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「相殺」の読み方はそうさい?そうさつ?どっちが正解か意味も解説

「相殺」の読み方はそうさい?そうさつ?どっちが正解か意味も解説 勉強・資格

仕事中のメールや書類でよく見かける「相殺」という漢字。「そうさつ」と読んで変換しても漢字が出てこず、焦った経験はありませんか?

実はこれ、多くの人が悩む難読漢字の一つです。会議で自信満々に読んでヒヤッとする前に、正しい読み方と意味をサクッとおさらいしておきましょう。

この記事では「相殺」の本来の読み方はもちろん、「そうさつ」でもいいのかという疑問や、ビジネスで使える言い換え表現まで分かりやすく解説します。

「相殺」の読み方は「そうさい」が基本!「そうさつ」は?

結論から言うと、ビジネスシーンで使う「相殺」の正しい読み方は「そうさい」です。

では、「そうさつ」は完全に間違いなのでしょうか?
実は、言葉は時代とともに変化するもので、現在では「そうさつ」も「慣用読み(本来は誤りだが、広く定着している読み方)」として認められつつあります。

しかし、ビジネスの現場や公的な場においては、本来の正しい読み方である「そうさい」を使うのがマナーです。あえて「そうさつ」を使って、「この人は言葉を知らないのかな?」と誤解されるリスクを負う必要はありません。

ちなみに、PCやスマホで「そうさつ」と入力しても「相殺」が一発で変換できないことが多いのは、システム側がまだこれを「正式な読み」として優先していないためです。

「そうさつ」と読むと「殺し合い」になる!?

「そうさい」と読むべき理由は、マナーだけではありません。実は意味の面でも大きな違いがあります。

辞書によっては、「相殺」を「そうさつ」と読む場合、「互いに殺し合う」という意味で掲載されていることがあります。

  • 相殺(そうさい):互いに損得をなしにすること(帳消し)。
  • 相殺(そうさつ):互いに殺し合うこと。

もしビジネスの穏やかな場面で「借金を相殺(そうさつ)しましょう」と言ってしまうと、文脈で通じるとはいえ、字義的には少し物騒なニュアンスを含んでしまう可能性があります。

「帳消し」や「プラスマイナスゼロ」の意味で使うなら、やはり「そうさい」と読むのが最も適切です。

相殺(そうさい)の意味とビジネスでの使い方

読み方がスッキリしたところで、言葉の正確な意味も確認しておきましょう。「相殺(そうさい)」とは、「互いに影響し合って、プラスマイナスゼロにすること」を指します。

二つの事柄がお互いの効果を打ち消し合う、という意味合いで使われます。ビジネスシーンでは、特にお金やメリット・デメリットの話で頻繁に登場します。実はこれ、民法などでも定められている正式な法律用語でもあるのです。

具体的な使用シーンを整理しました。

使用シーン具体例
経理・会計貸し借りを帳消しにすること。(法律用語としての用法)
例:「売掛金と買掛金を相殺して差額だけ支払う」
一般ビジネス長所と短所が打ち消し合うこと。
例:「システム導入のコストは、効率化による利益で相殺できる」
日常会話貸し借りをなしにすること。
例:「昨日のランチ代、今日のタクシー代で相殺しよう」

このように、「AとBをぶつけてゼロにする(あるいは減らす)」というニュアンスで使われます。

なぜ「そうさつ」と読みたくなる?「殺」の秘密

そもそも、なぜ私たちは「相殺」を「そうさつ」と読みたくなるのでしょうか。それは「殺」という漢字が持つ、二つの側面に理由があります。

私たちがよく知っている「殺(さつ)」は、「殺す(ころす)」という意味です。しかし、この漢字にはもう一つ、「減らす・削る(そぐ)」という意味の「殺(さい)」という読み方が存在します。

「相殺(そうさい)」における「殺」は、相手をあやめることではなく、「貸し借りを減らす」「効果を削ぐ」という意味で使われています。

「殺」を「さい」と読むのは相殺だけじゃない

「殺」を「さい」と読む熟語は他にもあります。例えば「減殺(げんさい)」という言葉をご存じでしょうか。「減らして少なくすること(例:威力を減殺する)」という意味です。

このように、「殺=さい=減らす」というルールが存在します。「相殺」だけが例外的な変な読み方をしているわけではないのです。

とっさの時に使える「相殺」の類語・言い換え表現

会話の中で「あれ、これって読み方どっちだっけ…」と不安になった時は、別の言葉に言い換えてしまうのも一つの賢い手です。

相手やシチュエーションに合わせて、以下の言葉を使ってみてください。

ビジネスで使える言い換え

「差し引き(さしひき)」
最も一般的で使いやすい表現です。「利益とコストを差し引きして考える」と言えば、相殺と同じ意味で伝わります。

「帳消し(ちょうけし)」
「借金を帳消しにする」のように使います。少し砕けた表現ですが、意味は明確です。

「埋め合わせ(うめあわせ)」
マイナス分を他で補う場合に使います。「このミスは次の成果で埋め合わせをします」といった文脈で役立ちます。

日常会話での言い換え

「チャラにする」
友人同士ならこれで十分です。「これで貸し借りはチャラね!」と言えば、親しみやすく意図も伝わります。

「トントン」
プラスマイナスゼロの状態を表します。「結局、収支はトントンだったよ」という使い方が一般的です。

お金に関する言葉:「手出し」と「足が出る」の意味と使い方

まとめ:「相殺」は「そうさい」が無難!

「相殺」について解説しました。ポイントをまとめます。

  • ビジネスでの正しい読み方は「そうさい」
  • 「そうさつ」は慣用読みとして広まっているが、本来は「殺し合う」という意味も含むため、ビジネス(帳消し)の文脈では避けたほうが無難。
  • 「殺(さい)」には「減らす(そぐ)」という意味がある。

「そうさつ」と言っても通じることが多いですが、言葉の本来の意味を知っていると、自信を持って「そうさい」を使えるようになりますよね。

もし読み方をド忘れしてしまったら、「差し引き」や「帳消し」と言い換えても全く問題ありません。正しい言葉遣いで、スマートなコミュニケーションを目指しましょう。

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