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【例文あり】「受賞」と「授賞」の違いとは?正しい意味とビジネスでの使い方・お祝いマナー

【例文あり】「受賞」と「授賞」の違いとは?正しい意味とビジネスでの使い方・お祝いマナー 仕事・ビジネス

ニュースやビジネスシーンで頻繁に耳にする「じゅしょう」という言葉ですが、いざパソコンやスマートフォンで漢字に変換する際、「受賞」と「授賞」のどちらを使えばいいのか迷った経験はありませんか。

結論から言うと、この2つの言葉には「賞をもらう側」なのか「賞をあげる側」なのかという、明確な立場の違いが存在します。
自分が賞を受ける立場であれば「受賞」を使用し、賞を与える(主催する)立場であれば「授賞」を使うのが正解です。
言葉の響きは全く同じでも、漢字を一文字間違えるだけで、相手に伝わる意味が真逆になってしまうため注意が必要です。

本記事では、「受賞」と「授賞」の具体的な意味や違い、使い方を例文付きで分かりやすく解説していきます。
さらに、間違えやすい「受章(勲章をもらうこと)」との違いや、ビジネスで役立つお祝いメールの文例・マナーまで網羅しました。

  1. 【結論】「受賞」と「授賞」の違いとは?一目でわかる比較表
  2. 「受賞(じゅしょう)」の意味と正しい使い方
    1. 「受賞」の基本的な意味
    2. 日常会話やビジネスシーンでの「受賞」例文
    3. 履歴書や職務経歴書での「受賞歴」の正しい書き方
  3. 「授賞(じゅしょう)」の意味と正しい使い方
    1. 「授賞」の基本的な意味
    2. ニュースや主催者側としての「授賞」例文
  4. 間違いやすい!「受章・授章」など同音異義語との違い
    1. 「受章」と「授章」の違い(勲章・褒章の場合)
    2. 「入賞」や「表彰」と「受賞・授賞」の違い
  5. 取引先が「受賞」した際のお祝いマナーとメール文例
    1. お祝いメールを送るベストなタイミングと注意点
    2. 【社外向け】取引先への受賞お祝いメール例文
    3. お祝いの品(祝花など)を贈る際のマナーと相場
  6. 自社や自分が「受賞」した際のお礼・報告マナーと文例
    1. 社内外へ受賞を報告する際の心得とポイント
    2. 【社外向け】受賞の報告とお礼メール例文
    3. プレスリリースやSNSでの効果的な受賞アピール方法
  7. 自分が賞を「授賞」する側(主催者)になった場合の対応
    1. 授賞式(表彰式)の案内状・招待状の書き方と例文
    2. 授賞式のプレゼンターが意識すべきスピーチのコツ
  8. 「受賞」と「授賞」に関するよくある疑問(Q&A)
  9. まとめ:「受賞」と「授賞」の違いを理解して正しく使い分けよう

【結論】「受賞」と「授賞」の違いとは?一目でわかる比較表

「受賞」と「授賞」の違いは、漢字の成り立ちに注目すると非常に分かりやすくなります。

「受」という漢字には「うける、もらう」という意味があり、一方の「授」という漢字には「さずける、あたえる」という意味が含まれています。
つまり、賞を受け取るアクションに対しては「受賞」を使い、賞を相手に与えるアクションに対しては「授賞」を使うというわけです。

両者の違いをより明確に理解していただくために、以下の比較表をご覧ください。

言葉読み方意味主語(誰がする行動か)具体的な使用シーン
受賞じゅしょう賞を受け取ること、もらうこと賞をもらう人(受賞者)コンクールで優勝した時、社内表彰を受けた時
授賞じゅしょう賞を授けること、あたえること賞をあげる人・組織(主催者)財団が賞を贈る時、授賞式を開催する時

このように、誰が主体となって行っている動作なのかを意識するだけで、正しい漢字をスムーズに選べるようになります。
文章を書く際に迷ったら、「これは賞をもらう人のことか?あげる人のことか?」と自問自答してみてください。

次章からは、それぞれの言葉の詳しい意味や、具体的な例文について深掘りして解説していきましょう。

「受賞(じゅしょう)」の意味と正しい使い方

まずは、「賞をもらう側」が使う言葉である「受賞」について、基本的な意味と具体的な使い方を見ていきます。
日常生活からビジネスシーンまで、非常に使用頻度の高い言葉ですので、正しいニュアンスをしっかりと掴んでおきましょう。

「受賞」の基本的な意味

「受賞」は、文字通り「賞(しょう)を受(う)けること」を意味します。
コンクール、競技会、芸術祭、あるいは企業内の業績評価などにおいて、優れた成績や功績が認められ、トロフィー、賞状、賞金などを与えられる側に立った表現となります。

主語となるのは、あくまで「賞を受け取る本人」または「受け取る団体・企業」です。
例えば、ノーベル賞や芥川賞などの権威ある賞から、地域の小さな写真コンテストに至るまで、規模の大小に関わらず「賞をもらう」という行為全般に対して幅広く使われます。
「今年の最優秀新人賞を受賞した」といった形で使われるのが一般的ですね。

日常会話やビジネスシーンでの「受賞」例文

実際のビジネスシーンや日常的な会話の中で、「受賞」という言葉がどのように使われるのか、具体的な例文をいくつかご紹介しましょう。

・この度は、栄えあるグッドデザイン賞を受賞され、誠におめでとうございます。
・日々のたゆまぬ努力が実を結び、見事に社長賞を受賞することができました。
・我が社の新製品が、本年度の優秀技術賞を受賞いたしました。
・彼女は弱冠20歳にして、国際的なピアノコンクールで第1位を受賞した。
・チーム全員の協力があったからこそ、今回の素晴らしい賞を受賞できたと感じております。

これらの例文からも分かる通り、「受賞」は相手の功績を称える場面や、自分たちの実績を報告する場面で頻繁に登場します。
特にビジネスメールにおいて、取引先や関係者の快挙を祝う際には欠かせないキーワードと言えるでしょう。

履歴書や職務経歴書での「受賞歴」の正しい書き方

就職活動や転職活動において、履歴書・職務経歴書に「受賞歴」を記載することは、自分のスキルや実績を客観的にアピールする絶好のチャンスとなります。
この場合も、自分が賞をもらった実績を書くわけですから、当然「受賞」の文字を使用します。

履歴書に記載する際のポイントは、いつ、どこで、何の賞をもらったのかを正確に書くことです。

【履歴書での記載例】
・令和〇年〇月 第〇回 全国学生デザインコンテスト 優秀賞 受賞
・令和〇年〇月 株式会社〇〇 令和〇年度下半期 社内営業成績トップ賞 受賞

賞の正式名称を省略せずに書くのが、採用担当者に好印象を与えるコツです。
また、もしその賞の知名度が低かったり、社内独自の賞であったりする場合は、職務経歴書の中で「全国から約1000作品の応募がある中での優秀賞」や「全営業社員500名の中でトップの成績」といった補足説明を添えると、より凄さが伝わりやすくなるでしょう。

「授賞(じゅしょう)」の意味と正しい使い方

続いては、「賞をあげる側」が使う言葉である「授賞」について解説します。
「受賞」に比べると自分が主体となって使う機会は少ないかもしれませんが、ニュース記事を読んだり、会社として表彰イベントを主催したりする際には必須となる知識です。

「授賞」の基本的な意味

「授賞」は、「賞(しょう)を授(さず)けること」を意味する言葉です。
コンテストの主催者や、評価を行う審査委員会、または企業の人事部などが、優れた成果を上げた人物や団体に対して、賞状や賞品を与える行為そのものを指します。

「授ける」という言葉には、単に物を渡すだけでなく、「目上の者から目下の者へ与える」「公式な場で正式に与える」といったニュアンスが含まれています。
そのため、友人同士で気軽なプレゼントを渡すような場面ではなく、権威ある機関や組織が、公式な評価に基づいて栄誉を与えるといった、やや改まったシチュエーションで使われるのが特徴ですね。

ニュースや主催者側としての「授賞」例文

それでは、「授賞」が実際にどのような文脈で使われるのか、ニュース報道や主催者側の視点からの例文を見てみましょう。

・〇〇財団は、本年度の文学賞をA氏に授賞すると発表した。
・審査の結果、最も優れたビジネスプランを提案したB社に対し、最優秀賞を授賞することを決定いたしました。
・明日の午後1時より、都内ホテルにて大賞の授賞式が執り行われます。
・厳正なる選考を経て、本日は皆様に各賞を授賞してまいります。
・来年度からは、若手クリエイターの育成を目的とした新しい賞を創設し、授賞していく方針です。

このように、「授賞」の主語は常に「財団」「審査委員会」「企業」といった主催者側になります。
メディアの報道でも、「〇〇賞の授賞式」といった表現がよく使われますので、ニュースを見る際に見出しの漢字に注目してみると、言葉への理解がより深まるでしょう。

間違いやすい!「受章・授章」など同音異義語との違い

「じゅしょう」という読み方を持つ言葉には、「受賞・授賞」以外にもビジネスやニュースでよく見かける同音異義語が存在します。
ここでは、特に混同しやすい「受章」や「授章」、さらには意味が似ている「入賞」「表彰」といった言葉との明確な違いについて解説していきます。

「受章」と「授章」の違い(勲章・褒章の場合)

ニュースなどで「秋の叙勲で〇〇氏がじゅしょうしました」と報じられる際、この「じゅしょう」は「受賞」ではなく「受章」と書くのが正解です。

「受章(じゅしょう)」とは、国から功労者に対して与えられる「勲章(くんしょう)」や「褒章(ほうしょう)」を受けることを意味します。
代表的なものとしては、旭日章(きょくじつしょう)や紫綬褒章(しじゅほうしょう)、文化勲章などがありますね。これらは名前に「章」の字が含まれているため、「賞」ではなく「章」を受けるという意味で「受章」となります。

逆に、国が対象者に勲章を与える行為のことは「授章(じゅしょう)」と呼びます。
考え方のベースは「受賞・授賞」と全く同じで、受け取る側か与える側かの違いです。
取引先の会長や社長が国から表彰されるような名誉な出来事があった際、お祝い状で「〇〇賞ご受賞おめでとうございます」と誤って書いてしまうと、大変失礼にあたりますので、「受章」の文字を正しく使うよう十分に注意してください。

「入賞」や「表彰」と「受賞・授賞」の違い

次に、「入賞(にゅうしょう)」や「表彰(ひょうしょう)」といった、似たような意味を持つ言葉との使い分けについても整理しておきましょう。

「入賞」とは、コンクールや大会などで「賞がもらえる順位の枠内に入ること」を指します。
例えば「上位3位までが入賞」と決められている大会で2位になった場合、「入賞を果たした」と表現します。結果的に賞をもらうため「受賞」と同じような状況になりますが、「入賞」はあくまで「決められた枠に入った」というプロセスや結果の順位に焦点を当てた言葉です。

一方「表彰」とは、善行や功績を世間に広く知らせて、公に褒め称える行為全体を指します。
「授賞」がトロフィーや賞金といった「賞品を与えること」に重点を置いているのに対し、「表彰」は「褒め称えることそのもの」が目的です。極端に言えば、賞品が全くなく表彰状を読み上げるだけでも「表彰」は成立する、という違いがあります。

取引先が「受賞」した際のお祝いマナーとメール文例

ビジネスにおいて、取引先や日頃お世話になっている関係者が何らかの賞を「受賞」したという知らせを受けた場合、適切なお祝いの対応をとることは、今後の良好な関係構築において非常に重要です。
ここでは、ビジネスシーンに相応しいお祝いマナーと、すぐに使えるメールの文例をご紹介します。

お祝いメールを送るベストなタイミングと注意点

取引先の受賞を知った際、お祝いのメールやメッセージは「なるべく早く」送るのが鉄則です。
情報を見聞きしたら、遅くともその日か翌営業日中にはお祝いの言葉を届けるようにしましょう。対応の早さが、そのまま相手への敬意や関心の高さとして伝わります。

ただし、注意点として「正式な発表を待つ」ことが挙げられます。
正式なニュースリリースや主催者からの発表が出る前に、人づてに聞いた情報やフライングの報道だけでお祝いを送るのは、マナー違反となるケースがあります。
万が一情報が誤っていた場合、相手に気まずい思いをさせてしまうため、必ず企業の公式サイトや公式な報道といった一次情報で事実確認を行ってから行動してください。

【社外向け】取引先への受賞お祝いメール例文

取引先の担当者や企業宛てに送る、標準的なお祝いメールの例文を用意しました。
相手との関係性に合わせて、適宜言葉遣いを調整してご活用ください。

件名:【祝】〇〇賞ご受賞のお祝い(株式会社〇〇 自分の氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
株式会社〇〇の[自分の氏名]です。

この度は、貴社の新サービス「〇〇」が、
栄えある「第〇回 〇〇賞」をご受賞されたとのこと、
心よりお祝い申し上げます。

日頃より、〇〇様をはじめプロジェクトチームの皆様が
本サービスに注力されているお姿を拝見しておりましたので、
私どもにとりましても、大変喜ばしいニュースでございました。

貴社のたゆまぬご努力と卓越した技術力が、
このような素晴らしい形で評価されたものと拝察いたします。

本来であれば直接お伺いしてお祝いを申し上げるべきところ、
略儀ながらメールにてお祝いの言葉とさせていただきます。

貴社の今後ますますのご発展と、
〇〇様のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。


[署名]

メール文面のポイントは、単に「おめでとうございます」と伝えるだけでなく、「日頃の努力を知っている」という共感や、「自分たちも嬉しい」という喜びの感情を添えることです。
これにより、定型文ではない心のこもったメッセージになります。

お祝いの品(祝花など)を贈る際のマナーと相場

特に重要な取引先であったり、大きな賞の受賞であったりする場合は、メールだけでなくお祝いの品を贈ることも検討しましょう。
法人宛ての受賞祝いとして最も一般的なのは「胡蝶蘭(こちょうらん)」です。
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉があり、鉢植えは「根付く」という意味を持つため、ビジネスの発展を祝う贈り物として最適とされています。

お祝いの品の相場としては、一般的な取引先であれば10,000円〜20,000円程度、特に重要な取引先や大企業の社長宛てなどであれば30,000円〜50,000円程度が目安となります。

お花を贈る際は、必ず「立て札」を添えるのがマナーです。
立て札には、朱赤色で「祝 〇〇賞ご受賞」や「御祝」といった頭書きをし、その横に「贈り主の社名と代表者名」を黒字で記載します。
贈るタイミングは、正式発表後できるだけ早く、遅くとも授賞式の前日までには届くように手配を行うのがスマートな対応と言えるでしょう。

自社や自分が「受賞」した際のお礼・報告マナーと文例

逆に、自分自身や自社が素晴らしい賞を「受賞」した側になった場合も、周囲への適切な対応が求められます。
受賞の喜びを伝えるとともに、これまで支えてくれた方々への感謝の気持ちを表すことで、企業の信頼度アップにも繋がります。

社内外へ受賞を報告する際の心得とポイント

受賞の報告を行う際、最も気をつけなければならないのは「自慢話に聞こえないようにする」という点です。
「私たちが頑張ったから賞が取れました」というスタンスではなく、「皆様のご支援やご協力があったおかげで、このような評価をいただくことができました」という、感謝と謙虚さを前面に押し出した伝え方を心がけましょう。

また、社内への報告においては、該当部署やチームメンバーの努力をしっかりと労い、会社全体のモチベーション向上に繋げるようなメッセージを発信することが重要です。

【社外向け】受賞の報告とお礼メール例文

日頃お世話になっている顧客や取引先に対して、受賞の報告と感謝を伝えるメールの例文です。

件名:【ご報告とお礼】「〇〇賞」受賞のお知らせ(株式会社〇〇)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
株式会社〇〇の[自分の氏名]です。

本日は、〇〇様へ日頃の感謝の気持ちと、
喜ばしいご報告があり、ご連絡いたしました。

この度、弊社が開発いたしました製品「〇〇」が、
本年度の「〇〇賞 最優秀賞」を受賞する運びとなりました。

このような名誉ある賞を受賞できましたのも、
ひとえに〇〇様をはじめとする皆様の温かいご支援と、
貴重なご意見・ご指導の賜物と、深く感謝申し上げる次第です。

今回の受賞を励みとし、皆様のご期待にさらに応えられるよう、
社員一同、より一層のサービス向上に努めてまいります。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら、メールにてご報告ならびに御礼申し上げます。


[署名]

このように、受賞という事実を「顧客のおかげである」と位置づけることで、相手にとっても喜ばしいニュースとして受け取ってもらいやすくなります。

プレスリリースやSNSでの効果的な受賞アピール方法

権威ある賞の受賞は、企業のブランディングや信頼性向上において強力な武器となります。
メールでの個別報告に加えて、プレスリリースの配信や、自社の公式SNS(XやFacebookなど)、コーポレートサイトのニュース欄を通じて、広く世の中にアピールしましょう。

プレスリリースを作成する際は、「何の賞を」「どんな理由で(どのような強みが評価されて)」受賞したのかを論理的に記載します。
審査員のコメントや、開発担当者の苦労話・熱意などをストーリーとして盛り込むと、メディアの目に留まりやすく、記事として取り上げられる確率が高まります。
また、可能であれば受賞時のトロフィーや表彰状、授賞式の風景などの高画質な写真を添えることで、より視覚的にインパクトを与えることができるでしょう。

自分が賞を「授賞」する側(主催者)になった場合の対応

企業が成長していくと、業界の発展や社内のモチベーションアップを目的として、自社が主体となってコンテストや表彰制度を企画し、賞を「授賞」する側に回るケースも出てきます。
ここでは、主催者として授賞式を取り仕切る際に必要となる知識を解説します。

授賞式(表彰式)の案内状・招待状の書き方と例文

授賞式を開催する場合、受賞者本人はもちろん、審査員、来賓、メディア関係者などに向けて案内状や招待状を送付します。
案内状には、日時や場所といった基本情報に加え、「何の目的で開催するのか」を明確に記し、格式を持たせた丁寧な文面を心がける必要があります。

【案内状の基本構成要素】

  1. 時候の挨拶
  2. 日頃の感謝
  3. 授賞式の目的と開催のご案内
  4. 日時・会場(地図やアクセス方法を添える)
  5. 次第(タイムテーブル)
  6. 出欠確認の締め切りと返信方法

案内状は開催日の1ヶ月〜1ヶ月半前には相手のお手元に届くよう、スケジュールを逆算して準備を進めてください。格式高いイベントであれば、メールではなく封書(紙の案内状)で郵送するのが一般的なマナーとなります。

授賞式のプレゼンターが意識すべきスピーチのコツ

授賞式において、賞状やトロフィーを渡す役割を担う人(プレゼンター)は、スピーチや挨拶を求められることが多々あります。
ここで主催者側が意識すべき最も大切なコツは、「主役はあくまで受賞者である」ということを忘れないことです。

主催者側の挨拶がダラダラと長く続いたり、自社のPRばかりになったりするのは避けるべきです。
スピーチの内容は、選考の基準や経緯を簡潔に説明し、受賞者のどのような点が素晴らしかったのかを具体的に称えることに時間を割きましょう。
そして最後は、受賞者の今後のさらなる飛躍を期待する言葉で締めくくると、会場全体が温かい拍手に包まれる素晴らしい式典になるはずです。

「受賞」と「授賞」に関するよくある疑問(Q&A)

最後に、記事のまとめとして「受賞」と「授賞」に関連して読者からよく寄せられる疑問をQ&A形式で解決していきます。
細かな言葉のニュアンスや敬語の使い方について、おさらいしておきましょう。

Q
「賞をいただく」の正しい敬語表現は?
A

自分や自社が賞をもらったことを、目上の方や取引先に報告する際、「賞をもらう」の謙譲語を使用します。
最も一般的で美しい表現は、「賞をいただく」または「〇〇賞を拝受(はいじゅ)いたしました」です。
「拝受」は「受ける」のへりくだった表現であり、ビジネス文書やかしこまったメールで非常によく使われます。
また、「この度、〇〇賞を賜り(たまわり)〜」といった表現も、格調高くフォーマルな場面にふさわしい言い回しと言えるでしょう。

Q
身内の受賞を他社に伝える際の正しい言い回しは?
A

自分の会社の社員や、同じチームのメンバーが賞を受賞したことを社外の人に伝える場合、身内に対して尊敬語を使わないよう注意が必要です。
「弊社の〇〇部長が受賞されました」という言い方は、社外の人に対して身内を高めていることになるため、ビジネスマナーとしては誤りとなります。
正しくは、「弊社社員の〇〇が、この度〇〇賞を受賞いたしました」と、身内をへりくだって伝えるのが正解です。

Q
英語で「受賞」「授賞」はどう表現する?
A

グローバルなビジネス環境では、英語で受賞のやり取りをすることもあるでしょう。
「受賞する(賞をもらう)」は、英語で win a prizereceive an award、あるいは受け身の形で be awarded と表現します。
(例:He won the Nobel Prize. / 彼はノーベル賞を受賞した)

一方で、「授賞する(賞をあげる)」側の行動を示す場合は、award(動詞として使用)や present、やや硬い表現として confer などが用いられます。
(例:The committee awarded the prize to her. / 委員会は彼女に賞を授賞した)
英語でも、受け取る側か与える側かで使う動詞が明確に分かれているというわけです。

まとめ:「受賞」と「授賞」の違いを理解して正しく使い分けよう

本記事では、「受賞」と「授賞」の違いや意味、そしてビジネスシーンでの正しい使い方について詳しく解説してきました。
最後に、最も重要なポイントを簡潔におさらいしておきましょう。

・「受賞」は、賞を「もらう側」が使う言葉。(例:コンクールで大賞を受賞した)
・「授賞」は、賞を「あげる側・主催する側」が使う言葉。(例:財団が優秀な研究者に授賞する)
・勲章や褒章をもらう場合は「受章」という漢字を使うため要注意。
・取引先が受賞した際のお祝いは、正式発表後できるだけ早く、感謝や共感の言葉を添えて伝える。

言葉の使い分けは、ビジネスにおいて教養や信頼感に直結する重要な要素です。
漢字の持つ意味(受ける、授ける)をしっかりと理解しておけば、今後はパソコンで変換する際にも迷うことはなくなるはずです。
ぜひ今回の記事を参考に、お祝いのメール作成や書類作成などに役立ててみてください。

「頂く」と「戴く」の違いは?ビジネスでの正しい使い分けと「いただく」の法則