小説ページ数計算ツール|文字数を貼るだけで縦書きの仕上がりと背幅がわかる

貼るだけで、本になったときの姿がわかります
小説の本文を貼り付けると、文庫や新書に組んだときの見た目をそのまま再現します。字数と行数を指定して実際に組版しているので、表示されるページ数は概算ではなく実際の値です。禁則処理による行のずれもそのまま反映されます。
同人誌をつくる方は、入稿ページ数と背幅もその場で確認できます。
基本の使い方
- 本文を貼り付ける — 「本文」パネルにテキストを貼り付けます。パソコンなら
.txtファイルを画面にドラッグしても読み込めます。文字コードは自動で判別するので、Shift_JISの古い原稿もそのまま開けます。 - 判型を選ぶ — 「体裁」タブで文庫・新書・四六判・B6・A5から選びます。字数と行数はあとから自由に変えられます。
- ページをめくって確認する — 下部のボタン、スライダー、スワイプでページを送れます。ページ番号をタップすると、指定したページへ直接移動できます。
入力した内容と設定はブラウザに自動保存されるので、次に開いたときも続きから確認できます。
判型と字詰めを変える
「体裁」タブでは次の項目を調整できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 判型 | 文庫(105×148mm)、新書、四六判、B6、A5、A6 |
| 組み方向 | 縦書き・右綴じ/横書き・左綴じ |
| 字数・行数 | 1行あたりの文字数と、1ページの行数 |
| 行送り | 行と行の間隔。ルビを使うときは1.7以上がおすすめです |
| 文字サイズ | 判型に合わせて自動で決めるか、級数(Q)で直接指定するか |
| 表示 | 単ページ/見開き、明朝/ゴシック |
| 紙色 | 白・生成り・セピア・夜 |
| ノンブル・柱 | ページ番号の位置と、作品名などを入れる柱 |
級数を指定して版面が判型に収まらなくなった場合は、必要な版面のサイズを表示します。
ルビ・傍点・改ページの書き方
本文にそのまま書き込めば反映されます。
| やりたいこと | 書き方 | 結果 |
|---|---|---|
| ルビ(基底を明示) | |鍵《かぎ》 | 鍵に「かぎ」のルビ |
| ルビ(自動判定) | 東京《とうきょう》 | 直前の漢字・カタカナ・英数にルビ |
| 傍点 | 《《ここに傍点》》 | 圏点(ゴマ点)が付く |
| 改ページ | [#改ページ] または [newpage] | その行から新しいページ |
「本文の扱い」で次の処理も切り替えられます。
- 段落の先頭を一字下げ
- 半角2桁の数字を縦中横にする(
12が横並びで正立します) - 三点リーダーとダッシュを整形(
...を……に揃えます) - 3行以上の空行を2行にまとめる
- 丸括弧もルビとして扱う(
|鍵(かぎ)が使えるようになります)
同人誌の入稿ページ数と背幅
「冊子」タブで確認できます。
入稿ページ数 — 面付けの単位(2・4・8・16の倍数)を選ぶと、必要な総ページ数と不足ページ数、埋めるのに必要なおおよその文字数が出ます。中扉や目次を入れる場合は「前付け」にそのページ数を入れてください。ノンブルもずれて、実際の冊子と同じ番号になります。
背幅 — 用紙を選ぶと厚みが入り、次の式で計算します。
背幅(mm)= 入稿ページ数 ÷ 2 × 本文用紙の厚み(mm/枚) + 表紙分
紙の厚みは印刷所や銘柄によって変わります。表示している値は目安なので、入稿前に必ず利用する印刷所の用紙一覧で確認してください。厚みの欄は直接書き換えられます。
ページの送り方
| 操作 | 動き |
|---|---|
| 画面の左半分をタップ | 次のページ(縦書きのとき) |
| 画面の右半分をタップ | 前のページ(縦書きのとき) |
| 左右にスワイプ | ページを送る |
| ← ↓ スペース | 次のページ(縦書きのとき) |
| → ↑ | 前のページ(縦書きのとき) |
| Home / End | 先頭 / 末尾 |
| ページ番号をタップ | 指定したページへ移動 |
横書きのときは左右が逆になります。
印刷・PDFで保存
「冊子」タブの下部から、判型どおりの実寸で出力できます。開始ページと枚数を指定してください。1ページごとに本文全体を組み直すため、一度に出せる量には上限があります。長い原稿は範囲を分けてください。
印刷ダイアログでは、用紙サイズの倍率を「実際のサイズ」または「100%」にしてください。「用紙に合わせる」のままだと縮小されます。
よくある質問
10万字だと何ページくらいになりますか
文庫の標準的な組み(40字×16行)なら1ページに最大640字入りますが、改行や字下げ、会話文があるため実際は1ページ400〜500字程度に落ち着くことが多く、10万字でおおむね200〜250ページです。ただしこれは目安で、実際の数字は原稿によって変わります。このツールは本文を実際に組んで数えているので、表示されるページ数がそのまま答えになります。
縦中横とはなんですか
縦書きの中で、半角の数字などを横に倒さず並べて表示する組み方です。「12月」の「12」が横並びのまま正立します。商業出版では2桁の数字によく使われます。
ルビを入れたらページ数が変わりました
ルビは行の幅を広げることがあり、その場合は1ページに入る行数が変わります。ツール側で行送りへの影響を実測して、崩れているときは警告を出します。行送りを1.7以上にすると収まることがほとんどです。
入力した本文はどこかに送信されますか
いいえ。すべてブラウザの中だけで処理していて、本文がサーバーへ送られることはありません。入力内容はお使いのブラウザにのみ保存されます。なお、15万字を超える原稿は保存の対象外になり、その旨が画面に表示されます。
スマートフォンでも使えますか
使えます。画面の大部分をプレビューに割り当て、操作パネルは下から引き出す形にしています。
ご注意
- 表示される組版はブラウザによる再現であり、実際の印刷結果とは細部が異なる場合があります。入稿データの作成には専用のソフトをお使いください。
- 背幅と紙の厚みは目安です。印刷所の仕様を優先してください。
- 縦書き用の明朝体が入っていない端末では、代わりのフォントで表示されることがあります。