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NHK受信料の都道府県別支払い率ランキング!あなたの県は何位?

NHK受信料の都道府県別支払い率ランキング!あなたの県は何位? 生活の知恵

「うちの県、NHK受信料ってどれくらいの人が払ってるんだろう?」

「受信料の支払い率がいちばん高い(低い)のってどこ?」

テレビを持っている世帯に支払い義務があるとされるNHK受信料。自分は払っているけれど、実際のところ全国の支払い率はどのくらいなのか、気になったことはありませんか?

実は、NHK受信料の支払い率には大きな地域差があります。

この記事では、NHKが発表した2024年度末の最新データをもとに、都道府県別の世帯支払率をランキング形式で詳しく解説します。

お住まいの地域が全国でどのくらいの位置にいるのか、ぜひチェックしてみてくださいね。

NHK受信料の全国平均と支払い率の現状

まずは、日本全体の状況から見ていきましょう。

NHKが2025年6月24日に発表した資料によると、2024年度末時点での全国の推計世帯支払率は77.3%でした。

これは、国民の約4世帯に1世帯は受信料を支払っていない計算になります。思ったより高いと感じましたか?それとも、低いと感じたでしょうか。

この数字は、都市部と地方で大きく異なり、地域ごとの事情が色濃く反映されています。全国平均だけでは見えてこない、都道府県ごとのリアルな実態を次のランキングで見ていきましょう。

都道府県別のNHK受信料支払い率は、以下のとおりです。
※「都道府県」や「支払率」等の項目名をクリックすると、昇順・降順の切り替えができます

都道府県 支払率
1_北海道69.8%
2_青森県91.7%
3_岩手県93.2%
4_宮城県83.0%
5_秋田県96.1%
6_山形県91.6%
7_福島県86.3%
8_茨城県81.9%
9_栃木県82.7%
10_群馬県82.8%
11_埼玉県79.4%
12_千葉県79.3%
13_東京都66.2%
14_神奈川県76.8%
15_新潟県93.2%
16_富山県90.1%
17_石川県82.5%
18_福井県87.4%
19_山梨県81.7%
20_長野県85.2%
21_岐阜県87.1%
22_静岡県84.2%
23_愛知県80.1%
24_三重県83.1%
25_滋賀県80.6%
26_京都府73.5%
27_大阪府64.3%
28_兵庫県73.9%
29_奈良県78.8%
30_和歌山県80.4%
31_鳥取県90.1%
32_島根県92.9%
33_岡山県81.7%
34_広島県84.8%
35_山口県89.3%
36_徳島県81.1%
37_香川県83.2%
38_愛媛県82.6%
39_高知県82.1%
40_福岡県72.4%
41_佐賀県81.5%
42_長崎県86.7%
43_熊本県79.8%
44_大分県78.4%
45_宮崎県81.1%
46_鹿児島県83.4%
47_沖縄県46.6%

【トップ5】NHK受信料・支払い率が高い都道府県ランキング

それでは、気になるランキングの発表です。まずは、受信料の支払い率が高い「トップ5」の県を見てみましょう。

順位都道府県支払率
1位秋田県96.1%
2位(同率)岩手県93.2%
2位(同率)新潟県93.2%
4位島根県92.9%
5位青森県91.7%

1位は秋田県の96.1%と、驚異的な高さを記録しました。トップ5には東北や日本海側の県が多くランクインしていますね。

これらの地域に共通する特徴として、持ち家率の高さや高齢者世帯の多さが挙げられます。

持ち家世帯は住所の変更が少ないため、NHKが契約情報を把握しやすいです。また、高齢者の方々にとってテレビは今もなお主要な情報源であり、受信料を支払うことに抵抗が少ない傾向があるのかもしれません。

真面目で実直な県民性も、高い支払い率を支える一因と考えられそうです。

ちなみに、上記トップ5に続いて山形(91.6%)、富山(90.1%)、鳥取(90.1%)となっており、支払率90%以上の県は今回8県あることが分かります。

【ワースト5】NHK受信料・支払い率が低い都道府県ランキング

次に、支払い率が低かった「ワースト5」の都府県です。

順位都道府県支払率
47位沖縄県46.6%
46位大阪府64.3%
45位東京都66.2%
44位北海道69.8%
43位福岡県72.4%

最も低かったのは沖縄県で、支払率は46.6%と全国で唯一50%を下回る結果となりました。ワースト5には、東京、大阪、福岡といった大都市圏が名を連ねています。

これらの地域で支払い率が低くなる背景には、いくつかの要因が考えられます。

単身世帯や集合住宅の多さ

都市部では、学生や社会人の一人暮らし、転勤などで人の入れ替わりが激しいです。引越しのたびに契約者情報を更新するのが難しく、未契約や未払いのままになってしまうケースが多くなります。

また、オートロック付きのマンションが増えたことで、NHKの訪問員が居住者と直接顔を合わせる機会が減ったことも、契約率・支払率が上がりにくい一因でしょう。

ライフスタイルの多様化

インターネットやスマートフォンの普及により、若者を中心に「テレビ離れ」が進んでいることも無視できません。

「テレビは持っているけど、ほとんど見ない」「ネット動画で十分」という人にとって、受信料の支払いは納得感が得にくいものになっているのかもしれませんね。

沖縄県の支払率が特に低い理由としては、これらの要因に加え、歴史的経緯や所得水準、県民性など、複合的な要素が影響していると推測されます。

受信料の未払いはどうなる?知っておきたい割増金制度

「もし受信料を払わなかったら、どうなるの?」

支払い率のデータを見ると、こんな疑問が湧いてきますよね。

実は、2023年4月1日から「割増金制度」が導入されています。

これは、テレビを設置したにもかかわらず、正当な理由なく期限までに受信契約の申し込みをしなかった世帯に対して、受信料(割引適用なし)の2倍に相当する額を「割増金」として請求できる、という制度です。

もちろん、いきなり請求されるわけではありませんが、未払いを続けると、最終的には法的措置を取られる可能性もあります。

NHK側も、近年は強引な訪問徴収ではなく、インターネットでの手続きを促したり、未契約世帯への案内文書送付に力を入れたりするなど、徴収方法を変化させています。

受信料制度については様々な意見がありますが、未払いによるリスクがあることは知っておいた方が良いでしょう。

まとめ

今回は、2024年度末の最新データをもとに、NHK受信料の都道府県別支払い率ランキングをお届けしました。

  • 全国の平均支払率は77.3%
  • 支払い率1位は秋田県(96.1%)、最下位は沖縄県(46.6%)
  • 地方は高く、都市部は低い傾向にある
  • 背景には、世帯構成や住居形態、ライフスタイルなどが影響している

受信料の支払い率には、その地域の暮らしや価値観が反映されていて、なかなか興味深い結果だったのではないでしょうか。

この記事が、NHK受信料について改めて考えるきっかけになれば幸いです。

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