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エアコン室外機の掃除は自分でできる?プロが教える掃除方法と放置リスク

エアコン室外機の掃除は自分でできる?プロが教える掃除方法と放置リスク ガジェット・家電

「そういえば、エアコンの室外機って掃除したことないな…」

「そもそも掃除って必要なの?」

エアコン本体はフィルター掃除を頑張っていても、室外機はつい見過ごしがちですよね。

結論から言うと、室外機の掃除は、状況によっては必要です。そして、放置すると電気代が上がったり、エアコンが故障したりする原因にもなりかねません。

この記事では、「自分で掃除できるケース」と「プロに任せるべきケース」の見分け方から、初心者でも安全にできる掃除方法、気になる料金相場まで分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたの家の室外機が掃除すべき状態かどうかが分かり、最適な対処法がわかりますよ。

エアコン室外機の掃除、基本的には不要ってホント?

「室外機の掃除は基本的に不要」と聞いたことがあるかもしれません。これは半分正解で、半分は間違いです。

というのも、エアコンの室外機は雨風にさらされることを前提に設計されているため、多少のホコリや汚れで性能が落ちることはありません。そのため、目立った汚れや不調がなければ、神経質に掃除する必要はないのです。

ただし、それはあくまで「通常の状態」であればの話。

次のようなサインが見られたら、それは室外機が「助けて!」と悲鳴を上げている証拠かもしれません。お家の室外機に当てはまるものがないか、一度チェックしてみてください。

【危険信号】室外機の掃除が必要になる5つのサイン

お家の室外機は大丈夫ですか?以下の5つのサインのうち、1つでも当てはまれば掃除を検討するタイミングです。

サイン1:室外機周りにゴミや落ち葉が溜まっている

室外機の周りに、落ち葉やゴミ、雑草などが生い茂っていませんか?

室外機は、周りの空気を吸い込んで熱を交換する仕組みです。そのため、吸い込み口や吹き出し口が物で塞がれていると、空気の流れが妨げられ、エアコンの効率が著しく低下してしまいます。

特に、植木鉢を置いていたり、隣家との境界が狭かったりするご家庭は注意が必要です。まずは室外機の周りをスッキリさせ、空気の通り道を確保してあげましょう。

サイン2:ファンから異音がする

エアコンをつけたとき、室外機から「カラカラ」「ガタガタ」といった普段しない音が聞こえる場合、内部で何らかのトラブルが起きている可能性があります。

ファンにゴミが絡まっていたり、部品が劣化していたりすることが原因として考えられます。異音を放置すると、大きな故障につながる恐れがあるため、早めの対処が必要です。ただし、内部の確認は専門知識が必要なため、異音がする場合は無理に自分で解決しようとせず、プロの業者に相談することをおすすめします。

サイン3:エアコンの効きが悪くなった気がする

「設定温度を下げても、なんだか部屋が冷えない…」

その原因は、室内のエアコン本体ではなく、室外機にあるかもしれません。

室外機の裏側や側面にある「アルミフィン」という薄い金属板がホコリやゴミで目詰まりすると、熱交換がスムーズに行えなくなります。その結果、いくらエアコンをフル稼働させても、効率よく部屋を冷やしたり暖めたりできなくなってしまうのです。電気代の無駄遣いにもつながる、見過ごせないサインです。

サイン4:ドレンホースが詰まっている

室外機の近くから伸びている「ドレンホース」。これは、エアコン内部で発生した結露水を外に排出するための重要なパーツです。

このホースの排出口にゴミや泥が詰まっていると、水が排出されず、エアコン本体から水漏れを引き起こすことがあります。ホースの先が地面についていたり、植木鉢の中に入っていたりすると詰まりやすいので、定期的にチェックしましょう。

サイン5:目に見えてフィンが汚れている

室外機の側面や裏側をのぞいてみてください。そこにびっしりとホコリや土汚れが付着していませんか?

特に、交通量の多い道路沿いや、土のグラウンドが近いお家では、排気ガスや砂埃でフィンが汚れやすくなります。この汚れが熱交換の効率を下げ、エアコンの性能を低下させる直接的な原因となるため、明らかに汚れている場合は掃除を検討しましょう。

室外機の汚れを放置するとどうなる?3つの末路

「少し汚れているだけだし、大丈夫だろう」と油断していると、思わぬトラブルにつながることがあります。汚れを放置した場合に起こりうる、3つの末路を見ていきましょう。

電気代が高くなる可能性がある

室外機のフィンが目詰まりしたり、周辺が物で塞がれたりすると、熱交換の効率が悪くなります。すると、エアコンは設定温度に到達させようと、必要以上にパワーを使って運転しようとします。

この無駄な運転が、毎月の電気代をじわじわと押し上げる原因になるのです。室外機をクリーンな状態に保つことは、省エネと電気代の節約に直結します。

冷暖房の効率が落ちて快適さダウン

「夏はなかなか部屋が涼しくならず、冬は暖まるのに時間がかかる…」

これも、室外機の汚れが引き起こす典型的な症状です。

室外機が効率よく熱を放出(または吸収)できなければ、室内機がいくら頑張っても、その性能を十分に発揮できません。結果として、快適な室温になるまで時間がかかり、夏は汗が引かず、冬は凍える時間を過ごすことになってしまいます。せっかくのエアコンが、本来のパワーを発揮できないのはもったいないですよね。

故障リスクが高まり寿命が縮まる

汚れによって常に全力運転を強いられるエアコンは、人間でいえばマラソンを全力疾走し続けているようなもの。当然、各部品にかかる負担は大きくなります。

特に、エアコンの心臓部である「コンプレッサー(圧縮機)」に負荷がかかり続けると、故障のリスクが格段に高まります。コンプレッサーが故障した場合、修理費用は数万円から十数万円と高額になることも。最悪の場合、エアコン本体の買い替えが必要になり、大きな出費につながる可能性もあります。

自分でできる?業者に頼む?室外機掃除の判断基準

では、実際に掃除が必要になったとき、自分でやるべきか、プロに頼むべきか、どう判断すればよいのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを比較表にまとめました。

項目自分で掃除プロに依頼
対象の汚れ表面のホコリ、周辺のゴミ、ドレンホースの詰まり内部のフィン、ファンの汚れ、分解洗浄が必要なケース
メリット・費用がかからない
・思い立ったときにすぐできる
・専門知識と道具で徹底的にキレイになる
・故障のリスクがなく安全
・自分では難しい内部まで洗浄可能
デメリット・掃除できる範囲が限られる
・やり方を間違えると故障の原因になる
・費用がかかる
・予約が必要
費用相場0円(道具代のみ)5,000円~15,000円程度
こんな人におすすめ・室外機の周りの落ち葉やゴミが気になる
・外観のホコリ汚れをキレイにしたい
・エアコンの効きの悪さや異音が気になる
・フィンに汚れがびっしり付いている
・安全かつ確実にキレイにしたい

基本的には、「外から見える範囲の簡単な汚れは自分で、エアコンの不調を感じたり内部の汚れが気になったりしたらプロに」と考えると良いでしょう。

【初心者でも安心】自分でできる室外機掃除の4ステップ

自分で掃除する場合、正しい手順で行うことが大切です。間違った方法は故障の原因になるため、必ず以下の手順を守ってください。

ステップ1:安全のために電源プラグを抜く

掃除を始める前に、必ずエアコンの電源プラグをコンセントから抜いてください。作業中に誤って作動すると、ファンで指をケガしたり、感電したりする危険があります。安全第一で作業しましょう。

ステップ2:室外機の周りの物を片付ける

室外機の周りに植木鉢やゴミ箱などがある場合は、作業スペースを確保するために移動させましょう。落ち葉や雑草なども取り除き、空気の通り道を妨げるものがない状態にします。

ステップ3:外側の汚れをほうきや雑巾で拭き取る

まずは、ほうきやブラシを使って、室外機の天板や側面についた大きなホコリやクモの巣を取り除きます。その後、固く絞った雑巾で全体を水拭きすれば、外観はかなりキレイになります。

ステップ4:ドレンホースの詰まりを確認する

ドレンホースの排出口にゴミが詰まっていないか確認します。もし詰まっていたら、割り箸や古い歯ブラシなどを使って、優しくかき出してください。それでも水の流れが悪い場合や、内部での詰まりが疑われる場合は、無理せず専門業者に相談しましょう。

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やってはいけないNG掃除法

良かれと思ってやったことが、実は室外機の寿命を縮める原因になることも。以下の方法は絶対に避けてください。

  • 水を直接かける:内部の電気部品に水がかかると、ショートや故障の原因になります。特に、上から水をかけるのは厳禁です。
  • 高圧洗浄機を使う:ご家庭用の高圧洗浄機は水圧が強すぎて、熱交換に重要なアルミフィンを曲げたり、破損させたりする恐れがあるため、使用は避けてください。プロは専用の機材と圧力調整技術で洗浄しますが、知識のないまま行うのは非常に危険です。
  • フィンを歯ブラシなどで強くこする:アルミフィンは非常にデリケートです。歯ブラシのような硬いものでこすると、簡単に曲がってしまいます。フィンの掃除は、柔らかいブラシで優しくなでる程度にとどめるか、プロに任せるのが賢明です。

プロの業者に依頼するメリットと料金相場

「エアコンの効きが悪い」「内部の汚れがひどい」といった場合は、無理せずプロの業者に依頼しましょう。専門業者なら、専用の道具と洗剤を使って、自分では手の届かない内部まで徹底的に洗浄してくれます。

料金相場は、室外機の掃除単体で5,000円〜15,000円程度が一般的です。ただし、多くの業者では、エアコン本体のクリーニングとセットで依頼すると割引が適用されるケースが多く、その場合の追加料金は3,000円〜5,000円程度になることもあります。

エアコンの効きが悪いと感じているなら、室内機と室外機の両方が汚れている可能性が高いです。セットで依頼した方が、根本的な原因解決につながり、結果的にコストパフォーマンスも高くなるでしょう。

室外機をキレイに保つための2つの予防策

掃除も大切ですが、そもそも汚れにくくする工夫も重要です。今日からできる簡単な予防策を2つご紹介します。

室外機の周りに物を置かない

室外機の吸い込み口や吹き出し口から最低でも20cm以内には、物を置かないようにしましょう。空気の流れをスムーズに保つことが、汚れの蓄積を防ぎ、エアコンの効率を維持する上で最も効果的です。定期的に周りを見渡し、落ち葉やゴミが溜まっていたら取り除く習慣をつけましょう。

室外機カバーは「シーズンオフ」に活用する

室外機を汚れから守る「室外機カバー」ですが、使い方には注意が必要です。エアコンを使っている最中にカバーを付けていると、排熱を妨げてしまい、逆効果になることがあります。

カバーは、エアコンを使わない春や秋などのシーズンオフに、ホコリや落ち葉よけとして活用するのがおすすめです。夏や冬にエアコンを頻繁に使う時期は、カバーを外して、室外機がスムーズに呼吸できるようにしてあげましょう。

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まとめ:室外機の状態をチェックして、快適な夏と冬を迎えよう

エアコンの室外機は、普段あまり意識しない存在ですが、私たちの快適な生活を支える重要な役割を担っています。

  • 基本的には掃除不要だが、異音や効きの悪さなどサインがあれば要注意
  • 外観の軽い汚れは自分で、内部の汚れや不調はプロに相談
  • 自分で掃除する際は、水をかけない、フィンを傷つけないなど注意点を守る
  • 汚れを放置すると、電気代アップや故障の原因になる

この記事を参考に、まずはお家の室外機の状態をチェックしてみてください。そして、必要であれば適切なメンテナンスを行い、エアコンの性能を最大限に引き出して、電気代を節約しながら快適な毎日を送りましょう。

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