クリックポストで宛名ラベルを印刷しようとしたら、紙詰まりやインクかすれで失敗…。「再印字したいのにボタンがない!」と焦ってしまった経験はありませんか?
「もう一度お金を払わないといけないの?」「返金手続きは面倒…」など、次々と不安が頭をよぎりますよね。
ですが、結論から言うと、何も心配いりません。
この記事では、クリックポストの印刷に失敗しても料金がかからない理由から正しい対処法、そして多くの人が勘違いしているポイントまで、分かりやすく解説します。
【大前提】クリックポストは発送しない限り料金はかからない!
まず、最も大切なことをお伝えします。クリックポストの運賃は、あなたが荷物を郵便ポストに投函、または郵便局の窓口に差し出し、郵便局員がバーコードをスキャンして「引受」処理を完了した時点で初めて発生します。
つまり、自宅での印刷に何回失敗しようが、宛名ラベルを印字したけれど使わなかった、という場合でも、荷物を発送しない限り料金は一切かかりません。
この大原則を知っていれば、印刷トラブルが起きても焦る必要はなくなりますよね。返金手続きも、基本的には不要です。この安心感を前提に、具体的な対処法を見ていきましょう。
参考1:クリックポスト公式サイト
参考2:クリックポストのQ&A(日本郵便)
印刷に失敗したときの正しい対処フロー
印刷に失敗してしまったら、以下の2ステップで落ち着いて対処しましょう。
ステップ1:マイページから「再印字」を試す
まずはクリックポストのマイページにログインし、該当の申し込み情報の横にある「再印字」ボタンを押してみましょう。多くの場合、これで問題なく再度ラベルを表示・印刷できます。
ここで注意したいのが、ラベルの有効期限です。クリックポストのラベルには有効期限があり、支払い手続きが完了した日の翌日から起算して7日間と定められています。
この7日間を過ぎると、そのラベル情報は無効になり発送できなくなるので注意してください。逆に言えば、7日間は猶予があるということです。プリンターの調子が悪い場合は、日を改めて試すことも可能です。
ステップ2:「再印字」できない場合は、新たに申し込む
「再印字ボタンが見当たらない」「押しても反応しない」という場合は、無理に解決しようとせず、シンプルに新しい申し込みをしましょう。
「え、また決済するの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。前述の通り、印刷に失敗した古い方の申し込みは、発送さえしなければ料金は発生しません。そのまま放置しておいて全く問題ありません。
このとき、過去の発送履歴から宛名情報をコピーして新しいラベルを簡単に作成できる「再作成」機能を使うと便利です。マイページの「発送履歴を見る」から該当の履歴を選び、「再作成」ボタンを押せば、再度情報を入力する手間が省けます。
ただし、「再作成」はあくまで入力の手間を省くだけの機能であり、決済は新たに行う必要があります。
なぜ?クリックポストで「再印字」ができないケース
「そもそも、なぜ再印字ボタンが消えてしまうの?」と疑問に思う方もいるでしょう。考えられる主な原因は、ブラウザの誤った操作です。
ラベルが表示されたPDF画面や、その前の画面で、ブラウザの「戻る」ボタンやページの「更新(リロード)」ボタンを押してしまうと、クリックポストのシステムが正常に動作しなくなることがあります。
システムのセッション情報が途切れてしまい、マイページに戻っても正しく状態が反映されず、「再印字」ボタンが表示されなくなってしまうのです。
印刷に失敗した際は、慌ててブラウザのボタンを押さず、まずはマイページに戻って状況を確認する癖をつけると、こうしたトラブルを避けやすくなります。
【例外】万が一、二重で料金が発生した場合の返金申請
基本的には不要な返金申請ですが、例外的なケースも考えられます。
例えば、「印刷に失敗したと思ったラベルで荷物を発送し、さらに新しく発行したラベルでも別の荷物を発送してしまった。後から確認したら、最初のラベルも実は読み取れていて、両方の運賃が請求されてしまった」というようなケースです。
このように、本来支払う必要のない運賃が決済されてしまった場合に限り、返金申請を行いましょう。
【返金申請の手順】
- クリックポストトップページの「よくあるご質問・お問い合わせ」を開きます。
- ページ下部の「お問い合わせ」から、「お問合せ種別」で「運賃の返金等について」を選択します。
- お問い合わせフォームに、決済に使ったYahoo! JAPAN IDまたはAmazonアカウントでログインし、必要事項を入力します。
- 「お問い合わせ内容」の欄に、二重決済になってしまった経緯を具体的に記載し、送信します。
申請後、日本郵便側で調査が行われ、返金が認められれば、利用したクレジットカードなどを通じて返金処理が実行されます。あくまで例外的な対応として覚えておきましょう。
クリックポストの印刷に関するQ&A
最後に、クリックポストの印刷に関するよくある質問をまとめました。
- Qプリンターがなくても大丈夫?
- A
はい、自宅にプリンターがなくても問題ありません。コンビニのネットワークプリントサービスを利用するのが最も手軽で確実です。
セブン-イレブンの「かんたんnetprint」や、ファミリーマート・ローソンの「ネットワークプリントサービス」などを利用すれば、スマホやPCからラベルのPDFデータを登録し、コンビニのマルチコピー機で簡単に印刷できます。
- Qスマホだけでも発送準備はできる?
- A
可能です。プリンターがWi-Fi接続に対応していれば、メーカー公式のアプリを使ってスマホから直接印刷できます。
また、コンビニプリントを利用する場合も、各サービスのスマホアプリを使えば、データの登録から印刷予約までスマホ一台で完結します。パソコンを立ち上げる必要がなく、非常にスムーズです。
- Qラベルの推奨サイズは?A4のままじゃダメ?
- A
クリックポストのラベルはA4サイズで出力されますが、そのまま貼ると大きすぎます。推奨されているラベルサイズは「A6サイズ相当(約14.8cm × 10.5cm)」です。A4用紙のちょうど4分の1の大きさですね。
印刷設定で用紙サイズを「A6」や「はがき」に指定して印刷すると、ちょうど良い大きさになります。用紙の節約にも繋がります。
ただし、どんなサイズで印刷する場合でも、荷物に貼り付けるバーコード部分がかすれたり、シワになったりしないよう十分に注意してください。バーコードが読み取れないと、引受を断られたり、配送が遅れたりする原因になります。
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まとめ:クリックポストの印刷トラブルは「新規申込」で解決!
今回は、クリックポストの再印字ができない原因と、焦らずに済む正しい対処法について解説しました。
最後に、これだけは覚えておいてほしい重要なポイントをまとめます。
- 料金の心配は一切不要:荷物を発送しない限り、印刷に何回失敗しても料金はかからない。
- 一番の解決策は「新規申込」:再印字できなければ、古い申込は放置して新しく作り直すのが最も早くて確実。入力の手間は「再作成」機能で省ける。
- 有効期限は7日間:ラベルの有効期限は支払い翌日から7日間あるので、焦る必要はない。
- ブラウザの「戻る」はNG:トラブルを避けるため、ラベル表示画面ではブラウザの戻る・更新ボタンを使わないようにしよう。
クリックポストの印刷でトラブルが起きると、「お金が無駄になったかも」と不安になりますが、実際には金銭的なリスクはほとんどありません。
この記事を読んだあなたは、もう大丈夫。これからは印刷に失敗しても、「料金はかからないから、新しく作ればいいや」と、落ち着いて対処できるはずです。
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