「クローゼットはパンパンなのに、着たい服が見つからない」
「毎朝、服を選ぶだけで疲れてしまう」
それは、あなたのセンスが悪いのではなく、クローゼットが「在庫置き場」になってしまっているからです。本来、クローゼットは「自分を素敵に見せてくれる服だけが並ぶショールーム」であるべきです。
本記事では、一度のリセットで劇的に使いやすくなるクローゼット整理のステップと、綺麗な状態をキープする収納テクニックを解説します。
ステップ1:まずは「全部出し」て現実を見る
クローゼット整理の基本にして最大の山場は、中身をすべて出すことです。「引き出し一段ずつ」ではなく、可能であればカテゴリーごと(例:トップス全て、ボトムス全て)に一度出し切ります。
床に積み上がった服の山を見て愕然とするかもしれませんが、これが「自分が管理しなければならない量」の現実です。まずは総量を把握することが、整理のスタートラインです。
ステップ2:容赦ない「仕分け」基準
出した服を、以下の4つに分類します。ここで時間をかけすぎないのがコツです。「3秒」で判断しましょう。
- 着る(1軍): 今シーズン、週に1回以上着ている。着ると気分が上がる。
- 保留(2軍): 迷うもの。高かったけど着ていない、痩せたら着るかも、思い出の服など。
- 手放す: 1年以上着ていない、サイズが合わない、シミや毛玉がある、着心地が悪い。
- シーズンオフ: 別の場所に保管する。
「手放す」基準のヒント
「高かったから」は過去の執着です。「今」の自分がその服を着て、自信を持って街を歩けるかを問いかけてください。部屋着に降格させるのもおすすめしません。着心地の悪い服は、リラックスしたい家の中では尚更手が伸びず、結局着ないことが多いものです。
ステップ3:使いやすさを極める「収納システム」
残すと決めた「1軍」の服を、クローゼットに戻していきます。ここでは、親記事でも紹介したテクニックを駆使します。
ハンガーを統一するだけで「お店」になる
クリーニング店の黒いプラスチックハンガーや、針金ハンガーが混ざっていませんか? これらを統一するだけで、見た目の美しさと収納力が劇的に向上します。
- おすすめ: 滑らない起毛素材の薄型ハンガー(MAWAハンガーやニトリなど)。
- 効果: 肩のラインが崩れず、厚みが減るため収納枚数が増えます。高さが揃うことで、視覚的なノイズが消えます。
「右肩上がり」に並べる
服を掛けるときは、左側に丈の長い重い服(コートなど)、右側に向かって丈の短い軽い服(ブラウスなど)になるように並べます。 「右肩上がり」のラインを作ることで、視覚的にスッキリとして見え、心理的にもポジティブな印象を与えやすくなります。また、右下の空いたスペースに衣装ケースを置くなどの有効活用もできます。
たたむ服は「自立」させる
引き出しの中は、服を積み重ねてはいけません。下にある服が見えなくなり、死蔵品になってしまいます。
- 縦折り収納: 服を小さく四角にたたみ、本棚の本のように「立てて」収納します。
- メリット: 引き出しを開けた瞬間、全ての色柄が見渡せます。取り出しても他の服が崩れません。
リバウンドしないための「7割収納」
クローゼットが再び散らかる最大の原因は「詰め込みすぎ」です。
- ハンガーの間隔: 服と服の間に、手のひらが入るくらいの隙間を作ります。
- 引き出しの余裕: ギュウギュウに詰めず、奥が見える程度のゆとりを持たせます。
「7割収納」を意識することで、服がシワにならず、通気性も良くなり、何より「出し入れが苦にならない」ため、散らかりにくくなります。
衣替えを「見直しの儀式」にする
衣替えは、単なる服の入れ替え作業ではありません。「半年間お疲れ様」と服をメンテナンスし、来年も着たいかをジャッジする絶好の機会です。
シーズンオフの服をしまう前に、必ず「来年の自分もこれを着たいか?」と自問自答してください。「もしかしたら着ないかも」と思った服は、半年後も着ません。その時点で手放せば、次のシーズンのクローゼットは最初からスッキリした状態でスタートできます。
まとめ
クローゼットの整理は、自分の生き方を選ぶ作業でもあります。
「今の自分」に似合う、大好きな服だけが入ったクローゼットを開ける瞬間は、毎日の幸福度を高めてくれます。
- 全部出す: 現実を直視する。
- ハンガー統一: 視覚的なノイズを消す。
- 立てる収納: 在庫を一目で把握する。
- 7割収納: 風通しと出し入れのしやすさを確保する。
今週末は、まず「着ていない服」をゴミ袋に入れることから始めてみませんか?

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