スマホの画面に表示される「+1255」からの着信。これには2つの可能性があります。
- 詐欺グループによる北米番号(+1)の偽装
- タンザニア(+255)からの国際電話
タンザニアに知人や取引先がいない場合、「国際ワン切り詐欺」や「犯罪グループの番号確認」である可能性が極めて高いです。
基本的には「出ない」「折り返さない」のが安全です。この記事では、2つのパターンの見分け方と、高額請求を防ぐための対処法を解説します。
+1255から始まる電話番号の正体とは?2つのパターン
「+1255」という数字の並びには、国際電話の仕組み上、以下の2通りの解釈が存在します。
【⚠️着信画面の表示についての注意】
スマートフォンの機種やOS、通信会社によっては、国番号と市外局番の区切り位置が異なって表示されることがあります。
(例:「+1 255…」「+1255…」「+255…」など)
そのため、画面の表示だけで「アメリカ(+1)だ」「タンザニア(+255)だ」と即断するのは難しいため注意が必要です。
パターンA:北米(+1)を装った番号偽装の詐欺
一つ目は、国番号「+1」(アメリカ・カナダなど北米地域)として発信されているケースです。
しかし、北米の電話番号を管理しているNANPA(北米番号計画管理者)のデータによると、「255」という市外局番(Area Code)は、現在どの地域にも割り当てられていません。
つまり、もし「+1-255」という構成でかかってきているなら、それは物理的に存在しない番号であり、発信番号偽装(スプーフィング)による詐欺電話であることが確定します。
【注意】「+1」から始まる電話番号はどこ?国際電話詐欺の手口と対処法を徹底解説
パターンB:タンザニア(+255)からの国際電話
二つ目は、国番号「+255」であるタンザニア連合共和国からの着信であるケースです。
もしあなたにタンザニア在住の知人や、アフリカ方面と取引のあるビジネス関係者がいる場合、これは正規の重要な連絡かもしれません。しかし、全く心当たりがない場合は警戒が必要です。
実在する国番号(タンザニアの+255など)を利用し、着信履歴だけを残して折り返し電話を誘う「国際ワン切り詐欺」の手口は非常に一般的です。「正規の国番号だから安全」とは限らない点に注意してください。
電話に出たり、折り返すとどうなる?
心当たりがないのに「+1255」等の番号に応答したり、折り返したりすると、以下のようなリスクがあります。
高額な通話料が発生する(国際ワン切り詐欺)
タンザニア(+255)などの海外へ日本から発信した場合、非常に高額な国際通話料がかかります。
詐欺グループは、電話会社と結託して有料ダイヤルなどに接続させ、あなたが支払った通話料の一部をキックバックとして受け取る手口を使います。「数秒なら大丈夫」と思っても、接続料だけで数百円〜数千円取られるケースもあります。
カモリストに登録される
電話に出るということは、「この番号は現在使われており、人間が応答する」という証明になります。この情報は「カモリスト」として詐欺グループ間で売買され、今後さらに多くの不審な電話やSMSが届く原因になります。
フィッシング詐欺への誘導
自動音声などで「未払いの税金がある」「サブスクリプションの支払いエラー」などと不安を煽り、個人情報やクレジットカード情報を盗み出そうとするケースもあります。
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怪しい国際電話か見分けるポイント【比較表】
かかってきた電話が「正規の連絡(タンザニア含む)」か、「詐欺・迷惑電話」かを見分ける基準をまとめました。
| チェック項目 | 正規の国際電話 | 詐欺・迷惑電話の疑い |
|---|---|---|
| 心当たりの有無 | あり (友人、家族、取引先が海外にいる) | なし (海外との接点が全くない) |
| 呼び出し時間 | 相手が出るまで長く鳴る | ワン切り(極端に短い) 履歴を残すのが目的 |
| 番号の表示 | 明確に+255(タンザニア)と識別できる | 表示だけでは判別困難な場合あり 「+1255」と繋がって表示されると、+1か+255か見分けがつかない |
| 相手の用件 | 具体的な用件がある | 無言、自動音声、即切断 |
最大の判断基準は、番号の表示形式よりも「心当たりの有無」です。タンザニアに知り合いがいないのに、突然タンザニアから電話が来ることは通常あり得ません。
対処法:基本は「無視」と「ブロック」
心当たりのない「+1255」等の着信に対しては、以下の対応を徹底してください。
鉄則:出ない・かけ直さない
気になっても、絶対に折り返し電話をしてはいけません。GoogleやSNSで番号を検索し、同様の報告がないか確認するのは良い方法ですが、通話ボタンは押さないようにしましょう。
スマホ・キャリア設定でブロックする
今後も同様の電話がかかってこないよう、対策をしておくと安心です。
iPhoneの場合
「設定」>「電話」>「不明な発信者を消音」をオンにすると、連絡先に未登録の番号からの着信音を鳴らさないようにできます。
キャリアの対策サービス
- ドコモ:「迷惑電話ストップサービス」
- au:「迷惑電話撃退サービス」
- ソフトバンク:「ナンバーブロック」
- 国際電話の休止:国際電話を使わない場合は、キャリアに申請して国際電話の発着信自体を停止することも可能です(申し込みが必要)。
警視庁防犯アプリ「デジポリス」新機能|国際電話ブロックシステムの設定と仕組み【詐欺電話を遮断】
まとめ
「+1255」から始まる着信について解説しました。
- 「+1255」は、北米番号(+1)の偽装か、タンザニア(+255)からの電話のどちらかである。
- スマホの表示だけではどちらか判別しにくい場合がある。
- タンザニアに心当たりがなければ、国際ワン切り詐欺の可能性が高い。
- 誤って折り返すと高額な通話料が発生するリスクがある。
- 「心当たりがない国際電話」には絶対に出ない・折り返さないのが鉄則。
「もしかして重要な電話かも?」という不安を突くのが詐欺の手口です。冷静に「心当たりがあるか」を考え、なければ無視・ブロックして身を守りましょう。

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