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【完全版】「馬車馬のように働く」の意味や言葉の由来とは?正しい使い方と類語を解説

【完全版】「馬車馬のように働く」の意味や言葉の由来とは?正しい使い方と類語を解説 仕事・ビジネス

「馬車馬のように働く」という言葉は、「脇目も振らず、ただひたすらに一生懸命働くこと」を意味します。

日常会話やビジネスシーンで耳にすることがありますが、実は少しネガティブなニュアンスを含んでいる場合もあるのをご存知でしょうか。
この記事では、「馬車馬のように働く」の正確な意味や、なぜ「馬車」の「馬」なのかという由来、そして具体的な使い方を分かりやすく解説します。

言葉の背景を知ることで、思わぬ誤解を招くリスクを減らすことができますよ。

「馬車馬のように働く」の本来の意味とは?

結論から言うと、「馬車馬のように働く」とは、周囲の状況や他のことには一切気を取られず、一つの目的や仕事に向かって一心不乱に労働する様子を表す言葉です。
ただ単に「長時間働いている」という意味を持つだけではありません。「周りが見えなくなるほど没頭している」「心身の余裕がない状態で働き続けている」という、切迫したニュアンスが強く含まれる表現となっています。

たとえば、起業したばかりで寝る間を惜しんで仕事に打ち込んでいる人や、重要なプロジェクトの納期前で必死に作業を進めている人の姿をイメージすると分かりやすいでしょう。
情熱を持って仕事に取り組む姿勢を評価する文脈で使われることもありますが、現代のビジネスシーンにおいては注意が必要です。「ブラック企業で酷使されている」「自分の意志とは無関係に無理やり働かされている」といった、少し自虐的またはネガティブな意味合いで使われるケースも増えています。

そのため、相手を褒めるつもりで使っても、受け取り方によっては不快にさせてしまう可能性がある点には、十分配慮しなければなりません。

なぜ「馬車馬」なのか?言葉の由来と馬具の秘密

この言葉の由来は、かつて荷物や人を運ぶために使われていた「馬車を引く馬」の姿にあります。
馬はもともと視野が非常に広く、真後ろを除くおよそ350度を見渡すことができる動物だと言われています。しかし、視野が広いゆえに周囲の些細な動きに驚いて暴走してしまう危険性がありました。

そこで、馬車馬には「ブリンカー(遮眼革)」と呼ばれる、視界の横や後ろを遮る特殊な馬具が装着されていました。
ブリンカーを着けられた馬は前しか見えなくなるため、御者(馬を操る人)の指示に従って、ただひたすらに前進することしかできません。

この「横を向くこともできず、ただ前だけを見て黙々と働き続ける」という馬車馬の悲哀に満ちた姿が、人間が一心不乱に労働する様子に重なり、「馬車馬のように働く」という慣用句が生まれました。
言葉のルーツを知ると、なぜこの表現に「余裕がない」「やらされている」といった少しネガティブな響きが含まれるのかが、とてもよく分かりますね。
参考:ブリンカー(JRA競馬用語辞典)

ビジネスシーンでの正しい使い方と具体的な例文

「馬車馬のように働く」は、主に自分自身の努力や決意をアピールする時や、過去の大変だった時期を振り返る時に使うのが適しています。
第三者に対して使うと、「余裕がない人」「こき使われている人」と見下しているように聞こえる恐れがあるため、目上の人や取引先に対しては直接使わないのが無難だと言えるでしょう。

具体的な使い方として、以下の例文を参考にしてみてください。

自分に使う場合の例文

「独立資金を貯めるために、20代の頃は昼夜を問わず馬車馬のように働きました。」
「今回のプロジェクトを必ず成功させるため、今日から1ヶ月間は馬車馬のように働く覚悟です。」

このように自分に対して使う場合は、「それくらい一生懸命に頑張る」という強い意志や、苦労を乗り越えた経験を強調する効果が期待できます。
一方で、他人に「彼は馬車馬のように働いているね」と声をかけると、「少し休んだ方がいいのでは」という心配のニュアンスや、「周りが見えていない」という批判的な意味合いに受け取られることがあります。
使う相手とシチュエーションには、十分に配慮するように心がけましょう。

「馬車馬のように働く」の類語・言い換え表現との違い

この言葉には、似たような意味を持つ類語や言い換え表現がいくつか存在します。
ビジネスシーンに合わせて適切な言葉を選べるよう、それぞれの意味とニュアンスの違いを比較表にまとめました。

言葉意味とニュアンスの特徴主な使用シーン
身を粉にして働く自分の苦労や犠牲をいとわず、他者のために一生懸命に働くこと。献身的なニュアンスが強い。家族や会社のために頑張る姿勢を表す時。
粉骨砕身(ふんこつさいしん)骨を粉にし、身を砕くほど、力の限り努力すること。非常に強い決意や覚悟を示す四字熟語。就任の挨拶や、大きな目標に向かう決意表明。
がむしゃらに働く後先を考えず、とにかく強引に、あるいは一心に物事に取り組む様子。若々しい勢いを感じさせる。目標に向かって無我夢中で努力している時。
骨身を削る(ほねみをけずる)自分の体がすり減るほど、極端に苦労して働くこと。肉体的・精神的な疲労感が強く伴う。困難な状況で、身を削るような思いで懸命に努力している時。

「馬車馬のように働く」は、どちらかというと「目の前の作業に没頭している状態」や「余裕のない様子」にフォーカスした言葉です。
もし、誰かのために頑張る姿勢をポジティブに強調したいなら「身を粉にして働く」を選ぶのが良いでしょう。また、強い決意を取引先や上司に上品に伝えたい場合は「粉骨砕身」を言い換えとして使うと、よりあなたの真剣な意図が伝わりやすくなります。
状況に応じて、最も適した表現を使い分けてみてください。

「馬車馬のように働く」の英語表現は?

英語圏でも、動物を使って激務や一生懸命に働く様子を表現する慣用句が存在します。
最も直訳に近く、よく使われるのが「work like a horse(馬のように働く)」という表現です。日本語の「馬車馬」とほぼ同じ感覚で、長時間にわたって重労働をこなす様子を表します。

また、同じくらい頻繁に使われる表現に「work like a dog(犬のように働く)」があります。
牧羊犬や猟犬など、人間のために忠実に働き続ける犬の姿から生まれた言葉で、こちらも「身を粉にして働く」「がむしゃらに働く」といった意味合いで用いられます。

どちらの表現も、働き者であることをアピールする際にポジティブに使える一方で、働きすぎを心配する文脈でも登場します。
グローバルなビジネスシーンで海外の同僚とコミュニケーションを取る際など、知っておくと便利な表現だと言えるでしょう。

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まとめ:「馬車馬のように働く」は状況に合わせて使おう

この記事では、「馬車馬のように働く」の意味や言葉の由来、正しい使い方について詳しく解説しました。
全体の内容を簡単におさらいしておきましょう。

・意味は「脇目も振らず、ひたすら一生懸命に働くこと」
・由来は、前しか見えない馬具を着けられた馬車馬の姿から来ている
・自分自身の努力や覚悟を伝える時に使うのが基本
・他人に使うと見下しているように聞こえるリスクがあるため注意
・英語では「work like a horse」や「work like a dog」と表現する

何かに一心不乱に打ち込む姿勢は素晴らしいものですが、言葉のチョイス一つで相手に与える印象は大きく変わってしまいます。
由来や細かいニュアンスをしっかり理解した上で、日常会話やビジネスシーンにおいて、誤解を生まないよう適切に使いこなしていきましょう。

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