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FJクルーザーとランクルFJの違いを徹底比較!別物?サイズ・価格・性能の差

ランドクルーザー
TOYOTAランドクルーザーFJ公式

ランクルFJ」と「FJクルーザー」は名前が似ているため混同されがちですが、実は全く異なる車です。FJクルーザーは2018年に販売終了した過去のモデルで、ランクルFJは2026年発売予定の新型車。本記事では、両者の違いを分かりやすく比較し、どんな関係性があるのかを解説します。

FJクルーザーとは?販売終了した人気SUV

FJクルーザーとは?販売終了した人気SUV
TOYOTA FJクルーザー公式

FJクルーザーは、トヨタが2006年に北米市場で発売を開始した本格派SUVです。レトロな外観と本格的なオフロード性能を兼ね備え、日本では2010年12月から販売されていました。

丸型のヘッドライトや白いルーフ、「TOYOTA」のロゴが特徴的なデザインで、1960年代の名車「FJ40型ランドクルーザー」をモチーフにしています。燃費性能の悪さや大きな車幅が時代に合わなくなり、2018年に販売終了となりました。

しかし現在でも中古車市場で高い人気を誇り、特に2017年の特別仕様車「ファイナルエディション」は新車価格を上回る値段で取引されることもあります。

ランクルFJとは?2026年発売予定の新型SUV

ランクルFJとは?2026年発売予定の新型SUV
TOYOTAランドクルーザーFJ公式

ランドクルーザーFJ(通称:ランクルFJ)は、トヨタが2025年10月21日に世界初公開した新型コンパクトSUVです。日本での発売は2026年年央(年の中頃)を予定しています。

ランクルファミリーの新たなエントリーモデルとして開発され、ジムニーとランクル250の間を埋める「ちょうどいいサイズ」が魅力です。本格的なオフロード性能を持ちながら、都市部でも扱いやすいコンパクトなボディサイズを実現しています。

2021年にトヨタが発表した「コンパクトクルーザーEV」のコンセプトを受け継ぎ、現代的な安全装備と環境性能を備えた次世代のオフローダーとして注目を集めています。

参考:新型車「ランドクルーザー”FJ”」を世界初公開(トヨタ公式)

FJクルーザーとランクルFJの比較表

項目FJクルーザーランクルFJ
発売時期2010年~2018年
(販売終了)
2026年年央予定
(発売前)
ボディサイズ4635×1905×1840mm4575×1855×1960mm
エンジン4.0L V6ガソリン
(276ps/38.8kg-m)
2.7L 直4ガソリン
(120kW/246Nm)
燃費8.0km/L10~12km/L(予想)
駆動方式パートタイム4WD
リアデフロック付き
パートタイム4WD
リアデフロック付き
価格329万円~355.7万円
(新車時)
380万円~400万円
(予想)
シャシー専用設計IMVプラットフォーム
購入方法中古車のみ新車予約(2026年~)

サイズ・性能の違いを詳しく比較

ボディサイズはほぼ同等だが高さが違う

全長と全幅はほぼ同じですが、ランクルFJの方が全高が120mm高くなっています。これにより、室内空間や積載性が向上していると予想されます。

FJクルーザーは全幅1905mmと日本の道路では取り回しにやや苦労するサイズでしたが、ランクルFJは1855mmと50mm狭くなり、より扱いやすくなっています。

エンジンは小型化・効率化

FJクルーザーが4.0L V6エンジンだったのに対し、ランクルFJは2.7L直列4気筒へと小型化されました。これはランクル250と同じエンジンで、燃費性能の向上と環境規制への対応を実現しています。

パワーは控えめになりますが、オフロード走行に必要なトルクは十分に確保されており、実用性は損なわれていません。

価格は約50万円アップか(予想)

FJクルーザーの新車価格は329万円~でしたが、ランクルFJは380万円~と予想されています。これは最新の安全装備や環境性能を備えた分の価格差と考えられます。

デザインの継承関係:DNAは受け継がれている

ランクルFJは「全く新しい車」ではなく、FJクルーザーのデザインDNAを現代的に進化させたモデルです。 丸目のヘッドライトやスクエアなボディ形状など、FJクルーザーの特徴的な要素を継承しつつ、ランクル250の力強さも融合させたスタイリングになっています。

内装は最新のトヨタセーフティセンスを搭載し、安全性と利便性が大幅に向上しています。 いわば「FJクルーザーの精神的な後継車」と言えるでしょう。

どちらを選ぶべき?購入を検討する際のポイント

FJクルーザーを選ぶべき人

すでに販売終了しているため中古車のみですが、以下の方におすすめです。

  • レトロな雰囲気とポップなカラーリングが好き
  • 4.0Lの力強い走りを楽しみたい
  • 希少性の高い車を所有したい
  • カスタムパーツが豊富な車が欲しい

ただし、燃費は8.0km/Lと悪く、維持費は覚悟が必要です。また、人気モデルは新車時より高値で取引されているため、予算に余裕が必要になります。

ランクルFJを選ぶべき人

2026年発売予定の新車で、以下の方に最適です。

  • 最新の安全装備が欲しい
  • 燃費性能を重視したい
  • 新車保証付きで安心して乗りたい
  • ジムニーでは小さいがランクル250では大きすぎる
  • コンパクトで街乗りもしやすいオフローダーが欲しい

発売後は予約殺到が予想されるため、早めにディーラーへ相談しておくことをおすすめします。

ランドクルーザーFJ完全ガイド|新型モデルのスペック・デザイン・発売日まとめ

まとめ:似て非なる2台、それぞれの魅力を理解しよう

FJクルーザーとランクルFJは名前こそ似ていますが、販売時期も性能も異なる別の車です。ただし、デザインのDNAや本格オフロード性能へのこだわりは確実に受け継がれています。

FJクルーザーは中古車市場で今も高い人気を誇り、ランクルFJは2026年の発売に向けて期待が高まっています。それぞれの特徴を理解した上で、自分のライフスタイルに合った一台を選んでください。

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