
映画『スター・ウォーズ』とは?シリーズ解説&おすすめの見る順番を徹底紹介
「スター・ウォーズってどんな話?どこから見ればいい?」 そんな疑問をお持ちの方へ。
スター・ウォーズは、1977年に公開されたSF映画シリーズで、現在までに9作の「スカイウォーカー・サーガ」と複数のスピンオフ作品が登場しています。本記事では、スター・ウォーズの基本ストーリーや主要キャラクターを分かりやすく解説し、おすすめの視聴順(公開順・時系列順・マチェーテ・オーダー)についても詳しく紹介します。
また、簡単に視聴順を確認できる早見表も用意しました。初心者の方も、もう一度シリーズを見直したい方も、この記事を参考にスター・ウォーズの壮大な世界を存分に楽しんでください!
『スター・ウォーズ』とは?
- 1977年にジョージ・ルーカスが生み出したSF映画シリーズ。
- 広大な銀河を舞台に、ジェダイとシス、共和国と帝国、レジスタンスとファースト・オーダーなど、様々な勢力同士の戦いが描かれています。
- 作中で重要なのが「フォース」という不思議なエネルギー。ジェダイやシスが扱うだけでなく、フォースに敏感(フォース・センシティブ)な存在であれば、ジェダイやシス以外でも力を扱える場合があります(例:ナイトシスターやチルドレン・オブ・ザ・フォースなど)。
- 音楽はジョン・ウィリアムズが担当しており、メインテーマをはじめとする壮大なスコアが作品の魅力を一層高めています。
映画作品の三つの主要シリーズ(スカイウォーカー・サーガ)
メインストーリー(スカイウォーカー家を軸とした物語)は大きく三つのトリロジー(3部作)に分かれています。ここでは公開当時の背景や補足情報も交えつつ紹介します。
オリジナル・トリロジー
- エピソード4/新たなる希望 (1977年公開)
- 公開当初は単に『スター・ウォーズ』と呼ばれており、後の再上映時に「エピソード4」という表記が追加されました。
- エピソード5/帝国の逆襲 (1980年公開)
- エピソード6/ジェダイの帰還 (1983年公開)
主なポイント
- 物語の中心はルーク・スカイウォーカーの成長と、ダース・ベイダー率いる銀河帝国との戦い。
- ハン・ソロ、レイア姫、チューバッカなど、後のシリーズにも影響を与えるキャラクターが多数登場します。
プリクエル・トリロジー(オリジナルの前日譚)
- エピソード1/ファントム・メナス (1999年公開)
- エピソード2/クローンの攻撃 (2002年公開)
- ヨーダがライトセーバーを手に実際に戦闘を行うシーンが初登場。
- エピソード3/シスの復讐 (2005年公開)
- エピソード2と3の両方で、ヨーダは本格的な戦闘シーンを繰り広げます。
主なポイント
- アナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベイダー)の幼少期から暗黒面に堕ちるまでを中心に描く。
- ジェダイ騎士団の最盛期から銀河共和国の衰退、そして銀河帝国の成立までが物語の軸。
- オビ=ワン・ケノービ、パドメ・アミダラ、メイス・ウィンドゥ、ヨーダなどの活躍が見どころ。
シークエル・トリロジー(オリジナルの後日譚)
- エピソード7/フォースの覚醒 (2015年公開)
- エピソード8/最後のジェダイ (2017年公開)
- エピソード9/The Rise of Skywalker (2019年公開)
- 日本での公式邦題は『スカイウォーカーの夜明け』ですが、直訳すると『スカイウォーカーの台頭』に近い意味になります。
主なポイント
- エピソード6のその後を描き、新世代となるレイ、フィン、ポー・ダメロンなどが活躍。
- カイロ・レン(ベン・ソロ)の葛藤や、ルーク、レイアといった旧世代キャラクターの物語も継続。
- スカイウォーカー家の物語としてはここで一区切りがつきますが、ディズニーは新作映画やドラマを継続的に制作しており、スター・ウォーズ作品そのものはまだ終わっていません。
スピンオフ映画
「スター・ウォーズ・ストーリー」というブランド名で展開された時期もありましたが、近年では必ずしも統一されていません。以下の作品は本編(スカイウォーカー・サーガ)と密接に関連しつつも、独立した物語としても楽しめます。
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (2016年公開)
- エピソード4『新たなる希望』の直前を描き、反乱同盟軍が「デス・スター」の設計図を奪取するまでの過程を描く。
- ラストではレイア・オーガナが設計図を受け取り、直後にダース・ベイダーが襲撃を仕掛ける。このままエピソード4のオープニングへと続くため、連続視聴すると違和感なく楽しめます。
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (2018年公開)
- 時系列上はエピソード3(シスの復讐)から約10年後であり、『ローグ・ワン』の物語よりも前に位置します。
- 若きハン・ソロがパイロットとして名を上げていく過程や、チューバッカ、ランド・カルリジアンとの出会いが描かれます。
物語の大まかな流れ(時系列順の例)
- エピソード1~3(プリクエル)
- アナキン・スカイウォーカーの幼少期から暗黒面に堕ちるまで
- 銀河共和国から銀河帝国への変貌
- ハン・ソロ(スピンオフ)
- エピソード3から約10年後
- 若きハン・ソロの活躍
- ローグ・ワン(スピンオフ)
- エピソード4直前の物語(ラストでエピソード4に直結)
- エピソード4~6(オリジナル)
- ルーク・スカイウォーカーの旅立ちと帝国との戦い
- ダース・ベイダーと皇帝パルパティーンとの対決
- エピソード7~9(シークエル)
- 新世代のレイ、フィンらが活躍
- スカイウォーカー家の物語として一区切り(ただし作品群は継続)
※ 作品の鑑賞順はあくまで好みで選べます。公開順(4→5→6→1→2→3→7→8→9)で当時の映画体験に近い形を楽しむのもおすすめです。
観る順番のおすすめとそのメリット・デメリット
おすすめ視聴順の早見表
視聴順を選択すると、対応する順番が表示されます。
公開順 |
---|
エピソード4/新たなる希望 |
エピソード5/帝国の逆襲 |
エピソード6/ジェダイの帰還 |
エピソード1/ファントム・メナス |
エピソード2/クローンの攻撃 |
エピソード3/シスの復讐 |
エピソード7/フォースの覚醒 |
エピソード8/最後のジェダイ |
エピソード9/スカイウォーカーの夜明け |
公開順で観る(4→5→6→1→2→3→7→8→9)
映画が公開された順番に視聴する方法。
4 → 5 → 6 → 1 → 2 → 3 → 7 → 8 → 9
- メリット:1977年公開の衝撃的な体験を味わいながら、製作技術や設定の変遷をリアルタイム的に追体験できる。
- デメリット:物語の時系列が前後するため、キャラクターの背景を理解する順番が前後する。
時系列順で観る(1→2→3→4→5→6→7→8→9)
映画の時系列(ストーリーの流れ)に沿って視聴する方法。
1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7 → 8 → 9
- メリット:物語の流れを素直に理解しやすく、時系列のズレによる混乱が起きにくい。
- デメリット:旧作品(エピソード4~6)より新しい映像(エピソード1~3など)から観始めるため、技術面・演出面の差を感じやすい。オリジナル・トリロジーの“謎解き”要素が先に明かされてしまう場合がある。
マチェーテ・オーダーで観る(4→5→2→3→6→7→8→9)
「マチェーテ・オーダー(Machete Order)」とは、ファンの間で考案された独自の視聴順で、以下の順番で鑑賞する方法です。
4 → 5 → 2 → 3 → 6 → 7 → 8 → 9
(※エピソード1は意図的に省かれることが多い)
- メリット:
- ルークの視点を中心に物語を進めながら、途中でアナキンの過去(エピソード2・3)をフラッシュバックのように挿入できる。
- エピソード1を飛ばすことで、ジャー・ジャー・ビンクスや一部の冗長な設定を回避できる。
- 「ダース・ベイダーの正体がアナキン・スカイウォーカーだった」という事実を、エピソード5の衝撃的な展開の後に「過去編」として楽しめる。
- そのままエピソード6へ進み、スカイウォーカー家の物語を一つの流れとして完結できる。
- デメリット:
- 「エピソード1を省くかどうか」には賛否がある(ダース・モールの登場やパルパティーンの策略などを見たい場合、エピソード1を追加する選択肢もある)。
- スピンオフ映画(『ハン・ソロ』『ローグ・ワン』)をどこで挟むかの明確な指針がないため、好みで調整する必要がある。
登場人物と用語
- ジェダイ(Jedi)
フォースの「光明面」を使い、銀河の平和を守ろうとする戦士たち。代表例:オビ=ワン・ケノービ、ルーク・スカイウォーカーなど。 - シス(Sith)
フォースの「暗黒面」を使い、銀河を支配しようとする集団。代表例:ダース・ベイダー、ダース・シディアス(皇帝パルパティーン)など。 - フォース(Force)
全銀河を満たす精神エネルギー。ジェダイやシスはフォースを鍛錬し武器(ライトセーバー)や念動力などを行使するが、必ずしもジェダイやシスだけの専売特許ではない。 - 共和国・帝国・反乱同盟軍・レジスタンス・ファースト・オーダー
時代ごとに銀河を統治する勢力と、それに対抗する組織が異なる。 - ライトセーバー(Lightsaber)
ジェダイやシスの象徴的な武器。光の刃を持ち、近接戦闘の要となる。
なぜ人気があるのか?
- 魅力的なキャラクター
ルーク、レイア、ハン・ソロなど古くから愛されるキャラクターに加え、レイやフィンなど新たな世代も登場。 - フォースをめぐる哲学的・宗教的要素
- ジェダイは自己犠牲や調和、冷静さを重視する“光明面”
- シスは欲望や憎悪、支配を重視する“暗黒面”
- 近年の作品では、光と闇の二元論だけではなく、そのバランスや個々の信念に基づく使い方がより重視されるようになっています。たとえば、アソーカ・タノやカイロ・レンが示す葛藤など、善悪の境界が曖昧になる描写も増えています。
- 壮大な世界観
数々の惑星や種族、政治的駆け引き、大規模な戦争など、SFファンタジーとして幅広い要素を内包。 - ジョン・ウィリアムズによる音楽
メインテーマをはじめ、映画音楽史に残る名曲が多く、作品の世界観を一層盛り上げています。
今後の『スター・ウォーズ』展開
- 2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収されて以降、映画だけでなくDisney+でのドラマシリーズも積極的に制作されています。
- 代表的なドラマシリーズ:
- 『マンダロリアン』:エピソード6直後を舞台にした賞金稼ぎの物語。
- 『オビ=ワン・ケノービ』:エピソード3と4の間のオビ=ワンの動向を描く。
- 『アソーカ』:クローン戦争時代の元ジェダイ見習いアソーカ・タノが主人公。
- これらに加え、さらに新作映画やスピンオフ企画も進行中で、スター・ウォーズの世界は今後も広がり続ける見込みです。
まとめ
『スター・ウォーズ』は、一見するとSFアクション大作のように見えますが、実際には家族の愛憎や師弟関係、政治的策略や哲学的要素が濃厚な“宇宙を舞台にしたファンタジー”とも言える物語です。
- 見る順番は好みによりますが、
- まずはオリジナル・トリロジー(エピソード4~6)から観る“公開順”
- あるいはエピソード1~9まで物語を追う“時系列順”
が代表的な2パターン。
- スピンオフ映画やDisney+のドラマシリーズなども含めると膨大な作品数がありますが、自分の興味を惹かれたところから楽しんでみるのもおすすめです。
スカイウォーカー・サーガとしてはエピソード9で一区切りがつきましたが、今後も新しいスター・ウォーズ作品が数多く生み出される予定です。広大な銀河とフォースの世界は果てしなく、初心者からコアなファンまで、それぞれの視点で楽しめるのが『スター・ウォーズ』シリーズの最大の魅力。ぜひ一度、その壮大な世界を味わってみてください。
May the Force be with you!
(フォースと共にあらんことを!)
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