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「ルパン三世×フィアット500」歴代コラボ限定車の魅力と中古で手に入れる方法

出典:フィアット公式

「ルパン三世×フィアット500」歴代コラボ限定車の魅力と中古で手に入れる方法

「ルパン三世」と聞くと、あの黄色いコンパクトカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。国民的アニメのアイコンともいえるあの車は、イタリアの自動車メーカー「フィアット」が製造した名車「フィアット500」です。

特に有名なのは、映画『ルパン三世 カリオストロの城』での大活躍ですね。断崖絶壁を駆け上り、屋根から屋根へと飛び移るアクロバティックなカーチェイスは、多くの人の心に焼き付いています。このリアルで生き生きとした車の動きには、作画監督を務めた故・大塚康生氏の存在が大きく関わっています。彼は熱心なフィアット500のオーナーであり、その構造や挙動を熟知していました。彼自身の愛車がモデルとなり、その知見が作画に存分に活かされたことで、あの伝説的なシーンが生まれたのです。
参考:オーナー紹介〜「ルパン三世」作画監督が語る、相棒FIAT 500との秘密

ちなみに、ルパンが乗っているのは、1957年から1975年にかけて製造された2代目「NUOVA 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)」、通称「旧チンク」と呼ばれるクラシックモデルです。現在新車で販売されている3代目フィアット500とは、見た目も中身も全くの別物。この記事では、そんなルパンの愛車フィアット500の正体から、過去の限定コラボモデル、そして「ルパン仕様」を手に入れる方法まで、詳しく解説していきます。

【限定コラボ】過去に販売されたフィアットとルパンの公式モデル

「ルパンが乗ってるフィアットって、限定車として売ってたの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。実は過去に、公式のコラボレーションモデルが限定販売されたことがあります。

代表的なものは、2009年にフィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン(当時)が発売した「500 Lupin the 3rd」です。これは、当時現行モデルだったフィアット500をベースにした限定車で、アニメに登場するフィアット500をイメージした専用のカラーリング(カントリーポリタンイエロー)や、リアにルパン一味のシルエットが描かれた特別なステッカーなどが特徴でした。

2019年には映画『ルパン三世 THE FIRST』の公開を記念したコラボレーションも実施されました。こちらは車両の販売ではありませんでしたが、フィアットのカフェ「Caffè FIAT」に、キャラクターが描かれたラッピングカーが展示されるなど、大きな話題を呼びました。

また、2024年9月には「500/500C スペシャルエディション」が発売されるなど、現在もルパン三世とのコラボレーションが続いています。

参考1:FIAT × LUPIN THE THIRD キャンペーン
参考2:フィアットとアニメ「ルパン三世」のコラボレーション 第三弾を実施

ルパン仕様のフィアットは中古で手に入る?購入方法と注意点

「ルパンと同じフィアットに乗りたい!」と考えたとき、選択肢は大きく分けて2つあります。それは「過去の公式コラボ限定車の中古を探す」か、「ベース車両をカスタムしてルパン仕様にする」かです。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

公式コラボ限定車(中古)カスタム車
メリット・公式の限定モデルという希少価値
・購入後すぐに乗れる
・ベース車両(旧型・現行)を自由に選べる
・自分好みの仕様にできる
・比較的見つけやすい
デメリット・流通量が極めて少なく見つけにくい
・価格が高騰している可能性がある
・カスタムに手間と費用がかかる
・お店選びが重要になる
探し方・中古車情報サイトで根気強く探す・クラシックカー専門店に相談する
・現行モデルを扱うディーラーや中古車販売店に相談する

公式コラボ限定車は、販売台数が非常に少なかったため、中古車市場に出てくることは滅多にありません。もし見つかったとしても、プレミア価格が付いている可能性が高いでしょう。

そのため、より現実的なのは後者の「カスタム」という選択肢です。アニメの雰囲気を忠実に再現したいなら、クラシックな2代目「NUOVA 500」をベースに、ボディカラーを黄色に全塗装するのが王道。ただし、クラシックカーは維持に手間と知識が必要になるため、専門店とよく相談することが大切です。手軽に楽しみたいなら、3代目のフィアット500をベースに、ステッカーやアクセサリーでルパン風にアレンジするのも面白い選択肢といえます。

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現行フィアット500でルパン気分を味わう選択肢もアリ!

「クラシックカーは維持が大変そう…でもルパンの雰囲気を楽しみたい」という方には、3代目のフィアット500がおすすめです。

この現行モデルは、ルパンの愛車である2代目「NUOVA 500」のデザインを現代的に解釈した、愛らしいエクステリアが魅力。クラシックモデルと比べ、安全性や快適性は格段に向上しており、日常の足として安心して乗ることができます。オートマ(AT)免許で運転できるグレードも用意されているため、運転のハードルも低いのが嬉しいポイントです。

ルパン気分を味わうなら、ボディカラーにこだわりたいところ。劇中車を彷彿とさせる黄色系の「シチリア オレンジ」や、水色系の「イタリア ブルー」などを選ぶと、一気にそれらしい雰囲気になります。また、内装にこだわったり、ルパン関連の小物を置いたりするだけでも、ドライブがもっと楽しくなるはずです。

維持費の面でも、現行モデルはクラシックカーに比べて部品の調達が容易で、燃費も良いため、経済的な負担を抑えられます。憧れの世界観と、現代の車としての実用性を両立できる現行フィアット500は、非常に賢い選択肢と言えるでしょう。

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まとめ:フィアット500であなただけの物語を

ルパン三世の愛車として知られるフィアット500。その正体は、作画監督を務めた大塚康生氏の愛車でもあった、2代目「NUOVA 500」でした。

過去には公式の限定コラボモデルも販売されましたが、現在「ルパン仕様」のフィアットを手に入れるなら、クラシックな2代目モデルや、実用的な3代目モデルをベースにカスタムするのが現実的な方法です。

クラシックカーで当時の雰囲気を忠実に再現するもよし。現行モデルで手軽にルパン気分を味わうもよし。どちらを選んでも、フィアット500という車が持つ、人を惹きつける魅力やワクワク感は共通しています。

この記事が、あなたのフィアット選びの参考になれば幸いです。ぜひあなただけのフィアット500で、新しい物語を始めてみてください。

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