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Whooの充電の減りが早い!バッテリー持ちを良くする5つの設定と対策

Whooの充電の減りが早い!バッテリー持ちを良くする5つの設定と対策 生活の知恵

「Whooを入れたら、みるみる充電が減っていく…」
「学校や職場に着く頃にはバッテリーがギリギリ」

位置情報共有アプリ「Whoo(フー)」を使っていて、このような悩みを抱えていませんか?便利で楽しいアプリですが、いざという時にスマホの電池がないと本末転倒ですよね。

結論から言うと、Whooなどの位置情報アプリは仕組み上、どうしてもバッテリーを消費します。しかし、スマホの設定を見直すことで、消費量を大幅に抑えることは可能です。

この記事では、Whooの充電の減りが早い原因と、今すぐできる「バッテリー節約設定」を5つ紹介します。

なぜWhooはこれほど充電の減りが早いのか?

多くのユーザーが「Zenlyよりも減りが早い気がする」と感じているようです。まずは、なぜこれほどまでにバッテリーを食うのか、その根本的な原因を理解しておきましょう。原因を知れば、対策もしやすくなります。

常にバックグラウンドでGPS通信を行っている

最大の原因は、アプリを開いていない時でも裏側(バックグラウンド)で動き続けている点にあります。Whooはリアルタイムで友達と位置情報を共有するため、スマホがスリープ状態であっても、数分おきにGPS衛星と通信し、サーバーに位置データを送信し続けています。

通常、スマホの画面オフ時は通信が抑制されバッテリーが節約されますが、位置情報アプリはそのブレーキを解除して走り続けているようなものです。特に移動中は、基地局の切り替えやGPSの再取得が頻繁に行われるため、静止時よりもさらに激しくバッテリーを消耗します。

複数の位置情報アプリを併用しているケース

Zenlyが終了した後、Whooだけでなく「NauNau」や「Life360」、「Googleマップ」など、複数の位置情報アプリをとりあえずインストールしていませんか?

これらをすべて「常に許可」にしていると、それぞれのアプリが別々にGPS通信を行います。ただでさえ重い処理を2倍、3倍で行うことになるため、端末への負荷は計り知れません。バッテリーの減りはもちろん、スマホ本体の発熱や動作のカクつきの原因にもなります。メインで使うアプリを1つに絞ることが、最も効果的な節約術と言えるでしょう。

充電の減りを抑える5つの対処法【すぐに実践可能】

ここからは、Whooを使い続けたいけれどバッテリーも守りたいという方に向けて、具体的な設定変更や対処法を解説します。効果が高い順に紹介するので、上から試してみてください。

位置情報の「正確な位置情報」をオフにする

位置情報の精度を少し下げることで、バッテリー消費を抑えるテクニックです。iPhoneやAndroidには、ピンポイントな位置を示す「正確な位置情報」という設定があります。これをオフにすると、GPSの使用頻度が下がり、基地局やWi-Fiベースのおおまかな位置情報に切り替わります。

友達との待ち合わせなど、数メートルの誤差が許されない場面以外では、この設定をオフ(アバウトな位置情報)にしておくのがおすすめです。

設定手順(iPhoneの場合):
「設定」アプリ > Whoo > 位置情報 > 「正確な位置情報」のスイッチをオフにする

フリーズ(ゴーストモード)について

Whooには、特定の人に対して位置情報の更新を止める「フリーズ」機能があります。

ただし、この機能がバッテリー節約に直結するかは、アプリの仕様次第であり不確実です。あくまで「相手に位置を見せない」機能であり、裏側でGPSの取得自体は続いている可能性があるからです。「位置を見られたくない」という目的以外で、バッテリー節約だけを期待して使う場合は、あまり効果を感じられないかもしれません。

確実に通信を止めたい場合は、後述する「位置情報の許可設定」を見直すのが無難です。

設定手順:
Whooを開く > マップ右下のニコちゃんマーク > ゴーストアイコン > 相手を選択して「フリーズ」を選択

スマホの「低電力モード」をオンにする

外出先で充電器がない場合の最終手段です。スマホ自体の「低電力モード(省電力モード)」をオンにすると、バックグラウンドでの処理が強制的に制限されます。

Whooの更新頻度は落ちてしまいますが、位置情報が完全に止まるわけではありません。「位置はずれてもいいから、とにかく帰宅まで電池を持たせたい」というシチュエーションでは、迷わずオンにしましょう。コントロールセンターからワンタップで切り替えられるように設定しておくと便利です。

通信環境が悪い場所では共有をオフにする

地下鉄や山間部など、電波が悪い場所にいる時、スマホは必死に電波を探そうとして出力を上げます。この状態でGPS通信を行うと、バッテリーは驚くべき速さで減っていきます。

「電波が悪いな」と感じたら、一時的に機内モードにするか、位置情報サービス自体をオフにしましょう。無理に共有し続けようとしないことが、バッテリー寿命を延ばすコツです。

位置情報の許可を「使用中のみ」に変更する

これは最も効果が高いですが、使い勝手が変わる設定です。通常、Whooなどのアプリは位置情報を「常に許可」にするよう求めますが、これをあえて「使用中のみ許可」に変更します。

こうすると、アプリを開いている間しか位置情報が更新されなくなります。アプリを閉じている間は、友達から見るとあなたのアイコンはその場に止まったままになります(実質的にフリーズと同じような状態)。

「移動中ずっとリアルタイムで共有されなくてもいい」「生存確認したい時だけアプリを開けばいい」という割り切りができるなら、バックグラウンド通信が完全に止まるため、バッテリー持ちは劇的に改善します。

設定手順(iPhoneの場合):
「設定」アプリ > Whoo > 位置情報 > 「このAppの使用中のみ許可」を選択

バッテリー消費を抑える位置情報アプリの比較

「Whooの設定を変えてもやっぱり減りが早い…」という場合は、アプリ自体を乗り換えるのも一つの手です。位置情報共有アプリによって、バッテリー消費の最適化具合は異なります。

主要なアプリのバッテリーへの影響と特徴を比較表にまとめました。

※以下の評価は、筆者の体感およびSNS上のユーザーの口コミをまとめた目安です。使用環境や端末の状態により異なります。

アプリ名バッテリー消費
(目安)
特徴・おすすめな人
WhooZenlyに近いデザインが好き。スタンプなどで遊びたい人向け。
Life360移動履歴が見やすい。家族や親しい少人数で実用的に使いたい人向け。
Googleマップ小〜中地図アプリとして優秀。必要な時だけ位置情報を共有したい人向け。

Life360は、家族の見守りアプリとして開発されているため、省電力設計が比較的しっかりしていると言われています。「充電の持ち」を最優先にするなら、Life360への移行も検討してみてください。また、Googleマップの現在地共有機能は、必要な時間だけ(例:1時間だけ)共有することができるため、最もバッテリーに優しい選択肢と言えます。

スマホ本体のバッテリー劣化も疑ってみる

ここまでアプリ側の対策を解説してきましたが、もし「Whooを使っていなくても充電の減りが早い」と感じるなら、スマホのバッテリー自体が寿命を迎えている可能性があります。

一般的に、スマホのリチウムイオンバッテリーは2年〜3年ほどで劣化が始まると言われています。最大容量が80%を下回ると、満充電してもすぐに減ったり、急にシャットダウンしたりする症状が現れます。

iPhoneユーザーであれば、以下の手順で簡単にバッテリーの状態を診断できます。

確認手順:
「設定」 > バッテリー > バッテリーの状態と充電 > 「最大容量」の数値を確認

もしこの数値が80%を切っている場合は、どんなに設定を工夫しても改善は難しいでしょう。アプリの設定に悩むよりも、バッテリー交換や機種変更を検討するタイミングかもしれません。

参考:iPhone のバッテリーとパフォーマンス(Apple公式サイト)

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まとめ

Whooの充電の減りが早い問題は、位置情報アプリの宿命とも言えますが、設定次第で改善の余地は十分にあります。

最後に、今回紹介した対策を振り返りましょう。

  • 正確な位置情報をオフにして、GPSの負担を減らす。
  • 低電力モードをこまめに利用する。
  • 位置情報の許可を「使用中のみ」にして、バックグラウンド通信を止める(効果大)。
  • 複数の位置情報アプリを入れているなら、1つに絞る
  • どうしても改善しないならLife360などの他アプリや、バッテリー交換を検討する。

位置情報を共有することで得られる「安心感」や「楽しさ」と、「バッテリー持ち」のバランスをうまく取って、快適なスマホライフを送ってくださいね。まずは、「正確な位置情報のオフ」から試してみてはいかがでしょうか。

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