コンパクトなのに室内は広々、スライドドアも便利で大人気のトヨタ・ルーミー。街中で見かけない日はないほどの人気車種ですよね。
しかし、ネットで検索すると「ルーミーはやめとけ」「買って後悔した」といったネガティブな評判も目にします。購入を検討している方にとっては、非常に気になるポイントでしょう。
実は、ルーミーは2025年秋にもフルモデルチェンジが噂されています。
この記事では、現行モデルがなぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由を深掘りすると同時に、次期新型でその弱点がどう解消されると期待されているのか、最新の予想情報を基に徹底解説します。
この記事を読めば、「今、現行モデルをお得に買うべきか」それとも「新型の登場を待つべきか」という、あなたの疑問に明確な答えが見つかるはずです。
【重要】2025年秋にフルモデルチェンジ?新型ルーミーはどう変わるか【予想】
まず最も重要な情報として、ルーミーは2025年秋にもフルモデルチェンジが行われるのではないかと、多くの自動車メディアで報じられています。あくまで現時点ではメーカーからの公式発表はなく、予想情報の段階ですが、購入計画を立てる上で非常に重要なポイントです。
最大の変更点として、待望のハイブリッドモデルが追加されると見られています。 ダイハツの効率的なハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」が搭載される可能性が濃厚で、これにより現行モデルの課題であった「燃費性能」と「パワー不足」が大幅に改善されると期待されています。
エクステリアやインテリアデザインも刷新され、安全装備「スマートアシスト」もさらに進化すると予想されます。もちろん、性能が向上する分、車両価格は現行モデルよりも上昇することは避けられないでしょう。このモデルチェンジの噂をどう捉えるかが、後悔しないルーミー選びの鍵となります。
現行ルーミーが「やめとけ」と言われる理由と新型への期待
新型の予想情報を踏まえた上で、なぜ現行モデルが「やめとけ」と言われるのか、その具体的な理由を見ていきましょう。そして、それらの弱点が新型でどう変わると期待されているのかを解説します。
①走行性能が物足りない? → 新型ハイブリッドで解決に期待
「やめとけ」と言われる最大の理由が、1.0L NAエンジンではパワー不足を感じるという点です。特に坂道や高速道路、多人数乗車時には「アクセルを踏んでも進まない」と感じる場面が多く、力不足は否めません。
この問題は、次期新型で大きく改善されると期待されています。搭載が噂される1.2Lのハイブリッドシステムは、モーターによる力強いアシストが特徴で、発進時や加速時のレスポンスが格段に向上するはずです。これにより、街乗りから高速道路まで、あらゆるシーンで余裕のある快適な走りを実現してくれるでしょう。
②燃費が思ったより良くない? → ライバルを超える燃費性能に期待
現行ルーミーのWLTCモード燃費は16.8〜18.4km/L。これは、ライバルのスズキ・ソリオ(ハイブリッド搭載で19.6〜22.7km/L)と比較すると、見劣りする数値です。
この燃費問題も、新型ハイブリッドの登場で解決に向かうと期待されています。「e-SMART HYBRID」は非常に燃費効率に優れたシステムであり、ソリオに匹敵、あるいはそれを上回る数値を叩き出す可能性があります。燃費を最優先事項に考えている方にとっては、新型の登場を待つ価値は非常に大きいと言えそうです。
③内装の質感がチープ? → 新型での質感向上に期待
現行モデルは、ダッシュボードなどに硬いプラスチックが多く使われており、「内装が安っぽい」という声も少なくありません。価格を考えれば仕方ない部分ですが、物足りなさを感じるユーザーがいるのも事実です。
フルモデルチェンジでは、内外装のデザインも一新されると予想されます。近年のトヨタ車・ダイハツ車のデザイン進化は目覚ましく、新型ルーミーでもよりモダンで質感の高いインテリアが採用されることが期待されます。
④乗り心地が硬くて安っぽい? → 新プラットフォームでの改善に期待
乗り心地の硬さや、ロードノイズの大きさも指摘されるポイントです。背が高いボディを支えるため、足回りが硬めに設定されており、路面の凹凸を拾いやすい傾向があります。
この点に関しては、新型で採用されると見られる新しいプラットフォーム(DNGA: Daihatsu New Global Architecture)の性能に期待がかかります。ボディ剛性の向上やサスペンションの改良により、乗り心地や静粛性がどれだけ改善されるかが注目ポイントです。
⑤安全性能は十分? → 次世代スマートアシスト搭載に期待
現行ルーミーの「スマートアシスト」も十分な機能を備えていますが、ACC(アダプティブクルーズコントロール)がターボ車にしか設定されないなど、最新のライバル車と比べると見劣りする部分もありました。
新型では、安全性能も大幅にアップデートされると予想されています。より高性能な次世代の「スマートアシスト」が搭載され、ACCが全車速追従機能付きになるなど、運転支援機能の向上が期待できます。安全性を重視する方にとっても、新型は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
【結論】今ルーミーを買うべきか?待つべきか?
メリット・デメリット、そして新型の予想情報を踏まえて、あなたが今どうすべきかを判断する材料をまとめました。
今「現行モデル」を買って後悔しない人
- とにかく初期費用を抑えたい人: 新型が登場すれば、在庫となっている現行モデルが値引きされる可能性があります。最新性能にこだわらず、安く手に入れたいなら絶好のチャンスです。
- シンプルなガソリン車が好きな人: ハイブリッドシステムは複雑で、将来的なメンテナンス費用を気にする方もいます。構造がシンプルなガソリン車が良いという方には、現行モデルがおすすめです。
- すぐに車が必要な人: 2025年秋まで待てない、今すぐ便利なスライドドア車が欲しいという方は、迷わず現行モデルを選ぶべきでしょう。
「新型モデル」の登場を待つべき人
- 走行性能や燃費を重視する人: 現行モデルの最大の弱点が解消されると期待されるため、これらの性能を求めるなら待つ価値は十分にあります。
- 高速道路を頻繁に利用する人: 進化したACCなど、長距離運転を楽にしてくれる機能の恩恵は非常に大きいと予想されます。
- 最新のデザインや安全性能が欲しい人: どうせ買うなら新しくて良いものが欲しい、という方は、間違いなく新型の公式発表を待つべきです。
ライバル車「スズキ ソリオ」との比較(現行モデル)
ルーミーを検討する上で、永遠のライバルであるスズキ「ソリオ」との比較は欠かせません。ここでは現行モデル同士で比較します。
項目 | トヨタ ルーミー (現行) | スズキ ソリオ (現行) | 特徴 |
---|---|---|---|
価格帯(税込) | 156万6,500円~ | 164万7,800円~ | ソリオの方がやや高めの価格設定。 |
燃費(WLTC) | 16.8~18.4km/L | 19.6~22.7km/L | ソリオが圧勝。全グレードでハイブリッドが強み。 |
エンジン | 1.0L NA / ターボ | 1.2L NA + HV | ソリオは全車ハイブリッド。パワフルさでも有利。 |
安全性能 | スマートアシスト | スズキセーフティサポート | 機能は同等レベルだが、ACCの性能はソリオが優れる。 |
将来性 | 新型で逆転の可能性 | 現行モデルが最新 | ルーミーは次期新型で燃費・パワーを逆転する可能性あり。 |
【現時点でのまとめ】
現行モデル同士で比較すると、燃費や走行性能の面でソリオに軍配が上がります。しかし、次期新型ルーミーは、これらの点でソリオを上回るポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
ルーミーの評判に関するよくある質問(Q&A)
最後に、ルーミーに関するよくある疑問にお答えします。
- Q兄弟車のトール、ジャスティとの違いは?
- A
ルーミーは、ダイハツが製造する「トール」をベースにしたOEM車です。そのため、基本的な設計や性能は同じで、スバルからも「ジャスティ」として販売されています。違いはエンブレムやフロントグリルのデザイン、グレード構成などが少し異なる程度です。以前はトヨタ内で「タンク」という兄弟車もありましたが、2020年にルーミーへ統合されました。現在もダイハツ・トールとスバル・ジャスティは継続して販売されています。
参考:軽スタジオ
- Q中古で買う場合の注意点は?
- A
中古のルーミーを狙う場合、年式による安全装備の違いに注意が必要です。特に2020年9月のマイナーチェンジ以前のモデルは、ACCが設定されていないなど、現在のモデルより安全性能が見劣りします。また、人気車種ゆえに走行距離が伸びている車両も多いので、年式と走行距離のバランスを見極めることが大切です。もちろん、修復歴の有無や、パワースライドドアなどの装備が正常に作動するかも必ず確認しましょう。
まとめ:あなたの使い方に合うなら最高の相棒に。新型の動向にも注目!
今回は、トヨタ・ルーミーが「やめとけ」と言われる理由と、次期新型の予想情報について解説しました。
現行モデルは、パワー不足や燃費性能といった明確な弱点を抱えているのは事実です。しかし、それを補って余りある「コンパクトなサイズ感」と「圧倒的な室内空間」という魅力で、多くのユーザーから支持されてきました。
そして2025年秋、その弱点を克服すると期待される新型ルーミーの登場が噂されています。まさに鬼に金棒とも言える進化を遂げる可能性があり、今後の公式発表から目が離せません。
あなたの予算や車が必要なタイミングに合わせて、「お得な現行モデル」か「高性能が期待される新型モデル」か、じっくり検討してみてください。この記事が、あなたの後悔しない車選びの一助となれば幸いです。
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