アメリカのワシントン州で2019年末に初めて確認され、「殺人スズメバチ(murder hornet)」の名で世界的な話題になったオオスズメバチが、2024年12月18日にアメリカから「根絶」されたと正式に宣言されました。ワシントン州農務省(WSDA)とアメリカ農務省(USDA)が合同で発表したもので、2021年に最後の巣を駆除してから3年間、1匹も確認されなかったことが根拠です。その後も2025年の調査で検出はなく、2026年10月時点でもアメリカ国内にオオスズメバチが定着している地域はありません。
この記事では、オオスズメバチがなぜアメリカでこれほど恐れられたのか、わずか4つの巣をどうやって見つけ出したのか、そして根絶宣言のあとに何が起きているのかを、WSDAやUSDAの発表をもとに時系列で解説します。あわせて、オオスズメバチが在来種である日本との違いや、アメリカで今新たな脅威になっているツマアカスズメバチの現状もまとめました。
オオスズメバチとは?アメリカで恐れられた理由
世界最大級のスズメバチ
オオスズメバチは学名をVespa mandariniaといい、日本を含む東アジアに分布する世界最大級のスズメバチです。働き蜂でも体長3.5〜4cm前後、女王蜂は5cmに達することもあり、強力な毒針を持ちます。日本では山林や里山でごく普通に見られる在来種で、秋になると攻撃性が高まることから、毎年のように刺傷事故が報じられています。
ミツバチの巣を90分で全滅させる
アメリカで問題視された最大の理由は、人への危険よりもミツバチへの被害です。WSDAの発表によると、オオスズメバチの群れはミツバチの巣をわずか90分ほどで全滅させることがあります。働き蜂を次々と噛み殺して幼虫やサナギを持ち帰る「殺戮期(slaughter phase)」と呼ばれる行動で、巣箱ひとつが一晩で空になることも珍しくありません。
アメリカの農業は、アーモンドやリンゴ、ブルーベリーなど多くの作物の受粉を養蜂業者のミツバチに頼っています。しかもアメリカで飼われているセイヨウミツバチは、日本のニホンミツバチのようにオオスズメバチへの防衛行動を持っていません(詳しくは後述します)。この外来種が定着すれば、養蜂業と農作物の生産に深刻な影響が出ると懸念されたのです。
「殺人スズメバチ」から「northern giant hornet」へ
アメリカのメディアは当初「murder hornet(殺人スズメバチ)」というセンセーショナルな呼び名を使い、学術的には「Asian giant hornet(アジアオオスズメバチ)」と呼ばれていました。しかし2022年7月、アメリカ昆虫学会(ESA)は正式な英語名を「northern giant hornet」に決定しました。民族や地域を指す名前や、恐怖をあおる名前を避けるという同学会の方針によるもので、提案したのはWSDAの昆虫学者クリス・ルーニー氏です。現在のWSDAやUSDAの発表はすべてこの名称で行われています。
侵入から根絶宣言までの5年間を時系列で解説
まず全体の流れを表で確認してから、年ごとの詳細を見ていきましょう。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2019年8〜9月 | カナダ・ブリティッシュコロンビア州ナナイモで北米初確認。9月に巣を駆除 |
| 2019年12月 | ワシントン州ブレインで住民が採集した死骸をWSDAが確認。アメリカ初の記録 |
| 2020年10月24日 | ブレインでアメリカ初の巣を駆除(約500匹、うち女王蜂候補約200匹) |
| 2021年8〜9月 | ブレイン東部で3つの巣を駆除。これがアメリカで最後の確認 |
| 2022〜2024年 | トラップ調査と通報受付を継続。3年連続で検出ゼロ |
| 2024年12月18日 | WSDAとUSDAが根絶を正式に宣言 |
| 2025年 | キツァップ郡などで予防的なトラップ調査。検出なし |
2019年:カナダとワシントン州で相次いで確認
北米で最初にオオスズメバチが見つかったのは、アメリカではなくカナダでした。2019年8月、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島のナナイモで確認され、9月には地中の巣が発見されて駆除されています。その約3か月後の2019年12月、海峡を挟んだ対岸にあるワシントン州ブレインで、住民が拾った死骸がオオスズメバチだとWSDAが確認しました。これがアメリカ国内で初めての記録です。
興味深いのは、USDAによるDNA分析の結果です。カナダとアメリカの個体は時期も場所も近かったにもかかわらず、別の国から持ち込まれた、別々の侵入だったことが示されています。貨物船や輸入品にまぎれて越境してくる外来昆虫の侵入が、一度ではなく複数回起きていたということです。
2020年:小型発信器で追跡し、アメリカ初の巣を駆除
2020年、WSDAは捕獲した生きた個体に小型の無線発信器を取り付けて放ち、巣の場所を割り出すという方法に挑みました。この追跡によって2020年10月24日、ブレインの私有地にある枯れたハンノキの樹洞で、アメリカ初のオオスズメバチの巣が発見・駆除されました。
駆除は、防護服を着た職員が樹洞に掃除機のような装置を差し込んで吸い取る方法で行われ、当日85匹、前日に13匹の働き蜂が回収されました。その後、木を切り倒して巣を開いて調べたところ、幼虫やサナギを含めて500匹以上が見つかり、そのうち約200匹が新しい巣を作れる女王蜂だったとWSDAは発表しています。もし駆除が冬まで遅れていれば、翌年には最大200か所に巣が広がる可能性があったわけで、ぎりぎりのタイミングでした。
2021年:3つの巣を駆除、これが最後の確認に
2021年は、ブレイン東部で3つの巣が見つかりました。
- 8月25日:住民の通報をもとに追跡し、枯れたハンノキの根元で巣を発見。成虫113匹を吸引し、幼虫・サナギなど1,277匹を回収、周囲を飛んでいた67匹も捕獲。合計で約1,500匹という大規模な巣でした。
- 9月:9月8日に住民が捕獲した個体を追跡し、翌9日に地上約6mのハンノキの樹洞で巣を発見。9月11日の早朝に駆除しました。高所のため特殊な機材が必要でした。
- 9月中:9月11日の駆除とほぼ同じ頃にさらにもう1つの巣が見つかり、同じ9月に駆除。2021年の3つの巣はすべてハンノキの樹洞に作られていました。
2019年以降にアメリカで確認・駆除された巣は、2020年の1つと2021年の3つで合計4つ。すべてワシントン州ワットコム郡のブレイン周辺という、カナダ国境に接する狭い範囲に集中していました。2021年9月の駆除以降、アメリカではオオスズメバチが一度も確認されていません。
2022〜2024年:検出ゼロの3年間
巣が見つからなくなったあとも、WSDAは監視を緩めませんでした。2022年はカナダ国境付近を中心に約1,000個のトラップを設置し、2023年もワットコム郡で約800個のトラップを運用。市民が自作したトラップによる協力も続きました。トラップに使ったのは、オレンジジュースと料理用の米酒(または黒糖ベースの液)という意外にシンプルな誘引液です。
その結果、2022年はWSDAが初確認以来初めて1匹も捕獲・確認できない年となり、2023年、2024年も検出ゼロが続きました。この「3年連続で検出なし」が、根絶宣言の根拠になっています。
なぜ根絶に成功したのか:3つのポイント
巣の発見はすべて住民の通報から
WSDAのデレク・サンディソン長官は根絶宣言の中で、「巣の発見はすべて、直接または間接的に市民からの通報によるものだった。確認された個体の半数は市民が見つけたものだ」と述べています。発信器による追跡も、スタート地点となる1匹は住民が捕まえたり通報したりした個体でした。害虫プログラム責任者のスヴェン・スピチガー氏も「市民の支援がなければ、根絶を発表できていたとは考えにくい」と語っています。
発信器とトラップによる科学的な追跡
捕獲した個体に発信器を付けて巣まで追跡する手法は、森の中で樹洞の巣を見つけるうえで決定的でした。2020年の最初の巣も、2021年の3つの巣も、この方法で特定されています。並行して数百〜千個規模のトラップを毎年設置し、「いない」ことを数字で確認し続けたことが、根絶宣言の科学的な裏付けになりました。
州・連邦・国際機関の連携
USDAの動植物検疫局(APHIS)は、資金、技術、人員、研究面でWSDAを支援しました。USDA農業研究局(ARS)は2020年に、カナダで採集された個体からオオスズメバチの全ゲノムを解読し、侵入元を特定する基盤を作っています。カナダ側のブリティッシュコロンビア州とも情報を共有し、国境をまたいだ監視が続けられました。
2024年12月18日の根絶宣言の内容
2024年12月18日、WSDAとUSDAは合同でオオスズメバチがワシントン州およびアメリカ合衆国から根絶されたと発表しました。USDA動植物検疫局のマーク・デイビッドソン副局長は「侵略的外来種との戦いにおける歴史的な勝利」と評価し、州・連邦・国際機関の長年の協力を成功の要因に挙げています。
一方で発表には、気になる情報も含まれていました。2024年10月、ワシントン州キツァップ郡ポートオーチャードの南で、住民から「オオスズメバチに似たハチを見た」という通報があったのです。WSDAは標本を入手できず、スピチガー氏は「画像から言えるのは、何らかのスズメバチだということだけ」と述べています。周辺にトラップを設置して呼びかけも行いましたが追加の証拠は得られず、2025年に予防的なトラップ調査を行うと発表されました。
なお、2020年にスノホミッシュ郡で1匹だけ見つかった個体は、ワットコム郡のものとは無関係と判断され、その後同郡では確認されていません。
「根絶」とはどういう状態?宣言後の動き(2025〜2026年)
3年間の検出なしが「根絶」の目安
WSDAとUSDAは、最後の確認から3年間、継続的な調査でも検出がなかったことをもって「根絶」と判断しました。これは外来昆虫の防除で一般的に使われる目安ですが、オオスズメバチの女王蜂は単独で越冬して翌年に巣を作るため、トラップに1匹もかからない年が続いても「絶対にいない」とは言い切れません。
生物学的に「根絶」を宣言するには、より長期間の監視が望ましいという考え方もあります。WSDA自身も「根絶=監視の終了」とは位置づけておらず、宣言後も通報受付と予防的なトラップ調査を続けています。
スピチガー氏は根絶宣言の際、再侵入のリスクについて「一度ここまで来たのだから、また来る可能性はある」と述べ、今後も市民が見慣れないスズメバチを見つけたら通報するよう呼びかけました。
2025年:キツァップ郡でも検出なし
2025年11月3日にWSDAが公表した年間の害虫調査結果では、前年に疑わしい通報があった地点の周辺にトラップを設置したものの、オオスズメバチは検出されず、オオスズメバチと確認された通報もなかったと報告されています。根絶宣言後の最初のシーズンも、宣言を裏付ける結果になりました。
2026年:別の外来スズメバチが港で見つかる
オオスズメバチは出ていませんが、2026年4月30日、ワシントン州バンクーバー港に停泊中の船で、WSDAの穀物検査官がツマアカスズメバチ(yellow-legged hornet、学名 Vespa velutina)1匹を発見しました。翌日、WSDAと税関・国境警備局が船と周辺を捜索しましたが追加の個体は見つからず、周辺にトラップが設置されています。スピチガー氏は「一度限りの水際での捕獲であることを期待している」とコメントしました。
この出来事は、オオスズメバチの根絶宣言が「外来スズメバチの脅威が終わった」ことを意味しないことを示しています。貨物や船を通じた侵入は今も起きており、根絶を支えた「市民の通報」の仕組みが、次の外来種にもそのまま活かされているのです。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の状況
北米で最初に発見されたカナダ側はどうなったのでしょうか。ブリティッシュコロンビア州農業食料省によると、州内で最後にオオスズメバチが見つかったのは2021年のフレーザーバレーで、その年に確認されたのはこの1匹だけでした。州は「オオスズメバチ・フリー」の状態を維持しているとし、フレーザーバレーでの年次監視は2024年で終了、新たな確認があれば再開するとしています。アメリカのように「根絶」という言葉は使っていませんが、実態としては両国でオオスズメバチはいなくなったと見られています。
アメリカの次の脅威:ツマアカスズメバチの現状
オオスズメバチが根絶された一方で、アメリカ南東部ではツマアカスズメバチの侵入が進んでいます。オオスズメバチより小さく(働き蜂で2〜2.5cm程度)、人への攻撃性も在来のスズメバチと大差ないとされますが、ミツバチを捕食する性質はオオスズメバチと同じで、2004年に中国からの輸入品にまぎれてフランスに侵入してからヨーロッパ各国へ急速に広がり、養蜂に大きな被害を与えてきました。
| 項目 | オオスズメバチ | ツマアカスズメバチ |
|---|---|---|
| 英語名 | northern giant hornet | yellow-legged hornet |
| アメリカ初確認 | 2019年12月(ワシントン州) | 2023年8月(ジョージア州サバンナ) |
| 確認された巣 | 合計4つ(2020〜2021年) | ジョージア州だけで累計143巣(2026年5月時点) |
| 現状 | 2024年12月に根絶宣言 | ジョージア州・サウスカロライナ州で防除中、2026年にワシントン州の港でも1匹発見 |
ジョージア州農務省の公報「Yellow-legged Ledger」によると、2023年8月の初確認以降、2026年5月初旬までに州内で累計143の巣が駆除されました。2025年だけで62巣、2026年もシーズン早々から巣の発見が続いています。確認地域はサバンナ周辺の5郡(チャタム、ブライアン、ブロック、エフィンガム、リバティ)に及び、隣のサウスカロライナ州でも2024年に女王蜂と巣が見つかり、2025年12月にはノースカロライナ州境に近いヨーク郡で巣が確認されました。
オオスズメバチが4巣で封じ込められたのに対し、ツマアカスズメバチは1つの巣から数千匹規模に増え、年間で100巣を超える勢いで広がっています。「早期発見と通報」が成否を分けるという教訓は、こちらではまだ結果が出ていない段階です。
日本との関係:オオスズメバチは日本では在来種
日本ではハチ刺されで年15〜21人が亡くなっている
アメリカでは「根絶すべき外来種」だったオオスズメバチは、日本では昔から生息する在来種です。厚生労働省の人口動態統計によると、日本でハチに刺されて亡くなった人は2021年15人、2022年20人、2023年21人、2024年18人と、近年はおおむね年15〜21人で推移しています。統計ではハチの種類まで区別されていませんが、その多くはスズメバチ類によるものとされ、1984年には73人という過去最多の年もありました。
アメリカが人への被害より養蜂への影響を前面に出していたのは、オオスズメバチが定着して個体数が増える前の段階だったからです。日本の状況は、もし定着を許した場合に何が起きるかを示す「先行例」とも言えます。
ニホンミツバチは「熱殺蜂球」で対抗できる
アメリカのミツバチが特に危険とされた理由は、日本と比べるとよく分かります。日本在来のニホンミツバチは、長い年月をオオスズメバチと共存してきたため、巣に侵入したオオスズメバチを数百匹の働き蜂で球状に包み込み、体温で蒸し殺す「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」という防衛行動を持っています。金沢大学や東京大学などの研究では、蜂球の内部は約46℃に達し、オオスズメバチが耐えられない温度になることが確かめられています。
一方、アメリカやヨーロッパで養蜂に使われているセイヨウミツバチは、オオスズメバチと出会ったことがない進化の歴史をたどってきたため、この防衛行動を持ちません。巣の入り口で1匹ずつ立ち向かって次々に噛み殺され、90分で巣が壊滅するという被害は、この「防衛手段のなさ」が原因です。
日本も外来種ツマアカスズメバチと向き合っている
立場を変えれば、日本も同じ課題を抱えています。アメリカで広がりつつあるツマアカスズメバチは、日本では特定外来生物に指定されており、2012年10月に長崎県対馬市で国内初確認されたあと対馬に定着しました。2022年には福岡市や久山町、篠栗町でも散発的に確認されましたが、巣の駆除後の調査で個体は見つからず、定着は阻止できたと考えられています(2025年時点で定着が確認されているのは対馬のみ)。見慣れないハチを見かけたら自治体に通報するという市民の役割は、日本でもアメリカでも変わりません。
オオスズメバチの根絶に関するよくある質問
Q. アメリカにはもうオオスズメバチはいないの?
2026年10月時点で、アメリカ国内にオオスズメバチの定着が確認されている地域はありません。最後に確認されたのは2021年9月で、2022年から2025年まで4年連続で検出ゼロです。ただしWSDAは再侵入の可能性をゼロとはみなしておらず、通報の受付を続けています。
Q. 巣は全部でいくつ見つかった?
アメリカでは合計4つです。2020年10月に1つ、2021年8〜9月に3つで、いずれもワシントン州ワットコム郡ブレイン周辺のハンノキの樹洞にありました。カナダでは2019年にナナイモで1つの巣が駆除されています。
Q. どうやってアメリカに入ってきたの?
正確な経路は特定されていませんが、貨物や輸入品にまぎれて越冬中の女王蜂が運ばれたと考えられています。USDAのDNA分析では、カナダの個体とワシントン州の個体は別の国に由来する別々の侵入だったことが示されており、侵入が複数回起きたことが分かっています。
Q. 「殺人スズメバチ」という呼び名は正しい?
メディアが広めた俗称で、学術的な名称ではありません。アメリカ昆虫学会は2022年に正式な英語名を「northern giant hornet」と定め、恐怖をあおる呼び名や地域名を含む呼び名を避ける方針を示しています。日本語では従来どおり「オオスズメバチ」です。
Q. 日本のオオスズメバチも駆除すべき?
日本では在来種であり、他の昆虫を捕食して生態系のバランスを保つ役割も担っているため、アメリカのような「根絶」の対象ではありません。生活圏に巣ができた場合は、自治体や専門業者に相談して個別に対処するのが一般的です。
まとめ
- 2024年12月18日、WSDAとUSDAはオオスズメバチがアメリカから根絶されたと正式に宣言。根拠は最後の巣の駆除(2021年9月)から3年連続の検出ゼロ。
- アメリカで見つかった巣は合計4つ(2020年1つ、2021年3つ)。すべてワシントン州ブレイン周辺のハンノキの樹洞で、住民の通報と発信器による追跡で特定された。
- 宣言後の2025年も検出なし。ただし2026年4月にはツマアカスズメバチが州内の港で見つかっており、外来スズメバチへの警戒は続いている。
- ジョージア州ではツマアカスズメバチの巣が累計143に達し(2026年5月時点)、オオスズメバチとは対照的に防除が長期化している。
- 日本ではオオスズメバチは在来種で、ニホンミツバチは熱殺蜂球で対抗できる。逆に日本ではツマアカスズメバチが対馬に定着しており、立場を変えて同じ課題に向き合っている。
オオスズメバチの根絶は、侵略的外来種対策における希有な成功事例です。発見から2年以内に巣をすべて見つけ出せたこと、そして「いない」ことを3年かけて確認し続けたことの両方が、この成果を支えました。環境保全や農業被害を未然に防ぐためには、地域社会と行政が密接に連携し続けることが欠かせません。今回の成功体験が、ツマアカスズメバチをはじめとする他の外来生物対策においても大きな指針となることが期待されています。
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