「一番安いグレードは、装備が貧弱で不便そう…」
「サイドブレーキが足踏み式なのが古臭い…」
もしあなたがそんなイメージをお持ちなら、その情報はもう古いです。2025年8月に実施された一部改良により、シエンタのエントリーグレード「X」は、革命的な進化を遂げました。
かつての「廉価版」という言葉はもう当てはまりません。現在のシエンタXは、上位グレードと同等の先進機能を持ちながら、プロの道具のようなタフな見た目を併せ持つ、「コスパ最強のギア(道具)」です。
この記事では、カタログの隅々まで見ないと気づかない「Xグレードの劇的な進化」と、あえてXを選ぶべき理由を解説します。
【重要】2025年8月改良で「X」はどう変わった?
シエンタXグレードの購入を検討する上で、最も重要なのがこの改良情報です。これまでの「Xグレードの弱点」とされていた部分が、ほぼ全て解消されました。
電動パーキングブレーキ&ホールドが「全車標準」に!
これまで上位グレードだけの特権だった「電動パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド」が、なんとXグレードにも標準装備されました。
さらに注目すべきは、トヨタブランドとして初めて採用された「メモリー式オートブレーキホールド」の搭載です。
これまではエンジンを切るたびにOFFになっていたホールド機能が、次回乗車時もONの状態を維持してくれます。毎回のスイッチ操作から解放されるこの機能は、多くのトヨタ車オーナーが待ち望んでいた画期的なポイントです。
エアコンが「オート」に進化
以前のXグレードはマニュアルエアコン(ダイヤル式)でしたが、改良により「オートエアコン」が標準装備となりました。見た目のチープさが解消されただけでなく、車内温度を快適に保つ実用性も格段にアップしています。
安全装備・運転支援も「全部入り」
安価なグレードでも安全には妥協がありません。
- レーダークルーズコントロール:電動パーキング化に伴い、渋滞時の「停止保持機能」が追加。完全停止までサポートしてくれるため、長距離運転が劇的に楽になります。
- ドライバー異常時対応システム:全車標準化され、万が一の際の安心感が向上しました。
- スマートエントリー:ガソリン車も含め、カバンから鍵を出さずに解錠・始動が可能です。
エクステリア:逆にカッコいい!「プロの道具感」
中身はハイテクに進化しましたが、外観はあえて「素朴さ」を残しているのがXグレードの魅力です。
黒色のドアハンドルとドアミラー
上位グレードではボディ同色になるパーツが、Xグレードでは「ブラック(樹脂/材料着色)」仕様です。これが欧州の商用車(カングーなど)のような「プロの道具感」を演出しており、アウトドアシーンで「映える」と好評です。
スチールホイール+フルキャップ
足元はシンプルなスチールホイール。縁石に擦っても気になりにくい実用性と、気取らないデザインが、シエンタのキャラクターにマッチしています。
どこでコストを削っている?上位グレードとの違い
機能面での弱点はほぼ消えましたが、装備の仕様にはまだ違いがあります。ここが許容できるかが判断の分かれ目です。
| 装備項目 | シエンタXグレード | Zグレード(上位) |
|---|---|---|
| スライドドア | 助手席側のみ電動 (運転席側は手動) | 両側ハンズフリー電動 |
| ヘッドライト | 2灯式LED (マニュアルレベリング) | Bi-Beam LED (オートレベリング・アダプティブ) |
| メーター | アナログメーター +4.2インチディスプレイ | オプティトロン +7インチディスプレイ |
| 内装の質感 | ハードプラスチック主体 シートバックポケットなし | ファブリック巻き スマホポケット等充実 |
最大の分岐点:スライドドアは「片側電動」
Xグレードは、助手席側のみパワースライドドアで、運転席側は手動です。
「運転席側は自分がさっと開ければいいだけだから、手動の方が早くて便利」という意見も多いですが、両側電動に慣れている方は実車で確認することをおすすめします。
価格差を考えれば「X」は圧倒的にお得
数十万円の価格差がありながら、走行性能や快適装備(EPB、ACC、オートエアコン)は上位グレードと並びました。浮いた予算を以下のように使うのが、賢いシエンタオーナーのトレンドです。
- 自分好みのナビ・オーディオを導入:社外品の大画面ナビを取り付ける。
- アウトドアギアに投資:キャンプ道具や車中泊マットを揃える。
- カスタム費用に:ホイールやキャリアを変えて、自分だけのスタイルを作る。
まとめ:今のシエンタXは「我慢して乗る車」ではない
2026年現在販売されているシエンタXグレードについて解説しました。
シエンタXがおすすめな人
- 最新機能を安く手に入れたい:電動パーキングや追従クルコンなどの便利機能は欲しいが、車両価格は抑えたい人。
- シンプル・タフが好き:加飾のない無骨なデザインを「ギア」として楽しめる人。
- 子供が小さい・汚す:高級な内装よりも、気兼ねなく使える内装の方が気が楽な人。
「安いから選ぶ」のではなく、「この仕様が良いから選ぶ」と言えるほど、Xグレードは魅力的な一台に仕上がっています。ぜひ販売店で、その進化した実力を確かめてみてください。
参考:トヨタ シエンタ公式サイト

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