記事内に広告が含まれる場合があります。

レンジローバーはやめとけ?買ってはいけない?壊れやすさ・後悔ポイントと対策

レンジローバーはやめとけ?買ってはいけない?壊れやすさ・後悔ポイントと対策
ランドローバー公式

レンジローバーはやめとけ?買ってはいけない?壊れやすさ・後悔ポイントと対策

レンジローバーはラグジュアリーSUVの頂点に立つ一方で維持費も桁違い。「見栄えも走破性も抜群だけど、故障が怖い」——そんな声も聞かれます。

本記事では2025年時点の最新情報を徹底チェックし、レンジローバーを買うべきかどうかを検証します。

ランドローバーは “ブランド/メーカー” の名前、レンジローバーは そのランドローバーが作る高級SUVシリーズの名前。言い換えれば、「トヨタ」と「ハリアー」の関係と同じです。

レンジローバーを「やめとけ」と言われる5つの理由

電装系トラブルと最新リコール

2025年5月13日にイヴォークPHEVなど4車種でリコールが届出されました。原因はEPIC(インバーター制御モジュール)のプログラム不具合で、最悪の場合は再始動不能となり走行できなくなる恐れがあります。過去モデルでもディスプレイ再起動や警告灯の誤点灯が報告されており、電装系は要注意ポイントです。

JDパワー調査で下位常連のブランド信頼性

JDパワーの2025年米国車両耐久品質調査(VDS)によると、ランドローバーはPP100=270でワースト5位。
※PP100は100台当たりの不具合件数で、値が低いほど信頼性が高い

業界平均202を大きく上回り、同調査でトップクラスのレクサス(162)やトヨタ(187)と明確な差が出ました。電子部品の共通化が進む今、日本仕様も例外ではありません。

エアサスペンション修理費は一撃50万円超

レンジローバーの乗り心地を支えるエアサスペンションは高価です。片側エアバッグとコンプレッサーを正規部品で交換すると工賃込みで50〜70万円に達するケースも。社外リビルトでコストを抑える選択肢もありますが、それでも20〜30万円台は覚悟が必要です。

年間維持費は国産フルサイズSUVの1.5倍

外車王の試算では、2.0Lモデルで29〜49万円、5.0L V8では45〜66万円が年間ランニングコストの目安。自動車税・重量税に加え、純正部品と輸入タイヤの価格が家計を直撃します。東京都内で年間1.2万km走行すると、ランドクルーザー300の約1.5倍に相当します。

リセールバリューと金利の壁

ガリバー直近6カ月の買取実績では、3年落ちレンジローバーの残価率は最大55.3%。一方でランドクルーザー300は約73%、レクサスLXは90%前後を維持しています。残価設定ローンは実質年率2.99%が標準で、乗り換え時に残価清算が発生すると想定以上の出費になるリスクがあります。

それでもレンジローバーを選ぶ3つのメリット

圧倒的ラグジュアリーと新内装

2025年モデルでは、一部グレードに3Dニットパネルを採用。北欧家具のような温かみが加わり、走行中の静粛性も向上しました。街中での存在感はライバルSUVと一線を画します。

3年間無料メンテナンス「ランドローバー プレミアムケア」

新車登録後3年または60,000kmまで(無料メンテナンスの上限)。なお車両本体の新車保証は同じ期間・100,000kmまで(2019MY以降) で、一部旧MYは60,000km上限となります。定期点検と主要消耗品の交換が無償。
※MY(モデルイヤー):2019MY=2019年モデルの世代

オイル、フィルター、ブレーキフルードなどが対象となり、初回車検までは予想より財布に優しい点も魅力です。
参考:ランドローバー公式

混同しやすい?保証2本立て比較

保証はざっくり2つあるため、混同しないよう以下の表にまとめてみました。

プログラム期間・距離カバー範囲補足
新車保証(メーカー保証)3年/100,000km一般部品・電装系などほぼ全域2019MY以降の日本仕様。旧MYの一部(~2018MY)は60,000km上限だったケースあり
Premium Care(無料メンテナンス)3年/60,000km定期点検+オイル・フィルター類など主要消耗品あくまでメンテ費用サポート。保証とは別枠

新車保証=“壊れたら無償修理”の枠組み
Premium Care=“消耗品をタダで交換”するサービス

この2つを合算すると「3年間/10万kmは壊れても無料修理、かつ6万kmまでは定期整備も無料」というイメージになります。

PHEVで享受できる税制優遇と実質EV走行

イヴォークPHEVはWLTP複合61kmのEV走行が可能。エコカー減税75%、環境性能割非課税、グリーン化特例の重量税軽減により、年1万km以下の街乗り中心ならガソリン仕様よりトータルコストを抑えられる可能性があります。

主要ライバル4車種との比較表

車名ブランド信頼性 (PP100)5年維持費目安3年後残価率
レンジローバー P400e270約340万円55%
トヨタ ランドクルーザー300 ZX162約220万円73%
レクサス LX600140約260万円90%
メルセデス GLE450d243約300万円60%
BMW X5 xDrive40d189約280万円62%
※維持費は都内・年間1.2万km走行、燃料単価185円/L(軽油165円/L)を前提に算出。

後悔しないためのチェックリスト

故障・点検履歴を必ずディーラーで照会

制御ソフト更新とエアサスペンション交換歴の有無が中古車選びのポイント。サービス履歴プリントの入手を忘れないでください。

認定中古車と並行輸入車のコスト差を把握

認定中古は2年保証と24時間ロードサービスが付きます。一方、並行輸入車は車検証型式が「不明」扱いになる場合があり、保険料やリセールで不利になることがあります。

5年総支出をシミュレーション

年間走行距離×燃費×燃料単価に、エアサス積立10万円/年と残価ローン金利2.99%を加え、5年後の支払総額を可視化すると判断しやすくなります。

がっかり?新型ランドローバー・ディフェンダー購入前の注意点|故障リスクから保証まで

まとめ:数字とときめきを天秤に

レンジローバーは維持費と故障リスクを“趣味”として楽しめる人には唯一無二の相棒です。一方、信頼性やリセールを優先するならランドクルーザーやレクサスLXも手堅い選択肢となります。

最後は試算した数字とハンドルを握った瞬間の高揚感のどちらを大切にするか。この記事があなたの後悔しない選択に役立てば幸いです。

レンジローバーは金持ちの車?乗ってる人のオーナー像(海外参考)・維持費・リセールも【年収・職業】

コメント

タイトルとURLをコピーしました