
初心者でも解ける!ライツアウトの解き方・攻略法|チェイス法・7パターン表あり
「ライトをすべて消すだけ」──そのシンプルなルールとは裏腹に、奥深い戦略性を秘めたパズルゲームがライツアウトです。
本記事では、初心者が確実に解ける攻略法「チェイス法」を中心に、最短手数を導くロジックや便利なツールの活用法まで分かりやすく解説します。全消灯の爽快感をあなたもぜひ体験してください。
ライツアウト攻略で押さえるべき基礎知識
ライツアウトの盤面は225=33,554,432通りありますが、数学的に解けるのは約24%(約8,388,608通り)だけと証明されています。
つまり残りの75%以上は、どんな手順を試しても絶対に全消灯できません。この“可解かどうか”を早めに見極めることで、ムダなトライ&エラーを大幅に減らせます。
最上段のライトを追いかけるチェイス法は可解か否かを確認しながら進められるため、初心者にも効率的です。
王道テクニック「チェイス法」とは?初心者でも失敗しにくい理由
チェイス法(Chase the Lights)は、上の段の点灯を最終行にだけ点灯状態を残すよう変換していくアルゴリズムです。
具体的には①2行目で「真上が光っているマス」を押す→②3行目でも同様に…と繰り返し、最後に残るライト配置(全7パターン)に応じて追加操作を行います。
可解な初期配置であれば、チェイス法を正しく使うことで必ずクリアに到達できます。操作回数は最短解より多くなりがちですが、成功率が高いため入門編にうってつけです。
チェイス法の5ステップを覚えよう
- 盤面を観察し点灯マスをメモ
- 2行目で該当マスを押す
- 行を下へシフトし再チェック
- 最終行に残った7パターンのいずれかを判定
- 対応表通りに追加操作
※対応表は後述しています
この流れだけで、可解盤面なら100%クリアが可能です。慣れるまでは紙に盤面を描き、押した場所を×印で記録して可視化すると混乱を防げます。
最後の1行のパターン表(7通り)の使い方
最終行に残るライト配置は組み合わせ的に7通りに集約されます。たとえば「□□■■■」が残った場合、最初の行で「■□■■■」を押すと矛盾なく消灯できます。
7パターン対応表:最後の行パターン → 1行目で押すマス
まずは文字列で対応を確認しましょう。「■」は点灯(ライトON)、「□」は消灯(ライトOFF)を示します。矢印右側は1行目で押すべきマスです。
- ■■■□□ → ■□□■■
- ■■□■■ → ■■■■■
- ■□■■□ → □■■■■
- ■□□□■ → □□□■■
- □■■□■ → □■□■■
- □■□■□ → □□■■■
- □□■■■ → ■□■■■
視覚派のための5×5マス例:ライト配置と押す位置を一目で確認
「×」は押すマス、■は点灯、□は消灯状態です。上段が操作、最下段がチェイス法後に残ったライト配置になります(中段3行は空行)。各例を見ながら実際に盤面で押してみると理解が早まります。
例1:■■■□□ → ■□□■■
× □ □ × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ □ □
例2:■■□■■ → ■■■■■
× × × × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ □ ■ ■
例3:■□■■□ → □■■■■
□ × × × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ □ ■ ■ □
例4:■□□□■ → □□□■■
□ □ □ × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ □ □ □ ■
例5:□■■□■ → □■□■■
□ × □ × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ □ ■
例6:□■□■□ → □□■■■
□ □ × × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ □ ■ □
例7:□□■■■ → ■□■■■
× □ × × × □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■
表と5×5例を照らし合わせると「最終行がこの形なら上段はここを押す」という対応が視覚的に理解できます。
7通りしかないので、何度か実際に操作すれば自然に覚えられます。慣れたら盤面を見ただけで押す場所がパッと浮かぶようになりますよ。
ステップアップ:最短手数を狙うロジックとツール活用

チェイス法に慣れたら最短手数を意識してみましょう。盤面と操作はGF(2)上の連立一次方程式に帰着でき、不要手順をガウス消去でそぎ落とすと理論最短が導けます。
手計算は大変なのでWebソルバーを活用し、自分の手順との差を数値で確認すると上達が早まります。
「初手の位置を変えてみる」「対角線も反転する拡張盤で挑戦」など目標を変えれば飽きることなく続けられます。
よくあるつまずきポイントと解決策
◆途中で盤面を見失う:押したマスを紙に記録するか、アプリのアンドゥ機能を活用しましょう。
◆不可解盤面に時間を浪費:チェイス法で最終行が7パターン以外なら即リセットし、別の初期配置で再挑戦を。
◆手順が長くて飽きる:3×3や4×4の小サイズで体感速度を上げてから5×5に戻るとテンポ良く遊べます。
まとめ:今日から始めるライツアウト攻略ロードマップ
- チェイス法で可解判定と基礎操作を習得
- 7パターン表を暗記し成功体験を積む
- オンラインソルバーで最短手数を研究
- サイズ違いや拡張ルールに挑戦し応用力を強化。
このステップを踏めば、初心者でも数日で中級者に到達できます。ライトがすべて消えた瞬間の爽快感を、ぜひ体験してみてください。
コメント