
新型ハリアーの白やSグレードは本当にダサい?2025年最新評価と後悔しない選び方
トヨタが誇る都会派 SUV「ハリアー」は 2020 年に 80 系へフルモデルチェンジし、2025 年 6 月頃に実施が予想されているマイナーチェンジ(MC)を前にさらなる注目を集めています。ところが検索トレンドを追うと、
- 「ハリアー 白 ダサい」
- 「ハリアー S グレード 見た目で損」
- 「モデリスタはやり過ぎ?」
といったネガティブワードが並びます。本記事では2025年4月時点の最新データを基に、こうした声の真偽を多角的に検証し、後悔しないグレード選びのコツを解説します。
他カラーの特徴
- ブラック(プレシャスブラックパール) — 重厚感と引き締まったシルエットが映えるが、傷と水垢が目立ちやすい。
- ダークブルー(ダークブルーマイカ) — 光の当たり方でパープルに見える深みがあり、個性を出しつつリセールも安定。
- 新色:アーバングレー — 2024 年追加。樹脂パーツとのコントラストが少なく、アウトドア感と都会的上質さを両立。
色選びは好みだけでなく、保管環境や洗車頻度、リセール傾向を総合して検討すると満足度が高まります。
白いハリアーは本当にダサいのか
3つの主な否定理由
- 個性の希薄さ ― ホワイトパールクリスタルシャイン(070)は販売比率が約 35 % と最多。街中で「かぶり」やすく、差別化しづらい。
- 光の当たり方で質感が平板に見える ― パール層の粒子が細かく高級感はあるものの、陰影が付きにくく 80 系の彫刻的なプレスラインがやや埋もれる。
- 樹脂パーツとのコントラスト ― フェンダーやバンパー下部のブラック樹脂が強調され、写真写りによっては「安っぽい」と映る。
白を選ぶメリット
- リセールが最も安定する傾向 ― 中古車査定でプラス評価(▲10 万円前後)になりやすいが、地域や需要の変動によって差が生じる場合もある。
- 傷・水垢が目立ちにくい ― ダークカラーより洗車コストが下がる。
- 2025 年に予定されるマイナーチェンジで新色「プラチナホワイトパール」が追加される見込み ― 3 コート塗装で深みと光沢感が向上予定。既存の 070 より高級感アップ。
結論として、白=ダサいという評価は見た目重視の一部ユーザーの主観に過ぎません。むしろリセールやメンテナンス性で優位に立つ選択肢です。
Sグレードで十分とされる 4 つの根拠
主要項目 | S | G |
---|---|---|
車両本体価格(税込) | 3,128,000 円 | 3,448,000 円 |
パワートレーン | 2.0L 直 4 (Dynamic‑Force) / ハイブリッド 2.5L(+ E‑Four) | |
Toyota Safety Sense | 標準 | 標準+機能追加 (PDA 等) |
シート表皮 | ファブリック | 合成皮革 |
18 インチアルミ | シルバー塗装 | 切削光輝+ダークグレー |
価格差は 32 万円。しかしエンジン・シャシー・安全装備の基礎は共通で、走りと安全性は体感上ほぼ同一です。日常用途が中心であれば S で不足を感じる場面は限定的といえます。
装備不足を後付けで解消できるパーツ例
- LED フォグランプ(PIAA・IPF)……約 4 万円
- 本革調シートカバー(Clazzio)……約 6 万円
- 社外 19 インチホイールセット……15~25 万円
後付け費用を加えても G との差額内に収まるケースが多く、コスパ重視派に S グレードは理にかなった選択と言えるでしょう。
デザイン論争:グリル・エンブレム・リアビュー
フロントグリルとハンマーヘッド化
2025 年 MC ではクラウンやプリウス同様の「ハンマーヘッド」シグネチャーが導入される見込みです。現行の逆台形グリルを好む人からは賛否が分かれるものの、シャープさと空力性能を両立する設計思想であり、実物を見れば違和感は少ないとの報道も。
エンブレム論
鷹マーク派とトヨタエンブレム派が拮抗。MC 以降は エンブレム選択式(メーカーオプション 3.3 万円)が追加予定と噂されているが、トヨタ公式からは未発表、好みに合わせやすくなります。
リアが「没個性」と言われる理由
- 横一文字 LED テールは流行デザインで差別化が難しい
- ブラック樹脂バンパーがボディカラーによってはチープに映る
- マフラー非露出デザインでスポーティさが希薄
対策としては モデリスタ リアスカート(塗装済 8.8 万円)で視覚的厚みを増す方法が定番です。
カスタムはセンスが試される
モデリスタ/GR パーツは「派手すぎる」と批判されがちですが、バランス良く 2 点以内に絞れば上質にまとまります。
例:
- ローダウンスプリング(‑25 mm)+ 20 インチ鍛造ホイール
- モデリスタ フロントスポイラーのみ装着し、サイド・リアは純正
やり過ぎを避けることが「ダサい」を回避するコツです。
60 系(2013‑2019)と 80 系(2020‑)の比較
項目 | 60 系 | 80 系 |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4,720×1,835×1,690 mm | 4,740×1,855×1,660 mm |
パワートレーン | 2.0L NA / 2.5L HV | 上記+2.5L PHEV |
安全装備 | TSS(第 2 世代) | TSS 3.0(夜間歩行者+自転車検知) |
60 系は今でも中古 200 万円台で流通し、クーペライクなシルエットは色褪せません。最新装備を求めるなら 80 系、スタイルと価格重視なら 60 系が狙い目です。
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2WD と 4WD(E‑Four)のイメージギャップ
雪国・アウトドア派からは「2WD はなんちゃって SUV」と揶揄されがちですが、関東以西の都市部では 2WD 比率が 7 割。燃費は 4WD より約 1.0 km/L 良好で、重量税も変わりません。用途と地域で選択すれば「見た目で損」は気にし過ぎと言えるでしょう。
後悔しないグレード・カラー選び 5 箇条
- 用途を明確に ― 街乗り中心なら S・2WD で十分。アウトドアや雪道なら G 以上+E‑Four。
- カスタム費用を含めて試算 ― 32 万円差をパーツで埋めるか、最初から G を買うか。
- リセールを意識 ― ホワイト系・ブラック系が安定。パール塗装は査定で有利。
- 実車確認を怠らない ― 内装色や樹脂パーツの質感はカタログでは分からない。
- MC 前後の在庫・納期を比較 ― 値引き狙いなら MC 前、最新装備狙いなら MC 後。
トヨタ ハリアーはいつ“買い”か:マイナーチェンジの確度と判断基準を徹底解説
まとめ
「白や S グレードはダサい」という評判は、一部の主観的な声が拡散した結果に過ぎません。S グレードは基本性能が上位と同等で、実用性重視なら最有力候補という評価がむしろ多数派。白ボディもリセールとメンテ性で依然トップクラスの選択肢です。見た目にこだわるならカスタムや G グレードを選び、実用性と価格を重視するなら S で十分。あなたのライフスタイルと価値観に合わせて、最適なハリアーを選びましょう。
参考情報:
>トヨタ自動車公式「ハリアー 価格・グレード一覧」
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