
借金を効率良く減らす7つの方法と返済計画の立て方【最新版】
「毎月返済しているのに借金が減らない……」。そんな悩みを抱える方は、返済の順番や家計の組み立て方を変えるだけで、完済までの期間と利息を大きく短縮できます。本記事では返済計画の作り方と具体的な7つのコツ、さらに自力での返済が難しい場合の債務整理について、体験談やポイントまとめを交えながら分かりやすく解説します。
STEP 0:まずは返済計画を立てよう
借金の総額を確認する
カードローン、クレジットカード、リボ残高、消費者金融など、すべての借入先・残高・金利・返済日を一覧表にまとめましょう。現状が見えると、対策が立てやすくなります。
返済可能額を計算する
家計簿アプリなどを使い、生活費・固定費・変動費を洗い出して「毎月いくらまでなら無理なく返済に充てられるか」を算出します。
返済シミュレーションを行う
金融機関のシミュレーターや無料アプリを活用し、設定した返済額で完済までの期間と総支払利息を確認します。
なお、当サイトでも借金返済シミュレーターを公開していますので、どうぞご利用ください。(もちろん無料です)
ポイントまとめ
- 数字を一覧化すると「返済の優先順位」が一目で分かる
- 返済可能額は「少し余裕がある」と感じる水準に設定
- シミュレーションで“ゴール”を可視化し、モチベーションを維持
体験談・具体例
30代会社員Aさんは借入先4社・総額200万円。シミュレーションの結果、毎月3万円の返済では完済まで8年かかると判明。固定費を見直し+副業で月2万円を上乗せし、完済予定を5年に短縮できました。
借金返済のコツ7選
毎月の返済額を増やす
返済額を5,000円増やすだけでも年間6万円の元本が減り、利息負担も軽減します。
- ポイントまとめ:副業・不要品のフリマ販売・残業代など“臨時収入”はすべて追加返済に回す(※会社員の方は副業が就業規則で禁止されていないか確認を)
毎月の返済日以外にも返済する
繰上返済で元本を減らした日数分、利息が発生しません。事前に手数料や最低返済単位を確認しましょう。
- ポイントまとめ:ボーナス月は「まとまった繰上返済」を習慣化
高金利の借金から優先的に返済する
デットアバランチ方式(金利の高い借金から返済)は、数学的に最も効率的です。一方で、デットスノーボール方式(残高の小さい借金から返済)は「完了実績が増えることでモチベーションが上がる」という心理的メリットがあります。
どちらを選ぶかは「数字重視」か「やる気重視」かで決めてOKです。
- ポイントまとめ:金利差が大きいならアバランチ、やる気が続かない人はスノーボール
家計を見直して固定費を削減する
通信費・保険料・サブスクなどを見直すと、削減効果が毎月継続します。
- ポイントまとめ:格安SIM・保険の乗り換え・不要なサブスク解約で月5,000円削減→そのまま追加返済に
リボ払いをやめる
リボ払いは利用残高に対して利息が膨らむ仕組みです。全額払いや分割払いへの変更を検討しましょう。
- ポイントまとめ:カード会社の「リボ→一括変更サービス」を活用
返済日に遅れない
延滞すると遅延損害金が発生し、信用情報にも傷が付きます。
- ポイントまとめ:自動引き落とし+前日リマインドで遅延ゼロを目指す
安易に借金を一本化しない
おまとめローンは金利が下がり、返済管理がシンプルになるメリットがあります。
ただし「借り換え後の金利が思ったほど下がらない」「返済期間が長くなり総利息が増える」ケースも。
事前にシミュレーションし、総支払額が確実に減る場合のみ利用しましょう。
- ポイントまとめ:手数料・保証料・団信※加入の有無を必ずチェック
※団信(団体信用生命保険):返済中に死亡や重い病気になった場合に借金が保険で完済される制度
7つのコツの実践例
20代フリーターBさん(総額80万円、平均金利15%)は、毎月の返済に追われ「携帯に知らない番号からの着信があるたびに心臓がバクバクした」と語ります。
①固定費見直しで月1万円確保
②副業で月1万円上乗せ
③高金利カードローンから返済(アバランチ)
→ 完済期間を4年→1年半に短縮し、支払利息を約15万円削減できました。
自力での返済が難しい場合は債務整理も検討
債務整理の種類と概算費用
手続き | 主な効果 | 弁護士費用の目安 |
---|---|---|
任意整理 | 将来利息カット・分割再設定 | 1社あたり2〜5万円+成功報酬 |
個人再生 | 元本を最大90%減額 | 30〜50万円前後 |
自己破産 | 原則すべての債務が免責 | 20〜50万円前後 |
※上記は一般的な相場で、事案の複雑さや地域によって変動します。
任意整理は裁判所を通さず手続き可能
弁護士・司法書士が債権者と直接交渉し、将来利息をカットして分割返済を再設定します。家族や勤務先に知られにくい点がメリットです。
債務整理に共通するデメリット
- 信用情報機関に事故情報が登録され、新規借入・クレカ作成が難しくなる
└ 任意整理:約5年
└ 個人再生:約5〜7年
└ 自己破産:約7〜10年 - 官報公告(自己破産・個人再生)が行われる
- 弁護士・司法書士費用がかかる
ポイントまとめ
- 返済が滞る前に無料相談で専門家にアドバイスを仰ぐ
(例:法テラスの無料法律相談など) - 費用は分割払いに応じてもらえる場合が多い
- 事故情報の登録期間を把握し、ライフプランを調整
体験談・具体例
40代自営業Cさん(総額400万円、月収30万円)は返済が難航。弁護士に相談し、任意整理で将来利息をカット。月10万円→月6万円に返済額が減り、3年で完済できました。
まとめ:数字と行動で完済への道を切り開こう
借金を効率良く減らすには、現状把握→無理のない計画→7つのコツの実践が王道です。追加返済や固定費削減など、今日から始められる対策も多くあります。もし計画通りに進まない場合は、債務整理を含めて早期に専門家へ相談しましょう。適切な行動を取れば、完済への道は必ず見えてきます。
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