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20代の恋愛事情と結婚観|データで見る「交際経験なし」の真実とコスパ重視のリアル

20代の恋愛事情と結婚観|データで見る「交際経験なし」の真実とコスパ重視のリアル 世代・年代

「20代は恋愛離れが進んでいる」というニュースをよく耳にしますが、その実態は単純な「興味がない」という言葉だけでは片付けられません。

結論から言うと、現代の20代は「恋愛への関心はあるが、失敗したくない(コスパ・タイパ重視)」という傾向が非常に強くなっています。アプリでの効率的な出会いが定着する一方で、経済的な理由や自分の時間を守るために、あえて恋愛を遠ざける人も少なくありません。

この記事では、最新の公的データや調査結果をもとに、20代のリアルな恋愛事情とシビアな結婚観について、綺麗事抜きで解説します。

【最新データ】20代男性の4割以上が「交際経験なし」の衝撃

近年、もっとも注目されているのが「交際経験のない20代」の増加です。かつては通過儀礼のように語られてきた恋愛ですが、今では必ずしも全員が経験するものではなくなっています。

リクルートブライダル総研の「恋愛・結婚調査2023」によると、20代男性の約46.0%、20代女性の約29.8%が「これまでに異性と交際したことがない」と回答しました。男性に関しては、およそ2人に1人が交際未経験という計算になります。

この背景には、「恋愛はお金と時間がかかる娯楽」という認識の広まりがあります。趣味や推し活が充実している現代において、不確実な他者との関係構築にリソースを割くことへのハードルが上がっているのです。

出会いのきっかけは「マッチングアプリ」が主要ルートへ

かつて出会いの王道だった「職場・学校」や「友人の紹介」に加え、マッチングアプリやSNSが存在感を増しています。

前述の調査等によると、結婚した人の出会いのきっかけとして、ネット系婚活サービス(アプリ等)の割合は年々増加傾向にあります。2015年頃から職場・学校での出会いが減少傾向にある一方、ネット系婚活サービスは現代の重要な出会いの手段として定着しています。

2022年に結婚した人の中で、婚活サービスを通じて出会った割合は15.4%に上り、その中でもネット系婚活サービスがもっとも多くなっています。アプリが支持される理由は、その効率性にあります。相手の年収、趣味、結婚願望の有無などを事前にスクリーニング(絞り込み)できるため、価値観の合わない相手と無駄な時間を過ごすリスクを最小限に抑えられます。

「結婚につながらない恋愛はもったいない」?コスパ・タイパ重視のZ世代

Z世代を中心とする20代の恋愛観を語る上で欠かせないキーワードが、「タイムパフォーマンス(タイパ)」と「コストパフォーマンス(コスパ)」です。

ある意識調査では、20代の約7割が「結婚につながらない交際をするのは、時間やお金がもったいない」と感じているというデータもあります。これは、とりあえず付き合うという「お試し期間」を省略し、最初から結婚を見据えた相手かどうかをシビアにジャッジしていることを意味します。

「好きだから付き合う」という感情優先の恋愛よりも、「この人と付き合うことで自分の人生がプラスになるか」という損得勘定が含まれた、非常に現実的なパートナー選びが行われています。失敗や遠回りを極端に避けるこの傾向は、情報過多なデジタル社会が生んだ防衛本能とも言えるでしょう。

Z世代の消費行動と価値観について

それでも「結婚したい」若者の本音と経済的障壁

これほどシビアな恋愛観を持っていても、決して「一生独身でいい」と思っているわけではありません。国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」によれば、18~34歳の未婚者の8割以上が「いずれは結婚しよう」と考えています。

しかし、理想と現実の間には大きな壁が存在します。内閣府の調査などでも繰り返し指摘されている通り、「経済的な不安」が結婚への最大障壁です。

奨学金の返済、上がらない実質賃金、そして将来への不安。これらを抱えた状態で、自分以外の誰かの人生に責任を持つことは、あまりにもリスクが高いと感じられています。そのため、「結婚したくてもできない」あるいは「生活レベルが下がるなら結婚しない方がマシ」という結論に至るケースが少なくありません。

昔と今の恋愛・結婚観はどう違う?(比較表)

親世代(昭和・平成初期)と、現在の20代(令和)では、恋愛や結婚に対する前提条件が大きく異なります。わかりやすく比較表にまとめました。

項目親世代(昭和・平成初期)現代の20代(令和・Z世代)
出会いの場職場、友人の紹介、合コンマッチングアプリ、SNS
連絡手段家の電話、キャリアメールLINE、インスタDM(即レス重視)
デート費用男性が全額奢るのが美学割り勘、交互に出す(対等性重視)
恋愛のスタンス情熱重視、まずは付き合ってみる効率重視、失敗したくない(タイパ)
結婚の意味人生のゴール、社会的な義務人生の選択肢の一つ、リスクヘッジ
同棲の位置づけ結婚が決まってからするもの結婚前の相性確認(お試し期間)

もっとも大きな違いは「対等性」と「効率性」です。現代の20代は共働きが前提であるため、デート代も割り勘や交互出しが一般的になりつつあります。また、同棲についても、結婚前提の準備期間というよりは、「生活スタイルが合うか確認するためのトライアル」として捉えられています。

20代が幸せなパートナーシップを築くために

多様化する価値観の中で、20代が納得のいくパートナーシップを築くには、周囲の雑音や「普通はこうあるべき」という圧力から距離を置くことが重要です。

SNSでは他人のキラキラした恋愛や結婚生活が可視化されやすく、つい自分と比較して焦りを感じてしまいがちです。しかし、データが示す通り、交際経験がないことも、結婚を急がないことも、現代においては決してマイノリティではありません。

自分のキャリアや一人の時間を最優先にする時期があっても良いですし、アプリを駆使して効率的に相手を探すのも賢い選択です。大切なのは、世間の常識ではなく、「自分が心地よいと思える距離感」で他者と関わることです。

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まとめ

20代の恋愛事情と結婚観について解説しました。

かつてのように「恋愛=ロマンチックなもの」という認識から、「恋愛=コストとリスクを伴う現実的な契約」へと意識が変化しています。交際経験なしの層が増加し、アプリでの出会いが主流になった背景には、失敗を避けて効率を求める現代特有の価値観があります。

しかし、結婚願望そのものが消滅したわけではありません。経済的なハードルや将来不安と向き合いながら、それぞれが自分にとって最適なパートナーシップの形を模索しています。

焦る必要はありません。まずは自分が「どのような人生を送りたいか」を明確にし、その延長線上に恋愛や結婚が必要かどうかをフラットに考えてみてはいかがでしょうか。

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