~あいち朝日遺跡ミュージアム企画展~ あいちの発掘調査2022

~あいち朝日遺跡ミュージアム企画展~ あいちの発掘調査2022

会期:2023年1月21日(土)~2023年3月12日(日)

愛知県

2022年12月21日 18時29分

愛知県内では、毎年多くの遺跡で県や市町村等による発掘調査が行われており、貴重な発見が相次いでいます。
今回の企画展は、近年県内各地で実施された発掘調査による新たな出土品や調査成果を紹介するとともに、「尾張と東三河の首長墓(しゅちょうぼ)」をテーマに、国指定史跡断夫山(だんぷさん)古墳(名古屋市熱田区)と国指定史跡馬越長火塚(まごしながひづか)古墳群(豊橋市)の出土品を公開します。
また、発掘調査の成果を身近に感じていただくため、学識者を招いたミニシンポジウムや、調査担当者による報告会などを開催し、県内の考古学の最新情報を紹介します。
この機会に、皆様の御来館をお待ちしています。

朝日遺跡公式マスコットキャラクター 「アカ」「クロ」朝日遺跡公式マスコットキャラクター 「アカ」「クロ」

みどころ
◆朝日遺跡を始めとする県内各地の遺跡の発掘調査を実施し、大きな成果を挙げてきた公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター(弥富市)の協力を得て、考古学の視点から県内の地域と歴史を概観できる展示となっています。

◆朝日遺跡(清須市)のほか、大崎(おおさき)遺跡(設楽町)、岡島(おかじま)遺跡(西尾市)、下田南(しもだみなみ)遺跡(岩倉市)、石丸(いしまる)遺跡(大府市)など、県内各地で行われた最新の発掘調査の出土品を展示します。

◆また、今回の展示の目玉として、豊橋市教育委員会が所蔵する重要文化財「馬越長火塚古墳出土品」のうち、金銅製馬具(こんどうせいばぐ)等28点(会期中に一部展示替あり)を展示します。

1 企画展
(1)会期:2023年1月21日(土)から3月12日(日)まで
休館日:毎週月曜日
(2)開館時間:午前9時30分から午後5時まで
(3)会場:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(企画展示室)
(4)観覧料:一般300円(250円)、大学生・高校生200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※学校行事(高校生以下)とその引率者、中学生、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
※常設展も観覧できます。
(5)主な展示品

 

1 棘葉形杏葉(きょくようけいぎょうよう)(国指定重要文化財)
馬越長火塚古墳(愛知県豊橋市)
古墳時代終末期 豊橋市美術博物館蔵

写真提供:豊橋市文化財センター写真提供:豊橋市文化財センター

杏葉とは、乗用馬の尻付近の帯革(おびかわ)につける馬具の一つで、トゲのある葉の形を模していることから「棘葉形杏葉」と呼ばれる。本品は鉄製の金属板にパルメット(忍冬(にんどう))文を透かし彫りし、その上に銅を重ねて、厚く鍍金(ときん)(メッキ)を施しているが、鍍金の遺存状況が極めて良く、これを所有した被葬者の地位の高さがうかがえる。

2 弥生土器 台付壺(だいつきつぼ)
岡島遺跡(愛知県西尾市)
弥生時代中期 西尾市教育委員会蔵

写真撮影:あいち朝日遺跡ミュージアム写真撮影:あいち朝日遺跡ミュージアム

この大型の台付壺は、第7次調査で発見された竪穴建物跡(弥生時代中期後半頃)から出土したもので、外面全体に赤彩を施している。岡島遺跡は弥生時代中期から古墳時代前期にかけて栄えた大集落であるが、本品と同じ形の土器は、他の遺跡では出土例がなく、全国的にみても、極めて珍しい遺物といえる。

3 須恵器(すえき) 円面硯(えんめんけん)
下田南遺跡(愛知県岩倉市)
飛鳥〜奈良時代 岩倉市教育委員会蔵

写真提供:岩倉市教育委員会写真提供:岩倉市教育委員会

円面硯は、飛鳥から奈良時代の役人が用いた硯で、硯面が円形であることからこの名がついた。円面硯が出土する遺跡は役所か寺院、豪族層の屋敷地に限られるが、特にこの硯は非常に大型で、しかも脚が動物の蹄(ひづめ)を模して作られた優品である。下田南遺跡では大規模な倉庫群も発見されており、郡衙(ぐんが)などの役所があった可能性が高い。

4 龍泉窯系青磁蓮弁碗(りゅうせんようけいせいじれんべんわん)
石丸遺跡(愛知県大府市)
室町時代 大府市歴史民俗資料館蔵

写真提供:大府市歴史民俗資料館写真提供:大府市歴史民俗資料館

外面に蓮弁の文様を有する青磁の碗。室町時代には、国内で磁器を生産することができず、この出土品も、中国からの輸入品として貴重な品物であった。石丸遺跡は鎌倉から室町時代の集落跡で、大溝に囲まれた区画から、掘立柱(ほったてばしら)建物群とともに、燭台(しょくだい)や花瓶(けびょう)のほか、花押(かおう)(僧侶、武士ら上層階級のサイン)が記された陶器類が出土している。
2 関連講演会
(1)ミニシンポジウム「尾張と東三河の首長墓〜断夫山古墳と馬越長火塚古墳群の最新発掘調査成果から見えてくるもの〜」(清須市教育委員会共催事業)
日時:2023年2月5日(日) 午後1時から午後5時まで(正午開場)
場所:春日(はるひ)公民館(大ホール)
(愛知県清須市春日東出8番地2 電話052-400-2700)
内容:名古屋市の断夫山古墳と豊橋市の馬越長火塚古墳群(馬越長火塚古墳、口明塚南(くちあけづかみなみ)古墳、大塚南(おおつかみなみ)古墳)の最新の発掘調査成果を調査担当者が報告するとともに、尾張と東三河の古墳時代の「首長墓」のあり方から当地の古墳時代後期から終末期の社会像を探ります。
講師:広瀬 和雄(ひろせ かずお)氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)
岩原 剛(いわはら つよし)氏(豊橋市文化財センター所長)
早野 浩二(はやの こうじ)(愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員)
参加費:無料
定員:600人(事前申込み不要、当日先着順)

(2)発掘調査最新成果報告会Ⅰ「三河の遺跡」
日時:2023年1月22日(日)  午後2時から午後4時まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内容:縄文時代から弥生時代の集落跡と、鎌倉時代の水田遺構が出土した北設楽郡設楽町の大崎遺跡、西三河最大の弥生集落遺跡で、銅鐸形土(どうたくかたど)製品などが出土した西尾市岡島遺跡の発掘調査成果を調査担当者が報告します。
講師:社本 有弥(しゃもと ゆうや)(愛知県埋蔵文化財センター調査研究主事)
鈴木 とよ江(すずき とよえ)氏(西尾市教育委員会文化財課元学芸員)

参加費:無料
定員:50人(要事前申込み)
※申込多数の場合は抽選
当選者には1週間前までにメールもしくは電話で通知します。
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申込みください。
申込期間:2022年12月21日(水)から2023年1月4日(水)まで

(3)発掘調査最新成果報告会Ⅱ「尾張の遺跡」
日時:2023年2月26日(日) 午後2時から午後4時まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内容:大型倉庫群とともに、円面硯(えんめんけん)(円形の陶製硯)が出土し、古代の官衙(かんが)(役所)跡とされる岩倉市下田南遺跡と、堀や大溝で区画された集落や寺院跡から、青磁碗(せいじわん)や古瀬戸(こせと)の天目茶碗(てんもくちゃわん)など多くの中世陶磁器が出土した大府市石丸遺跡の発掘調査成果を調査担当者が報告します。
講師:平松 久和(ひらまつ ひさかず)氏(岩倉市教育こども未来部生涯学習課文化財指導員)
島軒 満(しまのき みつる)氏(株式会社アコード調査部調査技師)
参加費:無料
定員:50人(要事前申込み)
※申込多数の場合は抽選
当選者には1週間前までにメールもしくは電話で通知します。
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申込みください。
申込期間:2022年12月21日(水)から2023年2月8日(水)まで

(4)講座ヒストリーカフェ「いまさら聞けない遺跡の話」
日時:2023年1月28日(土)
午後1時30分から午後2時30分まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内容:発掘調査を行うのは「遺跡」か「埋蔵文化財包蔵地」か、それとも「史跡」か。考古学ファンにはおなじみの用語について、その微妙な関係を長年埋蔵文化財の保護に携わってきた講師がお話します。
講師:梅本 博志(うめもと ひろし) (あいち朝日遺跡ミュージアム学芸員)
参加費:無料
定員:25人(要事前申込み)
※申込多数の場合は抽選
当選者には1週間前までにメールもしくは電話で通知します。
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申込みください。
申込期間:2022年12月21日(水)から2023年1月11日(水)まで

3 関連イベント
(1)ワークショップ「弥生の籠を編んでみよう」
日時:2023年3月11日(土) 午後1時30分から午後3時まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内容:手芸用のクラフトテープを使って、弥生時代の籠づくりの技術を用いながら、小型の籠を編んでいただきます。
講師:下濱 貴子(しもはま たかこ)氏(小松市埋蔵文化財センター所長)
参加費:300円(教材費)
定員:10人(要事前申込み)
※申込多数の場合は抽選
当選者には1週間前までにメールもしくは電話で通知します。
※対象は小学生以上
(小学生の参加には保護者の付添い(1人につき2人まで)が必要です。)
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申込みください。
申込期間:2022年12月21日(水)から2023年2月22日(水)まで

(2)古代体験プログラム
日時:2023年1月7日(土)から3月26日(日)までの土・日・祝日
午後3時から(各日1回開催)
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(体験学習室)
内容:1月 アンギン編み※体験(所要時間45分、教材費50円)
2月 土人形づくり(所要時間60分、教材費600円)
3月 金ピカ馬具を作ってみよう(所要時間30分、教材費700円)
※アンギン編み:縄文時代から日本に存在したとみられる編み物の技法
定員:各回先着10人
申込方法:当日、ミュージアム受付でお申し込みください(事前予約はできません)。

4 その他
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館に際しては、以下の点に御協力をお願いします。
・マスク着用
・入館時の検温及び手指消毒
・平熱と比べて高い発熱がある場合等の来館自粛
※詳細は下記公式Webページを御確認ください。

5 申込み・問合せ先
あいち朝日遺跡ミュージアム
住 所:〒452-0932 愛知県清須市朝日1番地
電 話:052-409-1467(休館日を除く午前9時30分から午後5時まで)
メール:asahi-site-museum@pref.aichi.lg.jp
公式Webページ:https://aichi-asahi.jp/

 

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