
ハリアーPHEV補助金まとめ|国のCEV補助55万円+東京都最大80万円の賢い活用術:いくらもらえる?対象者・条件・必要書類
ハリアーPHEVを最もお得に導入するためには、国のCEV補助金55万円と自治体ごとの上乗せを正しく組み合わせることが欠かせません。
2025年度は評価指標にGX推進やグリーンスチール加算が加わり、高額車両への0.8係数も明文化されました。加えて東京都ではメーカー別評価45万円+給電機能10万円、再エネ契約15万円、V2H導入10万円の多層加算が整備され、条件を満たせば助成総額が100万円超に達します。
本記事では「制度の全貌」「申請ミスを起こさない3ステップ」「シミュレーション」「FAQ」の順に整理し、迷わず手続きを完了できるようガイドします。
2025年度 CEV補助金|基本額55万円と二段階対象期間
基本額と加算枠
国のCEV補助金はPHEV区分で上限55万円(2024年度から据え置き)。新設されたGX鋼材加算は環境負荷低減へ取り組むメーカー車両に最大+5万円が付与されます。EV走行換算距離や電力消費効率など既存指標は継続採用され、ハリアーPHEVは上限満額を獲得しています。
具体的には、EV走行換算距離93km、電力消費効率17.5km/kWhという性能値が評価対象となり、環境性能の総合スコアが満点に達しています。
参考1:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R6ho/R6ho_meigaragotojougen_2.pdf
参考2:https://221616.com/car-topics/20240327-2/
登録日による二段階適用
補助対象期間は次の二つに分かれます。
- 第1期(橋渡し枠):2024年12月17日〜2025年3月31日に登録された車両
- 第2期(本年度枠):2025年4月1日以降に登録された車両
いずれも登録日から1か月以内の申請が必須で、予算消化状況によっては受付前倒し終了が告知されます。「年度末の駆け込み」はリスクが高いため、販売店と登録日を調整し余裕を持って申し込みましょう。
参考:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/cev-websystem.html
高額車両への係数0.8
メーカー希望小売価格(税抜)が840万円以上の車両は算定補助額に0.8を乗じる減額措置が適用されます。特別仕様などで価格が上がる場合、補助上限が44万円(55万円×0.8)まで下がる点に注意してください。
たとえば都と国の補助合計が135万円の場合、係数適用により実質108万円に減額され、差額27万円の損失が生じます。
東京都 ZEV補助金|45万円+αの上乗せを最大化する
参考:東京都環境局 クール・ネット東京「令和7年度 ZEVの車両購入補助金のお知らせ(PDF)」
メーカー別評価と給電機能
東京都の2025年度 ZEV補助金では、トヨタ車が45万円のメーカー評価額を獲得。ハリアーPHEVは外部給電機能を備えるため+10万円が上乗せされます。
再エネ・V2H導入加算
PHEV区分では、再エネ100%電力契約(または太陽光発電併設)で+15万円、V2H設備導入で+10万円。併せてメーカー評価と給電機能を足すと最大80万円に到達します。なお高額係数0.8は国補助同様に適用されます。
受付期間
2025年4月28日〜2026年3月31日が申請受付期間。予算は先着順のため、年度前半の申請が安全です。
主要自治体の追加支援と併用ルール
主要自治体の追加支援と併用ルールを表にまとめました。
自治体 | 条件 | 上限額 |
---|---|---|
横浜市・川崎市 | 太陽光+V2H併設 | 5〜15万円 |
熊谷市・さいたま市 | 独自のPHEV新車助成 | 数万円 |
名古屋市 | PHEV+太陽光導入 | 〜10万円 |
大阪府 | 集合住宅充電器補助に連動(間接支援) | – |
兵庫県(神戸市など) | V2H・再エネ設備の導入補助 | 機器費の一部 |
国補助の交付決定通知を取得してから自治体申請を行うことが原則です。順序を誤ると上乗せ支援が受けられなくなるため、各自治体の要項を事前に確認しましょう。
失敗しないための3ステップ申請フロー
STEP1|登録前チェックリスト
・見積書に価格係数対象かどうかを明示
・車検証用フルネームの確認(全角・半角誤りを防ぐ)
・住民票や印鑑登録証明書をあらかじめ取得(1〜2週間余裕)
STEP2|オンラインor紙申請
電子申請の場合はPDF・JPEGを各20MB以内に圧縮。紙申請は黒インク片面印刷・ホチキス留め禁止など細かい指定があります。販売店と「誰がどの書類をアップロード/郵送するか」役割分担を決めておくとミスが激減します。
STEP3|交付決定後の実績報告
補助金は交付決定後、実績報告(車検証写し・領収書写し)を提出して初めて入金されます。期日は交付決定日から2か月以内が通例。忘れると不交付となるためカレンダーリマインダーは必須です。
シミュレーション|ハリアーPHEV Z“Leather Package”の場合
メーカー税抜価格564万円を例に東京都で試算すると、
国55万円+都45万円+給電10万円+再エネ15万円+V2H10万円=135万円。
実質負担額は約429万円に圧縮され、同グレードHEVとの差は約30万円まで縮小します。価格係数対象外のため減額なしです。
FAQ|よくある質問にサクッと回答
- Q申請が間に合わなかったらどうなる?
- A
申請期限を過ぎるといかなる理由でも失効します。次年度申請への繰り越しは不可です。
- Q法人名義でも個人と同額?
- A
2024年度で差が解消され、法人・個人とも同額になりました。
- Q中古車は本当に対象外?
- A
はい。CEV補助金・東京都ZEV補助金とも新車登録車のみ対象です。
- Qリース契約でも受け取れる?
- A
可能ですが、リース会社が代理申請するため、契約内容に補助金相当額が反映されるか要確認です。
リセールバリューと長期保有戦略
国内中古車オークションデータによると、ハリアーPHEVの3年残価率は65〜75%で推移しています。バッテリー保証8年/16万kmが査定を支えるため、定期点検記録簿と保証継承手続きを欠かさないことが高値維持の鍵です。
補助金の3年間保有義務を満了した時点でも依然リセールは堅調で、維持費と補助金メリットを合わせるとTCO(総保有コスト)は同クラスSUV最小水準です。
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まとめ|補助金を制して電動SUVライフを始めよう
2025年度は国55万円+東京都最大80万円の強力なサポートが続行され、自治体上乗せと合わせれば100万円超も不可能ではありません。一方で、申請遅延・書類不備による失効リスクも高まっています。
本記事のチェックリストを活用し、販売店や施工業者と協力して「登録日」「申請期限」「実績報告」の3つを死守しましょう。ハリアーPHEVならではの静粛性と外部給電機能を活かし、補助金で賢く次世代モビリティ生活をスタートしてください。
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