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アルファードのリセールは崩壊?最新相場と高額売却のコツを徹底解説!

アルファード
TOYOTAアルファード公式

アルファードのリセールが崩壊した」という噂を聞いて、購入や売却に不安を感じていませんか?

結論から言うと、アルファードのリセールは崩壊していません。しかし、以前のような異常なまでの高騰は落ち着き、いくつかの要因によって値下がりしているのは事実です。この記事では、なぜ「崩壊」と言われるようになったのか、最新の買取相場はいくらなのか、そしてあなたのアルファードを最高額で売却するための具体的な方法を、分かりやすく解説していきます。

アルファードのリセールが「崩壊」と言われる3つの理由

アルファードは長年、リセールバリューが高い車の代名詞でした。それがなぜ「崩壊」とまで言われるようになったのでしょうか。背景には、主に3つの市場の変化が関係しています。

理由1:新型(40系)登場による旧型(30系)の供給過多

最も大きな理由は、2023年6月に登場した新型40系アルファードの存在です。待望のフルモデルチェンジによって、多くの30系オーナーが新型へ乗り換えました。その結果、下取りに出された30系アルファードが中古車市場に一気に流れ込み、「供給過多」の状態になったのです。中古車は需要と供給のバランスで価格が決まるため、市場に在庫が増えれば、一台あたりの価値が下がるのは自然な流れと言えます。これが、相場が落ち着いた最大の要因です。

理由2:海外への輸出規制の強化

アルファードの高いリセールバリューを支えていた大きな柱が、海外、特に東南アジアや中東への輸出需要でした。しかし近年、海外での現地生産モデルの増加や、各国の輸入規制が強化されたことで、以前よりも輸出が難しくなっています。特に、一部の国で盗難車対策を目的とした規制が厳しくなり、日本の中古車オークション相場にも影響を与えました。海外からの旺盛な需要が落ち着いたことも、リセールバリューが正常化に向かっている一因なのです。

理由3:半導体不足の解消と新車の納期正常化

コロナ禍以降の半導体不足は、新車の生産に深刻な影響を与え、アルファードも長期間の納車待ちが当たり前でした。「新車が手に入らないなら、状態の良い中古車を」と考える人が増え、中古車価格は異常なほど高騰しました。しかし、2024年に入り、半導体不足が解消に向かい、新車の生産・供給が正常化しつつあります。新車が以前より手に入りやすくなったことで、中古車の需要が落ち着き、価格もそれに伴って穏やかな下落傾向を見せている状況です。

【2025年最新】年式・グレード別に見るアルファードの買取相場

では、実際に現在のアルファードはいくらで売れるのでしょうか。年式やグレードによって買取相場は大きく異なります。ただし、2025年に入り相場は下落傾向にあり、特に2月後半から3月末にかけて大きな価格調整がありました。ここでは、現在の市況を反映した代表的なグレードの買取相場と、新車価格に対する価値の割合を示す「残価率」の目安をまとめました。

年式(経過年数)グレード買取相場(目安)残価率(目安)
2024年式 (1年落ち)40系 2.5 Z (ガソリン)約650万~750万円約115%~135%
2022年式 (3年落ち)30系 2.5 S Cパッケージ約400万~480万円約82%~98%
2020年式 (5年落ち)30系 2.5 S Cパッケージ約350万~450万円約70%~92%
2018年式 (7年落ち)30系 2.5 S Cパッケージ約300万~380万円約60%~78%
※相場は2025年9月時点の目安であり、車両の状態や走行距離、オプションによって大きく変動します。

表を見ると分かる通り、40系の一部グレードでは残価率130%を超える異常値が記録されるなど、その価値は健在です。しかし、以前のような市場全体の高騰は落ち着き、現在は緩やかな下落トレンドにあります。それでもなお、30系も3年落ちで新車価格に迫る価格で取引されるケースは多く、7年落ちでも70%前後の残価率を維持できるのは驚異的です。「リセールが強い」という事実に変わりはないと言えるでしょう。

リセールで損しない!アルファード購入時に押さえるべき3つのポイント

これからアルファードの購入を考えているなら、将来高く売ることを意識した選び方が重要です。リセールバリューを最大限に高めるための、グレードやオプション選びのコツを紹介します。

ポイント1:グレードは「S”Cパッケージ”」か「Z」が鉄板

アルファードで最もリセールが高いとされるのが、30系後期なら「2.5 S “Cパッケージ”」、40系なら「Z」グレードです。これらのグレードは、豪華すぎず、しかし必要な装備は十分に備わっているという絶妙なバランスが人気の秘訣。特に、見た目が引き締まるエアロパーツが標準装備されている点が、中古車市場で高く評価されます。逆に最上級の「エグゼクティブラウンジ」は、新車価格が非常に高いため、値下がり額も大きくなる傾向があり、リセール率で考えると少し不利になります。

ポイント2:色は「パールホワイト」か「ブラック」の二択

ボディカラーは車の第一印象を決める重要な要素。アルファードで圧倒的に人気なのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ブラック」です。この2色は流行に左右されず、高級感を演出しやすいため、中古車市場でも常に高い需要があります。他の色を選ぶと、査定時に数十万円の差が付くことも珍しくありません。リセールを最優先するなら、この2色から選ぶのが最も賢明な選択です。

【2025年版】後悔しない!アルファードの人気色とリセールバリューを意識した色選びの完全ガイド

ポイント3:必須オプションとハイブリッドの考え方

高く売るためには、後付けできないメーカーオプションの選択がカギを握ります。特に「ツインムーンルーフ(サンルーフ)」と「デジタルインナーミラー」は必須級の人気オプション。これらがあるとないとでは、査定額に大きな影響が出ます。 また、燃費の良いハイブリッドモデルですが、リセール面では注意が必要です。ガソリン車に比べて車両本体価格が高いこと、将来的なバッテリー交換のリスク、そして海外での需要がガソリン車に偏っていることから、ガソリン車ほどの高いリセール率は期待しにくいのが現状です。購入価格の差を燃費で取り戻し、かつリセールでも得をするのは難しいかもしれません。

【2025年最新版】アルファード40系オプション完全ガイド|後悔しない装備選びとリセール戦略

アルファードを最高額で売却するためのタイミングと方法

愛車を少しでも高く売るためには、売却の「タイミング」と「方法」が非常に重要です。ちょっとした知識で、手元に残る金額が大きく変わってきます。

ベストな売却タイミングはいつ?

アルファードを売却するなら、最初の車検を迎える「3年落ち」か、2回目の車検前の「5年落ち」が最も高く売れるタイミングとされています。また、市場全体の需要が高まる時期を狙うのも効果的。新生活が始まる前の1月〜3月や、企業の決算期である9月は、中古車販売店が在庫を確保しようと買取を強化するため、高値が付きやすくなる傾向があります。モデルチェンジの噂が出始めると旧型の相場は下がり始めるため、その直前に売るのも一つの手です。

ディーラー下取りより「買取専門店」が有利な理由

車の売却先として真っ先に思い浮かぶのはディーラーかもしれませんが、最高額を目指すなら「買取専門店」が断然おすすめです。ディーラーの下取りは、次の車の購入を前提としたサービスであり、査定額もあくまで値引きの一部として扱われることが多いです。 一方、買取専門店は中古車を買い取ること自体が商売。独自の販売ルート(国内販売、輸出など)を持っているため、車の価値を最大限に評価してくれます。特にアルファードのような人気車種は、業者間でも取り合いになるため、競争が生まれやすいのです。

最も効率的なのは「一括査定サービス」の活用

複数の買取専門店の査定額を比較するのが高額売却の鉄則ですが、一軒一軒店舗を回るのは大変ですよね。そこでおすすめなのが、インターネットの「車一括査定サービス」です。車種や年式などの簡単な情報を一度入力するだけで、複数の買取業者があなたのアルファードの査定額を提示してくれます。自宅にいながら最高額の業者を見つけられるため、時間も手間もかかりません。業者同士が競争することで自然と価格が吊り上がる効果も期待できる、最も賢い売却方法と言えるでしょう。

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この記事のまとめ

  • アルファードのリセールは「崩壊」しておらず、依然として高水準を維持している。
  • 相場下落の背景には、新型登場による供給増、輸出需要の変化、新車納期の正常化がある。
  • 購入時は40系「Z」か30系「S Cパッケージ」の「パールホワイト」か「ブラック」を選ぶのがリセールに有利。
  • 「ツインムーンルーフ」などの人気メーカーオプションは査定額アップに繋がりやすい。
  • 売却のタイミングは3年・5年落ち、または中古車需要が高まる1~3月が狙い目。
  • 最高額での売却を目指すなら、ディーラー下取りではなく、複数の買取専門店を比較できる「一括査定サービス」の利用が最も効果的。

アルファードのリセール市場は、確かに以前の熱狂的な状況からは落ち着きを見せています。しかし、その本質的な価値が失われたわけではありません。正しい知識を持って、適切なタイミングと方法で売却すれば、きっと満足のいく価格で手放すことができるはずです。

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