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レンジローバーは金持ちの車?乗ってる人のオーナー像(海外参考)・維持費・リセールも【年収・職業】

レンジローバーは金持ちの車?乗ってる人のオーナー像(海外参考)・維持費・リセールも【年収・職業】
ランドローバー公式

レンジローバーは金持ちの車?乗ってる人のオーナー像(海外参考)・維持費・リセールも【年収・職業】

レンジローバーを運転してる人って、やっぱり金持ち?」──そんな疑問を抱く方に向けて、本記事ではオーナー像と車両の魅力、さらに維持費やリセールまで解説します。

なお、日本での実際のオーナー像については、信頼できる統計情報が限られているため、海外の市場調査結果をもとに分析しています。

レンジローバーが“金持ちの車”と呼ばれる理由

英国王室のロイヤルワラントを持つランドローバーブランドは、創業時から“上質な冒険”を掲げてきました。車両価格が2,000万円超という絶対額の高さに加え、都会とオフロードを1台でこなす万能性、そして受注生産形式で好みのインテリア素材や塗装を選べるSV Bespokeが、所有者の経済的・時間的余裕を象徴します。

また、大型SUVでありながらPHEVや48VMHEVをラインアップし、環境配慮も抜かりない点が先進層の価値観と重なります。このように「価格」「カスタマイズ性」「電動化」が複合して、“富裕層の象徴”というイメージを強固にしているのです。

日本での販売実績と希少性

2024年度のJAIA統計によると、ランドローバーブランドの国内登録台数は8,050台でした。そのうちレンジローバー(フラッグシップ)の個別台数は公表されていませんが、ディーラー推定では約2,000〜2,500台とみられます。

メルセデスベンツが年間7万台規模であることを考えると、街中で遭遇する機会が少ない希少車と言えるでしょう。また、全長5,052mm×全幅2,047mmという圧倒的存在感は、視覚的にも特別感を高めています。なお2025年4月の価格改定で本体価格は1,952万〜4,850万円となり、輸入SUVでも最上位クラスの価格帯です。

オーナー像:年収・職業・ライフスタイル(海外参考)

※オーナー像について、日本での公的な(信頼性のある)統計がないため、ここでは海外の調査結果を参考にしています。

海外の自動車市場調査によると、レンジローバー購入層は高所得者が中心とされています。JDパワー2023年調査では、レンジローバー新車購入者の73%が男性で、平均年齢は53歳と報告されています。職業については、マッキンゼーの高級車市場調査で経営者や専門職がボリュームゾーンとされていますが、日本市場特有の詳細な統計データは公開されていません。

複数車両を所有するユーザーが多い点は、S&Pグローバル2023年調査で確認されており、レンジローバーは41.1%という最高のブランドロイヤルティを示しています。ファミリー層での利用も一般的で、電動格納式ステップ(Deployable Side Steps)が2013年から標準装備可能となっており、子育て世代やペットオーナーからの支持を得ています。

現代の高級車購入者は、ブランドロゴよりも機能性と実用性を重視する傾向があると、マッキンゼーの市場分析で指摘されています。

主要ライバルSUVとの比較で見るメリット

同価格帯で比較されやすいメルセデスGクラスとポルシェカイエンと並べ、価格・パワートレイン・リセール率を整理しました。レンジローバーは後席快適性と電動パワートレインの多彩さが抜きんでています。

モデル新車価格帯パワートレイン3年後平均リセール
レンジローバー(SWB)1,952万〜4,850万円PHEV/48VMHEV/D350ディーゼル約77%
メルセデスGクラス1,500万〜2,600万円G400d/G63約80%
ポルシェカイエン1,254万〜1,830万円V6/V8/PHEV約72〜79%

Gクラスはリセールで依然トップクラスですが、後席快適性と静粛性はレンジローバーが優勢。カイエンはスポーティさが売りで、ゴルフバッグを横積みできる荷室スペースはRRがリードします。

維持費とリセール:コスト試算

PHEV(P550e)の公称EV航続はWLTC 111kmで、都内の短距離移動なら電気のみで完結します。実走電費を5km/kWh、東京電力スタンダードS(31円/kWh)で試算すると、100kmの電気代は約620円です。

税金面では自動車税(排気量3.0L)が年5万8,000円、重量税は初回登録時3年7万5,000円、その後は2年ごと5万円(年換算2万5,000円)です。任意保険は車両保険付きで年20〜40万円が相場になります。

以上を合算すると、ガソリン代を除く固定費はおおよそ年30〜45万円です。3年後の査定残価はおおむね77%で、残価設定ローン据置率65%前後が設定可能なため、月々のキャッシュフローを抑えやすいのも特徴です。

参考:ランドローバー公式

購入前にチェックすべきポイント

まず駐車スペースを確認しましょう。全幅2,047mmに加えドア開口が大きく、立体駐車場では幅制限に抵触するケースがあります。

次に年間走行距離と充電環境を試算し、PHEVのメリットが活かせるか判断しましょう。第三にタイヤ交換コストで、21インチなら4本40万円超となる場合があります。

最後に試乗で四輪操舵による最小回転半径を体感し、日常利用での取り回しをイメージしてください。これらをクリアできれば、“一家の移動空間”として抜群の満足度を提供してくれます。

まとめ:イメージを超える価値を見極める

レンジローバーは高価格ゆえに「金持ちの象徴」と語られがちですが、実際のオーナーは快適性・走破性・電動化をバランス良く求める合理派です。

希少価値の高さ、丁寧に作り込まれたインテリア、そしてPHEVの低燃費が、単なるステータスを超えた実用価値を生み出します。

イメージ先行で敬遠していた方も、まずは試乗で静粛性と取り回しを体感し、自分のライフスタイルに合うか判断してみてはいかがでしょうか。

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