「金」という文字をピラミッドのように3つ重ねた漢字、「鑫」。
中華料理店の看板や、人名などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
いざパソコンで入力しようとして「きん」と打っても、一般的な変換候補の最初の方にはなかなか出てきません。「ずっとスクロールしているのに見つからない!」と、イライラしてしまうこともありますよね。
結論からお伝えします。この漢字の最も手軽で確実な出し方は、「IMEパッド(手書き入力)」を使うこと、もしくはこの記事から「鑫」をコピー&ペーストすることです。
この記事では、「鑫」という漢字をパソコン(Windows/Mac)やスマホですぐに出す方法と、その読み方や意味について、Webライターの視点で分かりやすく解説します。
「金」が3つ・森のような漢字「鑫」をパソコンで出す方法
パソコンで「鑫」という漢字を入力するための、主なアプローチをまとめました。状況に合わせて、一番やりやすい方法を選んでみてください。
まずは、それぞれの方法の「手軽さ」と「確実性」を比較した表をご覧ください。
| 方法 | 手軽さ | 確実性 | おすすめの場面 |
|---|---|---|---|
| コピペ | ◎ | ◎ | 今すぐ1回だけ使いたい時 |
| 手書き入力 | ◯ | ◎ | 読み方が不明な時、確実に探したい時 |
| 通常変換 | △ | △ | 環境によって出る場合と出ない場合がある |
| 単語登録 | 手間 | ◎ | 今後も頻繁に入力する時 |
この漢字はJIS第2水準漢字に含まれており、環境依存文字(特定の機種でしか出ない文字)ではありません。基本的にはどのパソコンでも表示可能です。
しかし、通常の変換辞書での優先順位が非常に低いため、普通に「きん」と打つだけではなかなか登場しません。
それでは、具体的な手順を解説していきます。
一番確実なのは「IMEパッド(手書き入力)」
Windowsのパソコンを使っている場合、最も確実なのが標準機能である「IMEパッド」を活用することです。読み方が分からない漢字や、変換で出しにくい漢字を探す際の「伝家の宝刀」と言えるでしょう。
手順は以下の通りです。
- 画面右下のタスクバーにある「あ」や「A」という文字を右クリックします。
- 表示されたメニューの中から「IMEパッド」を選択してください。
- 手書き入力の枠が表示されるので、マウスやタッチパッドを使って「金」を3つ書きます。(形が多少崩れていても認識してくれます)
- 右側の候補一覧に「鑫」が表示されたら、クリックして入力完了です。
この方法のメリットは、画数や読み方が曖昧でも、形さえ分かっていれば探し出せる点です。一度出し方を覚えておくと、他の難しい漢字(「森」の木が3つバージョンなど)に遭遇した時にも応用が利きますよ。
Windowsで「読み」から変換して出すコツ
「わざわざIMEパッドを開くのは面倒……」という方は、通常のキーボード変換で頑張って探すことになります。ただし、普通に「きん」と入力して変換キーを押すだけでは、数え切れないほどの「金」「菌」「筋」などに埋もれてしまい、見つけるのに苦労するでしょう。
少しでも効率よく探すためのポイントは、「単漢字変換」を意識することです。
「きん」で変換して出ない場合は、音読みの「しん」で変換を試してみてください。ご使いのパソコンの学習履歴や辞書のバージョンによっては、こちらの読み方の方が候補の上位に表示されることがあります。
また、Microsoft IMEのバージョンが新しい場合、変換候補のウインドウを広げて「環境依存文字」のタブなどを確認すると見つかりやすくなります。それでも出ない場合は、やはり前述のIMEパッドに切り替えるのが時間の節約になります。
【番外編】Wordなら「946B」で一発変換できる
もしあなたがMicrosoft Wordで文章を作成している最中なら、マウスを使わないクールな入力方法があります。
- 文書上で、半角英数字で946Bと入力します。(この時点ではただの英数字です)
- 入力した直後に、キーボードの
Altキーを押しながらXキーを押します。 - 一瞬で「鑫」に変換されます!
これは「Unicode(ユニコード)」という文字コードを利用したWord特有のショートカット機能です。これを知っていると、ちょっとパソコンに詳しい人に見られますよ。
Mac(MacBook)での入力方法
Macユーザーの場合も、基本的にはWindowsと同様のアプローチになりますが、Macの標準日本語入力(ライブ変換など)は比較的優秀で、マイナーな漢字も候補に出やすい傾向があります。
「きん」と入力して変換候補を表示させ、Tabキーを押して候補ウインドウを広げてください。ひたすらスクロールすれば出てきますが、Macでも「手書き入力」を使うのがスマートです。
Macでの手書き入力の呼び出し方は以下の通りです。
- メニューバーの入力ソースアイコン(「あ」など)をクリック。
- 「手書き入力を表示」を選択。(表示されていない場合は、システム設定のキーボード設定から追加が必要です)
- トラックパッドを使って指で文字を書きます。
Macのトラックパッドは感度が良いため、マウスで書くWindowsのIMEパッドよりも直感的に操作できるのが嬉しいポイントですね。
そもそも「鑫」の読み方と意味とは?
出し方は分かったけれど、「そもそもこれ、なんて読むの?」「どういう意味なの?」と気になっている方も多いはずです。文字の成り立ちを知ると、記憶に定着しやすくなりますよ。
音読み・訓読みと文字の意味
「鑫」の基本的なプロフィールは以下の通りです。
- 音読み:シン、キン
- 訓読み:(特になし)
- 画数:24画
- 意味:富み栄えること、財産が増えること
「金」という文字が3つ集まっていることからも想像できるように、この漢字は「富」や「多額の財産」を象徴しています。まさに「お金がたくさんある状態」を表す、非常に縁起の良い漢字なのです。
中国では、この文字は「シン(Xīn)」と発音され、商店や会社の名前、個人の名前に好んで使われます。「商売繁盛」や「金運アップ」の願いが込められているわけですね。日本にある中華料理店やラーメン店でこの文字を見かけることが多いのも、こういった理由からです。
なぜ日本のパソコンでは出しにくいのか
「こんなに縁起が良い漢字なら、すぐ変換できてもいいのに」と思いませんか?
出しにくい理由は単純で、「現代の日本語の文章では、日常的に使われない漢字だから」です。
常用漢字(日常生活で目安として使われる漢字)には含まれておらず、JIS漢字コードの規格でも「第2水準漢字」に分類されています。これは日常であまり使われない漢字のグループです。
そのため、IME(日本語入力システム)が「このユーザーは多分この字を使わないだろう」と判断し、変換候補の優先順位を下げているのです。
しかし、最近は多様な人名や店名を扱う機会が増え、OSの対応も進んでいます。文字化けのリスクはほぼ無くなっているので、レポートや資料作成で使うこと自体に問題はありません。
今後も使うなら「単語登録」が断然おすすめ
もしあなたが、「取引先の名前に『鑫』が含まれている」「よく行くお店の名前を記録したい」といった理由で、この漢字を月に数回以上入力する機会があるなら、毎回IMEパッドを開くのは時間の無駄です。
今後のために、「単語登録」をしてしまいましょう。これをしておけば、例えば「きん」と打つだけで一発で「鑫」を出せるようになります。
かんたん単語登録の手順
Windows(Microsoft IME)を例に説明しますが、Google日本語入力でも手順はほぼ同じです。
- まず、この記事の「鑫」という文字をコピーします。
- タスクバーの「あ」を右クリックし、「単語の追加」または「単語の登録」を選びます。
- 「単語」の欄に、コピーした「鑫」を貼り付けます。
- 「よみ」の欄に、あなたが入力しやすい読み仮名を入れます。
- おすすめは「きん」ですが、他の「金」と混ざるのが嫌な場合は、あえて「きんみっつ」や「みせ」など、自分だけのルールで登録するのも便利です。
- 「登録」ボタンを押して完了です。
これで次回からは、登録した「よみ」を入力して変換キーを押すだけで、一番最初に「鑫」が出てくるようになります。この「自分好みにカスタマイズできる」のがパソコン作業効率化の第一歩ですね。
スマホ(iPhone/Android)で「金3つ」を出す場合
最後に、スマートフォンでの入力方法についても触れておきます。最近は仕事のメールやチャットをスマホで返すことも増えていますよね。
実は、スマホの方がパソコンよりもこの漢字を出しやすい傾向にあります。
- iPhoneの場合:
「きん」と入力して変換候補をスクロールしていくと、比較的早めに出てきます。また、中国語キーボードを追加している場合は、地球儀マークを長押しして手書き入力モードを使うのが最速です。 - Androidの場合:
Gboard(Google日本語入力)を使っている場合、「きん」と入力して変換候補の右端にある「∨」などのマークをタップし、候補一覧を広げると見つけやすいです。また、キーボードの設定から「手書き入力」を追加しておくと、読めない漢字全般に対応できて便利です。
もしどうしても出てこない場合は、パソコンと同様に、Webサイト(この記事など)から「鑫」をコピーして、ユーザー辞書に登録してしまうのが賢い方法です。スマホのユーザー辞書登録は、設定アプリの「一般」→「キーボード」あるいは「システム」→「言語と入力」から簡単に行えます。
まとめ:「鑫」はIMEパッドかコピペで時短しよう
「金」が3つの漢字「鑫」の出し方について解説しました。
- 一番のおすすめ:IMEパッド(手書き入力)を使う
- 緊急時:この記事から「鑫」をコピペする
- 継続利用:「きん」「きんみっつ」などで単語登録する
読み方は「シン」「キン」で、財産が栄えるという意味を持つ縁起の良い漢字でした。
普段はなかなか使わない漢字だからこそ、いざ必要になった時に「どうやるんだっけ?」と迷って時間を浪費してしまうのはもったいないですよね。今回ご紹介した方法を使えば、もう変換候補を延々とスクロールするストレスから解放されるはずです。
ぜひ、用途に合った方法でスマートに入力してみてくださいね。

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