「重力四目並べ(コネクトフォー)でどうしても勝ちたい」「友達に連敗して悔しい」と感じていませんか。実はこのゲーム、数学的には「先手必勝」であることが証明されている、非常に奥深い頭脳戦です。
結論から言うと、勝つための最重要ポイントは「中央列の支配」と「偶数・奇数の法則(パリティ)」の2点に集約されます。これらを知っているだけで、勝率は劇的に上がります。
この記事では、基本的な定石から、相手を詰ませるための応用テクニックまで、今日から使える戦略をわかりやすく解説します。
「四目並べ」の呼び名について:
日本では単純に「四目並べ」という呼び名で親しまれているようですが、他にも「重力付き四目並べ」や「重力四目並べ」、「コネクトフォー」とも呼ばれています。この記事では、表記を「重力四目並べ」に統一して解説します。
重力四目並べ(コネクトフォー)の基本ルールと先手有利の真実
重力四目並べは、一般的に「横7列×縦6段」の盤面を使用し、自分のコマを重力に従って落としていくゲームです。交互にコマを入れ、縦・横・斜めのいずれかに4つ並べた方が勝利となります。
シンプルに見えますが、実はこのゲームは「解決済みゲーム」と呼ばれています。どういうことかというと、お互いが最善の手を打ち続けた場合、数学的に「先手が必ず勝つ」ことが証明されているのです。
もちろん、人間同士の対戦で完璧な手順を記憶するのは不可能に近いため、後手にも十分勝機はあります。しかし、構造上「先手が攻め、後手が守る」という展開になりやすいことは覚えておきましょう。
コマを置ける場所は常に「一番下の空いているマス」に限られるため、将棋やオセロとは違った先読みが必要です。「自分がここに置くと、相手は次にどこに置けるようになるか」を常に意識することが、脱初心者への第一歩となります。
【初級編】なぜ「真ん中の列」を取ると勝てるのか?

初心者が最初に覚えるべき絶対的なセオリー、それは「初手は必ず真ん中の列(4列目)に置く」ということです。これには明確な理由があります。
盤面の端と中央では、そこを起点に4つ並べられる「勝ち筋(ライン)」の数が圧倒的に異なるからです。以下の表で、中央の列がいかに有利かを確認してみましょう。
| 比較項目 | 端の列(1列・7列目) | 中央の列(4列目) |
|---|---|---|
| 縦の勝ち筋 | あり | あり |
| 横の勝ち筋 | 少ない | 最大 |
| 斜めの勝ち筋 | 非常に少ない | 左右両方に伸びる |
| 戦略的価値 | 低い | 極めて高い |
このように、中央の列は左右どちらの斜めラインにも関与できるため、攻撃の要になります。逆に言えば、相手に中央を独占されると、こちらの勝ち筋が大幅に制限されてしまうのです。
ゲーム序盤は、とにかく中央の縦ラインを確保することを優先してください。もし相手が端の方に置いてきたら、心の中でガッツポーズをして、さらに中央を固めてしまいましょう。
【中級編】相手を詰ませる「ダブルリーチ」と「7の形」
ある程度ゲームに慣れてきたら、単に4つ並べるだけでなく「相手がどうあがいても防げない形」を作ることを目指します。これを「ダブルリーチ」と呼びます。
ダブルリーチとは、1手打つことで「同時に2箇所の勝ち筋(リーチ)」が発生する状態のことです。相手は1ターンに1手しか防げないため、どちらか一方が必ず完成して勝利となります。
特に強力なのが、数字の「7」のような形を作る戦略です。横と斜めのラインを組み合わせることで、この形を作りやすくなります。具体的なイメージは以下の通りです。
- 横に3つ並んでいる(あと1つで勝ち)
- その端のコマから、斜めにも3つ並びかけている
このような配置を作ると、相手は横のラインを防ごうとしますが、その防いだコマを利用して斜めのラインを完成させる、といったカウンターが可能になります。常に複数の勝ち筋を意識してコマを配置するよう心がけましょう。
【上級編】勝敗を決定づける「偶数理論(パリティ)」の魔術
上級者同士の戦いで勝敗を分けるのが「偶数・奇数の法則(パリティ)」です。これはゲーム終盤でお互いの手が限られてきた時に、勝負を決める決定打になります。
重力四目並べでは、ある列が空の状態から交互にコマを入れ合った場合、下から「先手→後手→先手→後手…」の順で埋まっていきます。他の列との兼ね合いで手順が前後することもありますが、最終的な支配権は段数によって決まっていることが多いのです。
- 奇数段目(1, 3, 5段目):先手が取りやすい(先手の支配領域)
- 偶数段目(2, 4, 6段目):後手が取りやすい(後手の支配領域)
この法則を戦略に応用すると、自分が目指すべき「勝ちの形(リーチ)」を作る場所が見えてきます。
- あなたが先手番の場合:
勝ち確定となるマス(脅威)を「奇数段目」に作るように誘導します。そうすれば、終盤で相手に邪魔されず、自然な流れでそのマスを取れる確率が高まります。 - あなたが後手番の場合:
勝ち確定となるマス(脅威)を「偶数段目」に作ることを目指します。偶数段目は後手にとっての聖域となりやすいため、ここでのリーチは強力な武器になります。
この法則を理解していないと、「せっかくリーチを作ったのに、相手に先に埋められて防がれてしまった」という事態が起こります。逆に理解していれば、「相手の手番でどうしても置けない場所」を利用して、勝利を確実に手繰り寄せることができます。
まとめ
重力四目並べ(コネクトフォー)の戦略について解説しました。運要素が強いゲームに見えますが、実は論理と計算が支配する奥深いゲームです。
また、必勝法については以下の動画も参考になります。
最後に、勝つためのポイントを再確認しましょう。
- 先手が圧倒的に有利:可能なら先手を選ぶ。
- 中央列の死守:初手は真ん中。迷ったら真ん中を抑える。
- ダブルリーチを狙う:二方向からの攻めで相手を防戦一方にする。
- パリティを意識する:先手は奇数段、後手は偶数段に勝ち筋を作る。
これらの戦略を意識しながらプレイすれば、今まで勝てなかった相手にもきっと勝てるようになるはずです。まずはWeb上の無料ゲームやアプリで、中央列の強さを体感することから始めてみてください。

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