「東京駅って、結局何区にあるの?」
地方から来る友人にこう聞かれたとき、あなたならどう答えますか。
結論から言うと、東京駅の住所は「千代田区」です。
しかし、実は八重洲口の改札を一歩出て数メートル歩くと、そこはもう隣の「中央区」なんです。
駅のホームは千代田区なのに、地下街に入ると中央区になる。東京駅はそんな不思議な境界線の上に建っています。
この記事では、意外と知られていない「東京駅の住所」と、出口ごとの「区の境界線」について、わかりやすく解説します。
これさえ読めば、東京の地理がちょっとだけ面白くなるはずです。
東京駅の正式な住所は「千代田区丸の内」
まずは正解をはっきりさせておきましょう。
東京駅の正式な住所は、以下のとおりです。
東京都千代田区丸の内一丁目
「丸の内(まるのうち)」という地名のとおり、東京駅は皇居のお膝元である千代田区に位置しています。
赤レンガ駅舎で有名な「丸の内口」はもちろん、新幹線乗り場がある「八重洲口」側の駅舎も、住所としては千代田区に含まれます。
地図アプリで東京駅を検索すると、区の境界線が駅の東側(八重洲側)ギリギリを通っているのがわかるはずです。
なぜ「東京駅=中央区」と勘違いされるのか
「東京駅は中央区じゃないの?」と思う人が多いのには、明確な理由があります。
それは、駅の東側出口の名前が「八重洲(やえす)」だからです。
「八重洲」という地名は、実際には中央区のものです。
駅の出口名に隣の区の地名が使われているため、多くの人が「東京駅=中央区」というイメージを持ってしまうのでしょう。
出口で変わる?千代田区と中央区の境界線を解説
東京駅は巨大なターミナル駅なので、出口によって目の前に広がる区が異なります。
ここでは、主要な出口がどの区に接しているのかを整理しました。
| 出口の名前 | 方角 | 接している区 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 丸の内口 | 西側 | 千代田区 | 皇居、丸ビル、オフィス街 |
| 八重洲口 | 東側 | 中央区(との境界) | 八重洲地下街、高速バス乗り場 |
| 日本橋口 | 北側 | 千代田区 | 大手町方面、永代通り |
| 京葉地下出口 | 南側 | 千代田区 | 東京国際フォーラム方面 |
丸の内口・日本橋口は完全に「千代田区」
西側の「丸の内口」や北側の「日本橋口」は、完全に千代田区エリアです。
駅を出ても、目の前に広がるのは千代田区丸の内や大手町のオフィス街。
皇居へ続く行幸通りも千代田区内ですので、こちらは迷うことがありません。
八重洲口は一歩出ると「中央区」
ややこしいのが東側の「八重洲口」です。
ここには、千代田区と中央区を分ける境界線が存在します。
かつて江戸城の外堀があった場所が区の境目になっていますが、実は現在の「外堀通り」の場所とは完全には一致していません。
厳密な境界線は、外堀通りよりも少し西側(駅側)を通っています。
つまり、八重洲口を出て道路(外堀通り)を渡る手前で、すでに中央区に入っているのです。
駅舎自体は千代田区ですが、一歩外に出ればそこはもう中央区。まさに「駅が境界」と言えます。
八重洲地下街(ヤエチカ)の住所は「中央区」
八重洲口の地下に広がる巨大ショッピングモール「八重洲地下街(通称:ヤエチカ)」。
駅直結なので東京駅の一部のように感じますが、ここの住所を見てみましょう。
- 八重洲地下街の住所:東京都中央区八重洲2丁目1番
驚くことに、改札を出て地下街に入った瞬間、あなたは千代田区から中央区へ足を踏み入れていることになります。
「駅ナカ(改札内)」でお土産を買っているときは千代田区、「駅ソト(地下街)」でご飯を食べているときは中央区。
東京駅は、そんな境界線を楽しめるスポットでもあるのです。
豆知識:遠すぎる「京葉線ホーム」は何区?
東京駅といえば、乗り換えが遠いことで有名な「京葉線ホーム」がありますよね。
山手線などのホームから南へ数百メートルも離れていますが、あそこは何区になるのでしょうか。
正解は、やはり「千代田区」です。
京葉線ホームは、地上の「鍛冶橋(かじばし)通り」の地下深くにあります。
このエリアの住所は「千代田区丸の内三丁目」。
有楽町駅のすぐそばまで伸びていますが、ギリギリ千代田区内に収まっています。
- 山手線ホーム:千代田区丸の内一丁目
- 京葉線ホーム:千代田区丸の内三丁目
同じ東京駅でも、丁目(ちょうめ)が変わるほど広いというのは、さすが日本の首都・東京の玄関口ですね。
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まとめ:東京駅は「千代田区」と「中央区」の架け橋
最後に、今回のポイントをサクッとまとめます。
- 東京駅の正式な住所は「千代田区」。
- 丸の内口は千代田区のど真ん中。
- 八重洲口は、駅を出るとすぐに「中央区」になる。
- 八重洲地下街(ヤエチカ)の住所は中央区。
東京駅は単なる通過点ではなく、千代田区(政治・経済の中心)と中央区(商業・文化の中心)をつなぐ架け橋のような存在です。
今度東京駅を利用するときは、「今、区の境界線を越えたかも?」なんて思い出しながら歩いてみると、いつもの移動が少し楽しくなるかもしれません。

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