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新型フォレスターはひどい?後悔する前に知りたい5つの理由と本当の評価

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スバル フォレスター公式

スバルの人気SUV「フォレスター」。待望の新型が2025年4月に登場しましたが、情報を集めていると「新型フォレスターはひどい」「がっかりした」なんてネガティブな評判を目にして、不安になっていませんか?

確かに、新型フォレスターが「ひどい」と言われるのには、いくつかの理由があります。

この記事では、なぜフォレスターが一部で酷評されているのか、その具体的な5つの理由を最新情報に基づいて深掘りします。さらに、そうした評価の裏に隠されたフォレスターならではの魅力や、ライバル車との違いも徹底比較。

「買ってから後悔したくない…」そんなあなたのための、正直なフォレスター評価ガイドです。ぜひ最後まで読んで、納得のいくクルマ選びに役立ててください。

新型フォレスターが「ひどい」といわれる5つの理由

理由1:価格が衝撃的すぎる?強気な価格設定と値引きの渋さ

まず、多くの人が衝撃を受けたのが、その価格設定です。新型フォレスターの価格帯は、約405万円から460万円(税込)。先代モデルから100万円近く大幅な値上げとなり、「もはや高級車」「手が出ない」といった声が相次いでいます。

特に、新開発のストロングハイブリッド「S:HEV」搭載モデルは、最上級グレードでオプションを含めると乗り出し価格が500万円に迫ることも。

この大幅な価格上昇は、新しいパワートレインの採用や装備の充実が理由ですが、スバル車はもともと値引きが渋い傾向にあります。そのため、見積もりを取って「想像をはるかに超えていた」と驚く人が後を絶ちません。

トヨタのRAV4や日産のエクストレイルといったライバルと比べても、価格帯がワンランク上にシフトした印象は否めず、この強気な価格設定が「ひどい」という評価の最も大きな原因となっています。

理由2:デザインがキープコンセプト?外観への賛否両論

フォレスターのデザインは、良くも悪くも「スバルらしい」無骨なスタイルが特徴です。新型もその路線を踏襲しており、SUVらしい力強さや頼もしさを感じさせます。

しかし、最近のSUVのトレンドである都会的で洗練されたデザインと比べると、少し古臭く見えるという意見も。特に、パワートレインなどを一新したフルモデルチェンジだっただけに、「もっと見た目も変えてほしかった」「代わり映えしない」と、デザインの変化の乏しさにがっかりしたファンも少なくありません。

もちろん、「この無骨さがかっこいい」「流行に流されないデザインが好き」という熱心なファンも大勢います。デザインの好みは人それぞれですが、スタイリッシュなSUVを求めている人にとっては、少し物足りなく感じてしまうのかもしれません。

理由3:内装の質感が価格に見合わない?ライバルとの差

理由3:内装の質感が価格に見合わない?ライバルとの差
スバル フォレスター公式

「400万円超えのクルマなのに、内装がチープ」というのも、よく聞かれる不満点です。フォレスターの内装は、実用性を重視した作りで、スイッチ類も大きく操作しやすいと評判です。

しかし、質感という面では、価格の上昇に見合っていないと感じる人が多いようです。特に、樹脂パーツの多さや、デザインのシンプルさが、同価格帯のライバル車と比べると見劣りしてしまいます。

例えば、エクストレイルの上位グレードは、しっとりとした合成皮革やステッチが多用され、高級感のある空間を演出しています。一方、フォレスターは良くも悪くも実用本位。この価格帯のクルマに求める「所有する喜び」や「高級感」という点では、物足りなさを感じる声が上がっています。

理由4:期待ほどではない走行性能?S:HEVとターボの評価

新型フォレスターには、待望の2.5Lストロングハイブリッド「S:HEV」と、定評のある1.8Lターボエンジンが搭載されました。

しかし、この新しいパワートレインにも賛否両論あります。「S:HEV」は、モーターによるスムーズな発進や静粛性が評価される一方、「もっと力強い加速を期待していた」「トヨタのハイブリッドほどのインパクトはない」という声も。

また、1.8Lターボモデルはパワフルな走りが魅力ですが、燃費性能が課題となります(後述)。どちらのモデルもスバル独自のAWDシステムによる安定感は抜群ですが、走行性能に大きな期待を寄せていると、少し肩透かしを食らうかもしれません。

理由5:改善されたが…まだ物足りない燃費性能

購入後の維持費に直結する燃費も、フォレスターの課題です。

新開発の「S:HEV」搭載車のカタログ燃費(WLTCモード)は18.4km/L~18.8km/Lと、先代のe-BOXER(14.0km/L)から大幅に改善されました。しかし、ライバルにはまだ及びません。

例えば、トヨタRAV4のハイブリッドは20.3km/L~、ホンダZR-Vのハイブリッドは21.5km/L~と、20km/Lを超えるモデルがひしめいています。一方、1.8Lターボモデルの燃費は13.6km/Lと、現代の基準では「燃費が悪い」と言わざるを得ない数値です。

「S:HEV」の登場で燃費は改善されたものの、クラストップには及ばず、ターボモデルは依然としてお財布に優しくない。この点が、購入をためらわせる一因となっています。

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本当にひどいだけ?フォレスターが持つ5つの魅力と強み

ここまでネガティブな情報を見てきましたが、もちろんフォレスターはダメなだけのクルマではありません。むしろ、他のクルマにはない素晴らしい魅力がたくさん詰まっています。

魅力1:圧倒的な悪路走破性!スバルAWDの安心感

フォレスター最大の魅力は、なんといってもその走破性の高さです。スバルが長年培ってきた「シンメトリカルAWD」は、常に4つのタイヤに最適な駆動力を配分し、滑りやすい雪道や雨の高速道路、キャンプ場の未舗装路でも抜群の安定性を発揮します。

さらに、スイッチ一つで悪路走行をサポートしてくれる「X-MODE」も搭載。こうした悪路への強さは、見た目だけのSUVとは一線を画す、フォレスターならではの大きな強みです。

魅力2:運転しやすい視界の広さ!取り回しの良さも抜群

実際に運転席に座ってみると、フォレスターの運転のしやすさに驚くはずです。四角いボディ形状と大きな窓のおかげで、周囲が非常によく見渡せます。

特に、斜め前の死角が少ないので、交差点を曲がるときや車線変更の際にヒヤッとすることがあまりありません。最低地上高も220mmと十分に確保されているため、縁石や轍(わだち)を気にせず走れるのも嬉しいポイント。ボディサイズは大きいですが、この視界の良さのおかげで、狭い道でも安心して運転できます。

魅力3:クラス最高峰の安全性能!「アイサイト」の信頼感

「安全」といえばスバル、というイメージを持つ方も多いでしょう。フォレスターには、最新の運転支援システム「アイサイト」が全車標準装備されています。

2つのカメラで常に前方を監視し、万が一の際には衝突被害軽減ブレーキが作動。さらに、高速道路での渋滞時には、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストしてくれるので、長距離ドライブの疲労が大幅に軽減されます。この安心感は、一度体験すると手放せなくなるほどの価値があります。

魅力4:積載量十分!アウトドアで活躍する広い荷室

フォレスターは、見た目以上に荷物がたくさん積めます。荷室容量は509L~520Lとクラストップレベル。開口部が広く、床面も低いので、重いキャンプ道具や大きなスーツケースの積み下ろしも楽々です。

後部座席を倒せば、段差のない広大なフラットスペースが出現するため、車中泊を楽しむことだってできます。家族での旅行やアウトドアレジャーなど、あらゆるシーンで頼りになる収納力もフォレスターの大きな魅力です。

魅力5:リセールバリューが高い!手放す時も損しにくい

意外と見落としがちなのが、クルマを手放すときの価値、つまりリセールバリューです。フォレスターは、SUVとしての人気の高さや、スバルブランドへの根強いファンの存在から、中古車市場でも安定して高い価格で取引されています。

購入時の価格は高くても、数年後に売却するときのことを考えれば、結果的にコストパフォーマンスが良い選択になる可能性も。長く乗り続けるにしても、将来的に乗り換えるにしても、資産価値が落ちにくいのは嬉しいポイントですね。

【徹底比較】新型フォレスター vs ライバルSUV

フォレスターを検討するなら、ライバル車との比較は欠かせません。ここでは、特に競合となる3車種との違いを表で見ていきましょう。

項目新型フォレスター (S:HEV)トヨタ RAV4 (HYBRID G)日産 エクストレイル (X e-4ORCE)ホンダ ZR-V (e:HEV X)
価格帯(税込)4,202,000円〜4,148,000円〜4,049,100円〜3,548,600円〜
パワートレイン2.5L ストロングハイブリッド2.5L ストロングハイブリッド1.5L VCターボ e-POWER2.0L ストロングハイブリッド
燃費 (WLTC)18.4km/L〜20.6km/L18.4km/L21.5km/L
駆動方式AWDE-Four (電気式4WD)e-4ORCE (電動駆動4輪制御)REAL TIME AWD
強み悪路走破性、視界の良さ、安全性燃費、ブランド力、デザイン性内装の質感、静粛性、加速性能走行性能、デザイン性、燃費
弱み価格、燃費、内装の質感悪路走破性は標準的価格が高め荷室の広さ

こうして見ると、新型フォレスターは価格面でライバルを上回り、燃費もクラストップではないことが分かります。しかし、スバル伝統のAWDによる本格的な走破性や安全思想は、他にはない明確な強みです。

まとめ:フォレスターは「乗り手を選ぶ」が、ハマる人には最高の相棒

この記事では、新型フォレスターが「ひどい」と言われる5つの理由と、その裏にある本当の魅力について、最新情報をもとに解説しました。

大幅な価格上昇や、期待ほどではなかった燃費・走行性能など、手放しで褒められない点があるのは事実です。しかし、

  • 天候や路面を問わず、安心して運転したい
  • 運転のしやすさや、安全性能を何よりも重視する
  • キャンプやスキーなど、アウトドア趣味を本気で楽しみたい

もしあなたがこんな風に考えているなら、価格が高くてもフォレスターは検討する価値のある一台です。他のSUVにはない「本物」の性能が、あなたのカーライフをより豊かにしてくれるでしょう。

ネットの評判だけに惑わされず、ぜひ一度ディーラーで試乗し、その価値を確かめてみてください。

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