記事内に広告が含まれる場合があります。

ダサいと思われがちな希望ナンバーランキング【失敗しないための選び方も】

ダサいと思われがちな希望ナンバーランキング【失敗しないための選び方も】 車・カーライフ

新車や中古車を買うとき、多くの販売店で「希望ナンバー、どうされますか?」と聞かれますよね。

せっかくだから好きな数字を選びたい!と思う反面、「変なナンバーにしてダサいと思われたらどうしよう…」と悩む方も少なくありません。

この記事では、ダサいと思われがちな希望ナンバーの共通点やランキング、さらには失敗しないための選び方まで分かりやすく紹介します。

大前提:車のナンバーに対する見方・考え方は人それぞれです。自分にとって特別な数字であれば、無理に避けないのも一つの選択肢です。

なぜ?「ダサい」と感じる希望ナンバーの共通点

実は、「ダサい」と感じられてしまうナンバーには、いくつかの共通点があります。

ランキングを発表する前に、まずはその心理的な背景を少し探ってみましょう。

多くの人が無意識に「うわっ…」と感じてしまうのは、ナンバープレートから「自己主張の強さ」や「特定のイメージ」を強く感じ取ってしまうからです。

例えば、「俺、イケてるだろ?」感が透けて見えるような数字や、ひと目で「あ、あの界隈の人かな?」と連想させてしまうようなナンバーです。

また、誕生日や記念日をそのまま使っていると、「個人情報が丸分かりで恥ずかしい」「防犯上どうなの?」と、見ている側がソワソワしてしまうことも。

もちろん、どんな数字を選ぼうと個人の自由です。

しかし、車は公道を走るもの。良くも悪くも他人(ひと)の目に触れるものだからこそ、ちょっとした配慮が、後悔しないナンバー選びにつながるのかもしれません。

【本題】「ダサい」と思われがちな希望ナンバーランキング

それでは、一般的に「ダサい」とか「ちょっと恥ずかしい」と思われがちな希望ナンバーを、ランキング形式で見ていきましょう。

あくまで「そう感じる人もいる」という視点で、参考にしてみてくださいね。

第1位:ゾロ目(「1111」「7777」「8888」など)

堂々の(?)第1位は、やはりゾロ目ナンバーです。

「7777」や「8888」などは抽選になるほど人気ですが、その人気ゆえに「いかにも希望しました感」が満載。

特に「8888」は「末広がり」で縁起が良いとされますが、同時に威圧感や「分かりやすすぎる…」と感じる人も多いようです。

ひと昔前の「ヤンキー文化」を連想させる、という声も根強くあります。

高級セダンならまだしも、軽自動車やコンパクトカーで大きなゾロ目ナンバーを付けていると、車とナンバーのギャップに違和感を覚える、なんて意見も。

あまりにも定番すぎて、逆に個性がないと感じられてしまうケースもあるでしょう。

第2位:一桁(「1」「3」「5」「7」「8」など)

ゾロ目に次いで「圧が強い」と思われがちなのが、一桁ナンバーです。

これも「1」や「8」などは抽選対象になることが多い人気の数字。

シンプルで覚えやすい反面、「1番じゃなきゃ嫌だ」「俺がルールだ」といった、強いこだわりや自己顕示欲の表れのように見えてしまうことがあります。

一桁ナンバーの車が猛スピードで走っていると、「やっぱり…」と妙な納得感を持ってしまう人もいるとか。

もちろん、たまたま払い出された数字が一桁だった、という方もいることでしょう。

しかし、わざわざ希望して選んだと思われることが多いため、無用な誤解を招きたくない方は避けた方が無難かもしれません。

第3位:分かりやすすぎる語呂合わせ(「1122」「2525」など)

「1122(いい夫婦)」や「2525(ニコニコ)」、一見すると微笑ましいナンバーですよね。

実際、ファミリーカーなどでよく見かけますし、人気の数字です。

しかし、あまりにもストレートすぎる表現は、「見てるこっちが恥ずかしい」「微笑ましいを通り越して、ちょっと…」と感じる人も一定数いるようです。

また、「4649(よろしく)」や「1173(いい波)」など、趣味やノリ全開のナンバーも、本人以外にはその意図が伝わりにくいもの。

仲間内ではウケても、一般的には「自己満足かな?」と冷めた目で見られがちです。

第4位:風水・縁起担ぎ(「358」「8008」など)

最近、やたらと見かけるようになった「358」というナンバー。

これは風水やスピリチュアルの世界で「縁起が良い」とされる数字です。

由来には諸説ありますが、有名なものとして「お釈迦様が悟りを開いたのが35歳の8ヶ月目(12月8日)だった」という説や、聖書に関連するという説、風水では「3:金運・発展、5:財運・帝王、8:最高の数字・成功運」なので縁起が良いという説などがあります。

一昔前は「知る人ぞ知る」数字でしたが、SNSなどで拡散されて人気が沸騰。

現在(2025年5月以降)は、日本全国で抽選対象になるほどの人気ナンバーとなっています。

それ自体は悪いことではありませんが、「占いや風水を盲信している人なのかな?」と、特定のイメージを持たれてしまうことも。

同じ理由で、「8008(縁結び)」や「8118(末広がり)」なども、スピリチュアルな雰囲気を醸し出してしまいます。

本人のゲン担ぎとして楽しむのは素敵ですが、公道でアピールする形になると、好みが分かれるところです。

第5位:誕生日・記念日(「1224」「810」など)

家族の誕生日や結婚記念日など、本人にとっては非常に大切な数字。

その気持ちはとてもよく分かります。

しかし、第三者から見ると「個人情報ダダ洩れ」状態です。

例えば「810」なら「8月10日生まれか、記念日かな?」と簡単に推測できてしまいます。

「どうせ彼女の誕生日でしょ」と揶揄(やゆ)の対象になったり、ストーカー被害などの防犯面で不安が残ったりすることも。

大切な数字だからこそ、車のように不特定多数の目に触れるものではなく、自分の中だけに留めておく方がスマート、と考える人もいるようです。

希望ナンバー以外も要注意!「ダサい」と言われがちなプレート

ナンバーの「数字」だけでなく、ナンバープレート「そのもの」の種類によっても、「ダサい」と感じられてしまうケースがあります。

字光式ナンバー(文字が光るタイプ)

夜になるとナンバーの文字部分が緑色や白色にボワッと光る「字光式ナンバー」。

これもひと昔前に流行しましたが、今となっては「時代遅れ」「古いヤンキーのイメージ」という印象が強いです。

特に、ランキング上位で紹介したゾロ目や一桁ナンバーと字光式を組み合わせていると、その印象はMAXに…。

「夜のサービスエリアで遭遇したくない」なんて声も聞かれます。

最近はLEDで白くクッキリ光るタイプも出ており、昔の緑色のものよりは洗練された印象になりました。

それでも、あえて字光式を選ぶ人は少なく、追加で数千円の費用がかかることもあり、積極的に選ぶメリットは少ないかもしれません。

過度にデザインされた図柄入りナンバー

ここ数年で一気に増えた「図柄入りナンバープレート」。

オリンピック・パラリンピック記念の、白いプレートに小さなエンブレムが入ったデザインは、「軽自動車の黄色いナンバーを白くできる!」と大人気になりました。

しかし、2025年の大阪・関西万博の公式ロゴマークをモチーフにしたナンバーや、各地域の特色をカラフルにデザインした「地方版図柄入りナンバー」は、デザイン性が強すぎる場合があります。

ものによっては、「車本体のデザインと合っていない」「ごちゃごちゃして品がない」と、不評の声も少なくありません。

特に軽自動車の場合、図柄入りでも周囲に黄色い縁取りが残ります。

「この黄色い枠がダサい」と、それを隠すためのナンバーフレームを付ける人もいますが、「隠してる感が余計にダサい」という厳しい意見も…。

図柄入りナンバーも交付に費用や寄付金が必要なので、よく考えて選びたいところです。

じゃあ、どんな希望ナンバーがいいの?

「ダサい」と言われる例ばかり見てきましたが、「じゃあ、どんなナンバーなら大丈夫なの?」と不安になってしまいますよね。

「ダサい」と思われにくく、かつ「自分なりのこだわり」も持てる、そんなナンバーの選び方をご紹介します。

「希望ナンバーにしてない感」を出す

最もスマートなのは、「一見するとランダム(払い出し)に見える」けれど、実は自分だけが分かる意味が込められている、というナンバーです。

例えば、家族の誕生日や記念日をそのまま使うのではなく、数字を足したり引いたり、組み合わせたりする方法。

(例:8月10日と12月24日 → 0810 + 1224 = 2034 → 「2034」)

(例:1998年生まれ → 「1998」ではなく「9819」や「1908」など)

これなら、本人だけのこだわりを持ちつつ、他人から「あのナンバー、ダサいよね」と陰口を叩かれる心配はほとんどありません。

車種や型式(ただし、さりげなく)

車好きの間では定番ですが、乗っている車の型式や車種名にちなんだ数字は、こだわりとして好意的に受け止められることが多いです。

例えば、トヨタの「86」が「・・86」、日産の「GT-R(R34型)」が「・・34」や「3434」、マツダの「RX-7(FD3S)」が「・・- 7」など。

これは「車が好き」という明確な意思表示であり、その車を知らない人には「たまたまその数字なのかな?」としか思われません。

ただし、全く関係のない車種で「・・86」などにしていると、「なぜ?」と疑問に思われるだけなので注意が必要です。

希望ナンバーを申請しないとどうなる?

「もう、ダサいとか言われるくらいなら希望ナンバーなんて要らない!」という選択も、もちろんアリです。

希望ナンバーを申請しない場合についても知っておきましょう。

基本はランダム(払い出し)

希望ナンバーを申請しない場合、ナンバーは陸運局(軽自動車検査協会)で登録された順番に「払い出し」されます。

自分で数字を選ぶことは一切できません。

最大のメリットは、希望ナンバーの申請にかかる費用(約4,000円~5,000円程度)が節約できることです。

数字に全くこだわりがない方にとっては、最も合理的で経済的な選択と言えます。

意図せず「変なナンバー」になる可能性も

ただし、運任せになるため、意図せず「変なナンバー」になってしまうリスクもゼロではありません。

例えば、「4219(死に行く)」や「4989(四苦八苦)」、「9494(苦死苦死)」といった、縁起が悪いとされる数字に当たってしまう可能性です。

※なお、縁起が悪いとされる数字のうち、下2桁が「42(死に)」と「49(死苦)」については、自動で払い出されるナンバーでは全国一律で欠番となっています。ただし、希望ナンバー制度を利用すれば、これらの番号も取得できる場合があります。

逆に、意図せずゾロ目や一桁、キリの良い数字になる「偶然のラッキー(?)」もあります。

こればかりは本当に運次第。良くも悪くも、どんな数字になるか分からないスリル(?)が味わえます。

希望ナンバーの基礎知識(Q&A)

最後に、希望ナンバーを申請する際の基本的な疑問について、Q&A形式でお答えします。

費用はどれくらいかかるの?

地域(都道府県)によって若干異なりますが、ナンバープレート代としてかかる費用は以下の通りです。

種類料金(目安)
ペイント式(中型2枚)4,100円 ~ 4,500円程度
字光式(中型2枚)5,500円 ~ 6,000円程度
図柄入り(寄付金なし)7,500円 ~ 9,500円程度
図柄入り(寄付金あり)上記に+1,000円以上
参考:希望番号申込サービス – 全国自動車標板協議会

※上記は一般的な乗用車(中型標板)の場合です。
※図柄入りナンバーは種類によって料金が大きく異なります。

すぐに交付される?

希望ナンバーには「抽選対象」と「一般」の2種類があります。

抽選対象希望番号:

「1」「7」「8」「88」「358」「777」「888」「1111」「7777」「8888」など、特に人気が集中する数字です。

※対象番号は地域によって異なり、「358」のように従来は一般番号だったものが人気化して抽選対象になるケースもあります

これらは週に1回(月曜日)の抽選に当選しないと取得できません。

一般希望番号:

上記以外のすべての番号です。

申し込みが完了し、手数料を入金してから、おおむね4~6営業日程度(土日祝を除く)でナンバープレートが交付可能になります。

後から変更もできる?

もちろん可能です。

「今のナンバーに飽きた」「やっぱりダサい気がしてきた」という場合でも、再度、希望ナンバーを申請し直すことができます。

ただし、当たり前ですが、その都度ナンバープレート代(約4,000円~)がかかります。

また、手続きのために平日に運輸支局(軽自動車検査協会)へ車を持ち込む必要があります。

普通車の場合は、リアのナンバープレートに「封印」というアルミ製のキャップを取り付ける必要があり、これは必ず運輸支局の敷地内で行わなければなりません。

手間も費用もかかるので、できれば新車・中古車の購入時にじっくり決めておくのがおすすめです。

まとめ:最後は「自分の愛着」が一番大事

ここまで、「ダサい」と言われがちな希望ナンバーについて色々と解説してきました。

厳しい意見も多かったかもしれませんが、大前提として、ナンバープレートは「自分の車」のものです。

他人の目を気にしてビクビクするよりも、自分が心から「この数字が好きだ!」と愛着を持てるナンバーを選ぶことが、カーライフを楽しむ上で一番大切ではないでしょうか。

ただ、ゾロ目や一桁ナンバーのように「威圧感を与える」可能性があるものや、誕生日などの「個人情報が分かりすぎてしまう」ものは、一度立ち止まって考えてみる価値はあります。

この記事が、あなたが後悔しない、素敵な希望ナンバーを選ぶための一助となれば幸いです。

外部リンク

コメント