ドコモのスマホに電話をかけたとき、「おかけになった電話は、電源が入っていないか、電波の届かない場所にいます(あります)」というアナウンスが流れて不安になった経験はありませんか?
「もしかして着信拒否されたのでは…」と心配になる方も多いでしょう。
結論から言うと、このアナウンスが流れた場合、着信拒否である可能性は極めて低いです。
多くの場合、本当に相手のスマホが圏外にあるか、電源が切れている状態を示しています。
この記事では、ドコモで着信拒否を設定した場合に相手にどう聞こえるのか、アナウンスの種類、そして「電源が入っていないか…」のアナウンスが流れる本当の原因について詳しく解説します。相手にバレずに着信拒否を設定する方法や、着信履歴がどうなるのかといった疑問もスッキリ解決しますよ。
「電源が入っていないか、電波の届かない場所にいます」は着信拒否ではない
電話をかけてこのアナウンスが流れると、着信拒否を疑ってしまうかもしれません。しかし、これは単に「通信できない状態」を知らせる自動音声であり、相手が意図的にあなたを拒否しているわけではありません。
このアナウンスが流れる本当の理由
「おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません」というアナウンスが流れる主な原因は以下の4つです。
1. 圏外(電波の届かない場所)にいる
最も多いのは、相手が電波の届かない場所にいるケースです。地下鉄での移動中や、地下街、トンネルの中、山間部、または建物の奥まった場所にいると、スマホが電波を受信できず「圏外」となります。この状態のときに電話がかかってくると、自動的にこのアナウンスが流れます。
2. 電源が切れている・バッテリー切れ
スマホの電源が完全にオフになっている場合も、同じアナウンスが流れます。外出先でバッテリーが切れてしまった場合や、就寝中・会議中などで意図的に電源を切っている場合などです。相手が充電して電源を入れるまでは、何度かけてもこのガイダンスが流れます。
3. 機内モードがオンになっている
スマホの通信を遮断する「機内モード」が有効になっていると、電波を受信できないため圏外と同じ扱いになります。飛行機に乗っているときだけでなく、映画館や病院などでマナーとして機内モードにしている場合や、誤操作で意図せずオンになってしまっているケースも考えられます。
4. 通信障害や一時的な不具合
ごくまれに、ドコモの回線自体に通信障害が発生している場合や、相手のスマホ本体(SIMカードなど)に一時的な不具合が起きていて電波を拾えていない場合にも、このアナウンスが流れることがあります。
着信拒否のアナウンスとの違い
では、本当の「着信拒否」の場合はどのようなアナウンスが流れるのでしょうか。
ドコモの場合、キャリアのサービス(迷惑電話ストップサービス)を使って着信拒否をしていると、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません」という専用のアナウンスが流れます。
「電源が入っていないか〜」とは全く異なる文言であるため、アナウンスの内容をしっかり聞けば、着信拒否かどうかを判断することができます。
ドコモの着信拒否設定:相手にはどう聞こえる?アナウンスの種類
ドコモのスマホで着信拒否を設定する方法は、大きく分けて2種類あります。
どちらの方法で設定するかによって、電話をかけてきた相手に聞こえる音やアナウンスが異なります。
1. 「迷惑電話ストップサービス」による着信拒否
ドコモが公式に提供している「迷惑電話ストップサービス」を利用した着信拒否です。無料で利用でき、ネットワーク側で着信をシャットアウトする強力な機能です。
流れるアナウンスの内容
このサービスで着信拒否されている相手が電話をかけると、以下の音声アナウンスが流れた後、自動的に通話が切断されます。
「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」
呼び出し音(プルルルル…)は一切鳴らず、すぐにこのアナウンスが流れるのが特徴です。相手にとっては「明確に拒否されている」と感じやすいアナウンスと言えるでしょう。
履歴はどうなる?
このサービスを利用した場合、着信はドコモのネットワークセンターでブロックされるため、あなたのスマホには着信履歴は残りません。また、SMS(ショートメッセージ)での着信通知も届かないため、相手からのアプローチを完全に遮断したい場合に有効です。
2. スマホ本体の機能による着信拒否
iPhoneやAndroidなど、スマホ本体に標準搭載されている「着信拒否(ブロック)」機能を使用した場合の挙動です。
相手にはどう聞こえる?(アナウンスなし)
スマホ本体の機能で拒否した場合、キャリア特有のアナウンス(「おつなぎできません」など)は流れません。
相手には以下のように聞こえます。
- iPhoneの場合:「プルルッ」と短い呼び出し音が1回(または鳴らない)鳴った直後に、「ツーツーツー」という話し中の通話切断音が流れます。
- Androidの場合:機種によって異なりますが、数回呼び出し音が鳴った後に自動的に切断され、「ツーツー」という音が流れることが多いです。
どちらの場合も、通話中と同じような挙動になるため、相手は「たまたま話し中なのかな?」「忙しいのかな?」と思う可能性があり、着信拒否されていることが直接的にはバレにくいというメリットがあります。
履歴はどうなる?
スマホ本体で拒否した場合、着信履歴の残り方は機種によって異なります。
- iPhoneの場合:電話アプリの「履歴」には残りませんが、相手が電話をかけてきたことがSMS(ショートメッセージ)で通知されることがあります。
- Androidの場合:機種によりますが、通話履歴に「着信拒否」や「ブロックした通話」として履歴が残るケースが多いです。
【比較表】設定方法による相手への聞こえ方の違い
ドコモにおける2つの着信拒否設定の違いをまとめました。
| 設定方法 | 相手に聞こえるアナウンス・音 | 着信履歴(自分側) | バレやすさ |
|---|---|---|---|
| 迷惑電話ストップサービス(ドコモ) | 「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」 | 残らない | バレやすい |
| スマホ本体の設定(iPhone/Android) | アナウンスなし 短い呼び出し音の後に「ツーツー」(話し中音) | 機種による (履歴に残る/SMS通知が来る場合あり) | バレにくい(通話中と思われる) |
着信拒否は相手にバレる?バレないための対策
特定の相手からの電話を拒否したいけれど、「着信拒否したことがバレて角が立つのは避けたい」と悩む方も多いでしょう。
着信拒否はバレるのか、そしてバレにくくするための方法を解説します。
「迷惑電話ストップサービス」はバレる可能性が高い
先述の通り、ドコモの迷惑電話ストップサービスを利用すると「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません」という専用のアナウンスが流れます。このアナウンスは着信拒否特有のものであるため、相手がこの知識を持っていれば、すぐに着信拒否されていると気づかれてしまいます。
バレたくない場合は「スマホ本体の機能」を使おう
相手にバレずに着信拒否をしたい場合は、スマホ本体の着信拒否(ブロック)機能を利用するのがおすすめです。
本体機能を使えば、相手には「ツーツー」という話し中の音が流れるだけなので、「たまたま電話中だったのかな」「タイミングが悪かったのかな」と思わせることができます。
ただし、何度かけても、何日経ってもすぐに話し中になる場合は、さすがに相手も「もしかして着信拒否されているのでは?」と疑い始める可能性はあります。
ドコモで着信拒否を設定・解除する方法
ここでは、ドコモの「迷惑電話ストップサービス」と、スマホ本体の機能を使った着信拒否の設定手順を解説します。
「迷惑電話ストップサービス」の設定手順
迷惑電話ストップサービスは、以下の3つの方法で設定できます。最大30件まで登録可能です。
方法1:My docomoから設定する(おすすめ)
画面を見ながら操作できるため最も確実です。
- My docomoにログインする。
- 「設定(メール等)」を開く。
- 「あんしん・安全」の項目にある「迷惑電話ストップサービス」の「設定を確認・変更する」をタップ。
- 「番号を指定して登録」を選択し、拒否したい電話番号を入力する。
※「最後に着信して通話した番号の登録」を選ぶと、直近の着信番号を簡単に登録できます。 - 「確認する」をタップし、間違いがなければ「設定を確定する」をタップして完了。
方法2:電話(144)から設定する
スマホの電話アプリからガイダンスに従って操作します。
- 電話アプリで「144」に発信する。
- ガイダンスに従い、ネットワーク暗証番号(4桁)を入力する。
- メインメニューの案内が流れたら「1」を押す。
- 続いて「2」を押す。(直前の通話相手を登録する場合は「1」)
- 拒否したい電話番号を入力し、完了の案内が流れたら通話を終了する。
解除する場合:
My docomoからは「リストから選択して削除」で解除できます。144へ電話した場合は、メインメニューで「2」→「2」と押し、解除したい番号が読み上げられたら「1」を押すことで解除可能です。
スマホ本体での着信拒否設定手順
iPhoneの場合
- 「電話」アプリを開き、「履歴」タブをタップする。
- 着信拒否したい相手の番号の右側にある「i」マークをタップする。
- 画面の一番下にある「この発信者を着信拒否」をタップする。
- 「連絡先を着信拒否」をタップして完了。
Androidの場合(※機種により表記が異なります)
- 「電話」アプリを開く。
- 着信履歴から、拒否したい番号を長押しする。
- 表示されたメニューから「ブロック/迷惑電話を報告」または「着信拒否」を選択する。
- 確認画面で「ブロック」をタップして完了。
参考:ドコモの着信拒否を設定する方法と相手へのアナウンスについて解説
非通知着信を拒否したい場合は?
特定の番号ではなく、「非通知」でかかってくる迷惑電話を拒否したい場合はどうすればよいでしょうか。
ドコモの「番号通知お願いサービス」を利用する
ドコモには、非通知の着信に対して番号を通知してかけ直すよう促す「番号通知お願いサービス」が無料で用意されています。設定は不要で、申し込みもいりません。
このサービスを利用中に非通知着信があると、相手には「最初に186をつけて発信するなど、電話番号を通知しておかけ直しください」という音声ガイダンスが流れた後、自動的に通話が切断されます。この場合、あなたのスマホに着信履歴は残りません。
設定方法:
電話アプリから「148」に発信し、ガイダンスに従って「1」を押すと設定完了です。(解除する場合は「0」を押します)
iPhoneの「不明な発信者を消音」機能を利用する
iPhoneをお使いの場合、「不明な発信者を消音」という機能も便利です。iOS13以降に搭載されている機能で、連絡先に登録されていない番号からの着信音を鳴らさないようにできます。
相手には呼び出し音が鳴り続けた後に留守番電話に接続されるか、そのまま切断されます。着信履歴には残ります。
設定方法:「設定」アプリ >「電話」>「不明な発信者を消音」をオンにする。
※宅配便や予約した店など、必要な電話も鳴らなくなるため注意が必要です。
まとめ
今回は、ドコモのスマホで「電源が入っていないか、電波の届かない場所にいます」というアナウンスが流れた場合、それは着信拒否なのかという疑問について解説しました。
記事のポイントは以下の通りです。
- 「電源が入っていないか〜」のアナウンスは着信拒否ではない。多くの場合、相手が圏外にいるか、電源が切れている状態。
- ドコモの「迷惑電話ストップサービス」で着信拒否した場合のアナウンスは、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」
- スマホ本体(iPhone/Android)の機能で着信拒否をした場合は、アナウンスは流れず、「ツーツー」という話し中音が流れる。
- 着信拒否を相手にバレたくない場合は、スマホ本体の着信拒否機能を使うのがおすすめ。
もし相手に電話をかけて「電源が入っていないか〜」のアナウンスが流れたら、焦らずにしばらく時間を置いてから再度かけ直してみましょう。
また、自分に迷惑電話がかかってきて困っている場合は、状況に合わせてドコモのサービスやスマホ本体の着信拒否機能を上手く活用してくださいね。
