ケンタッキーのオリジナルチキン、無性に食べたくなるときがありますよね。でも、いざ買って開けてみたら「パサパサした部位ばっかりだった…」「好きなドラムが入ってなかった…」なんて、少し残念な気持ちになった経験はありませんか?
実は、ちょっとしたコツさえ知っていれば、ケンタッキーで好きな部位を指定して注文できることがあるんです。
この記事では、オリジナルチキンの部位ごとの特徴から、誰でもできる部位指定の基本的な頼み方、成功率をグッと上げる裏ワザ、そして注文前に知っておきたい注意点まで、余すところなく解説します。これを読めば、あなたも今日から「ケンタッキー通」になれること間違いなしです!
まずは基本から!ケンタッキーオリジナルチキンの全5部位を紹介
ケンタッキーのオリジナルチキンは、全部で5つの部位に分かれています。それぞれの味や食感、食べやすさを知ることで、自分好みのチキンを見つけやすくなりますよ。
参考:KFC公式サイト
サイ(腰)

鶏の腰の部分で、脂が多くてジューシーな味わいが最大の特徴。食べ応えも抜群で、お肉の量も多いため満足感が非常に高い部位です。プリプリとした食感と濃厚なうま味は、多くの人から愛されています。「ケンタッキーといえばコレ!」というファンも少なくありません。
ウイング(手羽)

羽の部分で、コラーゲンがたっぷり含まれているのが特徴です。お肉は少なめですが、引き締まった食感と、しゃぶりつく楽しさがあります。手で持って食べやすく、皮のパリパリ感と濃厚な味わいが好きな方におすすめの部位です。通好みの味といえるかもしれませんね。
ドラム(脚)

おなじみの「脚」の部分です。骨が1本で持ちやすく、お子様にも大人気。サイほどではありませんが、適度に脂がのっていてジューシーな味わいです。肉質は弾力があり、引き締まった食感が楽しめます。見た目もチキンらしく、パーティーなどでも映える部位といえるでしょう。
リブ(あばら)

あばらの骨まわりのお肉で、比較的あっさりしています。骨が多くて少し食べにくいと感じるかもしれませんが、その分うま味が凝縮されているのが魅力。骨からお肉を丁寧にはがして食べるのが好きな方に人気です。コラーゲンも豊富に含まれています。
キール(胸)

鶏の胸の部分にあたるお肉で、骨は軟骨と小骨しかありません。そのため、とても食べやすいのが嬉しいポイント。肉質はしっとりとしていて、あっさりとした味わいです。脂っこいのが苦手な方や、骨なしチキンのように手軽に食べたいお子様にもぴったりですよ。
【一覧表】5つの部位を徹底比較!あなた好みはどれ?
部位 | ジューシーさ | 食べやすさ | 肉の量 | 骨の数 | 特徴 | こんな人におすすめ! |
---|---|---|---|---|---|---|
サイ(腰) | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 多い | 多い | 脂が多く濃厚でジューシー | こってり好き・がっつり食べたい人 |
ウイング(手羽) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 少ない | 多い | コラーゲン豊富で味が濃い | しゃぶりつきたい・皮好きの人 |
ドラム(脚) | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 普通 | 少ない | 持ちやすく弾力のある食感 | 手を汚したくない・お子様 |
リブ(あばら) | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 普通 | 多い | 骨まわりのうま味が凝縮 | あっさり好き・うま味重視の人 |
キール(胸) | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | 多い | ほぼ無し | 軟骨のみで高タンパク | ヘルシー志向・骨が苦手な人 |
意外と簡単!ケンタッキーで部位指定する基本的な頼み方
自分好みの部位が分かったら、いよいよ注文です。部位指定の頼み方は、実はとってもシンプル。特別な言い方をする必要は全くありません。
「〇〇を〇ピース」と伝えるだけ
レジで注文する際に、「ドラムを2ピースください」「サイとキールを1ピースずつお願いします」といった形で、欲しい部位の名前と個数をはっきりと伝えるだけでOKです。
ただし、後述する注意点でも触れますが、部位指定はあくまでお店のご厚意によるサービス。在庫状況などによっては、希望に添えない場合があることは覚えておきましょう。丁寧な言葉遣いで「もし可能でしたら〜」とお願いするのがスマートですよ。
店員さんとの会話例
<良い例>
あなた:「オリジナルチキンを2ピースお願いします。もし在庫があれば、サイとドラムでお願いできますか?」
店員さん:「はい、確認しますね。…はい、大丈夫ですよ!」
<少し気をつけたい例>
あなた:「チキン2つ。サイとドラムね。」
(高圧的な態度はNG。お店への配慮を忘れずに)
このように、ちょっとした伝え方の違いで、店員さんの心象も変わってきます。お互いに気持ちよくやり取りできるよう、お願いする姿勢を大切にすることが、結果的に成功の秘訣となるでしょう。
【裏ワザ】部位指定の成功率をグッと上げる3つのコツ
基本的な頼み方は簡単ですが、どうせなら成功率を上げたいものですよね。ここでは、部位指定が通りやすくなる、ちょっとした裏ワザを3つご紹介します。
コツ①:ランチやディナーの繁忙時間帯を避ける
お昼の12時〜13時や、夜の18時〜20時といったピークタイムは、お店が非常に混雑します。店員さんも注文をさばくのに手いっぱいで、個別のリクエストに応える余裕がないことが多いのです。また、この時間帯はチキンが大量に売れるため、特定の部位の在庫がなくなっている可能性も高まります。
狙い目は、平日の14時〜17時頃。この時間帯であれば、お店も落ち着いており、店員さんもリクエストに耳を傾けてくれやすくなります。ゆっくりとチキンを選んでくれる可能性が高まるため、成功率が大きくアップしますよ。
コツ②:「お試し」の気持ちで2〜3ピースの少量から頼む
いきなり「サイを10ピースください!」といった大量注文をしてしまうと、在庫のバランスが大きく崩れるため、お店側としては対応が難しくなってしまいます。まずは2〜3ピース程度の少ない個数でお願いしてみるのがおすすめです。
少ない数であれば、お店側も在庫の調整がしやすく、リクエストに応えてもらいやすくなります。「この部位を一度食べてみたくて」という気持ちで、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
コツ③:「〇〇か△△で」と複数候補を伝える
特定の部位にこだわりすぎず、「もし可能なら、サイかドラムをお願いします」「ジューシーな部位を多めに入れてもらえますか?」といった形で、選択肢に幅を持たせた頼み方をするのも非常に有効です。
第一希望がなくても第二希望の部位を入れてもらえる可能性がありますし、「ジューシーなもの」といった好みで伝えれば、店員さんも在庫の中からおすすめを選んでくれやすくなります。柔軟な姿勢でお願いすることで、お店側も「なんとかしてあげたい」という気持ちになるものですよ。
注文前に要チェック!部位指定するときの4つの注意点
部位指定は魅力的な裏ワザですが、いくつか知っておくべき注意点も存在します。トラブルを避け、お互いに気持ちよく利用するためにも、以下の4つのポイントを必ず押さえておきましょう。
注意点①:部位指定は確実じゃない!あくまで「お願い」ベース
最も大切なことですが、ケンタッキー公式サイトのFAQによると、部位指定は「原則的にはご容赦いただいておりますが、ご購入時に店舗従業員へご相談いただけますと幸いです」とのこと。つまり、完全にNGなわけではなく「まずは相談してみてください」というスタンスです。とはいえ、最終的に対応できるかどうかは、各店舗の裁量や在庫状況次第ということを覚えておきましょう。
そのため、部位指定は「できたらラッキー」という気持ちで、「お願い」してみるスタンスが重要です。もし断られてしまっても、無理強いしたりせず、「分かりました、ではおまかせでお願いします」と笑顔で対応しましょう。
注意点②:追加料金は一切かからない
もし部位指定のリクエストに応じてもらえた場合でも、追加料金や手数料などは一切かかりません。どの部位を選んでも、オリジナルチキン1ピースの価格は同じです。無料で好きな部位を選べるかもしれない、というのは嬉しいポイントですよね。安心して注文してください。
注意点③:ドライブスルーやデリバリーでの指定は難しい
ドライブスルーやデリバリーサービス(Uber Eats、出前館など)では、効率的な商品提供が求められるため、細かい部位指定に応じてもらうのは非常に難しいのが現状です。特にデリバリーアプリでは、備考欄に記入しても見落とされたり、対応不可とされたりすることがほとんどでしょう。
確実にお願いしたい場合は、やはり店内のカウンターで、直接店員さんとコミュニケーションを取りながら注文するのが一番です。
注意点④:セットやパック商品は指定できないことが多い
「4ピースパック」や「6ピースパック」といったセット商品は、基本的に5つの部位がバランス良く入るように組み合わせが決まっています。例えば4ピースパックなら、「サイ・ウイング・リブ・ドラム」各1つ、といった具合です。
そのため、パック商品で「全部サイにしてください」といったリクエストは、ほぼ通らないと考えておきましょう。部位指定をしたい場合は、単品でオリジナルチキンを注文するのが基本となります。
まとめ|コツを押さえてケンタッキーを賢く楽しもう!
ケンタッキーの部位指定は、公式サービスではないものの、店舗の状況や頼み方次第で応じてもらえることがある「裏ワザ」です。
- まずは全5部位(サイ・ウイング・ドラム・リブ・キール)の特徴を知る
- 注文は「〇〇を〇ピース」と丁寧に伝えるだけ
- 成功のコツは「空いている時間を狙う」「少量で頼む」「複数候補を伝える」
- 断られる可能性も理解し、「お願い」する気持ちを忘れない
これらのポイントを押さえるだけで、いつものケンタッキーが、もっとあなた好みの特別なごちそうになるはずです。次にお店に行く際は、ぜひ勇気を出して、お気に入りの部位をリクエストしてみてはいかがでしょうか。きっと、新しいケンタッキーの楽しみ方が見つかりますよ。
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