春期・秋期の年2回実施でしたが、令和5年度より通年実施のCBT(Computer Based Testing)方式へと変更されました。現在は全国のテストセンターで、自分の都合の良い日時を選んで受験可能です。

申込みは試験運営会社(CBTソリューションズ)のサイトから行い、支払いはクレジットカード、コンビニ・Pay-easy(払込手数料330円)、バウチャーから選べます。申込み後に知っておきたいルールは次の3つです。

  • 受験日・会場の変更は試験日の3日前まで可能
  • 申込み後のキャンセル・返金はできない
  • 当日は本人確認書類が必須。提示できないと受験できない

【注意】再受験の制限(リテイクポリシー)
受験日時が自由な反面、一度受験すると30日間は再受験ができないという制限があります。正確には「前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降」を次の受験日に指定できます(例:5月1日に受験した場合は6月1日以降)。計画的に学習を進め、万全の状態で挑むことが重要です。

参考:情報セキュリティマネジメント試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

近年の合格率と本当の難易度

「難易度が高い」と言われることもありますが、実際のデータを見ると極端に難しい試験ではありません。IPAの統計による、通年CBT方式になってからの実績は次のとおりです。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度36,362人26,398人72.6%
令和6年度41,657人28,731人69.0%
令和7年度45,924人32,141人70.0%

合格率は70%前後で安定しており、受験者数も年々増えています。基本情報技術者試験(令和7年度38.3%)や応用情報技術者試験(同23.4%)と比較しても合格率は高く、適切な対策を行えば、IT未経験者でも十分に合格を狙える難易度です。

ただし、油断は禁物です。セキュリティ関連の法規や攻撃手法のトレンドなど、覚えるべき専門用語は多岐にわたります。また、年2回実施だった頃は合格率が50%前後の回も多く、「7割受かるから対策は不要」という試験ではありません。合格率が高いのは、受験者の多くが業務上の必要から、準備をして受けに来ているためと考えるのが自然です。

合格に必要な勉強時間の目安

IPAは勉強時間の目安を公表していませんが、資格スクールや学習サイトでは、おおむね次のような時間が目安として紹介されています。

  • ITの知識がほとんどない人:200時間程度(1日2時間で3か月強)
  • ITパスポート試験に合格している人:50〜100時間程度(1日1時間で2〜3か月ほど)

あくまで目安であり、普段の業務でどれだけITやセキュリティに触れているかで大きく変わります。受験日を自分で決められる試験なので、問題演習で安定して7割以上を取れるようになってから日程を確定させると、無駄な再受験を避けられます。

【2026年10月時点】試験の休止予定と2027年度の制度見直し

これから受験する方が必ず押さえておきたいのが、直近のスケジュールです。情報処理技術者試験は2027年度に制度の見直しが予定されており、その移行に伴って試験が一時的に受けられなくなります。

2026年12月28日以降は試験が休止される予定

IPAは、2026年12月28日以降に試験の休止を予定していると案内しています。試験運営会社の案内でも、2026年9月1日以降に申し込む場合、選べる試験日は2026年12月27日までとなっています。

ここで効いてくるのが、先ほどの「30日間は再受験できない」ルールです。たとえば11月26日に受験すれば、計算上は12月27日に再受験できます。しかし、それより後に受験して不合格になると、休止前にもう一度受けることはできません。年内の合格を目指すなら、11月下旬までに1回目を受けておくと、万一のときにやり直しがききます。休止前は会場の予約が混み合うことも考えられるため、日程は早めに押さえておきましょう。

2027年度以降もSGは「継続」とされている

「制度が変わるなら、SGはなくなるのでは」と心配する声もありますが、経済産業省とIPAが2026年3月31日に公表した検討状況では、SGは「継続」とされています。公表されている主な内容は次のとおりです。

  • 現行の試験制度は2026年度の実施をもって終了し、2027年度から新しい制度へ移行する予定
  • ITパスポート・SG・基本情報技術者試験は、2027年度春頃から新制度で実施される予定
  • SGは名称もそのまま。試験時間(120分)と出題数(科目A48問・科目B12問)も変わらない
  • 出題範囲の体系や表記は一部見直されるが、問う知識・技能の範囲そのものは変わらないとされている
  • ITパスポートの次のステップとして、新たに「データマネジメント試験(仮称)」が設けられる予定

これらはあくまで「現時点の検討状況」として公表されたもので、今後変更される可能性があります。再開の正確な時期や申込み開始日は、IPAの公式サイトで確認してください。

参考:情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

今すぐ受けるべきか、制度変更を待つべきか

情報処理技術者試験の合格に有効期限はなく、制度が変わっても合格した事実は残ります。問われる知識の範囲も変わらないとされているため、すでに学習を始めている方は休止前に受けてしまうのが合理的です。現行の出題に合わせた教材や問題集を、そのまま使い切れるからです。

これから学習を始める方で、12月までに十分な勉強時間が取れない場合は、無理に詰め込む必要はありません。再開後の受験を前提に、じっくり準備を進めるのも一つの選択です。その場合は、新制度向けに公開されるシラバスやサンプル問題も確認しておくと安心です。

情報セキュリティマネジメント試験を取得する4つのメリット

IT人材不足が叫ばれる中、セキュリティリテラシーを持つ人材の需要は高まる一方です。ここでは具体的なメリットを4つ挙げます。

非エンジニアでもセキュリティ意識の高さを客観的に証明できる

最大のメリットは、エンジニア以外の職種でも評価されやすい点です。

例えば、マイナンバーや顧客リストを扱う人事・経理部門において、この資格保持者がいることは組織として大きな安心材料になります。ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運用担当者として抜擢されるチャンスも増え、社内での立ち位置を確立するのに役立ちます。

学ぶ内容も、不審なメールへの対応、パスワードやアクセス権の管理、委託先の管理、事故が起きたときの報告手順など、明日からの業務に直結するものばかりです。

就職・転職活動でのアピール材料になる

履歴書の資格欄に記載できる国家資格であり、一定のITリテラシーを保証するものです。

特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業のバックオフィス部門や、IT企業の営業職への転職においては、「セキュリティリスクを理解している人材」として、プラスの評価を得やすくなります。

上位資格へのステップアップになる

情報セキュリティマネジメント試験で学ぶ内容は、さらに上位の「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」や「応用情報技術者試験」のセキュリティ分野の基礎となります。

いきなり高難易度の資格に挑んで挫折するよりも、まずはSGで基礎を固めることで、スムーズに知識を積み上げることができます。

資格手当や報奨金の対象になるケースがある

企業によっては、合格者に一時金(報奨金)や月々の資格手当を支給する制度を設けています。

金額や対象資格は会社ごとに異なりますが、受験料(7,500円)以上のリターンが得られるケースも少なくありません。受験前に、勤務先の就業規則や資格取得支援制度を確認しておきましょう。受験料を会社が負担してくれる場合もあります。また、自己啓発に意欲的な姿勢は人事評価にも良い影響を与えるでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験のデメリット・注意点

メリットが多い一方で、取得前に理解しておくべき注意点もあります。

技術的な専門性の証明としては弱い

この試験は「マネジメント(管理)」に焦点を当てています。そのため、サーバー構築やペネトレーションテストといった、実践的なセキュリティ技術力を証明するものではありません。

エンジニアとして高度な技術力をアピールしたい場合は、「情報処理安全確保支援士」などの上位資格を目指す必要があります。あくまで「利用者側のリーダー」向けであることを理解しておきましょう。

資格だけで仕事が得られるわけではない

SGには、合格者だけに認められた独占業務がありません。資格を取っただけで採用や昇進が決まることは期待しにくく、評価されるのは「学んだ知識を業務でどう活かしたか」です。面接や社内評価では、「社内の情報管理ルールを見直した」「不審メール対応の手順を整えた」といった具体的な行動とセットで伝えると、説得力が増します。

知識の陳腐化が早い

サイバー攻撃の手法やセキュリティツールは日々進化しています。

試験に合格した時点での知識は最新でも、数年経てば古い情報になってしまう可能性があります。資格に有効期限はありませんが、実務で活かし続けるためには、合格後もニュースや専門サイトで情報をアップデートし続ける努力が不可欠です。IPAが毎年公表している「情報セキュリティ10大脅威」に目を通すだけでも、その年に警戒すべきテーマをつかめます。

【比較表】ITパスポート・基本情報との違い

どの資格を受けるべきか迷っている方のために、主要な試験との比較を表にまとめました。受験料はいずれも7,500円(税込)です。

試験区分対象者・レベル主な役割難易度(令和7年度合格率)
ITパスポート(IP)全社会人
(レベル1)
ITを正しく利用するための基礎知識易
(48.6%)
情報セキュリティマネジメント(SG)部門リーダー・担当者
(レベル2)
組織の情報管理・リスク対策の実践中
(70.0%)
基本情報技術者(FE)プログラマ・エンジニア
(レベル2)
ITシステムの設計・開発・運用の基礎中〜高
(38.3%)

ITパスポートよりSGのほうが合格率は高いものの、「SGのほうが簡単」という意味ではありません。ITパスポートは学生や入社直後の方も含めて幅広い層が受験するのに対し、SGは目的を持って準備した人が受ける傾向があるためです。出題内容はSGのほうが深く、特に科目Bの長文問題はITパスポートにはない難しさがあります。

すでにITパスポートを持っている方は、次のステップとしてSGが最適です。一方、プログラマーやシステム開発者を目指す方は、範囲が広い基本情報技術者(FE)を優先すると良いでしょう。基本情報技術者試験にはプログラミング的な思考を問う問題があり、SGとは求められる力が異なります。

情報セキュリティマネジメント試験はこんな人におすすめ

これまでの内容を踏まえ、以下のような方に特におすすめします。

  • 総務・経理・人事などで機密情報を扱う担当者
  • 部下のPC利用状況や情報管理を指導する立場の管理職
  • IT業界の営業職やカスタマーサポート
  • 就職活動でライバルと差別化したい学生

「自分は文系だから」「技術職じゃないから」と敬遠する必要はありません。むしろ、技術職以外の人材が取得することで、希少価値が高まる資格といえます。

情報セキュリティマネジメント試験に合格するまでの流れ

受験を決めたら、次の順番で進めると迷いません。

  1. 出題範囲を把握する:IPAの公式サイトで試験要綱・シラバスを確認し、何が問われるかをつかみます。
  2. 科目Aの知識を固める:テキストや学習サイトで用語を理解し、問題演習を繰り返します。全体の8割を占めるため、ここが得点の土台になります。
  3. 科目Bの形式に慣れる:長文を読んで判断する練習をします。IPAが公開している公開問題やサンプル問題で、本番の形式を体験しておきましょう。
  4. 120分通しで解いてみる:科目A・Bをまとめて解き、時間配分を決めます。
  5. 受験日と会場を予約する:演習で安定して合格ラインを超えたら申し込みます。日程変更は試験日の3日前までです。

なお、通年のCBT方式になってからは、出題された問題のすべてが公開されるわけではありません。IPAが掲載する公開問題に加え、年2回実施だった頃の過去問題も、知識の確認や科目A対策に役立ちます。

参考:情報セキュリティマネジメント試験(SG)に参考書なしで合格する勉強法とコツ

情報セキュリティマネジメント試験のよくある質問

ITパスポートを受けずに、いきなりSGを受けてもいい?

問題ありません。受験資格はなく、ITパスポートの合格も条件ではありません。業務でパソコンや社内システムを日常的に使っている社会人であれば、SGから始めても十分に合格を狙えます。ITの用語にまったくなじみがない場合は、ITパスポートの学習から入ると理解がスムーズです。

履歴書にはどう書けばいい?

資格欄に、合格した年月とあわせて「情報セキュリティマネジメント試験 合格」と記載します。免許ではなく試験の合格なので、「取得」ではなく「合格」と書くのが一般的です。

資格に有効期限や更新手続きはある?

ありません。一度合格すれば、更新の手続きや費用は不要です。なお、上位資格の情報処理安全確保支援士は登録制で、登録後は定期的な講習の受講が必要になります。更新の負担なく持ち続けられる点は、SGの手軽さの一つです。

不合格だった場合、すぐに受け直せる?

すぐには受けられません。前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降が、次の受験日として指定できます。再受験のたびに受験料(7,500円)がかかる点にも注意してください。申し込んだ試験を欠席した場合は、この30日ルールの対象外です。

2027年度の制度変更で、合格は無駄にならない?

2026年10月時点の公表内容では、SGは新制度でも継続され、問う知識・技能の範囲も変わらないとされています。合格に有効期限はないため、休止前に合格しても、その価値がなくなるとは考えにくいでしょう。ただし制度の詳細は検討中の部分もあるため、最新情報はIPAの公式サイトで確認してください。

まとめ:非エンジニアこそ取得すべきコスパの良い国家資格

情報セキュリティマネジメント試験(SG)について解説しました。

  • メリット:マネジメント能力の証明、就職・転職での評価、上位資格への足掛かり。
  • デメリット:高度な技術職向けではない、独占業務がない、継続的な学習が必要。
  • 難易度:合格率約70%と国家試験の中では挑戦しやすく、CBT方式で受験もしやすい。
  • スケジュール:2026年12月28日以降は休止予定。2027年度春頃から新制度で継続される予定。

現代のビジネスにおいて、情報セキュリティに関わらない業務は存在しません。「意味ない」かどうかは、資格そのものではなく、自分の立場と使い道で決まります。

過度に難しく考える必要はなく、問題演習を繰り返し解くことで十分に合格ラインに到達できます。まずは公式サイトで最新の試験日程を確認し、キャリアアップの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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