
BMW X1 中古車はなぜ安い?その理由や背景・注意点を徹底解説
「BMW X1を中古で買うと新車よりかなり安いけれど、なぜこんなに価格差があるのだろう?」と疑問に思う方は多いでしょう。実際、BMWは高級車ブランドとして知られているにもかかわらず、中古車市場では驚くほど手頃な価格で出回っています。しかし、その“安さ”には必ず理由があり、また購入後に注意すべきポイントも少なくありません。
本記事では、BMW X1の中古車が安い理由を中心に、そのメリットやリスク、購入時に気を付けたい点などを詳しく解説します。最後まで読むことで、ご自身のライフスタイルや予算に合った賢い選択ができるようになるはずです。
年式・モデル別の概略

- 初代(E84型:2009~2015年頃)
比較的コンパクトな設計で、ディーゼル仕様も導入されました。ただし電子制御や快適装備面では、後のモデルに比べるとやや古さを感じる部分があります。 - 2代目(F48型:2015~2022年頃)
FFベース(sDrive)や4WD(xDrive)を含むプラットフォーム一新で、走行性能・居住性・燃費を大幅に向上。1.5Lや2.0Lのターボエンジンも採用され、初代よりも扱いやすさや快適性が高まりました。 - 3代目(U11型:2022年~)
デザイン・装備ともに大きく刷新され、先進的な運転支援システムや内装の質感向上が図られています。中古市場に出回る数はまだ少ないものの、今後は2代目が価格的に狙い目になる可能性があります。
BMW X1の中古車が安い5つの主な理由
高い減価償却率
高級車全般に言えることですが、新車購入直後の値落ち幅(減価償却率)が大きいのがBMWの特徴です。数年乗るだけでも相場が大きく下落しやすいため、中古市場に出る頃には比較的安価に手に入りやすくなります。
維持費の高さ
BMWは高性能・高品質を謳う分、オイル交換や部品交換などのメンテナンス費用が国産車と比べて高くなりがちです。購入後の維持費がかさむと敬遠する人が増え、中古車価格が下がる要因になっています。
モデルチェンジや新型投入の影響
BMWは比較的こまめにモデルチェンジを行い、新しいエンジンやプラットフォームを投入する傾向があります。新型が出ると旧型の相場が一気に下がるため、中古車を安く買えるチャンスが生まれます。
走行距離が伸びやすい
中古車の中には、長距離通勤や出張でガッツリ使われた個体も少なくありません。走行距離が増えるほど相場は下がるため、「少々距離はあるけど安くBMWに乗りたい」という人にとっては魅力的になります。
電子装備が多いためのリスク
BMWは電子制御システムやセンサー類が多いのが特徴です。精密機器は経年劣化や故障リスクがあるため、敬遠されると価格が下がりやすくなります。しっかり整備された個体であれば問題ありませんが、購入前の点検はとりわけ重要です。
「中古のBMWは危険?」と言われる理由と対策
メンテナンス費用が高額
BMWは欧州車らしく、オイルやフィルター、ブレーキパッドなどに独自仕様のパーツを使っている場合が多いです。結果的に部品代や工賃も国産車より高めになります。中古車を買ってすぐに修理費がかさむ可能性があるため、購入前に「どれくらい維持費がかかりそうか」シミュレーションすることが大切です。
古い世代(初代E84型)と新しい世代の違い
E84型(初代)では電子制御や快適装備面でやや不安定さを指摘されることがありました。ただし、F48型(2代目)以降は大きく改良され、トラブル報告も相対的に減少しています。とはいえ中古で購入する際は、年式や整備履歴に加え、試乗時の調子もしっかり確認しておきましょう。
安心して乗るためのポイント
- 信頼できる販売店やディーラーを選ぶ
点検履歴や修理履歴を正確に把握できるお店がベスト。 - 保証の有無を確認する
認定中古車や延長保証付きだと万が一の時に安心。 - 試乗や車両チェックを徹底する
見えない部分こそ、試乗や整備士の目で確認してもらうのが理想。
BMW X1が「不人気」とされる理由
コンパクトSUVゆえの室内空間
BMW X1はエントリークラスのSUVとして設計されており、X3やX5と比べるとやはり狭く感じる方がいます。特に後部座席やラゲッジスペースに広さを求めるファミリー層には物足りないことも。
内装の質感に対する期待値
BMWと言えば高級感ある内装をイメージする方が多いですが、X1はブランドのエントリーモデルらしく、上位シリーズと比べると質感がシンプル。これが「思ったより高級感がない」という印象につながるケースがあります。
スポーティさがやや控えめ
BMWは「駆けぬける歓び」というキャッチフレーズで知られるように、走りの良さを強調するブランドです。X1も十分軽快なハンドリングを持ちますが、他のスポーツセダンやクーペと比べれば「BMWらしい走り」を求める人には少し物足りない部分があるかもしれません。
価格設定とコストパフォーマンス
エントリーモデルといえども新車価格は高めの設定が多く、国産コンパクトSUVと比べると割高感が否めません。中古車市場でも、ライバル車種に比べて“ネームバリューに対して割高”と感じる方がいるようです。
BMW X1に実際乗っている人の声
「街乗りが快適で扱いやすい」
実際のオーナーから多く聞かれるのは、都市部や狭い路地での扱いやすさに対する高評価です。SUVの中では比較的コンパクトなうえ、車重も軽めなので、駐車や取り回しに苦労しないという意見があります。
「燃費が思ったより悪くない」
先進技術の導入や車体の軽量化により、ディーゼルだけでなくガソリンモデルも燃費が改善されています。国産車ほどではないものの、「高級輸入SUVとしてはそこそこ良い」と評価するオーナーも多いです。
「後部座席の狭さがネック」
ネガティブな意見として、後席の空間が狭い、あるいは長時間乗ると疲れるという声があります。ファミリー用途での検討ならば、車内スペースは必ず試乗で確認しましょう。
BMWを買って後悔するケースとは?
維持費の高さに驚く
購入費用自体は中古車なら比較的抑えられますが、維持費や修理費を含めた“トータルコスト”でみると「こんなにかかるとは…」と後悔する人がいるのも事実です。とくに車検や交換部品が重なるタイミングだと、一気に出費がかさむことがあります。
故障リスク・修理時の煩雑さ
電子部品のトラブルが出た場合、専用の診断機を持つディーラーや専門工場でないと十分に対処できないケースもあります。修理費に加え、「預ける時間が長くなる」というデメリットを感じる人も。
燃費が期待ほど伸びない
街乗りが中心だとエンジンが十分に温まらず、結果的に燃費が伸びづらいことがあります。ディーゼル車の場合、DPF(ディーゼル微粒子除去装置)が詰まりやすくなるリスクもあるため、「長距離走行をするかどうか」で恩恵が変わってきます。
BMW X1 認定中古車のメリット

厳格な点検と保証付き
メーカー認定中古車は、厳しい基準をクリアした車両だけが販売されます。購入後の保証も充実しているため、「万が一」のトラブル時に安心です。
メンテナンス履歴が明確
認定中古車は定期点検や故障履歴が正確に記録されており、“どのような整備がいつ行われたか”がわかりやすいのが魅力です。修理歴が怪しい個体を避けたい方には最適といえます。
装備や内装状態が良好
認定を受けるには外装や内装、各種機能の状態が一定水準以上であることが条件となります。中古車であっても良好なコンディションの車を選べる点は、大きなメリットです。
X1は壊れやすい? ディーゼルモデルはどう?
壊れやすさはメンテナンス次第
BMW X1の耐久性自体は決して低くありませんが、高度な電子制御部品やセンサーが多いため、マメな点検が欠かせません。放置すれば高額修理につながる可能性がある点は、他の欧州車と同様です。
ディーゼルモデルの特徴と用語の整理
- DPF(ディーゼル微粒子除去装置)
排気ガス中の微粒子(PM)を捕集し、定期的に燃焼処理で除去します。短距離移動ばかりだとDPFが目詰まりしやすいため、長距離走行と相性が良いと言われます。 - EGR(Exhaust Gas Recirculation)
一部の排気ガスを再循環させるシステム。燃焼温度や排出ガスを制御するための技術で、こちらも詰まりや動作不良のリスクがあります。
ディーゼルエンジンの大きなメリットは燃費の良さと力強いトルク。高速や長距離をよく走る人に最適ですが、街乗り中心だと「DPFが詰まる」「EGRが汚れる」などの弊害も起こりやすいため、自分の使用状況とよく照らし合わせて選択しましょう。
維持費・ランニングコストの目安
燃料費
- ガソリンモデル(特にF48以降のsDrive18iなど)
小排気量ターボ化により低速トルクが太く、街乗りでも扱いやすいです。 - ディーゼルモデル
長距離で燃費の良さを発揮。坂道や高速でのトルクが魅力ですが、街乗りメインではDPFの目詰まりに注意。
保険料
BMW X1は高級SUVクラスに入るため、任意保険の料率がやや高めになるケースがあります。年齢や事故歴、プラン内容で大きく変動するので、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
メンテナンス費用
- エンジンオイルやブレーキパッドは車種専用の高品質パーツが必要
- 電子制御機器の点検に専用テスターが必要な場合、診断料が高くなることも
税金・車検費用
- 自動車税や重量税:排気量や車両重量に応じて課税
- 車検費用の目安:国産コンパクトSUVと比較すると、部品代や工賃の差により1回あたり10~15万円以上かかることも珍しくありません(消耗品交換が重なれば20万円超える場合も)。整備内容やディーラー・工場によって差があるため、必ず見積もりを確認しましょう。
人気カラーとリセールバリュー
- 人気色:白(アルピンホワイト)・黒(ブラックサファイア)・グレー系・ブルー系
需要が高く、再販時に買い手がつきやすいためリセールバリューが高めになる傾向があります。 - リセールバリューは色だけでは決まらない
グレード・装備・走行距離・内外装の状態なども大きく影響するので、単に色だけでリセールが左右されるわけではありません。
中古のBMW X1を買う際のチェックポイント
- 外装・ボディの状態
- 傷やへこみ、塗装剥がれ、サビの有無
- ホイールやタイヤの摩耗状況
- 内装や電子機器の確認
- シートやダッシュボードの汚れ・破れ
- ナビ、エアコン、オーディオなど電装品の正常動作
- エンジンルームの点検
- オイルや冷却水の漏れがないか
- ベルトやホースの損傷や劣化状況
- 試乗チェック
- 異音や振動の有無
- ブレーキの効き、ハンドルのブレや片寄りの有無
- 加速・減速がスムーズか
- 整備・修理履歴の確認
- 定期メンテナンスの履歴は充実しているか
- 大きな事故・修理歴がないか
- 価格の妥当性
- 同年式・同走行距離の相場と照らし合わせて高すぎないか
- 追加費用(車検残、保証料金など)も含めた総額で検討する
【参考】年式や走行距離別の価格帯イメージ
※以下はあくまで一例です。地域や車両状態、グレード、装備によって大きく変動します。
- 初代(E84型)
- 年式:2010~2013年式
- 走行距離:5万~10万km超
- 中古価格帯:おおむね80万~150万円前後
- 2代目(F48型)
- 年式:2016~2019年式
- 走行距離:3万~7万km程度
- 中古価格帯:180万~300万円程度
- 3代目(U11型)
- 登場が新しいため流通量少なめ
- 価格帯:まだ中古相場が安定しておらず、高値が多い
※ディーラー系認定中古車は若干相場が高めになりますが、保証やアフターサービスが充実しているケースが多いです。
【参考】競合車種との比較(簡易)
- アウディQ3
内装の質感・デザインに定評があり、クワトロ(4WD)の安定感も魅力。エンブレムブランド力はBMW同等で、価格も近い。 - メルセデス・ベンツ GLA
コンパクトながらラグジュアリー感を演出。走行フィールはややマイルドで、高級感重視の人に人気。 - MINI クロスオーバー
同じBMWグループのブランド。小柄で取り回しがしやすく、個性的なデザインが好きな人に支持される。
それぞれに個性や強みがあるため、実際に試乗し、装備や価格を比較検討するのがおすすめです。
まとめ:BMW X1の中古車を選ぶなら「安さの理由」と「維持管理コスト」をしっかり把握しよう

BMW X1の中古車が「安い」背景には、減価償却の速さやメンテナンス費用の高さ、電子制御部品の多さなど、いくつもの要因が絡んでいます。安く手に入れられるのは大きなメリットですが、その分、購入後の維持管理にコストや手間がかかる可能性も高いです。
いざ買ってみて「維持費が大変」「思ったより故障が多い」と後悔しないためにも、以下の点を押さえておきましょう。
- 年式やモデルごとの特徴を理解する(E84/F48/U11で大きく変わる)
- 整備履歴・保証内容をしっかり確認する
- 試乗と点検を怠らない
- 購入後のメンテナンス予算を確保する
- ディーラーまたは信頼できる専門店で選ぶ
これらを踏まえたうえで、自分のライフスタイルや予算、走行シーンに合ったモデルやグレードを選べば、BMW X1の持つ高級感や走行性能をじゅうぶん満喫できるはずです。高級車の入門SUVとしての魅力を存分に味わいながら、長く快適に乗るためには「安さの理由」と「アフターケアの充実度」の両面をしっかりと検証してみてください。
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