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2025年モデル基準で読み解く:ハリアーと“似てる”国産・輸入SUV総覧【比較】

2025年モデル基準で読み解く:ハリアーと“似てる”国産・輸入SUV総覧【比較】
TOYOTAハリアー公式

2025年モデル基準で読み解く:ハリアーと“似てる”国産・輸入SUV総覧【比較】

※本記事では、2025年時点で販売されている仕様を「2025 MY(Model Year)」と表記していますが、ハリアー自体は2022年末のマイナーチェンジ以降、大きな変更は加えられていません。

「都会的×上質」という個性で指名買いが絶えないトヨタ・ハリアー(80系:2022年末マイチェン、2025 MY)。
しかし2025年現在、同じクーペルーフやラグジュアリー路線を掲げるSUVは国内外で急増しています。

本記事は公式カタログ値+市場データを軸に、実燃費・補助金・リセールまで多面的に比較・整理しました。

トヨタ陣営:ハリアー vs RAV4 HYBRID vs クラウンスポーツ

車名全長×全幅×全高WLTC燃費
(HV/ガソリン)
実燃費平均新車価格帯
ハリアー HV(2WD)4,740×1,855×1,660 mm22.3 km/L14.8 km/L484〜602万円
RAV4 HYBRID4,610×1,865×1,690 mm20.3 km/L13.9 km/L433〜510万円
クラウンスポーツ HYBRID4,720×1,880×1,560 mm22.6 km/L15.2 km/L590〜732万円

※実燃費はe燃費(2024‑Q4〜2025‑Q1集計)におけるユーザー投稿ベースの平均値であり、走行条件・地域・季節により差異が生じます。あくまで参考目安としてお考えください。

クラウンスポーツはハリアーより80 mm短く、重心も45 mm低く設定されスポーツ寄りのハンドリングが光ります。価格差は装備(後輪操舵・アクティブスタビライザー等)を考慮すると妥当ですが、街乗り重視ならハリアーの方が静粛性で有利です。

ホンダ:ZR‑V e:HEVとCR‑V e:HEVの役割分担

ホンダ・ZR‑V e:HEV(4,570 mm)は実燃費17.3 km/Lと優秀で、都市高速の60‑80 km/h域ではハリアーHVを上回る省エネ性能を示します。

CR‑Vは全長4,695 mmで3列シート仕様も選択可能。3代目CR‑Vハイブリッド(北米2025 MY)は日本導入未定ですが、並行輸入を視野に入れるユーザーも増えています。

日産:電動2トップ──エクストレイル e‑POWER & アリア

日産・エクストレイル e‑POWER 2025 MYはWLTC19.7 km/L、実燃費14.1 km/L。4WD専用e‑4ORCEの雪道安定性は群を抜きます。

アリア B6/B9は航続470〜610 km(WLTC)。自宅200V充電30円/kWh前提なら年間10,000 kmで充電費約58,000円。公共急速(40円/kWh)オンリーなら77,000円と増えるため、充電環境でランニングコストが大きく変動します。

ハリアーHV(実燃費14.8 km/L、ガソリン170円/L)で計算すると年間燃料費は約114,000円──EV優位額は最大56,000円ですが自宅充電が前提です。

輸入車:BMW X1・アウディ Q3SB・VW ティグアンを指名買いする理由

  • BMW X1 xDrive18d(2025 MY):実燃費16.0 km/L、価格548〜620万円。48Vディーゼル+8ATで高速巡航燃費がハリアーHV並み
  • アウディ Q3スポーツバック:実燃費12.6 km/L、感覚的静粛性◎。輸入車ながら車幅1,840 mmに抑え都市部でも扱いやすい。
  • VW ティグアン TDI 4Motion:505 Lラゲッジとトレーラーヒッチ設定が魅力。実燃費14.4 km/Lでクリーンディーゼル補助金対象(最大55,000円)。

EV・HV購入支援と税制優遇

2025年度CEV補助金(個人)上限はEV 85万円/PHEV 55万円。ハイブリッドは車両重量税75%減税+環境性能割非課税(燃費区分AAA)で新車登録時負担は約5.5万円減
参考:

都道府県・市区町村補助はEV最大20万円上乗せ(例:東京都ゼロエミ補助)。購入相談時は「国+自治体」を必ずセットで試算しましょう。

リセールバリューを数字で把握する

車種3年残価※5年残価
ハリアー HV70 %60 %
RAV4 HV68 %57 %
ZR‑V e:HEV65 %54 %
エクストレイル e‑POWER55 %45 %
BMW X158 %48 %
アリア EV50 %38 %

※2022〜2024年登録個体のオークション平均落札率(USS Tokyo, JU Group)。ハリアーは根強い国内・輸出需要で国産SUVトップクラスの残価を維持。EVはバッテリー劣化率が査定に反映されやすく、現状では残価が低めに推移しています。

新型ハリアーのリセールは悪いのか?PHEV・HV・ガソリン徹底比較【売却戦略や注意点も】

都市派サイズを狙うなら:ライズ・ヤリスクロス・ヴェゼル

ライズ(1.2ターボ)は全長4,035 mm・実燃費16.2 km/L。5人乗り+荷室369 Lで日常万能。
ヤリスクロス HVはWLTC30.8 km/L、実燃費22.4 km/L。エコカー減税100 %×環境性能割ゼロで登録コストを最小化。
ヴェゼル e:HEVは全高1,590 mmの低重心設計で風切り音が少なく、高速クルージング時の実燃費18 km/L前後を記録しています。

本格オフローダー:ランドクルーザー & ハイラックスの世界

ランドクルーザー300(2025 MY)は最低地上高225 mm・水深700 mm渡河能力・3,500 kgまでのけん引に対応し、車重は2.5 t超でも3年残価75 %と驚異的。

ハイラックスGR SPORTは荷台長1,555 mmで四輪バギーやキャンプギアなどの大型荷物も積載可能。趣味ユースだけでなく法人減価償却対策としての需要も高まっています。

まとめ:ベストバイ指針

  • デザイン×静粛性:ハリアーHV(都市主義)
  • 走り×燃費×価格:ZR‑V e:HEV
  • アウトドア×四駆制御:RAV4 HV /Z TRAIL e‑POWER
  • ハイテク×将来補助金:アリアEV(自宅充電必須)
  • 再販重視:ハリアーHV/ランドクルーザー

数字・実体験・補助制度の“三種の神器”で比較すれば、SUV選びの迷いは大幅に減ります。試乗+見積+補助金シミュレーションを同日に行い、感性とコストの両面で納得できる一台を見つけてください。

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