記事内に広告が含まれる場合があります。

【解決】新幹線のコンセントが刺さらない!原因と差し方、対処法を徹底解説

【解決】新幹線のコンセントが刺さらない!原因と差し方、対処法を徹底解説 旅行・観光

「さあ、新幹線でPC作業をしよう」と思ったら、コンセントにプラグが刺さらない…!そんな経験はありませんか?

急いでいる時に限ってうまく充電できず、冷や汗をかいてしまいますよね。

実は、新幹線のコンセントが刺さらない原因は「故障」ではなく、「差し込み方」や「ACアダプターの形」にあることがほとんどです。

この記事では、コンセントが刺さらない主な原因から、誰でもできる簡単な対処法、そしてコンセントがない席で役立つ代替案まで、分かりやすく解説します。

新幹線のコンセントが刺さらない!考えられる3つの原因

コンセントがうまく刺さらないと、「もしかして壊れてる?」と焦ってしまいますが、まずは落ち着いて原因を探ってみましょう。ほとんどの場合、これから紹介する3つのいずれかが原因です。

原因1:差し込み方が「まっすぐ」ではない

最も多い原因が、プラグをまっすぐ差し込めていないことです。

特に、足元やひじ掛けの内側にあるコンセントは、暗くて手元が見えにくいため、自分では垂直に差しているつもりでも、微妙に角度がズレてしまうことがあります。

コンセントの内部には、プラグの刃を挟み込むための金具がありますが、斜めに差し込むとこの金具にうまく当たらず、奥まで入らない構造になっています。

一見刺さっているように見えても、内部でしっかり接続されていなければ通電しません。無理に力を加えると破損の原因にもなるので、まずは「まっすぐ差し込む」ことを意識するのが解決への第一歩です。

原因2:ACアダプターの「形」や「サイズ」が合っていない

ノートPCに付属しているような、大きなACアダプターを使っていませんか?

アダプター本体が大きかったり、横に長かったりすると、コンセント周りの壁や座席のフチにぶつかってしまい、奥まで差し込めないケースがよくあります。

また、隣の席との間にあるひじ掛けのコンセント(N700Sなど)は、スペースが非常に限られています。そのため、一般的な家庭用コンセントでは問題なく使えるアダプターでも、新幹線では物理的に干渉してしまうのです。

「刺さっているのに充電が始まらない」という場合、アダプターの重みで接続が不安定になっている可能性も考えられます。心当たりがある方は、よりコンパクトなアダプターの利用を検討してみましょう。

原因3:コンセント周りの「構造」による物理的な干渉

コンセントが少し奥まった位置に設置されている車両では、ホコリやゴミの侵入を防ぐためのカバーが付いていることがあります。このカバーが邪魔をして、うまく刺さらないと感じる人もいるようです。

また、リクライニングを深く倒した際に、座席のフレームがコンセントを塞いでしまうことも。

これらの構造上の問題は、私たちの差し込み方だけではどうにもならない場合があります。

しかし、これも車両の仕様の一部。故障ではないので安心してください。角度を変えたり、一度リクライニングを戻したりといった、ちょっとした工夫で解決することがほとんどです。まずは慌てず、コンセント周りをよく観察してみましょう。

【車両・座席別】新幹線のコンセントはどこにある?

「そもそもコンセントが見つからない…」という方も多いかもしれません。ここでは、新幹線のどの車両、どの座席にコンセントが設置されているのかを解説します。席を予約する際の参考にしてください。

コンセントがある座席は「窓側」「最前列・最後列」が基本

多くの新幹線車両では、普通車のコンセントは窓側の座席の足元に設置されています。また、各車両の最前列と最後列の壁にも設置されているのが一般的です。

そのため、通路側や真ん中のB席に座った場合、自分の席にはコンセントがない、という状況になります。

グリーン車の場合は、すべての座席のひじ掛けにコンセントが設置されていることがほとんどなので、確実に充電したい場合はグリーン車を選ぶのも一つの手です。

予約時に座席を選ぶ際は、「窓側の席」か「最前列・最後列」を狙うと、コンセントを使える確率が格段に上がりますよ。

【比較表】主要な新幹線車両のコンセント設置状況

東海道・山陽・九州・西九州新幹線で活躍する、主な車両のコンセント設置状況をまとめました。

車両形式グリーン車普通車(指定席・自由席)補足
N700S全席(ひじ掛け)全席(ひじ掛け)USBポートも全席に完備。
N700A全席(ひじ掛け)窓側席・最前列/最後列の壁通路側・中央席にはない。
N700系全席(ひじ掛け)窓側席・最前列/最後列の壁N700Aとほぼ同じ仕様。
800系なし一部の窓側席・最前列/最後列の壁九州新幹線で運行。設置数は少なめ。
N700系
(みずほ・さくら)
全席(ひじ掛け)窓側席・最前列/最後列の壁山陽・九州新幹線で運行。
※2025年9月時点の情報です。車両運用により変更される場合があります。

最新車両「N700S」は全席にコンセントとUSBポートを完備

「のぞみ」「ひかり」「こだま」「かもめ」などで導入が進んでいる最新車両「N700S」は、グリーン車・普通車を問わず、すべての座席のひじ掛けにコンセントが設置されています。

これは利用者にとって非常に嬉しい進化ですよね。窓側や通路側といった座席の場所を気にすることなく、誰でも気兼ねなく充電できます。

さらに、コンセントに加えてUSB Type-Aポートも全席に完備されているため、スマホやタブレットの充電であれば、ACアダプターなしでケーブルを直接差し込めます。

出張や旅行で確実に充電したい場合は、予約時に「N700Sで運転」といった表記がある列車を選ぶのが最も確実な方法といえるでしょう。

コンセントが刺さらない・使えない時の実践的な対処法

原因がわかったところで、次は具体的な対処法を見ていきましょう。どれもすぐに試せる簡単な方法ばかりです。

対処法1:角度を意識して、ゆっくり垂直に差し込む

最も基本的で効果的なのが、差し込み方を見直すことです。

一度プラグをコンセントから完全に抜き、ACアダプター本体とプラグを両手でしっかりと持って、コンセントの穴に対してまっすぐ垂直になるように、ゆっくりと差し込んでみてください。

このとき、焦ってガチャガチャと動かすのは逆効果。スーッと静かに押し込むのがコツです。

足元の暗い場所であれば、スマートフォンのライトで照らして、穴の位置を正確に確認するのも良いでしょう。数ミリ角度を調整するだけで、驚くほどスムーズに刺さることがあります。まずはこの基本を試してみてください。

対処法2:小型のACアダプターや短い延長コードを活用する

もしお使いのACアダプターが大きい場合は、物理的な干渉を避ける工夫が必要です。

最もおすすめなのは、クレジットカードほどの大きさの、薄くてコンパクトなACアダプターを旅行・出張用に一つ用意しておくことです。これなら新幹線の限られたスペースでも、隣の席を気にすることなくスマートに使えます。

また、どうしても大きなACアダプターを使いたい場合は、20cm程度の短い延長コードを持参するのも非常に有効な手段です。延長コードを介することで、アダプター本体が座席に干渉するのを防ぎ、確実に接続できます。

対処法3:USBポート搭載車両ならケーブル1本で充電

先述の通り、最新車両のN700SにはUSBポートが全席に設置されています。

もし乗車した新幹線がN700Sであれば、コンセントがうまく使えなくても慌てる必要はありません。ひじ掛けにあるUSBポートを使えば、充電ケーブルだけでスマートフォンやタブレットを充電できます。

コンセントが刺さらないストレスから解放されるだけでなく、大きなACアダプターを持ち運ぶ必要もなくなるので、荷物を少しでも減らしたい方には嬉しいポイントです。

ただし、ノートPCなど消費電力の大きい機器は充電できない場合があるため、その点は注意しましょう。あくまでスマートフォンやモバイルバッテリーの充電用と考えるのが無難です。

どうしても充電できない…そんな時のための代替案

いろいろ試しても充電できない、そもそも自分の席にコンセントがなかった。そんな「もしも」の事態に備えて、代替案を知っておくと心に余裕が生まれます。

最強の保険!モバイルバッテリーを携帯しよう

新幹線での充電における最終かつ最強の解決策は、モバイルバッテリーを持参することです。

モバイルバッテリーが一つあれば、コンセントの有無や場所、混雑状況に一切左右されることなく、好きなタイミングで自分のデバイスを充電できます。

最近では、スマートフォンを2〜3回フル充電できる大容量でありながら、軽量・コンパクトなモデルが手頃な価格で販売されています。ノートPCも充電できる高出力タイプもあるので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

「コンセントが使えなかったらどうしよう…」という移動中の不安から解放されるだけでも、モバイルバッテリーを持つ価値は十分にあります。

駅の充電サービスやカフェを利用する

もしモバイルバッテリーを忘れてしまっても、まだ諦めるのは早いです。

主要な駅の待合室やコンコースには、有料のモバイルバッテリーレンタルサービス(例:「ChargeSPOT」)や、充電専用ブースが設置されていることがあります。

また、乗車前や乗り換えの合間に時間があれば、駅構内のカフェに入るのも一つの手です。多くのカフェには客席用のコンセントが設置されているため、コーヒーを飲みながら一息つきつつ、デバイスを充電できます。

最終手段ではありますが、こうしたサービスがあることを知っておくだけでも、いざという時に冷静に対処できるはずです。

【Q&A】新幹線のコンセントに関するよくある質問

最後に、新幹線のコンセントに関して多くの人が抱く疑問にQ&A形式でお答えします。

Q
コンセントが故障している場合はどうすればいい?
A

まずは別のACアダプターで試すなど、自分の機器側に問題がないか確認しましょう。それでも充電できない場合は、コンセント自体の不具合の可能性があります。その際は、近くを通りかかった車掌に事情を説明し、指示を仰いでください。空いている別の席を案内してくれる場合もあります。

Q
隣の席のコンセントを借りてもいい?
A

窓側の席の人が使っていない場合でも、無断で使うのはマナー違反です。必ず「コンセント、お借りしてもよろしいですか?」と一声かけるようにしましょう。ほとんどの場合、快く許可してくれるはずです。コミュニケーションが快適な移動空間を作ります。

Q
使ってはいけない電気製品はある?
A

新幹線のコンセントは、スマートフォンやノートPCなど、個人の電子機器の充電を想定しています。ドライヤーやヘアアイロン、電気ケトルといった消費電力の大きい熱製品は、ブレーカーが落ちる原因となるため使用できません。常識の範囲内で利用しましょう。

まとめ:事前準備と冷静な対処で新幹線の充電を快適に

新幹線のコンセントが刺さらない原因の多くは、故障ではなく、差し込む角度やアダプターのサイズ、座席の構造といった、ちょっとした問題です。

今回ご紹介したように、まずは「ゆっくり、まっすぐ差し込む」という基本を試してみてください。それでもダメなら、小型のアダプターや短い延長コードを用意する、モバイルバッテリーを携帯するといった事前準備が、あなたの移動時間をより快適で安心なものに変えてくれます。

特に、全席にコンセントとUSBポートが完備された「N700S」は、充電の心配が不要な最もおすすめの車両です。

この記事が、あなたの新幹線での充電に関する不安を解消し、快適な旅の一助となれば幸いです。

コメント