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ゲーミングモニター選び|リフレッシュレートとレスポンスタイムはどっちが重要?ゲーマー必見の選び方

ゲーミングモニター選び|リフレッシュレートとレスポンスタイムはどっちが重要?ゲーマー必見の選び方 PC・ガジェット・家電

「ゲーミングモニターを買いたいけど、専門用語が多くてどれを選べばいいか分からない…」

そんな悩みを抱えていませんか?特にカタログスペックを見比べたとき、必ず目にするのが「リフレッシュレート(Hz)」と「レスポンスタイム(応答速度/ms)」という2つの数値です。どちらもゲームの快適さを左右する重要な要素ですが、「結局どっちが重要なの?」と疑問に思うゲーマーは少なくありません。

結論から言うと、遊ぶゲームのジャンルによって最優先すべき数値は変わります。しかし、基本原則を知らないまま適当に買ってしまうと、「せっかく高いお金を出したのに、敵がブレて見えて撃ち負ける…」なんて悲しい結果になることも。

この記事では、リフレッシュレートとレスポンスタイムの役割を初心者にも分かりやすく解説し、あなたにピッタリのゲーミングモニターの選び方をお伝えします。最後まで読めば、もうモニター選びで迷うことはなくなりますよ!

  1. ゲーミングモニターの「リフレッシュレート」と「レスポンスタイム」、結局どっちが重要?
    1. 結論!FPS・TPSをプレイするゲーマーなら「両方」が必須
    2. RPGやMMOメインなら「画質」とのバランスも考慮しよう
    3. 迷ったら「リフレッシュレート」を軸に選ぶのが鉄則
  2. そもそも「リフレッシュレート(Hz)」とは何なのか?
    1. 1秒間に画面が何回書き換わるかを示す「滑らかさ」の数値
    2. 60Hz・144Hz・240Hzの見え方はどう違う?
    3. 高リフレッシュレートがエイムや索敵において有利な理由
  3. 「レスポンスタイム(応答速度/ms)」の仕組みと重要性
    1. 画面の色が変化するスピードを示す「残像感」の指標
    2. 応答速度が遅いと発生する「ブレ」の致命的なデメリット
    3. 【要注意】GtGとMPRTの違いを知らないと選び方で失敗する
  4. 【比較表】リフレッシュレート別・推奨レスポンスタイムの目安
    1. リフレッシュレートに追いつかない応答速度は意味がない理由
    2. ゲーマー必見!Hzとmsの理想的な組み合わせ比較表
  5. パネルの種類(TN・IPS・VA・OLED)と速度の関係性
    1. 応答速度に極振りするならプロゲーマー御用達の「TNパネル」
    2. 画質とスピードのバランスが最も良い「IPS(Fast IPS)パネル」
    3. 映像美とコントラストを重視するなら「VAパネル」
    4. 最新トレンド!0.03msの超低遅延を誇る「OLED(有機EL)パネル」
  6. プレイ環境別に見る!後悔しないゲーミングモニターの選び方
    1. PS5などの家庭用ゲーム機(コンソール)で遊ぶゲーマー
    2. PCでApexやValorantなどの競技タイトルを極めたいゲーマー
    3. オープンワールドRPGで圧倒的な没入感を体験したいゲーマー
  7. 高リフレッシュレートを活かす「PCスペック」の重要性
    1. モニターだけ高性能にしてもゲームのfpsが出なければ無意味
    2. 360Hzや540Hzモニターの性能を引き出すために必要な環境
  8. ゲーミングモニター選びでチェックしておきたい便利機能
    1. 画面のズレ(ティアリング)を防ぐ同期技術(FreeSync・G-SYNC)
    2. 暗い場所に潜む敵を見やすくする「ブラックイコライザー」
    3. 長時間のプレイでも目が疲れにくい「アイケア機能」
  9. まとめ:自分のプレイスタイルに合った最強の相棒を見つけよう!

ゲーミングモニターの「リフレッシュレート」と「レスポンスタイム」、結局どっちが重要?

モニター選びの際、もっとも多くの人がぶつかるのが「リフレッシュレート(Hz)」と「レスポンスタイム(ms)」の優先順位問題です。数字が大きいほど良いのか、小さいほど良いのか、頭が混乱してしまいますよね。

実は「こちらだけ高ければ完璧」という単純なものではありません。ここでは、ゲーマーのプレイスタイルに応じた結論を最初にお伝えします。

結論!FPS・TPSをプレイするゲーマーなら「両方」が必須

もしあなたがApex LegendsやVALORANT、FortniteといったFPS・TPSなどの競技性が高いタイトルをメインに遊ぶなら、迷うことなく「両方」のスペックを妥協してはいけません。なぜなら、一瞬の判断と反応が勝敗を直結する世界だからです。

リフレッシュレートが高ければ、敵の動きがパラパラ漫画のように飛ばず、滑らかに表示されます。エイムを合わせる際、敵がどこに動くのか予測しやすくなるわけですね。しかし、レスポンスタイムが遅いと、その滑らかな動きに「残像」がまとわりつき、結果的に敵の輪郭がぼやけてしまいます。

せっかく敵の動きを細かく捉えられても、ブレて見えてしまっては正確な射撃は不可能です。コンマ数秒の撃ち合いを制したいゲーマーにとって、高リフレッシュレートと高速レスポンスタイムは、まさに車の「エンジン」と「ブレーキ」のような関係であり、どちらが欠けても致命傷になります。

RPGやMMOメインなら「画質」とのバランスも考慮しよう

一方で、ファイナルファンタジーシリーズなどのMMORPGや、美麗なグラフィックが売りのオープンワールドRPGを愛するゲーマーなら、少し優先順位が変わってきます。対人戦の撃ち合いが発生しないゲームにおいて、極限のレスポンスタイムはそこまで必要ありません。

もちろん、リフレッシュレートが高いに越したことはなく、視点を動かした際の風景の滑らかさは没入感を高めてくれます。しかし、それ以上に「映像の美しさ」や「色の鮮やかさ」を重視したほうが、ゲーム体験の満足度はグッと上がるはずです。

この場合、応答速度の速さに特化したモニターを選ぶよりも、少し速度は妥協しても発色の良いパネル(IPSパネルなど)や、高解像度(4KやWQHD)のモニターを選ぶのが賢い選び方と言えます。自分の遊ぶゲームが「競技性」か「体験」のどちらを重視しているか、一度振り返ってみましょう。

迷ったら「リフレッシュレート」を軸に選ぶのが鉄則

「色々なジャンルのゲームを遊ぶから、プレイスタイルを一つに絞れない!」という欲張りなゲーマーも多いはずです。もしどっちが重要か迷って一つ基準を設けるなら、まずは「リフレッシュレート」を主軸にしてモニターを選ぶことをおすすめします。

理由はシンプルで、リフレッシュレートの向上は「ゲームの滑らかさ」として、誰の目にもハッキリと違いが分かるからです。家庭用テレビの60Hzから144Hzのゲーミングモニターに変えた瞬間の感動は、多くのゲーマーが通る登竜門と言っても過言ではありません。

そして現在のゲーミングモニター市場では、高いリフレッシュレートを持つ製品であれば、自然とそれに適したレスポンスタイム(大体1ms以下)を備えていることがほとんどです。つまり、まずは自分が目指したいHz(滑らかさ)を決め、それに付属するms(応答速度)を確認するという手順を踏めば、大きな失敗を防ぐことができます。

そもそも「リフレッシュレート(Hz)」とは何なのか?

リフレッシュレートを軸に選ぶと言われても、そもそもHz(ヘルツ)という単位が何を表しているのか、ピンとこない方もいるかもしれません。ゲーミングモニターを語る上で欠かせないこの言葉の意味を、しっかり紐解いていきましょう。

ここを理解するだけで、モニターのカタログスペックが劇的に読み解きやすくなります。

1秒間に画面が何回書き換わるかを示す「滑らかさ」の数値

リフレッシュレートとは、一言で表すと「モニターが1秒間に画面の画像を何回描き直しているか」を示す数値です。映像というのは、実はパラパラ漫画と同じ仕組みで動いています。静止画を猛スピードで連続して切り替えることで、私たちの目には動いているように見えているのです。

一般的なテレビや普通のPCモニターは「60Hz」で作られています。これはつまり、1秒間に60枚の静止画を使って映像を作っている状態です。これに対して、144Hzのゲーミングモニターなら1秒間に144枚、240Hzなら240枚もの画像を切り替えていることになります。

枚数が多ければ多いほど、コマとコマの間の隙間が埋まるため、キャラクターの動きや視点の移動がヌルヌルと滑らかになります。アクションゲームにおいて、この「映像の滑らかさ」は目の疲れを軽減し、状況把握を容易にする大きなメリットをもたらしてくれます。

60Hz・144Hz・240Hzの見え方はどう違う?

では、実際に数値が違うと見え方はどう変わるのでしょうか。例えば、画面の左から右へ敵がダッシュで横切るシーンを想像してみてください。

60Hzの場合、敵の姿は「カクッ、カクッ」と少しワープするように飛び飛びで表示されます。一方、144Hzになると、その隙間を埋めるように細かく敵が表示されるため、「スーッ」と走っていく軌道がハッキリ目で追えるようになります。さらに240Hzともなれば、現実世界で人が走っているのを見るかのような、極めて自然で滑らかな動きを体験できるはずです。

特に60Hzから144Hzへのアップグレードは、ほとんどのゲーマーが「世界が変わった」と感じるほどの劇的な変化をもたらします。一方で144Hzから240Hzへの変化は、初心者には少し分かりにくい場合もありますが、目が慣れてくると240Hzの吸い付くような滑らかさの虜になるプロゲーマーが後を絶ちません。

高リフレッシュレートがエイムや索敵において有利な理由

対戦型ゲームにおいて、高リフレッシュレートは単なる「見た目の美しさ」以上の意味を持ちます。それはズバリ、物理的な「勝率の向上」に繋がるからです。なぜ滑らかだと勝てるのか、不思議に思いますよね。

先ほどのパラパラ漫画の例を思い出してください。1秒間に表示される画像の枚数が多いということは、それだけ「最新の敵の位置情報」を素早く画面に映し出せるということです。例えば角から敵が飛び出してきた時、60Hzのモニターより144Hzのモニターのほうが、ほんの一瞬だけ早く敵の姿を視認できます。

また、視点を激しく振り回して周囲を索敵する際も、画面がカクつかないため、背景に紛れた小さな敵を見落としにくくなります。エイム(照準)を合わせる時も、マウスの動きに対してクロスヘア(画面中央の十字)が遅延なくスッとついてくる感覚が得られるため、直感的な操作が可能になります。ゲーマーにとって、これはまさに「お金で買えるプレイスキル」なのです。

「レスポンスタイム(応答速度/ms)」の仕組みと重要性

リフレッシュレートが「パラパラ漫画の枚数」だとしたら、「レスポンスタイム(応答速度)」は何を表しているのでしょうか。Hzばかりが注目されがちですが、快適なゲームプレイにはこのms(ミリ秒)という単位も非常に重要です。

応答速度の仕組みを知ることで、なぜ敵がブレて見えるのかという悩みの原因がハッキリと分かるようになりますよ。

画面の色が変化するスピードを示す「残像感」の指標

レスポンスタイムとは、モニターの画面上にあるピクセル(ドット)が、「ある色から別の色へ変化するのにかかる時間」のことです。単位の「ms」はミリ秒(1000分の1秒)を表しています。この数値が小さいほど、色が素早くパッと切り替わる高性能なモニターということになります。

ゲーム中、画面の映像は常に目まぐるしく変化しています。キャラクターが動けば、その場所のピクセルは背景の色からキャラクターの色へ、そしてまた背景の色へと瞬時に変化しなければなりません。この切り替え作業がもたつくと、前のフレームの色がうっすらと画面に残ってしまいます。

この「色の切り替わりの遅れ」が、私たちがゲーム中に感じる「残像」の正体です。つまりレスポンスタイムとは、映像の残像感をどれだけ抑えられるかを示す重要な指標と言えます。ゲーマー向けの製品において「1ms」や「0.5ms」といった数字がアピールされるのは、この残像を極限まで無くすためなのです。

応答速度が遅いと発生する「ブレ」の致命的なデメリット

もしレスポンスタイムが遅い(数値が大きい)モニターで激しいアクションゲームをプレイすると、どのような悲劇が起こるでしょうか。視点を素早く動かした瞬間、画面全体がボヤッとぼやけてしまい、周囲の状況がまったく把握できなくなります。

FPSゲームで敵に照準を合わせようとしても、敵の輪郭にモヤがかかったようにブレて見えるため、「敵の芯」がどこにあるのか分かりません。その結果、感覚で撃つしかなくなり、弾が外れて負けてしまう確率が跳ね上がります。これはプレイヤーの腕前の問題ではなく、モニターの性能による明らかな不利です。

長時間のプレイにおいても、常に残像が発生しているブレた映像を見続けることは、目や脳に多大なストレスを与えます。3D酔いを引き起こす原因にもなるため、「高リフレッシュレートなのに妙に見づらい」と感じる場合は、レスポンスタイムの遅さが足を引っ張っている可能性が高いと疑うべきでしょう。

【要注意】GtGとMPRTの違いを知らないと選び方で失敗する

レスポンスタイムのスペックを見る際、絶対に知っておくべき落とし穴があります。それは、測定方法に「GtG」と「MPRT」という2つの異なる基準が存在することです。ここを見落とすと、想定外の残像に悩まされることになります。

GtG(Gray to Gray)は、中間色から別の中間色へ変化する時間を測ったものです。実際のゲーム映像は中間色がメインなので、日常的なプレイにおけるパネル自体の純粋な応答速度を知るには、このGtGの数値が最も信頼できます。一方でMPRTは、動画のぼやけ具合をカメラで測定した数値です。これは「黒挿入」と呼ばれる残像低減技術をオンにした状態の数値を表記していることが多く、パネル本来の速度ではありません。

悪質なケースでは、パネル本来のGtGは遅いのに、黒挿入機能を使ったMPRTの数値だけを「応答速度1ms!」と大きく宣伝していることがあります。黒挿入を使うと画面が暗くなったり、目が疲れやすくなるデメリットがあるため、ゲーミングモニターを選ぶ際は「GtGで1ms以下かどうか」を必ずチェックするようにしてください。

【比較表】リフレッシュレート別・推奨レスポンスタイムの目安

リフレッシュレートとレスポンスタイム、それぞれの意味が理解できたところで、「じゃあ、具体的にどんな組み合わせのモニターを選べばいいの?」という実践的な疑問にお答えします。

実は、この2つの数値には密接な関係があり、バランスを間違えるとお互いの良さを潰し合ってしまいます。

リフレッシュレートに追いつかない応答速度は意味がない理由

高リフレッシュレートのモニターを買っても、レスポンスタイムがそれに追いついていなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。なぜなら、画面が切り替わるスピードよりも、色が変化するスピードのほうが遅くなってしまうからです。

例えば、144Hzのモニターは1秒間に144回画面を更新します。これを計算すると、1枚の画像が表示されている時間は約6.9ms(1000 ÷ 144)です。もし、このモニターの応答速度が10msだとしたらどうなるでしょうか。次の画像を表示するタイミングが来ているのに、前の画像の色変化がまだ終わっていない状態になります。

結果として、映像が混ざり合って強烈な残像が発生し、144Hzの滑らかさが全く活かされません。「映像の更新間隔(リフレッシュ間隔)」よりも「応答速度」が短いこと。これが、残像のないクリアな映像体験を得るための絶対条件となります。

ゲーマー必見!Hzとmsの理想的な組み合わせ比較表

自分の求める滑らかさに対して、どれくらいの応答速度が必要なのか。ゲーマーが選ぶべき理想の組み合わせを比較表にまとめました。モニター選びの際の基準として活用してください。

リフレッシュレート1フレームの表示時間推奨レスポンスタイム(GtG)おすすめのゲーマー層
60Hz約16.7ms5ms 以下RPGメイン、ライトゲーマー、Switchユーザー
120Hz ~ 144Hz約6.9ms ~ 8.3ms1ms 以下PS5ユーザー、PCゲーム初心者、幅広いジャンルを遊ぶ層
240Hz約4.2ms0.5ms ~ 1msPCのFPS・TPS中級者以上、競技志向の強いゲーマー
360Hz 以上約2.8ms 以下0.03ms ~ 0.5msプロゲーマー、eスポーツプレイヤー、ガチ勢

表を見ると分かるように、リフレッシュレートが上がるほど、1フレームが表示されている時間はどんどん短くなります。240Hz以上のハイエンドモニターを検討する場合は、1msでも残像を感じるシビアな世界になるため、0.5ms以下の高速パネルや、後述するOLED(有機EL)パネルなどの最先端技術が求められるようになってきます。

パネルの種類(TN・IPS・VA・OLED)と速度の関係性

ゲーミングモニターのカタログを見ると、「パネルの種類」という項目があります。実は、レスポンスタイムや画質の傾向は、モニターに使われている液晶(または有機EL)のパネル駆動方式によって大きく左右されます。

「どっちが重要か」を判断した後は、自分の目的に合ったパネルを選ぶことが失敗しない選び方のコツです。

応答速度に極振りするならプロゲーマー御用達の「TNパネル」

とにかく残像をなくし、一瞬の反応速度で勝ちに行きたい競技ゲーマーに昔から愛されているのが「TN(Twisted Nematic)パネル」です。構造がシンプルであるため、製造コストが安く、それでいて圧倒的な応答速度を出しやすいのが最大の特徴です。

少し前までは、240Hzや360Hzといった超高リフレッシュレートを実現できるのはTNパネルの独壇場でした。現在でもeスポーツのオフライン大会などでは、TNパネルを採用したモニターが多く使われています。少しでも遅延を減らしたいFPSガチ勢にとっては、今なお心強い味方です。

ただし、弱点もあります。それは「視野角が狭いこと」と「色の再現性がやや低いこと」です。画面を斜めから見ると色が白っぽく変色してしまったり、全体的な映像が少し白飛びしたように見えがちです。美麗なグラフィックを楽しむRPGや、動画鑑賞などにはあまり向いていない、まさに「勝つためのストイックなパネル」と言えます。

画質とスピードのバランスが最も良い「IPS(Fast IPS)パネル」

現在、ゲーミングモニター市場で最も人気があり、主流となっているのが「IPS(In-Plane Switching)パネル」です。最大の特徴は、どこから見ても色が変化しない「広い視野角」と、鮮やかで正確な「色の再現性」です。ゲームのグラフィックを美しく表示してくれるため、没入感が格段に跳ね上がります。

以前は「IPSパネルは応答速度が遅い」というのが常識でしたが、技術の進歩によりその弱点は克服されました。最近では「Fast IPS」や「Rapid IPS」と呼ばれる、GtGで1ms以下の高速応答を実現したモデルが多数登場しています。

美しい映像を楽しみつつ、FPSなどの激しいゲームでも残像を感じずにプレイできる。まさにリフレッシュレートとレスポンスタイム、そして画質の「いいとこ取り」をしたパネルであり、どのパネルにするか迷ったらIPSパネルを選んでおけば間違いありません。

映像美とコントラストを重視するなら「VAパネル」

映画鑑賞や、ホラーゲーム、ダークファンタジーの世界観に浸りたいゲーマーにおすすめなのが「VA(Vertical Alignment)パネル」です。このパネルの真骨頂は「コントラスト比の高さ」にあります。特に「黒」の表現が非常に深く、画面が白っぽく浮くことがありません。

暗闇に潜むモンスターの不気味さや、宇宙空間の果てしない奥行きなど、明暗のメリハリが効いた映像を表現するのに長けています。また、画面が湾曲している「曲面モニター」にもよく採用されており、視界を包み込むような高い没入感を得られます。

一方で、応答速度を速くするのが技術的に難しく、TNやIPSと比べると残像感が出やすいという弱点があります。最近はVAパネルでも高速なモデルが出てきていますが、競技性の高いスピード重視のゲームをメインに据える場合は、少し注意が必要なパネルです。

最新トレンド!0.03msの超低遅延を誇る「OLED(有機EL)パネル」

近年、ゲーミングモニターの勢力図を塗り替えようとしているのが「OLED(有機EL)パネル」です。液晶パネルのようにバックライトを持たず、ピクセル自体が発光する仕組みのため、完全な「漆黒」を表現できる圧倒的な高画質を誇ります。

そしてゲーマーにとって最大の衝撃は、その桁違いのレスポンスタイムです。液晶パネルの限界が1ms前後であるのに対し、OLEDパネルはなんと「0.03ms(GtG)」という常識外れのスピードを叩き出します。残像という概念がほぼ消滅し、どんなに激しい動きでも物体がクッキリと見え続けます。

240Hzや360Hzの高リフレッシュレートとOLEDの超高速応答が組み合わさったモニターは、まさに現時点での「究極のゲーミングモニター」です。価格は非常に高価であり、画面の焼き付きといった懸念点もありますが、予算が許すのであれば極上のゲーム体験を約束してくれます。

プレイ環境別に見る!後悔しないゲーミングモニターの選び方

モニターのスペックについて詳しくなったところで、いざ製品を選ぶ段階に入ります。ここで最も重要なのは「自分が何を使ってゲームをしているか」というプレイ環境です。

PCなのか、家庭用ゲーム機なのか。プレイ環境によって、引き出せる性能の限界が決まっているからです。

PS5などの家庭用ゲーム機(コンソール)で遊ぶゲーマー

PlayStation 5やXbox Series X/Sなどの最新コンソール機で遊ぶ場合、モニター選びの基準はとても明確になります。これらのハードは、性能の限界として「最大リフレッシュレート120Hz」までしか出力できません。

つまり、コンソール機に240Hzや360Hzの超高性能モニターを繋いでも、機材の限界により120Hz分しか表示されず、完全にオーバースペックとなってしまいます。したがって、PS5用のモニターを探しているなら「144Hz対応・応答速度1ms前後」の製品を選ぶのが、最もコストパフォーマンスが高く最適解となります。

さらにPS5は4K解像度にも対応しているため、予算に余裕があれば「4K / 144Hz」のモニターを選ぶと、次世代機のポテンシャルを100%引き出した息をのむような美しい映像でゲームを楽しむことができます。接続には「HDMI 2.1」という規格の端子が必要になる点だけ、購入前にしっかり確認しておきましょう。

PCでApexやValorantなどの競技タイトルを極めたいゲーマー

ゲーミングPCを使って、少しでも高いランクを目指したい競技志向のゲーマーであれば、リフレッシュレートとレスポンスタイムに徹底的に投資すべきです。家庭用機とは異なり、PCはグラフィックボードの性能次第でどこまでも高いフレームレートを出すことが可能です。

最低ラインとして「144Hz」は絶対に死守したいところですが、もしFPSゲームを本気でやり込むなら、現代のスタンダードとも言える「240Hz」以上のモニターを強く推奨します。240Hz環境でプレイすると、視点移動の際の情報量が格段に増え、敵の動きに吸い付くようなエイムが可能になります。

パネルは視野角と速度を両立したFast IPSパネルか、予算度外視で残像ゼロを目指すならOLEDパネルが候補に上がります。画面サイズは、視線を動かさずに画面全体を把握しやすい「24インチ〜24.5インチ」がプロゲーマーの間でも最も人気のある黄金サイズです。

オープンワールドRPGで圧倒的な没入感を体験したいゲーマー

美麗なグラフィックの世界を旅するアクションRPGや、広大なマップを探索するオープンワールドゲームを愛するゲーマーは、滑らかさよりも「映像の広がりと美しさ」に焦点を当てて選びましょう。

リフレッシュレートは60Hz〜144Hzあれば十分に快適なプレイが可能です。それよりも注目すべきは、画面の大きさと解像度です。おすすめは「27インチ以上の大型サイズ」かつ「4K または WQHD解像度」のモニターです。大画面で高精細な映像は、まるで自分がそのゲームの世界に入り込んだかのような錯覚を与えてくれます。

さらに、先ほど紹介した「VAパネル」を採用したウルトラワイドモニター(横に長い画面)や、画面がカーブしている湾曲モニターを選ぶと、視界の端まで映像が広がり、さらに一段階上の没入感を味わうことができます。HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のモニターなら、光と影の表現がよりリアルになりますよ。

高リフレッシュレートを活かす「PCスペック」の重要性

ここで、PCゲーマーに向けて一つ重要なお話をします。「ゲーミングモニターだけ最高のものを買えば、すぐにゲームが滑らかになる」と思い込んでいる方が意外と多いのですが、それは大きな間違いです。

モニターとPC本体は二人三脚であり、どちらか一方が優秀でも本来の力は発揮できません。

モニターだけ高性能にしてもゲームのfpsが出なければ無意味

リフレッシュレート(Hz)は、あくまでモニターが「1秒間に画面を更新できる最大能力」です。これに対して、PC側が「1秒間に作り出せる映像のコマ数」をフレームレート(fps)と呼びます。この2つの関係を理解することが非常に重要です。

例えば、奮発して240Hzの高性能モニターを買ったとします。しかし、お使いのPCの性能が低く、ゲーム内で60fpsしか出ていなかったらどうなるでしょうか。モニターは240回画面を更新しようと待機しているのに、PCから送られてくる映像が60枚しかないので、結局のところ60Hzのモニターと同じカクカクの映像しか表示されません。

高リフレッシュレートの恩恵をフルに受けるためには、モニターのHz数と同じか、それ以上のfpsを安定して出力できるだけの「PCスペック」が必要不可欠なのです。モニター選びと同時に、自分のPCがそのゲームでどれくらいfpsを出せるのかを計測してみることをおすすめします。

360Hzや540Hzモニターの性能を引き出すために必要な環境

近年では、eスポーツの最前線向けに「360Hz」や、さらには「540Hz」といった異次元のリフレッシュレートを持つモニターも登場しています。これらは極限のレイテンシー(遅延)削減を目指すプロプレイヤーにとっては強力な武器になります。
参考:540Hz駆動のASUS「ROG Swift Pro PG248QP」レビュー

しかし、こうした超高Hzモニターを使いこなすのは容易ではありません。最新のVALORANTのような比較的軽いゲームであっても、常に500fps以上を維持し続けるには、最新世代のハイエンドCPU(Core i9やRyzen 9)と、最高クラスのグラフィックボード(RTX 4080や4090など)を搭載した、数十万円クラスのモンスターPCが必要です。

もしPCのスペックがそれに追いついていないなら、あえて360Hzや540Hzを狙う必要はありません。現在のPC環境で安定して出せるfpsに合わせて、144Hzや240Hzのモニターを選び、浮いた予算をレスポンスタイムの速い上位モデルや、周辺機器に投資したほうが、トータルでの満足度は高くなるはずです。

ゲーミングモニター選びでチェックしておきたい便利機能

ゲーミングモニターの主役はHzとmsですが、それ以外にもゲームを快適にしてくれる様々な「ゲーミング機能」が搭載されています。これらの補助機能を知っておくと、候補を絞り込む際の決定打になりますよ。

プレイスタイルをサポートしてくれる、代表的な3つの機能をご紹介します。

画面のズレ(ティアリング)を防ぐ同期技術(FreeSync・G-SYNC)

ゲームをプレイしていると、画面が横にスパッと引き裂かれたようにズレて表示される「ティアリング」や、映像が一瞬引っかかったようにカクつく「スタッタリング」と呼ばれる現象に遭遇することがあります。これは、PCから送られてくる映像のタイミングと、モニターが画面を更新するタイミングがズレてしまうことで発生します。

これを解決してくれるのが、可変リフレッシュレート同期技術と呼ばれる「AMD FreeSync」や「NVIDIA G-SYNC」です。この機能が搭載されているモニターを使うと、PCとモニターがタイミングをピタリと合わせて映像を表示してくれるため、画面の破綻がない滑らかな映像を維持できます。

現在市販されている多くのゲーミングモニターには、どちらかの機能(または互換機能)が搭載されています。使っているグラフィックボードがGeForceならG-SYNC対応、RadeonならFreeSync対応の表記があるかチェックしておくと安心です。

暗い場所に潜む敵を見やすくする「ブラックイコライザー」

FPSゲームやサバイバルゲームなどでは、建物の陰や暗い洞窟に敵が潜んでいて、見えない場所から撃たれてしまうことが多々あります。そんなストレスを軽減してくれるのが、各メーカーが独自に搭載している暗部補正機能です。

メーカーによって「Black eQualizer(ブラックイコライザー)」や「Night Vision(ナイトビジョン)」など呼び方は異なりますが、役割は同じです。画面全体の明るさを白飛びさせることなく、暗くて見えにくい部分だけを不自然にならない程度に明るく補正してくれます。

この機能を活用することで、暗闇に紛れた敵のシルエットを素早く発見できるようになり、索敵において大きなアドバンテージを得られます。対人戦をメインに遊ぶゲーマーであれば、ぜひとも備えておきたい必須級の機能と言えるでしょう。

長時間のプレイでも目が疲れにくい「アイケア機能」

ゲームに熱中すると、つい時間を忘れて何時間もモニターを凝視してしまいますよね。気づいた時には目がショボショボになり、頭痛がしてくることも。ゲーマーの目を守るために、多くのモニターには「アイケア機能」が搭載されています。

代表的なのが「フリッカーフリー」機能です。通常のモニターは、目に見えないほどの速さで画面が細かく点滅(フリッカー)しており、これが目の疲労の大きな原因となります。フリッカーフリー搭載モニターならこのチラつきを抑え、長時間のプレイでも目の負担を大幅に軽減してくれます。

また、睡眠の質を下げたり目の疲れを引き起こす原因となる青色の光を抑える「ブルーライトカット機能」も便利です。自分の視力を守り、長く健康にゲームを楽しむためにも、アイケア機能が充実しているかは必ず確認しておきたいポイントです。

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まとめ:自分のプレイスタイルに合った最強の相棒を見つけよう!

ゲーミングモニターにおける「リフレッシュレート」と「レスポンスタイム」、それぞれの役割と重要性が見えてきたかと思います。

最後に、どっちが重要かという問いに対する答えをおさらいしておきましょう。FPSやTPSなどの競技ゲームで勝率を上げたいなら、妥協せずに「両方」を追求することが最強への近道です。一方で、RPGの没入感を大切にしたいなら、過度なスピードよりも「画質や解像度」にこだわるのが正解です。

モニター選びの第一歩は、自分がどんなゲームを、どのような環境(PCなのかPS5なのか)でプレイしているかを見つめ直すことから始まります。リフレッシュレートを軸に据え、そこにプレイスタイルに合ったレスポンスタイムとパネルの種類を掛け合わせていけば、絶対に後悔しない一台に出会えるはずです。

この記事を参考に、あなたのゲームライフを劇的に変える「最強の相棒」を見つけて、最高のゲーミング体験を手に入れてくださいね!

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