ベビーゲートはいつから必要?何歳まで使う?種類や特徴・選び方のポイントとは
赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めると、行動範囲が一気に広がります。おうちの中の危険な場所(階段・キッチンなど)に行かないようにするために役立つのが「ベビーゲート」です。この記事では、ベビーゲートが必要になる時期や何歳頃まで使えるのか、さらに種類や特徴、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
ベビーゲートはいつから必要?
ハイハイやつかまり立ちが始まったら検討を
赤ちゃんは生後6~9か月頃からハイハイが活発になり、やがてつかまり立ちや伝い歩きへと成長していきます。移動できるようになると、家庭内での事故やケガのリスクも増えるため、ハイハイやつかまり立ちが始まったらベビーゲートの設置を検討するのがおすすめです。
- キッチンや玄関、階段、脱衣所など、赤ちゃんが入ると危険な場所に行けないようにする
- ドアを開け放しておかなくても赤ちゃんが一人で移動できるようになってしまうため、移動範囲を制限する必要がある
このような理由から、早めに導入しておくことで安心して子どもを見守りやすくなります。
ベビーゲートは何歳まで使う?
目安は2歳前後まで
ベビーゲートは一般的に、生後6か月頃から2歳前後まで使用するのが目安とされています。これは、多くのメーカーが対象年齢として掲げている期間です。2歳を過ぎると、子どもの身長や知能が発達し、ゲートを乗り越えたり開け方を覚えたりする場合も出てきます。
しかし、あくまで目安なので、お子さんの成長発達や危険への認識度に合わせて卒業の時期を判断しましょう。たとえば階段の登り降りを正しくできるようになったり、ゲートの必要性が薄れたりしたら徐々に外していくとよいでしょう。
ベビーゲートの種類と特徴
ベビーゲートには大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、設置する場所や用途に合ったものを選びましょう。
突っ張り式
壁や柱の両サイドに突っ張り棒の要領で固定するタイプです。
- メリット
- ネジや金具を使わないので、壁や柱に大きな穴を開けずに済む
- 設置や取り外しが比較的簡単
- デメリット
- 強度はネジ固定式に比べるとやや弱い場合がある
- 階段上など強度が必要な場所での使用は避けるようメーカーが推奨していることが多い
突っ張り式ベビーゲートの仕組みやメリット・デメリット、選ぶ際のポイントなど
ネジ固定式
ネジや金具を使用して、壁や柱にしっかり固定するタイプです。
- メリット
- 大人が寄りかかっても動きにくいなど、強度が高い
- しっかり固定できるため、階段上やしっかりした設置が必要な場所に向いている
- デメリット
- 壁に穴を開ける必要があるため、賃貸物件や壁を傷つけたくない場合には注意が必要
- 設置・取り外しにやや手間がかかる
ネジ固定式ベビーゲートの特徴やメリット・デメリット【設置時のポイントあり】
ロール式・拡張型
ゲート部分が布やメッシュ素材でできており、必要に応じて引き出して使うタイプや、パネルを追加して広げるタイプです。
- メリット
- 使わない時にはすっきり収納できる(ロール式など)
- 開口部が広い場所でもパネルを追加して対応できる(拡張型)
- デメリット
- 頑丈なフレームタイプに比べると、やや耐久性が落ちる場合がある
- 設置場所によっては固定が難しいこともある
ロール式ベビーゲートのメリット・デメリットや選び方のポイント
ベビーゲートを選ぶ際のポイント
設置する場所と目的を明確に
- 階段上か、それとも階段下や部屋の出入口に設置するのか
- キッチンの入口や玄関先など、子どもが入ると特に危険な場所かどうか
階段上に設置する場合は特に強度が必要なので、「ネジ固定式」を推奨しているメーカーが多いです。一方、部屋の出入口などは「突っ張り式」でも十分なケースがあります。
ゲートの高さや幅をチェック
赤ちゃんの成長に伴い、身長が伸びたり、またげるようになったりするとベビーゲートを乗り越えてしまうこともあります。
- 高さは最低でも約70cm以上あると安心
- 設置したい場所の幅に合わせてゲートの幅を選ぶ(拡張パネルの有無を確認)
開閉のしやすさと安全ロック機能
大人が頻繁に開け閉めする場所ほど、操作のしやすさは重要なポイントです。
- 片手でもロックの解除ができるか
- 自動で閉まる機能や二重ロックなど、安全性は十分か
開閉のしやすさだけでなく、赤ちゃんが開けられない仕組みがしっかり備わっているかを確認しましょう。
設置のしやすさと賃貸の場合の配慮
- 突っ張り式は壁に穴を開ける必要がなく、取り外しも簡単
- ネジ固定式は強度が高いが壁に穴を開ける可能性がある
賃貸などで壁を傷つけたくない場合は、突っ張り式やロール式で大きな穴が不要なものを選ぶと安心です。
デザインや素材も考慮
リビングなどに設置する場合は、インテリアとの相性も大切です。木製やメタル、メッシュ素材など見た目や使い勝手の好みで選ぶと、長く使いやすいでしょう。
ベビーゲートを安全に使うための注意点
- 定期的にゆるみがないかチェックする
- 特に突っ張り式は、使用しているうちに固定が緩むことがあります。定期的に締め直しておきましょう。
- 取り付け説明書をしっかり読む
- それぞれの商品によって取り付け方や注意点が異なるので、メーカーの説明書に従って正しく設置してください。
- 子どもの成長を見ながら早めに調整・交換を
- 乗り越えられるようになったり、開閉方法を覚えてしまったりしたらベビーゲートとしての機能を果たさなくなります。状況に合わせて位置やタイプの変更、撤去の検討をしましょう。
- 使わない場所にゲートを置きっぱなしにしない
- 不要な場所にゲートがあると大人がつまづくなどの別の事故を誘発する恐れもあります。不要な場合は取り外すなど管理を徹底しましょう。
まとめ
- ベビーゲートは、赤ちゃんがハイハイを始める6~9か月頃から設置するのがおすすめ
- 一般的には2歳前後まで使用可能だが、子どもの発達や状況に合わせて卒業のタイミングを考える
- 突っ張り式/ネジ固定式/ロール式・拡張型など、設置場所や目的に合った種類を選ぶ
- 安全性や操作性、設置時の壁のダメージなどを総合的に考慮して選ぶ
ベビーゲートがあると、赤ちゃんが危ない場所に行くのを防ぎ、保護者にとっても安心感が高まります。正しい使い方とこまめなチェックを心がけながら、赤ちゃんの成長に合わせて上手に使ってみてください。
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