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BMW Z4はなぜ中古で安い?理由や購入前に知るべき注意点を解説【ダサい・壊れやすいといわれる背景も】

BMW Z4はなぜ中古で安い?理由や購入前に知るべき注意点を解説【ダサい・壊れやすいといわれる背景も】
出典:BMW公式

BMW Z4はなぜ中古で安い?理由や購入前に知るべき注意点を解説【ダサい・壊れやすいといわれる背景も】

BMW Z4という車名を聞くと、多くの人が「スタイリッシュ」「スポーツカー」「高級車」などをイメージするでしょう。実際、新車価格はグレードによっては700万円台後半から1000万円ほどになり、プレミアムブランドBMWが誇る高性能ロードスターとして注目を集めてきました。しかし、中古市場を見渡すと「意外と安い」価格帯のものが多数見つかることも事実です。一体なぜ、これほど値落ちしやすいのか、そして「壊れやすい」「ダサい」などの評判は本当なのか。本記事では、BMW Z4の中古車事情やよくある疑問を整理しながら、その魅力と注意点を徹底解説します。

BMW Z4が中古市場で安価な理由とは?

(1) 新車価格の高さと急激な価値減
プレミアムブランドならではの高級感と先進技術を備えたZ4は、新車時には高額な販売価格が設定されます。そのため初期のリセールバリュー低下幅が大きく、モデルチェンジのたびに中古相場が一気に下がる傾向があります。

(2) 高いメンテナンスコスト
輸入車全般に言えますが、部品代や工賃が国産車より高額になりがちです。修理や定期点検を怠ってトラブルが起きると、思わぬ出費を強いられることも。こうしたリスクを嫌って短期間で手放すオーナーも多く、結果として中古市場に出回る台数が増え、相場が下がりやすい側面があります。

(3) 日本のライフスタイルとのミスマッチ
オープンカー需要が限られる日本では、2シーターかつ屋根の開閉機構があるロードスターは実用性の点で不利とみなされやすいのも理由のひとつです。

<中古価格の一例>
たとえば2020年式 BMW Z4 sDrive20i(G29型)であれば、走行距離やグレード・状態にもよりますが、200万円台後半から350万円ほどで見つかるケースがあります。比較的年式が新しく走行距離も少ない個体がこの価格帯に入ってくることもあるため、「新車は高くて無理だけどZ4に乗りたい」という方にとっては狙い目の市場とも言えるでしょう。

デザイン評価:BMW Z4は本当に「ダサい」のか?

Z4のデザインは世代によって変化しています。最新のG29型はシャープなフロントマスクと筋肉質なボディラインが特徴で、「迫力がありすぎる」「少し攻撃的」と感じる人もいれば、「スポーツカーらしい躍動感が最高」と評価する人も。外観の好みは主観的な部分が大きいため、一概に「ダサい」と断じるのは難しいところです。ただ、低い車高やオープントップのプロポーションに魅了されるファンは多く、実際のオーナーからは「所有する喜びを感じる」「眺めるだけで満たされる」といった声も少なくありません。

「壊れやすい」という噂の実態(旧モデルと現行モデルの違い)

(1) 旧モデル(E85など)におけるSMGトラブル
BMW Z4の初代モデル(E85/E86世代、2002年~2008年頃)には、SMG(セミオートマチックトランスミッション)を搭載したグレードが存在しました。このSMGで油圧ポンプの故障やギアチェンジの不具合が報告されたことがあり、「Z4は壊れやすい」というイメージの一因となっています。

(2) 現行モデル(G29)ではZF製8速ATが主流
一方、2018年頃から販売されている現行モデル(G29型)では、信頼性に定評のあるZF製8速ATが採用されています。SMG特有のトラブルはほぼ関係なくなり、ユーザーからの評判も良好です。

(3) 電動ソフトトップや水漏れ対策
オープンカー特有の屋根開閉機構には定期的な注油や点検が欠かせません。シールが劣化すると雨漏りの可能性も出てくるため、屋外保管が多い車両では状態確認が必須です。
ただし、こうした問題も「メンテナンスをしっかり行う」ことでリスクを大幅に下げることができます。実際、ディーラーや専門の整備工場で定期点検を受けているZ4は、故障報告が格段に少ない傾向があります。

日本市場で“不人気”とされる背景

日本人ユーザーの多くは、家族で乗る機会や実用性・維持費を重視することが少なくありません。Z4は2シーターでラゲッジスペースも限られ、維持費も高めになりがちです。さらに道路の狭さや駐車事情を考慮すると、セカンドカーや趣味の車としての需要が中心となり、市場全体のニーズとはズレが大きいのです。ただし、「オープンカーを楽しみたい」「プレミアムブランドのスポーツカーが欲しい」という方には非常に魅力的な選択肢であり、万人受けしづらい特性を持ちながらも、決して価値が低い車ではありません。

モデル別に見るBMW Z4の特徴と進化

モデル別に見るBMW Z4の特徴と進化
  • E85/E86世代(2002年~2008年頃)
    SMG搭載車が存在し、屋根の機構(ロードスター/クーペ)によって異なるメンテナンスポイントがあります。古い分、部品供給や経年劣化のリスクは高めですが、価格も大きく下がっており手の届きやすいモデルです。
  • E89世代(2009年~2016年頃)
    電動ハードトップを採用し、開閉機構がさらに複雑に。こちらも定期的な点検が重要ですが、E85に比べると走りや快適性がアップ。中古車の玉数も比較的豊富です。
  • G29世代(2018年~現行)
    ソフトトップに回帰し、重量も軽量化。ZF製8速ATの信頼性や最新の安全装備・電子制御が導入されているため、全体的に大きな不具合は少ない印象です。価格はまだ高めですが、「最新のZ4」を求めるならこちら。

BMW Z4の主要スペックと性能

【BMW Z4 sDrive20i M Sport(G29型)一例】

項目内容単位
寸法全長4,335 / 全幅1,865 / 全高1,305mm
ホイールベース2,470mm
車両重量1,490kg
エンジン種類直列4気筒 DOHC ガソリン
総排気量1,998cc
最高出力145〔197〕/4,500 (kW〔ps〕/rpm)
最大トルク320〔32.6〕/1,450-4,200 (Nm〔kgm〕/rpm)
0-100km/h 加速性能6.7
燃料消費率 (WLTC)14.1km/ℓ
タンク容量52

【BMW Z4 M40i(G29型)一例】

項目内容単位
エンジン種類直列6気筒 DOHC ガソリン
総排気量2,997cc
最高出力285〔387〕/5,800 (kW〔ps〕/rpm)
最大トルク500〔51.0〕/1,800-5,000 (Nm〔kgm〕/rpm)
0-100km/h 加速性能4.1
燃料消費率 (WLTC)12.2km/ℓ

燃費と実燃費の目安

カタログ燃費(WLTCモード)で見ると、4気筒モデルはリッターあたり14km前後、6気筒モデルは12km前後という数値が出ています。ただし、実際のオーナー報告では、市街地走行が多いと8~12km/ℓ程度、高速道路メインなら12~15km/ℓ近く出るケースもあり、個体差や走り方によってかなり幅があるようです。スポーツ走行を多用すれば燃費は大きく悪化しますが、逆に言えば「踏まなければそこまで悪くない」との声も少なくありません。

中古BMW Z4購入時のチェックポイントと維持費の目安

(1) メンテナンス履歴の確認
BMWは定期点検をきちんと受けている個体なら信頼性は高いといわれます。Z4の場合、屋根の開閉機構や足回り、電子系の不具合が報告されやすいので、整備記録を必ずチェックしてください。

(2) 使用環境の把握
海辺での使用や長期屋外駐車の有無など、車両の保管状況によって屋根やボディへのダメージリスクが変わります。

(3) 試乗での異音チェック
エンジン・トランスミッション・サスペンションなどに不審な挙動や音がないか、屋根の開閉に引っかかりがないかも重要です。

(4) ディーラーや専門ショップでの購入・保証の有無
パーツ代や工賃が割高になりやすい輸入車では、一定期間の保証がついているかどうかで安心感が大きく変わります。

(5) 維持費の目安
国産車と比較すると、定期点検や部品交換費用が2~3割ほど高いと感じる人が多いようです。たとえばオイル交換ひとつとっても、工賃を含めた総額が数千円~1万円ほど上乗せされる場合があります。ブレーキパッドやサスペンションなどの消耗品も国産車より高めですが、定期交換をキッチリ行っておけば大きな故障を未然に防ぎやすいです。

まとめ:BMW Z4の魅力と購入前に知っておくべきこと

BMW Z4は、洗練されたデザインと高い走行性能を併せ持つ本格派のオープンスポーツです。中古相場で見ると「意外なほど安い」ため、「いつかはBMWのロードスターに乗りたい」という方にとっては魅力的な存在といえます。一方で、「壊れやすい」「ダサい」というイメージや、高い維持費に不安を感じる人も少なくありません。

しかし、壊れやすさに関しては、旧モデル(E85/E86)で報告の多かったSMGトラブルや電動ハードトップの不具合が原因となっている面が大きく、現行のG29型ではZF製8速ATやソフトトップの採用で信頼性が向上しています。外観の好みは主観が強く、Z4ならではのスポーティなシルエットを「格好いい」と思う人も多いのが事実です。何より定期的なメンテナンスや正しい取り扱いをすれば、本来のパフォーマンスを長く堪能できる魅力的な車となるでしょう。

もし購入を検討しているならば、販売店やディーラーでの保証内容、メンテナンス履歴の有無などをしっかりチェックし、納得できる1台を見つけることが大切です。中古ならではの価格メリットとBMWならではの走りの楽しさを両立できれば、「なぜこんなに安いのか?」という疑問もきっと気にならなくなるはず。Z4の持つオープンエアの爽快感と、プレミアムブランドの洗練された走りを、ぜひあなた自身で体感してみてください。

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